沖雅也とアルバム − NO.1「沖雅也 オン・ステージ」

〜大分文化会館での実況録音〜
四年七ヶ月ぶりに戻った故郷「大分」、ガッツな雅也、待望のファースト・ライブ・アルバム

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード ULP-2008

1.オープニング 「哀しみをこえて」
2.沖雅也のあいさつ〜「幸福への出発」
3.「君といつまでも」〜「童謡メドレー」吉沢京子とデュエット
〜〜 ゆりかごの唄/雨ふり/背くらべ/花嫁人形 〜〜
4.「嵐の夜」
5.「ふりむかないで」九州バージョン
6.「明日の虹」
7.質問コーナー
8.「幸福への出発」〜「君と二人で」〜エンディング


















1972年8月13日、大分文化会館で「沖雅也 故郷に帰る」と題されたワンマンショーが開かれた。当時発売されたLPアルバムのジャケットをみると、プレスリーのような襟の高いステージ衣装を着た沖氏が熱唱している。さすがに胸元をはだけてはおらず、横縞のシャツを中に着ている。ショーの録音だから修正もきかず、高音では思いっきり音をはずして熱唱する沖さん。

ゲストの吉沢京子さんとの会話では、
吉沢「映画なんですが、『座頭市』にちょっと出ました。」
沖「座頭市!?座頭市??」
吉沢(あまりにも驚く沖さんに)「あ、私が座頭市になったんじゃないんです」
沖「あ、京子ちゃんが座頭市じゃないの?」

と、とんでもないボケをかまして会場を沸かせている。他にも桜木健一さん(ご存じない方も多いだろうが、「柔道一直線」や「刑事くん」で当時は有名だった)や丹波哲郎さんがゲスト出演されたそうだが、その会話はアルバムには収録されていない。
質問コーナーでは、あの有名な

「最も美しいと思うことは?」
「そうですね・・・死!」

「いちばん恐ろしいことは?」
「そうですね←(これが口癖)・・・死ぬこと」

というセリフも聴くことが出来る。吉沢京子は芸能記者に沖さんがこの頃彼女に言った言葉を語っている。
「30歳になったら肉体が衰えるから死ぬんだ」

質問は更に続く。
「いままで最も嬉しかったことは?」
「今日です」
「いままで最も悲しかったことは?」
「今日です」

嬉しかった方は解るが、どうしてその日が最も悲しかった日だったのだろう。
アイドル雑誌の記事には、母親のために用意した席が「たったひとつぽっかりと空席になっていた」とあるが、そのせいだろうか。
だが、その晩実母の礼子さんが沖さんを訪ねてきた、と記事にはある。ほっとする。

このLPアルバムには大きな不満が残る。
それは、この質問コーナーの後、いきなり涙声の司会者の声が入って歌が始まり、沖さんはしゃくりあげて歌えなくなってしまうのだが、何故急に泣いているのかについては、何の説明もない。
幸いアイドル記事に詳細が出ていたので、状況は理解できたが、それは是非収録してもらいたかった。歌よりは貴重(!)だ。
記事によれば、沖さんの言葉は以下の通り。

「ぼくの故郷は、この町です。4年7ヶ月前、ぼくは父や先生や友達にみつからないようにして、この町の駅から、ただ、からっぽな気持ち、それだけで汽車に乗りました。ぼくは今日一人前になったから帰ってきたのではありません。
東京に出てから色々なことがありました。でも、ぼくはまず食べていかなければならなかったのです。
運良くみとめられて、今日、こうしてステージを見ていただくことは、何物にもたとえようのない喜びです。
ぼくは今日まで、沢山の人達に迷惑のかけっぱなしでした。ぼくのこれまでの不義理を許して下さい・・・。ありがとうございました。」

「ぼくはまず食べていかなければならなかったのです」は、当時女性誌にスッパ抜かれた、ゲイバー勤めの過去についての釈明ととれる。ショーを見た人によれば、日活からデビューした時の学歴詐称についても謝罪したという。日活では年齢を2歳逆サバ読みしてデビューしてしまったので、年月を埋めるために高校卒業としたらしい。アイドルになったその時、高校卒業よりは中学卒業を待たずに家出、そして都会での苦労という過去は、かえって女の子たちの心を引き付けた。私もその一人だった。友人のがすべて恵まれた家庭にあった(ように当時の私には思えた)中、沖さんだけが私の味方であるかのような錯覚を起こしてしまったのだ。見事にアイドルの売り出し作戦にひっかかってしまった。だが、その錯覚はかなり長い間続いた。ひょっとすると今も継続中かも知れない。
錯覚も長期間続くと現実よりも現実感を増し、私の中で増幅して行った。やがて沖さんだけが私の味方であると信じるようになり、白馬に乗って迎えに来てくれると夢見るようになってしまった。そんな頃の自分も、今となっては懐かしいが、そんな夢ばかり見ては現実回避をして、同時に孤立感も深めて行った。
その頃の沖さん自身はどうだっただろう。私が初めて実物の沖さんに会うことが出来たのは、ちょうどこのショーが開かれる少し前のことだった。人気が出て少しは天狗になっていたものの、他のアイドルとは違うものを背負っていた沖さんは、生来のものもあったかも知れないが、とても神経質になっていたし、わずかの時間で既に躁鬱の気質が感じられた。おまけに、のちに養父となった日景さんは、タレントを守るマネージャーとしての立場を超えて沖さんを隔離していたという事実もあったようだ。本来同性愛嗜好のない沖さんが、女性に目が向くのを怖れたらしい。これについては、日景さん自身の著書「真相・沖雅也」で触れられているので、誤解がないよう敢えて書いておく。

