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放送:1979年10月9日〜12月18日

制作:東京12チャンネル・松竹 出演:相本久美子 石田えり 竹田かほり 谷川みゆき 清水めぐみ シャンディー・ケイ 荒井注 穂積隆信 他
沖さんの役名:森又三郎


「俺たちは天使だ!」が好評のうちに終了し、沖さんも主役として顔を上げたと思ったのも束の間で、次のレギュラーがこの作品だと知って、ファンとしてはちょっとがっかりした。
もちろん主役ではない。
内容も当時の女子大生ブームに乗っかったというだけのもので、新聞評のタイトルも「たわいないヤングのマンガ劇」となっている。

『これからのドラマ作りには、女の子に人気の男性新人をゲストに起用したり、ナウなファッションで見せ場を作ったり、横浜らしいローカル色を取り入れたりといった工夫の余地が、まだまだ残っている。』

何だ何だ、沖さんは女の子に人気じゃないと言うのか?それにしても、『ナウなファッション』という言葉自体が、今となっては笑える。他にも第一回だけで『アクアラング』『ディスコ』『フィーリング』など、プッと吹いてしまうような言葉が並ぶ。
一応、横浜名物のひとつである山手十番館が主人公の家だし、未婚の母、激写モデルなど新しい女子大生らしさを出そうとしている努力は認めるが、女の子たちはいかにもお気楽で、共感できる部分が少ない。
というわけで、あえなく10回で打ち切りとなった作品ではあるが、あえて見どころといえば、大追跡でおなじみとなった横浜の景色と、「俺たちは天使だ!」でサンローランに目覚めた沖さんのファッションだろうか。
他に、第一回では「よこはまたそがれ」を熱唱(?)する沖さんの歌声が聴けること、下剤を飲んで石川町の駅のトイレに急ぐ沖さんの熱演(??)が観られるというオマケもある。
とまあ文句は言ったものの、渋谷駅の地下構内で、ポスターを堂々とはがして持ち帰ったのはこの私です。

各話のサブタイトルと放映日は以下の通り。
1. 女からの関白宣言      10/9
2. 恋愛・出産・同棲拒否    10/16
3. 男も翔びます        10/23
4. A・B・Cどこまで許す?  10/30
5. オレンジ色のラブストーリー 11/6
6. 真夜中の冒険         11/13
7. スポイルされたい私なの   11/20
8. 飛んでる女の就職戦争    11/27
9. 学園祭だぞお         12/4
10. 飛べ翔べキャリア・ギャルズ 12/18


TVガイド「お茶の間のVIP'79」より


『なぜか女子が学生に大モテ』
「最近は二枚目半の役がウケてるみたいだなあ」(横浜の「体験時代」ロケで)

最近 小学生から中・高校生まで 理想的“兄貴”と慕われているナイス・ガイ。
「体験時代」(東京12系)ではタウン誌編集長 「甦る日々」(日本テレビ系)では刑事役といったモテぶり。
「テレビは“切り花”みたいなもの。パーッとした美しさはあるけど長持ちしない。役者としては かなり無理してやてちる部分もあるんですよ」
生意気と言われそうだ この人にとっては大まじめ。
「役者ってのは いろんな役をやるのはあたりまえ。でも 今までみたいな 例えばカッコイイ刑事のようなワンパターンがいやなだけ」ということらしい。
今 テレビより映画に無性に出たいという。
「“ああ 沖雅也のXXネ”といわれるような作品にめぐりあいたいね」と 熱っぽく口に出る。
「二十七歳。甘いマスクを持ちどこかクール。女性のひとりやふたり・・・・と思うが、目下恋人ゼロとか。
「どちらかというと熱しやすく冷めやすいタイプ。どうも結婚には縁がなくって。おかげでホモの疑いまでかけられたり」。
だから ただ今花嫁募集中なのだそうな。

ヒマがあれば ひとりで海を見たり アンティーク・ショップをのぞいたり。
「人ごみでワイワイやるのが苦手なんです」