フランスの医療システム2


生まれてくる子供は誰のためのものか?待ち望んでいる夫婦のものであり、孫を期待するその両親、もちろん生まれてくる子供は人として独立した個人であるので子供自身のためとも言える。しかし、新しく生まれてくる子供たちは次の世代の国の政治、経済、産業、科学、文化を担う原動力であり、これ無くしては国の繁栄はない。
などということを実感させてくれるほどフランスでの出産に対するサポートは大きい。
妊娠、出産にかかわる診察、検査は全て医療保険でカバーされる。しかも100%である。すなわち医療保険の基本料金しか請求しない病院で診察を受けるならばまったく費用がかからないのである。妊娠が確定し、妊娠14週目までの医療保険事務所への申請によりこの権利が発効し、その中には毎月の定期診察および血液などの検査、出産、出産後の診察、出産後3ヶ月までの新生児の診察が含まれている。さらに初期の段階では父親の検査も含まれている。
さらに家族手当、allocation familialeという制度があり、妊娠が確定すると新しく生まれてくる子供のための手当てがもらえるのである。これは年収に応じて給付される金額が異なるのだが多かれ少なかれもらえるのである。この補助金、出産後にも条件によっては子供の養育資金として引き続き給付される。このような大きなサポートと同時に毎月の診察、検査が義務付けられている。

以上のような大きな恩恵を受けるにはいくつかの手続きが必要となる。

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