故郷の人の暖かい拍手に囲まれて、ステージで号泣してしまった沖さんは、素直な一人の青年に戻ったように、何度も大声で「ありがとうございました」と繰り返している。音楽も切れた最後の最後にもう一度「ありがとうございました」と言っている声がフェードアウトしているが、その声まで、耳を押し当てて何度も何度も聴いたアルバムだ。

沖雅也とアルバム − NO.2「青春の伝説」

沖雅也 青春の詩集
キミにそっと語りかける雅也、青春のポエム

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード ULP-2013

1.海と星 「遠くへ行きたい」
2.ふしあわせの匂い 「山羊にひかれて」
3.訣別 「さすらい」
4.初恋
5.母の伝説 「時には母のない子のように」
6.妹よ
7.激愛 「激愛」

正確な発売日は不明だが、「必殺仕置人」の頃なので、髪が長い。サブタイトルを見ればわかるように、これは詩の朗読のLPである。もちろん歌も入っているが、沖さん自身が歌っているのは「遠くへ行きたい」「さすらい」「激愛」の三曲のみとだ。苦肉の策ともいえる。この段階では沖さん自身の作詞した詩は入っておらず、朗読をしているだけなのだが、全体的には沖さんの家族や家出のことなどが書かれている。「かわいそうなアイドル」路線を狙ったものかも知れない。演歌歌手の下積み時代の苦労話などが受けていた時代だ。

1.海と星
少年は星のかけらを拾って、いつも胸のポケットに入れていた。両親が争い、父に殴られて海へ行った少年が、胸で光る星を海に投げた。海は一晩中青い光を放ち、街中が大騒ぎになる。
「だけど遠く離れてひとりで泣いていた、悲しいぼくのことは、その新聞には出なかった」
童話のようなお話。

2.ふしあわせの匂い
自分の涙で海の模型を作る少年。その模型はある日、少年の胸の中にすっぽり入ってしまった。
「それ以来、ぼくのふしあわせは、いつも海のにおいがする」

3.訣別
「父よ ぼくが十五の時に書いた遺書を ぼくは今日 破り捨てる」という強烈な始まりの詩。夜汽車に乗った少年は、父に別れを告げる。

4.初恋
初恋というより、別れの詩。
「美しい果樹園を汚したその日から ぼくはひとりの さびしい若者であった」

5.母の伝説
旅路の果てに雪女にあい、その胸に飛び込む少年。体が凍り、まさに息絶えようとするその瞬間、その女の顔をみると
「それは、ぼくが故郷に捨ててきた、ぼくの母の顔であった」

6.妹よ
妹に語りかける時、少年は不意に優しくなる。
「もしおまえに愛する人がいるのなら、にいさんはおまえたち二人のために、悲しみなしでも生きてゆける、すてきな魔法を探してあげるだろう」
7.激愛
ふしあわせは海のにおいがした少年は、しあわせもまた、海の匂いがするだろうと思う。愛する人と、その匂いの中にたたずむことを夢見て・・・。

沖雅也とアルバム − NO.3「青春白書」

キミにそっと語りかける雅也、青春のポエム NO.2

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード ULP-2015

1.不幸海岸 「太陽がいっぱい」
2.蒼い狼 「愛が終る」
3.愛の幻影
4.あなたへの旅 「女ひとり」
5.ある愛の詩 「ある愛の詩」
6.青春白書 「青春白書」
「青春の詩集」に続き、詩の朗読が主となったこのアルバムは、とうとう沖さん自身が歌っているのが「愛が終る」と「青春白書」の2曲だけになっている。ジャケットこそ横分けのアイドル時代の写真だが、裏は髪型も大人っぽくバックに流し、レザージャケットを肩にかけてお揃いのレザーパンツ、上半身は裸、金のペンダントに手には水割り。煙草までくわえて、「大人になったマサヤ」を演出している。メインの「青春白書」は以前と同じように声をはりあげる歌唱法だが、「愛が終る」は、囁くように歌って、それなりにキメている。

