第五回「沖雅也研究会」兼「『沖雅也よ 永遠に』第11回オフ会」

2015年6月13日(土)、今回も映画監督・脚本家の柏原寛司氏のご協力により、
人形町三日月座「Base KOM」にて「第五回沖雅也研究会」が開催されました。
今回はゲストに殺陣師の第一人者であり、長年沖さんの殺陣やアクションの指導をされていた
林邦史朗さんをお迎えすることが出来ました。
参加者は大分や徳島、名古屋の遠方からの方も含め23名と盛会でした。
参加出来なかった皆さまのために、貴重な内容を報告させていただきます。

午後1時から研究開始。
研究テーマは、「アクション・スターとしての沖雅也」です。
この日は1978〜1979年に放送された「大追跡」「姿三四郎」「俺たちは天使だ!」に特化して
各作品のアクション・シーンだけを集めてみましたが、
その前に「青春しぐれ」「青春アパッチ」の歌声を聴きたいというリクエストにお応えして、
アイドル時代の画像とともに皆さんに観ていただきました。
沖さんにしてみれば、「やめて〜 なんでこの曲なの」というところかも知れません。
個人的には、柏原監督にお聴かせするのが恥ずかしかったです(笑)。

そして午後2時30分、本日のゲスト・林邦史朗さんにご登場いただきました。
お弟子さんでありマネージャーでもある山野亜紀さんもご一緒です。
ドラマの内容を作る側である柏原監督と、
現場でアクション・シーンを作り上げる側である林邦史朗さんとのトーク。
お二人が並んだだけで、おお〜っという声が上がります。



(以下、林邦史朗さん=赤、柏原監督=青、管理人=黒で表示。敬称略)

挨拶されるなり
林「私は先生と呼ばれるのが嫌いでして。
いつも皆さんにそう言っているので、今日も『邦ちゃん』でお願いします。」
無理です。メチャクチャ呼びにくいです。
しかも柏原監督は管理人の目を見ていきなり
柏原「はい、じゃあどうぞ」
打ち合わせでは柏原監督にお任せしますということでしたのに、いきなり管理人にキューを出されました。なんということでしょう。
おずおずと、脚本家と殺陣師はどうやって連携をとるのかというお話をふると
柏原「ないですね(笑)。書く方は、ただ『ここでバン!とぶん殴る』とか書いておくだけだから」
心の中で『なんで〜 柏原監督〜 ずるい〜』
と叫びながら、今回も不肖・管理人の進行でトークが展開する羽目になりました。

