妊娠期間


フランスでも日本でも妊娠している期間は同じである。フランスの赤ちゃんの方が長くあるいは短くお腹の中にいるというわけではない。妊娠開始とそこからの数え方が違うのである。日本では妊娠何ヶ月とか何周目というかぞえ方の基準となる開始日を最終生理の最初の日としているが、フランスではさまざまな検査、診察結果をもとに受精があったと思われる日を推定し、そこからの月で数える。受精が行われるとするとそれは排卵以降なので日本式と比較して2週間程度のずれがある。満週間で数える方式では最終月経からの計算になる。これはWHO提唱による世界共通方式。いわゆる日本の古式のかぞえかたとフランス式が混乱すると一体いま何週目、何ヶ月目というのがわかりにくい。こちらでの診察をもとに日本の妊娠向け雑誌や書籍を見ると間違うことがある。
医者が言う妊娠開始推定日、date probable du debut de grossesseと言うのは受精日にあたる。通常、診察などでは確定できるものではない。体の中で静かに起こるものである。間接的には超音波製造での胎児の大きさ、最終月経や排卵時の体調など問診などから推定する。受精日を確定できる確かな行為の日がわかれば、確実である。排卵と行為、受精には2日ほどしか時差がないはずである。なので医者の問診ではその近辺で確実そうな「した」日を聞かれる。夫婦揃って医者の前であれこれ相談しながら答えるのはとても恥ずかしい。当然誤差もある。誤差は後々14週目ころの精密な超音波検査で修正される。程よく育った胎児の各種寸法と膨大な統計データから算出される。

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