1.不幸海岸 「太陽がいっぱい」
誰もいない海にたった一人で行き、別れた女性を思っている。「季節は変わった」というひとことに、アイドルから脱皮した路線を狙っていたことがうかがわれる。
2.蒼い狼 「愛が終る」
「青春の詩集」で家出をした少年が、ここでは都会で生きる孤独を語っている。
「ぼくは荒野を、ぼくの生きる場所に選んだ。ぼくにとっては、闘うことが生きることだった。」
闘うたびに血を流し、傷つくたびに強くなって行く男。だが、その彼のために泣いてくれる者は、誰ひとりいなかった。激痛に似た孤独に耐えながら、傷だらけの魂をみつめて生きて行くうちに、憎むかわりに愛することを覚えて行く。
3.愛の幻影
明らかに性を謳った詩で、沖雅也は大人の男であることを証明する。「あなたのからだは、海に突き出た美しい岬のようだ」「あなたの真っ白い胸に頬をうずめて愛をささやく」そして、ふたりの愛が燃え尽きて灰になるまで抱きあっったままでいようと締めくくる。アイドル沖雅也のファンとしてこのアルバムを購入したお子ちゃまファンだった私は、映画「高校生無頼控」同様、かなりのショックを受けた。内容がショックだったのではない。沖さんが大人であることを見せつけられたような気がしたからだ。ただでさえ手の届かない雲の上の人が、さらにダッシュをかけて距離を広げていったようんが気がしたのだ。
4.あなたへの旅 「女ひとり」
京都の街を旅する二人。ここでも旅の途中でこらえきれずに彼女を抱き寄せてくちびるを重ねる描写がある。だが、これは別れへの序章になっている。
5.ある愛の詩 「ある愛の詩」
「愛しても愛しても愛しきれなかったあなた−ぼくはついに、あなたを愛しきることが、できなかったというのだろうか?」
とうとう二人に別離の時がやって来る。「さようなら」という言葉まで同時に口からもれるほど心が通っていたことを、最後の最後に気がついた二人は、お互いを許しあって別れた。
6.青春白書 「青春白書」
何度もこの最後の詩を読み返した。今でも心の中で繰り返すことがあるほどだ。
「希望が打ち砕かれ、心ははり裂けようとも、ぼくは愛する。ぼくは愛する。それが青春だ」


青春と呼ばれる時期はとうに過ぎ、もう別れにおびえることもないあなたへの愛を、希望もないまま私は今も続けている。人を愛するということは、結果を求めることではない。それはもう単純なことで、「逢いたい」それだけのことなのだと、あなたが亡くなって20年になろうとする今になって知りながら、私は今晩もこのアルバムを聴く。

沖雅也とシングル − テイチクから出た5作



「哀しみをこえて」「明日の虹」

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード US-737

作詞:千家和也 作曲:宮川泰
デビューシングルは当時の人気でそこそこ売れたらしい。テイチクのヒット賞を受賞。


「君と二人で」「幸福への出発」

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード US-754

作詞:岩谷時子 作曲:鈴木邦彦 編曲:竜崎孝路
“「小さな恋のものがたり」挿入歌”と書かれているが、ついに一度も流れることなくドラマは終った。メルヘンの世界を壊してはいけないのだ。


「青春しぐれ」「青春アパッチ」

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード US-764

作詞:小池一雄 作編曲:鈴木邦彦
ジャケットと共に幻の迷作。買う時に勇気がいった。それなのに特大ポスターもついてきた!


「孤独の青春」「夜汽車の汽笛が遠ざかる」

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード US-791

作詞:伊奈洸 作曲:都倉俊一 編曲:馬飼野康二(B面のみ) おっ、ちょっとはマシではないかと喜んだが、ヒットにはつながらなかった。友人の死を歌っているのが悲しい。


「激愛」「遠くへ行きたい」

発売元:テイチク株式会社 ユニオンレコード US-807

作詞:岡崎英生 作曲:竜崎孝路(A面)
作詞:永六輔 作曲:中村八大 編曲:竜崎孝路(B面)
テイチクから出した最後のシングル。ジャケットはカッコイイんだけどね。

沖雅也とアルバム − NO.4「孤独」

発売元:東宝レコード株式会社 東宝レコード AX-5009

きみの瞳は みはるかす水平線の そのまた向こうの夢を追っている カモメのように・・・
歌・朗読・つぶやき・・・魅力のすべてが今、あなたのもとへ!
1. ピアノ弾き
2. 道づれ
3. 雨の中の抱擁 4. 少年(沖雅也作・朗読)
5. 一週間(朗読)/少女よ
6. ひとすじの黒髪
7. 夜行列車(朗読)
8. 惜別
9. SHIKABANE(沖雅也作・朗読)
10.何も言うな
11.あいつ
12.四季おりおりに
東宝レコードに移籍後、初のアルバム。スコッチ刑事人気にあやかろうとしたのがありありで、ジャケットも内容もスコッチを意識したものになっている。