「まずお聞きしますが、沖さんのアクションはいかがでしたか」
林「良かったね。あんなにアクションが上手い俳優さんはいなかったですよ」
「殺陣師というと流れを指導されるわけですが、指導は楽でしたか。長回しとか大変だと思うんですが」
林「沖さんは楽でしたね。一度で何手でも出来たから」
柏原「ひとつ殴って、ひとつ蹴ってって、ひとつひとつの動作を"一手”と呼ぶんだよ。
それを何手も出来るってことね」
「じゃあすぐに五手でも十手でも出来たということですか」
林「ああもう、十手どころじゃないね。すぐ出来たから」
「二十手ぐらいでも出来るんですか。
そうすると、受ける方の役者さんも出来ないといけないですね」
林「そうですね。でも大概立ち回りなんて、わーっと言ってやりだすと、
役者さんはある程度目立つ時があるけれど、
うちの殴られ役というか斬られ役というか(お弟子さんですね)が絡んで行くから」
「投げやすいということですか」
林「そうです」
「でも『姿三四郎』なんか一対一で役者さん同士で…指導が大変じゃないんですか。
檜垣源之助はあまり倒れないで、相手をする役の方が投げられているわけですが、
あれは受ける方の役者さんが上手くないと」
林「ああ、そうですね。怪我しますよね」
「中康次(現・中 孝舟)さんなんか延々と投げられていますが(笑)、
あれは投げられる方が上手くないと出来ないわけですね」
林「そうですね。受けが上手くないと危ないですから」
「『姿三四郎』が始まる前に勝野さんと沖さんは特訓を受けられたそうですが」
林「あったかなぁ?」
柏原「勝野氏はもともと柔道だから」
「段を持っていらしたんですよね。
沖さんは空手をやっていらしたそうですが段とかもないし…」
林「檜垣源之助の役柄は"柔術”だから。
柔術ってのは昔の組討ってあるでしょ、鎧の時代からの。
組討になって逆技とか投げ技とか色んな技が出るんだけど、
そこから柔道になったり合気道になったりしたんですよ。
柔術っていうのはもっと詳しく言うと腰廻(こしなのまわり)術と言って、短刀持って戦う術のことだから」
「沖さんは腰を落として構えるのが目立つのですが、あれは基本なんですか」
林「そうですね。あまり腰が高い人は武術やるのにに向かないですよ。
作品にもよるけど、すらっと立ってるだけじゃ嘘っぽいでしょ(笑)」
「そういうのもテレビでよく観ますが」
柏原「○○(映画会社名)の御大の時代劇だと、自分は立っているだけで周りがバタバタ倒れてくれるから(爆笑)」
「沖さんは指導された時は素直に、というか…」
林「指導っていうか『沖さん、こうやってやろうよ』というとOKって言うんだけど、
『林さん、ここんとここうでいいかな』と言ってきて
『あ、それいいんじゃない』というと、
即自分の描いている手をポンと入れてくる。それがまた映えるんだよね。
やっぱり自分なりに考えて来てるから」
「役者さんは結構そういうことがあるんですか」
林「役者さんはそういうことはあんまり言わないですよ。
私のつけた手を全面的に覚えるだけで。沖さんももちろんそうですよ。
私のつけた手をこれつまんないと言ったりとか、そういうことはないけれども(笑)、
林さんがつけた手をここで一つこういう風にやりたい、
ただ殴るんじゃなくて裏拳でもってパーンとやりたいとか、キックにしようとか。
あんな長い脚でスコーンと上段に蹴ったらカッコイイじゃないですか。
脚の上がらない人だと後ろにひっくり返っちゃうから。よくいますよ、そういう人(笑)。
リハーサルで上段蹴りでひっくり返っちゃって。本人は出来るつもりでやって(笑)」
「実際の技と、上映して観せてカッコイイ技とは違うと思うのですが」
林「そうですね。実際の技っていうのは早すぎて、観ても分からないですよね。
だから、どういう風にアレンジするかっていうのが私たちの仕事で。
それから、やられる方もどれ位の衝撃があったかというのをちゃんと表現しないといけないから。
やる方だけじゃなくてやられる方と合わないとね」
柏原「殺陣師さんの仕事では、当たっていないのがバレちゃいけないわけですよ。
それをいかにちゃんと角度も含めて、殺陣の…林さんがこう殴って来たら、
ここで見たら距離があるから殴っていないのがバレちゃう。
この距離をバレないように、ちゃんと当たっているように見せるにはどうするかっていうのは、
全部林さんたちが上手く工夫するわけ」
林「要するに縦位置って言ってね、ちょっと(山野さんを呼ぶ)、
この人がここにいて、沖さんが殴ったとしますね。
この人に当たらなくても、ちゃんと上手くやられたようにしますから。(見本をみせる)
でも、横から見ると全然当たってないでしょ(笑)。
掌が耳に当たったりすると鼓膜が破れたり、拳で殴るシーンで、本当に当たったりすると、口の中が切れたり。
○○(俳優名。もちろん伏せます)はガーンと殴っちゃって、
前歯が2本折れて他の歯もグラグラになって4本ダメになって。
そういうことがないようにするのが私たちの仕事なわけです。
だからゆっくりやって(見本を示す)、こう折りたたんでくるわけ。
この時当たる瞬間に誰かパン!と手でやってくれる?いいですか、殴りますよ」
手を打つ役にご指名があり、
スーさんは林さんの著書を二冊ひっさげて徳島からいらした甲斐がありました(笑)。
パン!という音とともに顔をそむける山野さん。
まさに殴っているように見えて、思わず声と拍手が上がります。
林「それで、こうやれば危なくないよというのを教えるわけ」
「それはカメラの位置も重要ですね」
林「そうそう、だからちょっとバレそうになったら、こういう位置から撮るの。
(見本を示すとまたもやほぉ〜、と歓声)
