粉ミルク



フランスの粉ミルクはいろいろなメーカーから多種製品が販売されているが、メジャーなところではDanoneのBledilait、NestleのNidalなどがある。恐らくメーカによっての品質や成分の違いなどそれほどないのであろう。日本にあるような特殊な成分(オリゴ糖やDHAなど)を配合していることを売りとしている製品はほとんど見かけない。
各メーカーそろって同じ種類、グレードの製品をそろえている。恐らくミルクの規格があるのであろう。1と表示されたものは新生児から月齢4ヶ月ころまでを対象としたもの、2はそれ以降に対応する。一方それに加えてHAと表示されるものはHypoalergiqueすなわちアレルギー物質を低減したグレードである。
ウチでは主治医からの指示によりNestleのNidal 1HA、1、2と使いつづけた。下の写真の製品である。気になる価格は1HAが67F(400g)、1が93F(1kg)、2は76F(1kg)となる。
ミルクの作り方はこれがまたフランス流となる。使用する水は水道水ではなくミネラルウオーターである。水道水には大量のミネラルおもにカルシウムが含まれており、生まれたばかりの子供には負担が大きい。ミネラルウオーターの「ミネラル」にひきつけられるのではなくむしろミネラルの少ないものが好ましいのである。面白いのはミルクカンに記載されたミルクの作り方にミルクメーカーの思惑が見えることである。DanoneのBledilaitは同グループの水であるEvianを推奨し、一方NestleはValvertの使用を薦めている。
水は哺乳ビンで直接電子レンジを使用して適温に暖められる。ボトル詰されたミネラルウオーターは十分に衛生的なので煮沸する必要はない。とはいうものの実際にはボトル入りミネラルウオーターにはかなりの細菌が含まれている。何しろミネラルウオーターには殺菌をはじめとした一切の処理が認められていないのである。輸出向けのものでは殺菌されているのもあるようだが。もちろんこれらの細菌はほとんど無害である。抗菌、除菌に命をかけている向きには適さないのである。

使用済みの哺乳ビンは消毒の必要があるが煮沸消毒はあまり適さない。水道水のミネラルの影響で、煮沸消毒後のビンの表面には白い結晶がびっしり付くことになる。次に使用するときに注いだ水がにごることもある。

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