1.ピアノ弾き
ピアノ弾きの男が、店に来る男女をみながら「せめて弾いてやろう とっときの恋の歌」と歌う。ちなみに、私はほんの少しだけバイトでピアノを弾いていたことがあり、この曲を弾いて「暗いのはやめてくれ」と言われた。(余談はやめようって)
2.道づれ
旅の途中での出会いについて「人生なんてひとり旅なのだから、ゆきずりの時間を共有できるってのは素敵じゃないか」と語りかける。
「Good Luck」の発音がことさら必要以上に日本的発音なのが気になるが、出来もしない英語(と決めつける)をキザに言うより、誠実な感じがする。要するにファンの贔屓目。
3.雨の中の抱擁
「何もかも俺が 悪いのだけれど この手が素直になれないのさ」という、ドメスティック・バイオレンスを主題にした・・・ではなく、弱い男の歌。囁くような歌唱法に切り替えて歌唱力をカバーすることに成功。テイチクより東宝の方にスタッフの努力がみられる。
4.少年
家出した時の心境をつづった詩。アルバムNo.2「青春の詩集」に共通するものがあるが、沖さんが自身の詩を朗読している。
「朝焼けに ただれた山肌に なぜか知らない 父の胸を感じた」少年は、「この町には 二度と帰って来る事はないと思った」
5.一週間
彼に手紙を書いてから初めてお酒を飲むまでの少女の一週間をつづった詩。(作・藤公之介)
「少女よ」は、無邪気な少女に恋をしてしまうロリコン・・・いや、(だからやめなさいって)戸惑いを歌ったもの。
6.ひとすじの黒髪
シングルカットされた曲。別れた女が出て行った後で、座っていた場所に長い黒髪をみつけるという、掃除の下手な女を想う曲・・・すみません、もうやめます。
7.夜行列車
夜汽車で居合わせた淋しそうな謎の女をみつめる詩。このあたりにスコッチの面影を感じさせる。
8.惜別
女性から別れを告げられた男のつぶやきを歌ったもの。途中の台詞「そうしたいのなら、引きとめはしないよ。俺のことは心配するな」はスコッチを彷彿とさせ、最後の台詞にファンは涙する。
「お前には 何んにもしてやれないでゴメンよ・・・幸せにな」
あなたに出会えてこんなに幸せになれた私なのに、何もしてあげられなくてごめんなさい。同じ台詞をそのまま返してしまうのだ。
9.SHIKABANE
当サイト「つれづれの独り言」の冒頭に掲載したこの詩は、沖さん自身の作であり、社葬の時に流れたのでご存知の方もあろう。このアルバムが出たのが1976年頃。7年後に起った一連の出来事を予言しているような内容なのがあまりにも悲しい。このアルバムを最初に聴いた当時は、スコッチ刑事で人気も出て順調にみえた沖さんなのに、何故こんな詩を作ったのか理解しかねた。というより、不安になった。この詩は尋常ではない。一体誰が沖さんを踏みつけるというのか、当時の私には予想もつかないことだった。
葬儀の後、マスコミの報道に振り回されている自分に気がついた時、この詩は胸にこたえた。「それでもいいのです」という沖さんは、まるで神様のように思えた。
10.何も言うな
上の詩の後なのに、妙に明るいイントロで始まる。幼なじみが訪ねてきて飲み明かそう、という明るい歌詞も虚しく響いてしまう。沖さんの歌唱もなぜか暗め。
11.あいつ
またもや暗転し、親友の死を知らされた男のつぶやきとなる。しかも自殺。ちなみに次のアルバムではこのモチーフをそのまま使って、一曲出来ている。
12.四季おりおりに
「それでもそれでも季節はめぐる」と締めくくり、「孤独」というテーマを際立たせる。

ここまで読めばおわかりのように、沖さんの死というものに過剰反応してしまう人にはお薦め出来ない内容であるが、スコッチ刑事というキャラクターを活かそうとした結果がこういう出来となったのだとすると、沖さんとスコッチは似ている部分がかなりあるのかも知れない。「SHIKABANE」を読む限り、この時点で沖さんは鬱の気があったと思われる。真面目で几帳面で心優しい人がかかりやすいと言われるうつ病。沖さんの場合は躁鬱病だったそうだが、この時すでに片鱗を見せていたことになる。

沖雅也とアルバム − NO.5「IN DOOR」

発売元:東宝レコード株式会社 東宝レコード AX-5014

沖雅也の部屋にあなたをご招待

1.季節がひとつ
2.屋根裏部屋
3.俺の噂(詩・藤公之介 朗読・沖雅也)
4.仮面舞踏会
5.何を…(詩&朗読・沖雅也
6.彼奴(あいつ)
7.IN DOOR
電話(その1)
グッドラック
季節がひとつ
別れの旅立ち
電話(その2)
8.ジャックナイフ