ちゃんと受けてくれる。(山野さんは)20年もやってるから上手いの」
「普通は出来ないですよね」
林「合わなかったらおかしいからね。殴る前に、先に殴られた形になっちゃう人とか(笑)」
柏原「我々でもアクション・シーンを書いて、ロケハンしてきて助監督が
『場所ここに決まりました』と言って来た時、場所を見て書き変えたりするんだよ。
場所によってアクションの形が変わって来るから。
だから殺陣師の方は、逆に俺たちが書いたやつを、場所ここに決まったよって言えば、
テレビは時間がないから、そこから俺たちがその場所へ行って書き換えたりする時間はほぼないから、
現場の状況を見て、殺陣師の方はその場でアクションが映える形を全部そこで考えて。
今みたいに当たる当たらないやらカメラの位置まで考えてちゃん殺陣をつけるんですよ」
林「当たる当たらないとかやられたように見えるというのは技術の問題でね。
そうでない部分で、あそこに高いところや低いところがあったり、
ここにぶち当たったら迫力が出るとか、
転んだ奴がついでにそこにあるものでガキッと殴ったら面白いとか、
そういう発想をどんどん広げて行って一つの立ち回りが出来るわけです」
「ということは、役者さんはその場で対応しなくちゃいけないわけですね」
林「そうなんです。だから器用な人とそうでない人がいて」
「『大追跡』では屋根の上を走ったりするシーンがありますが、
ああいった走りも指導されるのですか」
林「僕は走りは指導しません。戦う部分と、あとは高いところから飛び降りる時に、
こうやった方が危なくないですよ、とかは指導しますが」
「沖さんは結構高いところから飛び降りてますが」
林「あの人すごいよねえ。僕が一番ビックリしたのはそのシーン。
2階の高いアパートで下から見たらかなりの距離があるのに、
そこに人間が落ちないように手すりがあるじゃないですか、
その上を越えてコンクリートの路地に飛び降りたんです。
さすがに僕もビックリして『大丈夫?』って言ったぐらい」
「あれは飛び降り方を指導されて?」
林「いえ(笑)。『俺、飛び降りるから』って言うんで。
無理して飛び降りなくても飛び降りたように見せるごまかしがあるんです。
カメラで下から撮って、今言った手すりを乗り越えてカメラの方に落ちて来る。
それから今度地面に、足がポンと落ちてくる。
そこをフッと(カメラを)上げれば、飛び降りたように見えるわけです。
だから、出来ない役者さんにはそうやってる(笑)」
柏原「下にマットとか敷いておいて(笑)」
林「そうそう。それからもっと危ない時は脚立を置くんです。
その上にカメラを乗せて撮るじゃないですか。
その脚立を借りてちょっと乗って、そこにマットとかおいておいて、
ほんのちょっと飛び降りれば、飛び降りたように見えるじゃないですか。
カメラの脇を飛び降りれば、本当にドーンと飛び降りたように見えるわけです(笑)。
だからそれは映像のマジックで、殺陣師もそういうことをよく知ってないと、
無理させたり怪我させたりしちゃうから。」
「じゃあ、それぞれの役者さんの能力に応じて?」
林「そうそう、この人はどの位出来るのかなって考えて」
「じゃあ沖さんは昔からですから、信頼して任せて」
林「そう。○○(役者さんです)さんなんか、悪口ととらえちゃ困るけど、
本当に当てないと気がすまないんですよ(笑)。その代わり、自分でもスタントなしで何でもやる。
でも、殺陣師からしたらそれは邪道なんです。
沖さんは絶対そういうことはなかった。
やはり殺陣の本道である、当てないで当てたように見せるというところには、すごいこだわりがあった。
だって沖さんのあの長い脚で、こんな太い腿してガーンなんて蹴られたら、 一発もし入ったら大変ですよ」
柏原「現場で救急車呼ぶようになっちゃったりして(笑)。
そうなると逆に殺陣師の方の責任問題になっちゃうんですよね?」
林「そうなんです」
「じゃあ、『大追跡』の他のメンバーはどうだったんですか?
藤竜也さんとか柴田恭兵さんとか、皆さん運動神経は良くて」
林「ああ、いいですね。皆、あの人たちは上手かったです。
藤竜さんなんか日活映画からやってるから上手だよね。あの人の方が先輩でしょ?」
さすがは林先生…じゃなくて邦ちゃん。←やはり無理がある
沖さんが日活出身であることもご存知でした。
柏原「鈍いのは長谷直美ぐらいだよ(笑)」
「女の方は大変ですよね」というフォローに柏原監督は
柏原「いないから言うけどさ(爆)」
とダメ押しですが、これは愛のあるご指名なので、あえて伏字にしません(笑)。
「車のドアをわざわざ飛び越えて出たりするのは、やはり先生がご指導されたのですか」
林「いや、あれは本人たちが考えて」
「やはり役者さんはよく見せるために」
「自分たちで考えてね」
柏原「反対側に行くのに、わざわざボンネット飛び越えて行ったりさ(笑)」
「それは役者さんが自分たちでその方がカッコイイからって?」
林「そう。それとその方が意外性があるから」
「カッコ良く見せる指導も、もちろんなさるわけですよね」
林「もちろんそうです。
ただ、時代劇の場合は、同じ殴るでも空手なんかがビシッと決まらないとね。
手が曲がっていたりすると空手の場合"嘘”だしね。腰の力が伝わらないとね。
でも現代劇はダーンと殴って体が流れても、むしろ不自然じゃないのね。
変にガッと決まっちゃうと、なんかおかしいよね。
それだったら、ちゃんと空手の上段突きなら上段突きをやった方がカッコイイわけ。
この人は空手をやっているというキャラクターを入れて」
「じゃあ時代劇と現代劇では、振り付けは自ずと違って来るわけですね」
