知識活用の学習割合を高めたいと考える諸先生の紹介   
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21世紀に子ども、若者に勧めたい学問、学習方法、学習環境は何ですか?
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 応用力の学習コミュニティづくり −インターネット三田会 メッセージ
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知識活用力を育てる未来問題解決プログラム


◆知識活用力の指導の現状

基礎的な学習も必要だが、子どもの知識活用力を指導するのは誰か?


 

基礎的な学習

 優しい出題


練習問題、ドリル−学校に時間がなく、家庭も忙しく、塾が補っている


「考え方」の教育−学校が提供・建設。

                    

 

知識活用力の
学習

 不親切な出題


     量    − 不足 


「考え方」教育 − とても弱い

 

<21世紀グローバル社会で生きていく子どもたちのための教育>

家族をもつことすら大変になってくる実力による格差社会という現実があります。

たとえば、漢字、敬語、そして読解力訓練中心の学習が高校一杯続く日本の国語学習。敬語などはファミレスのアルバイトで要求されるスキルです。こみいった顧客の話を聞くテレフォン・オペレーターの仕事などでも、このような学校の国語トレーニングを受けていることは不可欠です。
子どもたちはもっと難しい複雑な仕事もしなければならないですが、日本の教育は高度化する産業界の要望によく応えていこうという俊敏さを持っていないように思います。


形ばかりの学歴取得も問題になります。学歴があった方が得ですが、転職が当たり前の時代であり、新卒就職以外は、学歴は問題とならず、前職で何を達成したか、そして達成経験の積み重ねでできる風格人格を企業は見ます。

社会が高く評価し、求める能力は2つです。

創造力(創造的問題解決力)と人間的なリーダーシップ力

<受験も変化・・さらに変わっていくはず>

日本の子どもたちがこれから社会で生き抜いていく準備を提供できていますかと、OECD国際学力調査PISAなどで批判の多い日本の教育内容。後進国型と言われ続けてきた日本の教育も大きな変化の時期にあります。

気の利いた私立学校では、生徒のリテラシー・知識活用力を判定する入試問題を研究しています。

すでに公立中高一貫校では、ありふれた学力テストを脱して、適性試験をやって、生徒の生きる力を判定しています。


知識の活用ができる力量が求められています。

<学習の問題の2種類・・・日本は「優しい問題」ばかり>

2種類の出題という言い方があります。

「優しい出題」・・解答するための情報があらかじめ全て与えられている(解答すべき問題がキチンと差し出され、そして正解が決まっている)出題。
「この平行四辺形の面積を求めよ」「計算、漢字」「川や都市の名前」のような出題。

「不親切な出題」・・情報不足で問題を自ら組み立てて解答を考えていく出題。
「あなたが選んだ職業で成功するために必要な要素は何か」が1例。

「不親切な出題」の学習では、解答するための情報が不足しているので、仲間と話し合って、自分たちが何を知っていて何を知らないのかを確かめ、だから何の情報を収集しなければならないのかを決める。そして課題の解決を進めていきます。

知能テスト(IQ)は、「優しい出題」に対する学力を測定していますが、実際の社会の中で求められる賢さとは「不親切な出題」に対する回答能力。しかし、日本の教育では、教育の投入時間でも、学力測定でも、優しい(かつ、易しい)出題にほとんどの勢力を傾けています。

 

<優しい問題ばかりになる理由>

ある先生は次のような発言をします。「小学校の子どもたちは、実験をしたり、社会の中で観察をしたりする学習は好きですが、それをじっくり追求していく(問題解決的な授業を進めていく)時間的余裕がないために、知識重視の受け身の学習が多くなり、勉強嫌いで学習意欲の低い子が増えていると思います。知識中心の学力でよかった時代は終わり、あふれる情報の中で、自分で考え判断する力が必要な時代になってきているのに、対応がついていない」と。

生徒とインタラクティブに接し、そして手のかかる学習になること、さらに、日本の教育大学が「不親切な出題」を教える教師養成をうまく行えていなかったことが大きな理由だと思います。

 

わたしたちFPSPは、日本の子どもたちが21世紀の社会で生きていく用意として、

子どもたちに「不親切な出題」を浴びせかけることが必要だと考えています。

FPSPでは、コミュニティ問題解決のプロジェクト学習(CmPS)と呼んでいます。

短く言えば、「小学生〜高校生の自由研究・研究論文の指導」です。

  FPSP日本未来問題解決プログラムの概要は http://www.geocities.jp/fpspjapan/futureproblemsolvingprogram.html



<FPSPの指導方法(現場、教室、通信教育、WEBラーニング)>

生徒の関心事を起点としたプロジェクト発足/

生徒と一緒に(現場で)関連情報を集めながら考える/

一緒にディスカッションしながらプロジェクトの解決を探る/

自分たちの案を実現させるよう働きかける

(創造的問題解決の基礎はケーススタディを使って勉強しておきます)

 

「知識・情報は自分で収集し理解(努力)するもの」がFPSPの第一歩ですから、知識のレクチャーはとにかく最小限に抑え、生徒の努力を後押しします。もっとも力を入れるのは、生徒が問題解決の思考プロセスを駆使できるようにすることです。

*)考え方を教えると言うよりも、考え・思考のコントロールを覚えてもらおうと思っています。

 

優しい出題でも達成感を求めて生徒は頑張りますが、FPSPの不親切な出題は、答えのある問題やシミュレーションではなく、実際の問題であり、意味があるので、本当に熱中します。生徒が直面し、どうにかすべきだと思い(頭と心の栄養になり、自分にとって生涯必要な生きる力だと直感するので)学習が動機付けられます。

 

<FPSPの学習の効果>

・創造的問題解決の思考プロセスを使える社会のリーダーの基礎が学べます

・チームコミュニケーション、情報の取材、発表会などの機会があり、コミュニケーション力が鍛えられます。

・いろいろな社会トピックを取り扱うので、社会に対する関心や責任感が開発されます

・世界のFPSPの生徒たちとの共同プロジェクトを通して、英語と国際交流の第一歩に踏み出します


◆コミュニティ問題解決プログラムの構造と働かせる能力

未来問題解決プログラムのプロセス

働かせる能力
リサーチ   創造的思考  論理的思考  チームワーク 
基礎知識を得る
関心事の領域を書いてみる
問題を挙げ、問題を掘り下げる
課題をキチンと書く
課題解決のアイディアを発想する
望ましい解決策のものさしを確認する
意思決定をする
解決策を練り上げ、実行計画とする
アクションをとる


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