1.季節がひとつ
A面は歌と詩、B面は沖さんが自室にいる間の出来事という設定。まず、このジャケットの沖さんの顔を見て少し驚いた。蝋人形のようではないか。いつものようにキラキラと光ったり、鋭く射抜く目の表情が全くない。このアルバムが出たのは「俺たちは天使だ!」開始直前だったから、多忙で疲れていたのかも知れない。
1.季節がひとつ
歌が始まると思ったら、いきなり音楽に乗せて朗読である。サビの部分で初めて歌い出すのだが、何となく不自然。B面でもう一度同じ曲が流れるが、こちらは最初から歌っている。
2.屋根裏部屋
泣きそうな声で歌い上げる。こうして声の出し方で歌唱力をごまかすとは、さすがは役者だ、と感心するところではない。屋根裏部屋で暮らした彼女への未練を歌っているのだが、今聴けば「どこにいるんだ 煙のように消えてしまって」という歌詞が虚しく響く。「戻ってきておくれよ」という部分は叫ぶように歌う沖さん。こちらが叫びたい。
3.俺の噂
昔の彼女に対してのつぶやき。もし誰かに自分のことをきかれたら、何と言ってもらっても構わない。「俺は 心のおもむくままに生きて来たんだ」と言う詩が沖さんの声で、小椋佳の「しおさいの詩」をBGMに流れる。沖さんんが亡くなった今聴けば、どんな噂話をしてもいいよ、と沖さんが天国から囁いているようにも聞こえる。だが、待ってくれ、「俺の悪口を言いふらしてくれよ」の後に、「イビキと歯ぎしりがひどかったとか」「食事の時に よくご飯をこぼしたとか」「布団の中で 大きなオナラをするのが癖だったとか」と続くのはいかがなものか。そういう類の悪口のことを言っているのか?
4.仮面舞踏会
タイトルを見て少年隊を思い浮かべた方もあるだろうが、全く別の曲である。タメイキが「あぁぁぁ・・・」と入り、歌声は極端にエコーがきいている。何だか怪しい雰囲気の曲だ。沖さんによる「伊勢崎町ブルース」のようなものか?だが管理人は個人的にこの曲が好きである。
5.何を…
沖さん自身の詩。スコッチ刑事で人気を博し、俳優としては主役はないものの、それなりに充実していた頃のだったので、「俺は何をすればいい」と繰り返す詩を疑問に思った。まず自分の中の美醜二面性を表現し、家族や男女は愛し合い、動物は飛んだり泳いだりし、人は考えると続けて、自分はどれにもあてはまらないという印象を与える。さらに、愛したり憎んだり助けたり殺したりすることにも遠いひとりぼっちの自分を語り、
「誰にどこでいつ・・・俺は 何をすればいい」としぼりだすような声で終る。
沖さんの詩は暗くて哲学的なものが多い。そこがどうも私の琴線に触れる。当時、俳優として輝かしいキャリアを積みつつある沖さんと、何をやってもうまく行かないでいる私が同じような感覚でいたことに、深い感慨を覚えた。この人に惹かれるのは、見かけのカッコ良さや役柄だけではないのだなあ、としみじみ思った詩。
6.彼奴(あいつ)
前作「孤独」の中でで親友の死をテーマにした「あいつ」の漢字版・・・じゃなくて歌版。これもしぼりだすような声で「バカだよ あいつ 自分で命 絶つなんて」と唄われると、困ってしまう。そして台詞。「あの日から 酒がまずい」
ああ、なんてことだ。こんな大事な台詞なのに、どうしても吹き出してしまう。それは、沖さんの発音がどうしても「鮭がまずい」に聞こえてしまうからなのだ。
7.IN DOOR
苦肉の策のB面は、沖さんの自室での出来事風にまとめてある。まず、女から電話がかかって来て、彼氏との仲の相談をされる沖さん。咳払いをして「あ、ごめん」と言う細かい技や、何をしているかと聞かれて「盆栽見てた」という台詞もあり、なかなか楽しい。
「グッドラック」という、沖さんの歌の中では比較的柔らかい雰囲気の曲が流れ、今度は水割りを飲みながら(氷がグラスにぶつかる音まで効果音として入る)ラジオをつける。流れて来るのは勿論沖さんの曲。
DJの女性の「私も大ファンなんです」という紹介からさんの「季節がひとつ」が流れる。
「別れの旅立ち」はまた激しい曲。途中で台詞が入るが、ラジオを聴いているという設定の沖さんの「気障だねえ」という声が入る。
「はい、とっても素敵な・・・」と言いかけているDJの声がブチッと切れ、 今度は沖さんが別れた女性に電話する。一度目は間違い電話で「おかけになった電話番号は・・」が流れ、「あんたも大変だね。毎回同じこと言って」と言うが、二度目は彼女が出る。話しぶりから − といっても、全編にわたって沖さん側の声しか聞こえないのだが − 元彼女は他の男性と暮らしているらしい。人妻なのかも知れない。彼とすき焼きをする準備をしているという彼女に「肉屋だったら角のあそこがうまいから」などと余計なおせっかいをし、言いたいことも言わないうちに彼女は明るく電話を切ってしまう。
「もうこんな時間か」食事をするために外に出る沖さん。階段を降りる靴音が響き、いきなり勢い良く「ジャックナイフ」のイントロが始まる。
8.「ジャックナイフ」
シングルカットされ、舞台公演やテレビ出演でも歌っている曲。このアルバムでは階段を降りる音からいきなりはじまるので、沖さんんが亡くなってから非常階段を駆け上る夢ばかり見た私には、靴音が降りているのではなく、登っているように聞えて困った時期があった。歌詞の中にも「ふと振り仰ぐ高層ビルは」という部分があったりして、暫くは聴かないようにしていた時期もあった。だが、再び聴いてみると、沖さんの歌唱力をカバーするために、かなりひねった作りになっているのが面白く思えた。ヘッドフォンをして聴けば、沖さんの語りかけがダイレクトに耳に響くし、電話のシーンは自分で台詞を入れて遊ぶことも出来る。実際にやって友人に聞かせていた私を笑わば笑え。