林「全然違う。時代劇は軸がぶれないことが一番大事。
昔のお侍さんはね、正中線といって、それがずれちゃうとみっともないよね」
実際に悪い例や良い例を見せて下さる林先生を間近で見られて、
ほーっという溜息があちこちから聞こえます。
林「現代劇しかやらない人は、軸がぶれて"やくざ拳法”になっちゃう」
「それはその場で直して」
林「なかなか直らない(笑)。だから時代劇は難しいの。
そうかといって時代劇ばっかりやってる人は、なんかおかしい(笑)」
柏原 「見栄切りますよね(笑)」
ここで柏原監督から実名の実例が挙がりますが、
とりあえず場内大爆笑ということだけお伝えしておきます(笑)。
「背の高い方と低い方が戦ったりすることがありますが、身長については指導に影響されますか」
林「それはその人の特徴を考えて。
背の小さい人は小さいなりに、中に潜り込んだ方が有利になるでしょ。
殴るときにひょいとよけたら空振りしちゃうし、
その瞬間に下から体当たりすれば相手がくだけたところを…とか。
立ち回りの仕方としては、そんな方法がある」
「沖さんみたいに背の高い方の場合は指導する際に何かあるんですか」
林「特別高いからってないですが、
面白いのは小さい人をひょいと自分の顔の高さに持ち上げたりしたら下が浮いちゃってバタバタして…よくあるでしょ?
そういう手というか様があります」
柏原「ただアクションもキャラクターをちゃんとを作ってやらないとダメなので、
だからボクシングなのか空手なのか、さっき言ったように柔術なのか、それによって全然違って来るから。
卑怯なキャラクターだから急に足蹴るとかね(笑)
だから、それによってキャラクターをちゃんと見て殺陣もつけるわけ。
普段はごめんなさいって言って、後ろから急に蹴飛ばすとか(笑)あるわけ。」
「あと、羽織をパーンと飛ばすとか、あれは何か技術があるんですか」
林「カッコイイですよね。ただやっても行かないけど、ふわっと空気が入るようにして」
「やっぱりコツがあるんですか」
林「そうそう、そのままやればべろっと落ちちゃうからね。
編笠もそうですよね。相手に投げつけたりするじゃないですか。それは練習してもらう」
「さっき伺ったのですが、初めて(沖さんと)お仕事をされたのは、『幡随院長兵衛』なんですね」
林「あれは『ふりむくな鶴吉』より前ですか?それなら『幡随院長兵衛』ですね」
「国際放映ですよね」
林「はい、よくご存知ですよね」
柏原「この人たち、全部調べてあるんですよ(笑)」
「それで『はぐれ刑事』まで俳優座つながりで」
林「そうですね」
でも、『はぐれ刑事』はあまりアクション・ドラマはなかったですね。
で、『ふりむくな鶴吉』は十手で。十手というのは、また振り付けは違うんですか」
林「振り付けが違うっていうか、刀とは違いますけどやはり時代劇ですから、
町人とはいえ十手持ったからといって侍のようにビシッとしなくてもいいけれども、
やっぱり正中線が狂うとカッコ悪いですよね。
悪党をやっつける時に十手を持ってポンと殴るのに、やっぱり殴り方とか手をパンと打つにしても、
あまり体の線が崩れたやり方をするとおかしいよね」
「もうその時点で沖さんは出来ましたか?」
林「もう出来てましたよね、ちゃんと。言えば」
「もう最初から?」
はははと笑う柏原監督。褒めて欲しい心を読まれています。
林「こんな楽で動ける役者さんが勿体ないですよね、あんなに早く亡くなって」
柏原「銃の持ち方にしても沖さんはすごく上手かったですよね」
林「やはり陰で勉強してたんでしょうね。わかるもんね、やってたんだなと」
御大お二人の褒め言葉のシャワーが、我々を歓喜の泉へ誘います(笑)。
「銃も本当に撃つのとカッコ良く見せる撃ち方とはまた全然違うんですね」
林「皆それぞれ工夫してますね」
ここで質問を募りますが、皆さん緊張気味です。
Q「『姿三四郎』で沖さんが投げられてビューンと飛ぶシーンがありますが、れはどうやって撮るんですか」
林「あれはこっちにマット敷いておいて(むむっ?)、台の高いところから向こうへ飛んでもらうの」
Q「じゃあ、自分でジャンプして飛ぶんじゃないんですか。トランポリンとか使わないんですか」
林「使う場合もあります。でも一番簡単なのは、(背中に)乗っかるまでをやるじゃない、
それから、カメラで撮ってたら、"空抜き”って言うんだけど、ちょうど通過する高さにしておいて台をおいて。
向こうにマットを置いておいてバーンと飛んで行けば、多少フォローしてもいいし、そのまま通過してもいいし。
それも誤魔化しですよね」
柏原「家でやってみて下さい(笑)」
林「押入れの中段から飛んで(笑)。ぜひ撮ってみて。Youtubeに挙げたら(爆笑)」
柏原「やりそうだな。あそこ、御夫婦なんですよ(笑)」
ナイスはツッコミまでされる林先生なので、ここで勇気を持って質問してみます。
「先生『姿三四郎』で投げられてましたよね。木にバーン!と」
林「あれは飛んで行くところがあって、次は木のところで逆立ちするの。
そうすると投げられて木にぶつかったように見えるじゃない。つなげるの。
で、どろっと崩れればいいの。で、ううって言ってればいいわけ(笑)」
「ああいうのはどうなんですか。指導する時は指導されていて、本番ですって投げ飛ばされて、
その後沖さんが『申し訳ありません』とか」
「それはないですよ(笑)。だって申し訳ないも何も、お互い怪我しないのはわかりきってるわけだから。
あと、あのシーンで僕は本身使ってるんですね。(ひぇ〜)
沖さんがパッと逃げて、その後さっと斬ると沖さんが瞬間逃げると竹がスパッと斬れるシーンがあるでしょ。
普通は仕掛けの竹を置いておいて、斬れない刀でそこを叩けば斬れたように見えるとか
