日本政府は元従軍慰安婦の方々から聞き取り調査をして、政府見解の参考としました。よく、右翼の方たちから証拠もないのに、非を認めたのはけしからんとか、元慰安婦の方々の証言は曖昧であやふやのところも多いので、彼女達の証言を認めたのもけしからんと言いますが、日本政府が彼女達の証言を聞いて、非を認めた理由は彼女達の心身の病です。当時、内閣官房長官だった河野洋平氏は『半世紀以上前のことだから、その場所とか、状況とかに記憶違いがあるかもしれない。だからといって、一人の女性の人生であれだけ大きな傷を残したことについて、傷そのものの記憶が間違っているとは考えられない。実際に聞き取り調査の証言を読めば、被害者でなければ語り得ない経験だとわかる。相当な強圧があったという印象が強い。』と述べています。ここでは日本政府が生き証人の証言を認めた証言者の心身の傷跡を列挙します。

金徳鎮



若い頃に子宮を酷使したために、曲がっている。 慰安婦生活のせいで膀胱炎、子宮病、精神不安など色々な病気が今でも私を苦しめています。

河順女

上海で何度もひどく殴られたので、雨が降ると、身体が痛くて動くこともできない。

呉おもく

不妊症

崔明順

彼女の息子は彼女が梅毒を病んでいて生まれたので、40歳になった時に神経発作症状となる。

カンドクキョン

子宮内粘膜炎、卵管の異常。40前に生理が止まる。膀胱がおかしく何回も入院する。

『日に10人くらいの相手をさせられました。昼間来る軍人はなく、土曜日の午後からたくさんやってきました』(P292〜293)『軍人に比べて女の数が足らず、休める日はありません。恐さもあり、またとにかく陰部がほてって痛く、まともな状態ではありませんでした』(P293)

黄錦周

コーヒーを一日に5,6杯も飲まないと目が覚めず、子宮摘出手術を受ける。

文玉珠

不妊症、不眠症にかかる。子宮内膜症にかかっている。

李相玉

胃腸は悪いし、体が熱くなったり冷えたりします。また、常に神経が不安です。今はましになりましたが、慰安婦時代の後遺症で子宮がはがれ落ちるような腹の痛みにずいぶん苦しみました。