沖雅也とアルバム − NO.6「哀情」

発売元:ビクター音楽産業株式会社 東宝レコード AX-7006

つめたい舗道に靴音が遠ざかる・・・肩先にロマンを残して・・・

1.ひとりよがり
2.嘘が好きだよ
3.つぐない
4.未練たっぷり
5.裏通りのランプ
6.四季おりおりに
(詩の朗読)
1)春の雪
2)夏の哀愁
3)秋の噂
4)冬のハーバーライト
(歌)
5)四季おりおりに
最後のアルバムとなった「哀情」は、「俺たちは天使だ!」で再び女子高生に人気が出て来た頃に発売された。ただ、タイトルからしてコミカルなCAPというよりは、孤高の刑事スコッチをイメージしたものかも知れない。例によって暗い仕上がりだ。

1.ひとりよがり
浜圭介氏が作詞・作曲をてがけた作品。沖さんの音域をよく活かしてくれている。別れた女へを思いながら「遅れをとったおまえの道に 花が咲くよに 祈っているのさ」と淋しいエールを送る歌。
2.嘘が好きだよ
沖さんはいくつかの嘘をついた。年齢をサバ読んでデビュー、本名も当時は偽名だった。ゲイバーに勤めていた過去はもちろん、日景氏のこと、学歴、生い立ちなど、十五歳で上京してから沢山嘘を塗り固めて自分を守ろうとした。このアルバムが出た頃ですら、父親の職業を「医者だった」とファンに話している。(実際はガソリンスタンド経営で、医師だったのは祖父)
「その」前日、沖さんはホテルの部屋に呼んだ娘に「小説を書いている」と嘘をついた。最後まで本音を明かせる相手に恵まれなかったのか。それとも自衛本能や虚栄心の強さからの嘘か。今となっては知る由もないが、俳優という職業自体が虚構を組み立てる仕事なのだとも言える。
「俺と一緒に死んでくれるかい」で始まり「お前の嘘が好きだよ」と締めくくるこの歌は、作曲は1と同じく浜圭介氏、作詞はなかにし礼氏である。
3.つぐない
「おまえ 泣くのはおかしいよ 俺がいるじゃないか」と言われると、かえって涙があふれてしまう。歌詞通り弱々しく、しかし包み込むように歌う沖さんは、やはり役者として歌もこなしている。ナイスジョブな一曲。
4.未練たっぷり
別れ際に未練たっぷり振り返る男は、沖さんには似合わない。すがりつく女を蹴り飛ばすか(それじゃ貫一お宮?)、「スコッチ・イン・沖縄」のラストのように、振り返らずに後ろ姿で見せるタイプの俳優だと思う。後ろ姿で演技したり、歩き方を変えるのは実に難しいことだろう。クールな一匹狼を演じさせたら他に類をみない雰囲気を醸し出す沖さんは、後ろ姿と歩き方でもそれを体現してみせた。
5.裏通りのランプ
シングルカットされ、新曲発表会もあったこの曲。東宝は本気でこの曲に賭けたらしい。競作と言うべきか、作詞・作曲のなかにし礼氏もご自分で歌ってレコードを出している。
新曲発表会では「歌よりも歌の心を聴いてください」と謙遜した沖さんだが、イントロからアコーディオンの音色でおふらんすな香りを漂わせ、なかなか雰囲気のある曲である。歌詞は十七歳で水商売をしている娘に恋をしてしまい、店の外でも会ってしまうというものなので、援助交際が盛んになってしまった今では未成年ナントカ法に触れてしまうかも知れない。いやいや、歌詞を見る限りプラトニック・ラブ。
6.四季おりおりに
詩というよりは、ショート・ストーリー仕立てになっている。
窓から外を見ると、春の淡雪が降っている。熱いシャワーを浴びてほてった体にオーデコロンをたたきこむと、窓に積もった雪を肩先にのせる・・・・想像すると、こちらの頬がほてってしまいそうだ。ここでも別れた女性への想いをつぶやいているので、それがそのまま聴いている自分の想いにつながってしまう。
「いいさ、君がそう望んだんだ。 何も言わずに黙って見送ることが
俺にとっては、最後の愛だったんだと言わせてくれ」この主人公と同じように、「この春の淡雪は もしかしたら 今の君の心の彩りか?そうなのか?」と雪が降るたびに問い返していた。
夏は夏山登山をする元気な若者の話・・・かと思ったら、そんな訳はなく、「孤独」「IN DOOR」に出てくる親友の死の詳細が明らかになる。一人の女を争って、ゆずってくれと泣きながら頼む友人に目をそらしていた男。どうしても譲れないほど好きな女だったのだ。友人はその冬雪山に挑み、二度と帰って来なかった。だが、当の女性は「今では知らない男の腕の中さ」。
秋はその女性だろうか、幸せではなさそうだという噂をききつけて、彼女の家まで訪ねて行く。幸せそうに振る舞う女性に何も言えず、伝票に伸ばしかけた彼女の手をそっと握る。彼女は急に泣きそうになるが、「いつでも飛んでくるから」という男の言葉にも、かぶりをふって去って行く。かなり勿体無い話。
冬は彼女を忘れられない男の苦悶。今の若い子には「しつこいって」と言われてしまいそうなくらい、未練をテーマに話は続く。
彼女の家に電話をしようとしてもダイヤルを回せない(この表現に時代を感じる)ので、酔いつぶれるためにグラスを重ねる男。都会の荒海を漂いながら、暖かなハーバーライトをみつめるその姿は、孤独な男の後ろ姿を浮き彫りにする。そして「四季おりおりに」の歌。