そういうことをするんだけど、時間かかってしょうがないでしょ、そんなことやってたら。
上で釣っててつながっているように何回も合わせても、
ちょっとでも当たったら落っこっちゃうじゃない。
だからそんなのいらないからって言って。
僕は沖さんの動きをちゃんと把握しているから、この人絶対大丈夫だと思って。
向こうも僕のこと信用してるから、パン!と行ってパンパンッ!て逃げてくれれば必ず斬るからって」
「それはだいぶ信頼関係がないと出来ないですね」
林「そうそう、沖さんだから出来るんだよね」
「任せられる役者さんだったという意味ですか?」
林「そうね」
「(刀を)手で受けているシーンも本身なんですか」
林「違う(笑)」
(「狙いのとこだけですね」と山野さん)
そう、こう抜くとこだけね。本物持ってるよって見えるようにするとこね。」
「本身でやりますよって言った時、沖さんは『はい、わかりました〜』って問題なく?」
林「全然問題ないよ(笑)。そういう方が迫力あるよねという感じで、すぐわかる」
「画が見えてくるっていう…」
林「うん、そうですね」
「役者さんって自分がどう見えているのか分からないとアクションって出来ない気がするんですが」
林「もうわかってる。あとはカメラがどう撮ってくれているかとか、
サイズはどうだったとか、そっちの方でしょうね、むしろ。
当時はまだフィルムだったから」
柏原「16mmのね」
林「だから今みたいにモニターってないんです。上でチェックがないんです。
要するにカメラマンに撮れたか撮れないかって」
「その場で見たりしないんですか?」
林「見れない。フィルムだもん。
だから余計そういう事に関しては、どういう風に撮れてただろうなってことは、役者さんにしても分かるわけ」
柏原「昔の方がプロフェッショナルを要求されていたってことだよ」
「今の人は結構ごまかしで?」
林「撮った時にどこまでが入って、どこまでがカメラから切れてるとか、
立ち回りが(四角い枠を手で作って)この中で収まるだけじゃなくて、
この中だけじゃ済まないような、もっと大きな動きにするために、この画からはみ出したりするような、
全体的に広がりがあるような立ち回りをしないと、こじんまりしちゃうんです。そういうサイズのこともよく分からないと」
「それはカメラの方に指示して?」
林「そう。監督さんと相談したりして、こう撮った方が面白いと思いますよと言ったり」
柏原「だから結構殺陣師の人からアクションをカット割りしてきたりするんですよ」
林「自分でつける手だから、こうやった方が絶対迫力が出るし、
ここでカットしてこうつなげた方が画になるとか。
僕たちはそれが全部出来るからって。
その位のことがちゃんと分かった殺陣師さんじゃないとダメなんじゃないかな」
柏原「どうやったら殺陣が良くなって面白くなるかをいつも考えているわけだから、そこが大事なんだよ」
「それを私たちが楽しんで観せていただいている、というわけですね」
柏原「それが俳優さんの力量も見えるということ」
Q「『大追跡』だと憎々しい感じでやられていますが、『俺たちは天使だ!』はとてもコミカルで。
あの違いはどうやっていらっしゃるのでしょうか」
林「あれはやっぱり作品によってね。『大追跡』だと麻薬の悪い奴とかギャングでしょ。
こっち(俺天)の方は同じ麻薬でも作品自体がかなりコミカルだから、
そこで同じような重い立ち回りをしちゃうとね、つまらないですよね」
「かなり遊んでいらっしゃいますよね(笑)」
林「かなり遊ばせてもらってるんです(笑)。沖さんもあれは一番楽しかったと思いますよ。」
「『大追跡』『姿三四郎』と観て来た後なので、まさかあそこまでされるとは思わなくて。
あのあたりは皆さん、楽しく。あまりコワイ悪い人ではなく」
林「コワイ悪い人でも、作品として出来上がった時に憎めない感じに」
柏原「探偵っていうのは、基本的に皆銃を持っていないじゃない。
相手は銃を持っていても探偵は持ってないから、コミカルにするしかないっていうか、シリアスにはなり得ない。
だから『探偵物語』にしても優作は遊んじゃっているわけだよ。
アメリカの探偵ものと違うから、向こうは銃持ってるわけだから」 「最後に逮捕するわけじゃないですしね」
柏原「そうそう」
スーさん「『幡随院長兵衛』のようなフィルム作品、それとスタジオでのビデオ撮影では、やはり振り付けも違って来るのでしょうか」
林「スタジオの場合はビデオカメラだから、撮った後にすぐ観れるんです。
そうすると役者さんも、あ、もう一回やりたいなとかモニターを観ながら言えるんです。
でも『幡随院長兵衛』もそうですしフィルムのものは、観れないから、集中力が違うね。
一回に賭ける集中力がね」
ここで林先生が殺陣を振りつけられた大河ドラマについてスーさんから質問が入ります。
『黄金の日日』『源義経』の面白いエピソードなどを話して下さる林先生に、一同がやっと和んで来ました。
NHKは「黄金の日日」以前の作品は飛び飛びでしか残っていないという話になって、いつもの管理人のボヤキが入ります。
「『ふりむくな鶴吉』も4話ぐらいしか残っていないんですよ」
林「僕のところにも質問が来ました。『太閤記』のビデオが残っていないかって。
それはないけど、カメラマンがもういらないからってフィルムのまま2巻そっくりくれたの。立ち回りの部分だけ」
「『姿三四郎』は85年のテレビ東京で以来再放送が全くないんですが」
柏原「16mmに焼いてもらってて良かったな。
当時は二次使用がこんなになるとは思ってないから、金出すと焼いてもらえたんです。
