日本出国前にに必要な手続き


フランスへはビザなしで渡航することが出来るが観光目的でも3ヶ月以上滞在する場合にはビザが必要であり、滞在許可証が必要である。また仕事をするには労働許可証が必要である。
フランスで仕事のために滞在するのをまずはじめに正当化する許可が労働許可である。我々の場合、受け入れ側のフランスの会社で手続きを全て行ってくれたのでほとんど何もしていない。なにしろアメリカ系企業の日本支社からフランス支社への転勤である。会社に提出した書類といえば、夫の履歴書、学歴証明(大学の終了証明)、夫、妻の出生証明、顔写真、それくらいである。フランスで外国人が労働許可を得るのは大変難しいそうであるが、受け入れ側がそれを正当化する理由を申請し、身元を保証してくれれば話は早いのである。

そして準備が整ったところでビザの取得である。受け入れ側の証明を持って長期滞在の許可が下りるのであるが、日本国内、フランス大使館ではフランスでの滞在許可証は発行していない。まずは就労可能なビザを取得するのである。本来ならば受け入れ側の証明書類や労働許可申請書類とともに大使館へ出頭してビザの申請を行うのだが、この段階も受け入れ側の会社で行ってもらっていた。したがってフランス政府からの通知書の到着が突然ありそこからビザ取得が始まった。この最初に来た通知というのがフランスから直接届いたものであったが内容がとてもそっけなく、赤い小さな紙に就労ビザ発給の準備が整ったので大使館まで来られたしとの旨を記すのみである。しかも全部フランス語。大使館の所在も電話番号もない。電話帳で番号を調べ確認すると必要なのはパスポートと写真くらい。必要な重要書類は全てフランス側の会社を通して既に届いているのである。大使館窓口が開いているのは午前中のみ。

東京にある大使館はよい立地条件で趣のある建物であるが、受付の窓口はその片隅にあるガラス張りの小屋である。何かあれば真っ先にテロリストの標的になるのが大使館である。大使館ではビザ取得のため書類に記入するのみである。記入例が壁に一枚あるだけでそれを頼りにすべてフランス語で記入するのである。氏名、生年月日、国籍からはじまり、フランスでの受入先、渡航予定日などである。記入が終わると引き換えに健康診断票を渡される。大使館と契約している病院での一般的な健康診断があるのである。

健康診断の結果を持って再び大使館に戻ると後は待つだけである。この時点で手数料を支払う。金額は700フランくらい相当の日本円。毎日のフランスフラン相場の変動によって大使館で支払う金額も変わる。夫の時と妻のときでは微妙な違いがあった。そしてビザが発給されうる日が知らされる。

3度目の訪問でようやくビザ発給である。受付のある小屋の外の窓口でビザは発給される。ビザそのものは複製防止の細工がなされた派手なステッカーであり、パスポートの1ページに貼付される。これは表記上3ヶ月有効となっているが、フランス渡航後8日以内に県庁にて滞在許可証の発行を受けねばならない。

滞在許可書は本当に必要なもので不可欠であるが、その他で用意した方がよいと思われる書類を以下にリストにしてみると。
戸籍謄本およびそのフランス語訳:日本で出生、婚姻、家族の証明を行うにはこれである。
日本の自動車免許証のフランス語訳:フランスで免許ととるときに必要。
国際自動車免許証:とりあえず自動車を運転する為に。
子供の母子手帳のフランス語訳:予防接種履歴はきちんと管理しないと。

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