運転免許の切り替え


日本で運転免許を持っている場合、フランスで自動車を運転する方法は全部で5つある。

1.日本で作成した国際免許で運転
これをもってフランスで運転することは可能である。ただしこの免許が有効なのは旅行などで滞在するもののみで在住者はこの免許が執行してしまう。何を持って在住とするかというと住所が確定あるいは滞在許可取得となる。

2.日本の運転免許で運転
日本の免許証は日本のもので国内だけで有効なのであるが、この免許にフランス語の法定翻訳を添付することで有効となり運転可能になる。法定翻訳はフランスの職業翻訳家による証明付き法定翻訳または日本のフランス大使館で発行してもらえる免許の翻訳である。これでフランス在住から1年は有効である。もちろんフランス国内のみである。ヨーロッパ各国は地続きであることをお忘れなく1年経過するともう無効でこの方法で有効期限を更新する方法はない。当然、この期間中は日本の免許が有効である必要がある。

3.日本の免許からフランスの免許への切り替え
日本の免許からフランスの免許へ書類手続きだけで切り替えることが可能である。しかもフランスの免許はEU域内各国有効であるのでとても便利である。記載事項に変更がない限り有効期限も更新もないので一度作ればそのままいつまでも使える。

4.フランスで免許を取る
自動車学校へ行って試験を受けて、フランス人と同じ道で免許を取ることはもちろん可能である。日本ほど面倒ではないがそれでも20時間相当の講義と教習がある上、教習はいきなり路上である。

5.無免許運転!

まっとうなプロセスを通るならば上記の1から3までを用意することになる。
日本では国際免許を作成しておき、可能であれば法定翻訳も作成しておく。
フランス渡航後は日本の国際免許で運転可能で、翻訳付き日本の免許も有効である。
しかるべき後にでもフランスの免許への切り替えを行ない全て終了という過程である。

免許切り替え手続きの詳細を紹介するがこれはかなり注意が必要である。これは我々が住むYvelinesでの場合で地方によっては若干異なったりこれ自体改定されることがある。

必要な書類は以下の通り。
日本の運転免許とそのコピー
その法定翻訳
滞在許可書
顔写真3枚
住所を証明する書類(電気ガスの請求書など)

これらを持って県庁へ行き切り替え手続きを行う。費用は無料である。
ただし、EU域内他国の免許を所持している場合フランス国内でもそれがそのまま有効となり、その他の国の免許の場合には在住したその年内にはフランス免許への切り替えを行うことが可能である。この条件や書類に不備が合って切り替えが認められない場合、運転試験や運転教習が課せられる場合がある。そして滞在許可証は切り替え申請時に3ヶ月以上の有効期間が無ければならない。
我々は最初の条件と滞在許可証の切り替えの関係で1ヶ月半切り替え免許発行まで待たされた。
そして申請から発給まで間がある場合、日本の免許と翻訳を返してもらわないとその期間うっかり警察に免許の提示を求められたとき大変である。
切り替えが無事済むとフランスの免許が手渡される。日本やアメリカのような良く出来たカードではなく紙である。大切にしないとくしゃくしゃになる。実際フランス人が持っている免許証はみなぼろぼろである。更新が無いため写真も人相が違ったりする。この時点で日本の免許はフランス側に取り上げられてしまう。日本の免許番号等の情報はフランスの免許の備考欄に記載されている。

余談であるが免許を切りかえる前の日本の国際免許はフランス以外では依然有効であり、ヨーロッパ各国、アメリカなどで使用できるのであろう。一方フランスの免許に切り替えてしまった後では日本の免許自体が無くなってしまっているので国際免許が無効になるのでは?フランスの免許はヨーロッパで有効であるがアメリカでそして日本で運転するにはフランスの国際免許が必要である。

写真のようにフランスの運転免許は紙である。

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