だから『大追跡』も三本ぐらいフィルムを16mmで持ってるんですよ」(お世話になります)
管理人がぐじぐじと『姿三四郎』の再放送がないことを愚痴ったので、そこは省略します(笑)。
「勝野さんはいかがでしたか?」
林「勝野さんは柔道やってたでしょ。だからあれ(三四郎)にはピッタリだったんじゃない。
朴訥としているしね」
「沖さんと息が合って?」
林「合ってたんじゃないですか。本当は柔道家と柔術家は仲良くないんだよね、役の上ではね」
「でも最後は和解して、という内容でしたが」
柏原「バランスがいいよね。勝野さんはちょっと日本風で、
沖さんはダンディでクールな感じで、仇役はああいう方がカッコイイんだよね」
「従来の檜垣源之助よりカッコ良く書いていただいたおかげで(笑)、
ただの仇じゃないみたいな役になっていますよね」
Q「今日初めて『姿三四郎』を観たのですが、
沖さんが二役を演じていらっしゃるので、ちょっとビックリしたんですね。
斧を投げる場面では、何かご指導とかはなされたのでしょうか」
林「特別しません(笑)。なんたって器用な人だから。
だからブーメランだって何だって、ちゃんと向こう(オーストラリア)から来た人から教わったりして
自分で練習しているでしょ。」
Q「とりわけ先生からアドバイスされたということは」
林「特別ないです。それくらい動けたっていう人ですね」
Q「さすがですね(笑)」
林「失礼ですけど、おいくつですか」
Q「40代です」
林「じゃあ、今沖さんのファンって?」
「再放送でファンになった方が多いですね」
林「僕の道場に来てた人でね、19かハタチの人が、沖雅也さんのファンだって。(へえ〜)
『俺たちは天使だ!』のファンなんだって。あれ観てて林先生の道場に立ち回り習いに来たって(笑)。
のちのち観てファンになったんですか?」
聞き手にもなれる林先生であります。
Q「2年前にファミリー劇場で『太陽にほえろ!』を観て、この人カッコイイって。
名前は存じていたんですけど、こういう人なんだって衝撃でした。今まで日本の俳優さんで…」
林「いなかったよね。ああいうタイプの人がね」
Q「のめり込むような俳優さんもいなかったんですが、沖さんはインパクトがあって惹かれて行きました」
林「死んじゃった後で残念でしたね。ひとめでも会いたいですよね」
ハートを掴む一言です。
「だから今日は皆、先生がうらやましくて。さんざん会っていらっしゃるから(笑)」
Q「先生が俺天で着ていらっしゃるシャツが、ちょっとワルそうで、あのシャツは…」
林「僕の自前(笑)」
山野「それは今、私が全部もらいました。たまに着てます」(え〜)
林「自分のオリジナルでさ、安いやつを自分で伸ばしてポケットつけたりしてる。紐つけたりして自分で作ってる。(ええええ!)
あれは浴衣地を仕立ててる。浴衣地を自分で仕立ててやる人なんていなかったから、いいかな、と思って」
Q「いいと思います。素敵です(笑)」
「良かった。あれおかしいと言われたら、どうしようと思った(笑)」
山野「今、私が着ております。今度写真撮って送ります」(お待ちしております)
Q「羨ましいついでに、プライベートでのお付き合いなんかはあったんですか」
林「撮影の合間に飯食ったりしたぐらいで、一杯飲みに行きましょうとか、そういうのはなかった。
悪いけど、僕もあの頃やたら売れてて忙しかったんです(笑)。
沖さんはそこまであまり付き合うタイプの人じゃないんじゃないかと、僕思うんだけど」
Q「じゃあ、食事された時は、どんな話をされたんですか」
林「いや、最近ニュースになった話とかね、ごく当たり前の。この店のこれ美味しいね、とか」
「沖さんは敬語で?」
林「いえ、普通で」
「えっ?!タメ口で?」
林「タメ口っていうか普通です(笑)。もともと先生とかっていうのは嫌いだから。
だって、僕の作品を一緒にやるポリシーとしては、役者さんの偉い人だろうと、
エキストラしている人だって映画やるのに必要な人だから。
助監督だって偉い人にヘーコラして、人に『こらぁ!何やってんだ』って言ってたりすると、
助監督に来いって言って、ちょっとシメる(爆笑)。
お前何考えてんだ、偉そうな顔するんじゃねえって(笑)。
多少偉い人がいないと作品が出来ないって分かるけど、この人たちだっていなけりゃ困るだろうって。
そういう人を馬鹿呼ばわりするんじゃないよって。
作品を作る上で皆平等なわけだから、先生ごっこよそうって言って、
俺はもう先生って呼ばないでって最初から言うの」(ヒュー、かっけ〜!)
「それじゃあ、沖さんは何と呼んでいらしたんですか」
林「邦さんと呼んでたと思うよ、確か」
「邦さん?!」
林「うん、林さんとか邦さんとか。皆そうでしたから」
「沖さんはわりとエキストラの方ともしゃべっていらして、上下のない方だったと…」
林「うん、そうですよ。で、自分が主役だからって、ぶらないですよね。
俺は主役だってそういう態度はない」
「どんどん浴びたいですね、そういう言葉(笑)」
「本当に惜しいよね」
「本当は大河ドラマも決まっていて、若林豪さんが演じられた真田幸村を…」
若林さんのカッコイイ真田幸村を観ると、
もう一度林先生、いや邦さんとお仕事をされたかも知れない沖さんのお姿を思い浮かべてしまいます。
「『俺たちは天使だ!』の頃までは、すごくお元気だったと思うのですが」
林「いや、元気ですよぉ。僕、びっくりしたもん。何でって。
後の方はちょっと鬱気味だと聞いたことはあったんだけど」
「『俺たちは天使だ!』の頃に…?」
林「いや、もっと後で。ちょっと太りだしたのを気にしてたって。
あれだけ端正ですっとしてると、気になるだろうね」
「トレーニング・センターにもずいぶん通っていらしたようですが。体作りに」