それでもそれでも季節はめぐる

沖雅也とシングル − 東宝から出た3作



「ひとすじの黒髪」「何も言うな」

発売元:東宝レコード株式会社 東宝レコード AT-4048

SideA 作詞:藤公之介 作曲:あいだじゅんこ
SideB 作詞:藤公之介 作曲:ダニー石尾 編曲:土田治一(両)
東宝は「太陽にほえろ!」の制作会社なので、ジャケットのイメージはスコッチ刑事。でもA面は繊細で優しい雰囲気で殿下風、B面は大らかな男の友情を歌ったような歌でゴリさん風。


「ジャックナイフ」「季節がひとつ」

発売元:東宝レコード株式会社 東宝レコード AT-4057

SideA 作詞:藤公之介 作曲:佐々木 勉
SideB 作詞:藤公之介 作曲:土田 治一 編曲:土田治一(両)
「ジャックナイフ」は今度こそスコッチ風の曲で、都会に生きる男の孤独を歌っている。想う女性は元恋人のトコか。「お前が・・・ほしい」という台詞がちょっと生々しい。「季節がひとつ」は出会えた喜びを素直に歌ったもの。何故前半は語りなのだ?苦肉の策?


「裏通りのランプ」「嘘が好きだよ」

発売元:東宝レコード株式会社 東宝レコード AT-4080

SideA 作詞・作曲:なかにし礼
SideB 作詞:なかにし礼 作曲:浜圭介 編曲:田辺信一(両)
大人の男の雰囲気を前面に出して最後の勝負!どちらも夜の酒場の雰囲気だが、「裏通りのランプ」では17歳にして水商売に身を置く娘への淡い思いを歌い、「嘘が好きだよ」では真面目な顔で愛してると嘘がつけるチーママランク程度のテクニックを持った女性とのひとときの愛情を歌う。

オマケ:アイドル時代に出した「声の出るウィスパーカード」

企画制作:文化放送・JCM 製造:キュープロモーション

「沖 雅也 その1」 QAA1025 「沖 雅也 その2 こんなオヨメサンを」 Q-40

当時のアイドル達が出していた小型ソノシートで、歌ではなくファンに語りかけているもの。スターが手の届かない星から、隣のお兄さんや女の子になって行った時代を感じさせる。このウィスパーカードの難点はオートリターン方式のプレーヤーでは小さすぎて再生出来ないことだった。今でも所有しているが、一度だけ友人の家で聴かせてもらっただけというのが悔しい。
その1は自分の部屋についての説明。「ベッドはセミダブル。でないと寝てる間に落っこっちゃうんだ」といって笑う声が耳に残っている。
ジャケットの言葉。「“あなたを好きです”このひとことがとうとう言えなかったために・・・このひとことを言ってしまったばかりに・・・人生のドラマは大きく流れをかえてうねって行くのだ」