林「ほう。体作りはもう、着物着てたりなんかしても、中がしっかりしてるってわかるもん。俺たちが見ればね」
「プロは中が見えるんですね(笑)」
柏原「ほら、こわいんだよ(笑)」
「最初は結構細かったんですけど」
林「そうですね、最初の頃はまだかなり細かったですね」
「ジャンプの力なんかもやっぱり」
林「いや〜、跳躍力はもう凄いよね。普通の役者さんじゃあ、あれだけ出来ないでしょ。
だって背が高いからスラッとしててわかんないけど、腿なんかこんな太かったよ」
「見たんですね(笑)」
林「見ました(笑)。やっぱりそれぐらい肉が鍛えてついてないと」
「降りた時に(体が)こらえられないと」
林「そうです」
柏原「『大追跡』の時はダブルはいなかったんですか、役者さんの。○○さんだと一人必ずいるんだけど(笑)」
「スタントの方ということですか?」
柏原「ダブルって言って、危ないところはその人がやるわけ。吹き替えを」
林「いなかったですね。『姿三四郎』も。全部本人がやってた」
柏原「撮り終わった作品だけど、ダブルいましたから(笑)。仇役にもダブルがいる」
深い追及は避けることにします(笑)。
「先生のお弟子さんたちも皆さんやられ役で出ていらっしゃるわけですよね。
それはもう息が合って。沖さんも安心して?」
林「そうですね。でもあの、年がら年中同じ顔じゃまずいから(笑)、多少メンバーは変わりますけど、
やっぱり若駒のメンバーは安心して出来るって」
柏原「林さんの弟子の方が今はもう一人立ちしてて、コーディネーターとしてやってて」
林「大変なんですよ、殺陣師って。自分の仕事を弟子に与えちゃうと、とられちゃうんですね(笑)。
今までの殺陣師で自分が死ぬ前に独り立ちさせた人っていないですよ。
僕はもう、NHKでもやらせて、殺陣師のところに名前が出れば、それで一本立ち出来るじゃない。
そういうことをやって来たんで、もうやり放題ですよ(笑)。
俺にやってもらったことを返して欲しいなって(爆笑)」
さすがは林先生、太っ腹でございます。
柏原「○○さんが林さんから独立して仕事してて、その○○さんからお弟子さんが独立したって怒ってたから、
○○さんだって林さんのところから独立したんじゃないって言ってたんですよ(笑)」
「『はぐれ刑事』は先生のお名前の下に岡本隆さんとありますが、あれはお弟子さんで?」
林「そうそう。私が忙しい時期だったんで、二人でやりますっていうことで。
岡本もそうやって売り出したんだ」
「でも、私たちの中で、お名前の格が全然違いますもんね」
林「長いからね(笑)。50何年やってるからね」
「最初はどのあたりから殺陣をされたのですか」
林「NHKで第三作の『太閤記』緒形拳の。」
「高橋幸治さんは運動神経は?」←単に管理人がファンなので質問
「大丈夫でしたよ。多少槍を持ったり剣を持ったりしてやったけど」
スーさんの「『丹下左膳』があるじゃないですか」という言葉が入ります。
さすがにすぐ何でもデータが出て来るスーさんです。
林「評論家か何かやってらっしゃるんですか(笑)」
Q「沖さんは松田優作さんと比べられることがよくあるのですが、
『俺たちの勲章』での松田優作さんと比べてどうでしたか」
林先生は、優作さんととても相性が合って面白かったと褒めていらっしゃいましたが、
ここでは割愛します(笑)。
林「林さんがいいって言って指名してくれてね。あ、自分のこと言ってごめんね、自分で褒めて(笑)」
柏原「やっぱりありますよね、合う合わないって」
林「そうです。監督さんでもね」
「沖さんとも合うという感じはありましたか」
何気に対抗する管理人です。
林「合う合わないっていうより、何だろうなあ、
さっき言ったみたいに一緒に飲みに行ったりワーワーやったりはする仲じゃないんだけど、
何しろ前向きだし、常に。
それから自分がやらなきゃならないことなんかは既に自分でもって勉強してこなして来ている人だから、
いちいち口に出して言わなくてもいい人」
「現場に来た時は出来ているってことですか」
林「うん、そうそう。だからやりやすいのは間違いないよね」
「任せて安心っていう感じですか。
じゃあお弟子さんなんかやられる方も安心してやられているという感じですか」
林「そうそう。沖さんに怪我させられたっていう人は、うちにはいない。
他の人だと間違えてとか…さっき(歯を)4本折っちゃったっていうのもそうだけど、うちのメンバーでね」
Q「さきほど年齢をうかがって驚いてしまったんですが、
何か欠かさずやっていらっしゃることってありますか」
林「若いうちはガリガリガリガリやってたんですよ。
あんまりこう(体を膨らませるポーズをして)ならないようにバーベルを持ち上げたり、サンドバッグでやったり。
それから僕自体が普通の殺陣師さんよりと違うことは、技術的なことをみんな知りたいんだよね。
時代劇で言えば知らない流派はないくらい全部研究した。
もう日本もうやることなくなって、じゃあ空手の延長として武器を持つ琉球古武術っていうのがあって、
ヌンチャクだとか釵(さい)だとか鎖だとか使ったものとかそういうものを。
自分のうちに道場がある殺陣師ってそういないと思うのね。
道場で自分で復習したりすること自体が、ある程度体にいい影響を与えたと思いますね。
特別はやっていないですが」
ここで「足裏呼吸法」について特別に教えていただきましたが、これは参加された方の特典とします。
自律神経を整える健康体操です。
詳しく知りたい方は、林先生の著書をご覧下さい。
ここでは、ZACさんが手を押されて「あ、ダメ…」と色っぽい声を出されたことだけ書き残しておきます(笑)。

「武術家が考案した、身体にやさしい健康体操 林流 足裏呼吸法 サムライブリージング」

「思い出したんですが、沖さんがカメラに向かって手を前に出して指を広げて
『シューッ』とやったりするのは、あれも先生のご指導で」
林「いや、あれは自分で空手の『息吹』っていってね、体を全部固めて深い呼吸をして吐ききるの。
その時に『虎の口』っていってハァ〜っと。だから自分で空手かなんかやった時にちょっと使えると。チバシンもやりますよ(笑)」
一同、関根勤さんのモノマネを思い出して笑ってしまいます。
Q「私は沖さんが亡くなられた後からファンになったんですけど、
沖さんはすごい明るい方だったという方もいますし、あまり共演者とあまりなじまなくて
仕事が終わったらすぐ帰っちゃったという方もいますし、林先生…ではなくて(笑)、
林さんからみてどんな方だったかと」
林「すごく明るい方だけどクールな人だから、お酒飲んだりワイワイする、
そういうのはあんまり好きじゃないと思う。だけど常識以上にそれぞれ大事にする方。
さっきも言ったようにエキストラの方なんかにもね。暗い人じゃない。
(明るい?)
うん、明るい。だから明るいのと一緒にクールな部分があるのかな。冷たく、までは行かないけどね。
だから悪いイメージはないですよ」
ということで、ここでツーショット大会に。
林「手を握るのが5百円ね(笑)」
と、どこまでも気さくな林先生でした。


大河ドラマのロケがある林先生はここで山野さんと帰られ、 我々は2F三日月座へ移動してオフ会に。
今回は名古屋からキャッシーさんも来て下さり、一同大感激です。
他にも遠路はるばる上京して下さった方々はもとより、
忙しい時間をやりくりして参加して下さった皆さんと、沖さんのお誕生日をお祝いしました。
三日月座の女将はお留守でしたが、
柏原監督から「太陽にほえろ!」のミニカーセットを6セット提供していただき、監督とのじゃんけん大会に。
他に、私が用意したDVDが数点。何も当たらなかった方、すみません。
そしてミルキーさんの「おちゃめな林先生と沖さんカード」が配られました。
詳しくは、ミルキーさん、マイマイさん、ユミさんのブログをご覧下さい。

「ミルキーのさんのブログ」

「マイマイさんのブログ」

「ユミさんのブログ」

帰り際、キャッシーさんの車椅子をどうやって下ろすかを若い女性ヘルパーさん三名が悩んでいると、
ミカン・シボッターさんで空手有段者のご主人が「やりましょうか?」とお声をかけて下さり感激していましたが、
なんと下から柏原監督が上がってきて、あっという間に車椅子を降ろして下さいました。
ハードボイルドな男たちの優しさに、キャッシーさんは恐縮するばかりです。

今回は初参加の方がキャッシーさんの他にも三名いらして下さいました。
あまりお話しできませんでしたが、これからもどうぞよろしくお願いします。
そして、新婚ホヤホヤのトコさんが、ご主人と参加して下さいました。
これも管理人には感慨深い出来事でした。


今回も柏原監督のご配慮と、お人柄も素晴らしい林邦史朗先生、
そして参加して下さった皆さんの温かい笑顔で、楽しい会となりました。
そして、私たちの小さな会のためにご協力下さった林邦史朗先生と柏原寛司監督、
間に入って調整して下さった山野亜紀さんと、
キャッシーさんを連れて来て下さったヘルパーの皆さんに、
管理人より心からの感謝をここに記させていただきます。

林邦史朗さんオフィシャルサイト「BUGEKIKAN」




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