その2は理想の女性像について語っていたのだが、自分とあまりにかけ離れた女性像だったので記憶から抹殺したらしい。
ジャケットには「平々凡々とした生活をバカにする人がふえてるけど、平々凡々とした生活ほどコワクてタイヘンでそしてスバラシイ幸福な生活はない・・・雅也」とある。そんな哲学的な話もしていたのだろうか。20歳の青年が言うにはあまりに大人っぽく、そしてその後の、この言葉通りではなかった沖さんの人生を考えると、とても気になる言葉だ。

以下はトコさんからの情報。私も聴きたい!と、今日も手元にあるウィスパーカードをじっと眺める管理人であります。

『ウィスパーカード その1』

「やあ こんにちは いやこんばんはかな?」とアイドル雅也全開で始まります。
「僕は病気なんかしてる暇もないくらい仕事に追われてるけどね・・・疲れちゃった(ココちょっと甘えた感じでめっちゃかわいい)」
「あッ 僕、沖雅也 よろしくね!!」と遅れて挨拶しています。
「人間ってのはぬくぬく育つだけじゃダメなんじゃないかな?花屋さんに飾ってある花だったら『温室育ち』って事でいいかもしれないけどね。まぁ人間は冷たい雨に濡れたり強い風に倒されそうになったり、もっともダメだと思うときに『くそぉ!』って踏ん張って、人をあてにしないで自力本願で行くことだな」←この哲学的な内容は沖さんの生き方をまんま表しているようで、誰かのお仕着せの言葉じゃなく沖さん自身の言葉に思えます。
「僕の住んでる部屋の事なんか話しちゃおっか! 場所は新宿区、6畳に6畳それにダイニングキッチンにバスにトイレ。ベッドはセミダブル、そうでないとね、寝てる間におっこっちゃうんだよ(笑)」
「ぬいぐるみがいっぱいあるな〜今流行ってるパンダとかね、それとかゴリラとか。後ファンに贈ってもらった千羽鶴とかもいっぱいあるな」
「白い洋服ダンスが2つ並んで置いてあります。ステージ用の衣装と普段着と分けて入ってる」まだアンティークの代物には囲まれていない頃の沖さんです(*^^)v
「バスルームは広い方だな!! トイレはバスルームの隣り!中でいつも新聞なんかは(少し溜めて〜)読んでません」
「もちろん一人暮らし」「東京に来てからずっと一人暮らしだろ!だから何でも一人でやる癖がついちまってんだな。しかし九州男児だからね、もし結婚したらまぁ家事の事は全部奥さんにやらせます!! どう、君ならやってくれる?(今回の囁きポイントはココでしょか)」
この後は宣伝コーナーです(笑)
「11月にテイチクから『青春しぐれ』っていうレコードが出るんだ、良かったら聞いてみてね!! あっそれから同じ11月に『雅也オンステージ』っていうLPが出てんの。これは東京へ出てから初めて故郷へ帰ってやったステージのもようが録音されてるわけ」
「それじゃまた会おうな!約束するよ!君も元気でね!!じゃあバイバイ」
で、約束通りその2に続くわけです(^_-)

「ウィスパーカード その2」

「よう!また逢えたね どうしてた?いいことあった?」で始まります、で「人間ってのはくよくよしないで伸び伸び生きて行くものだと思うよ!!」と続きます(なんか沖さんの口から発せられると重みがある言葉です)
「何から話そうかな〜僕はねスポーツなら何でも好きだけど一番好きなのはバスケットかな?TVで全日本の試合とか見てるとやりてぇなとか思うけどバスケットってのは団体競技だから最近は出来ないけどね」
「僕は183cmくらいあるけど…ああ!家の妹も173cmなんだよ女で!今18かな?お嫁の貰い手がないって嘆いてるよ、フン(鼻で笑う感じ)」
「あっそうだ去年映画の撮影中にバイクの事故で鎖骨折っちゃったんだ、うん、ほらココのね右のそこらへんの鎖骨(って目の前で見せてるような言い方…この辺りが囁きっぽい)指で押さえると繋いだところがよくわかるの、もう何ともないけどね」
「よく雑誌の人とかに女性観とか聞かれるけども『どんな女の人が好きかとか、sexについてどう思いますかとか』僕ってのは元々硬派な方だからね、学生時代もあんまり異性に興味を持つ方じゃなかった。だからフリーセックスとかは受け入れる事はできない」
「最近は平々凡々とした生活を馬鹿にした人がいるけども、平々凡々とした生活ほど怖くて大変で素晴らしく幸せな生活はないと僕は思うんだけどね」
「まあ僕としては30歳くらいで気持ちの優しい、身体の丈夫な、家庭を大切にする沖さんを貰いたいなあ(←あかん願望がでてしまいました(^^ゞ 『奥さんを貰いたいなあ』です)なんて漠然と思ってます。そろそろ時間みたいだから、また逢おうな!!アディオス!!」で終わりです。掻い摘んだ部分もありますがほぼ全部です。