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FOOTBALL RECORD 1970s

ENGLAND WORLD CUP SQUAD 70: Back Home/Cinnamon Stick
(Pye 7N. 17920) 1970
前回1966年、自国開催で初(そして唯一)の優勝を飾ったイングランド代表。連覇を狙う70年のメキシコ大会への期待と勢いがナイスなピクチャー・スリーヴ(66年の優勝シーンだ)、カスタムなFOOTBALL LABELからも充分伝わってくる。そしてサポーターズ・ソングは売れる(UK1位)と言うことが証明され、70年代の一大SING-A-LONGブームを引き起こした最重要曲ともいえる。両面BILL MARTIN, PHIL COULTERのコンビによる曲は出来が良く、特にA面は今でもフットボール・クラシックとして広く親しまれている。で、レコードは大成功だったが、大会ではベスト8止まり(参加16チーム中)と中途半端な結果に終ってしまった。右のはソングシート(別売の楽譜)。

ENGLAND WORLD CUP SQUAD 70: Back Home/Cinnamon Stick
(Pye 7N. 17920) 1970
水色のパイ・レギュラー・レーベルでの後発盤。カスタム盤と通常盤とのリ
リース詳細は不明だが、70年4月に最初のチャートインをし1位まで上りつ
めた後、70年の8月にUK46位とリエントリーしているので、こちらがその
頃のプレスかもしれない。いずれにせよ、イングランドにとって不本意な
結果に終った大会後にも多少は売れたという事実は興味深い。

SELECCION NACIONAL INGLESA 1970: De Vuelta A Casa/Jarabe Chule
(Spain Pye H 603) 1970
上記“BACK HOME”のスペイン盤。あくまで‘UKチャート1位’という意味
でのイシューであろうか、ご丁寧にスリーブ裏面にはその週のUKチャー
トが表記されており、決してイングランドを応援しているわけではないと念
を押しているようで面白い。B面には本国ではLP収録の“LILY THE 
PINK”が選ばれている。

THE 1970 ENGLAND FOOTBALL SQUAD: The World Beaters Sing The World Beaters
(Pye NSPL 18337) 1970
BACK HOMEの大ヒットで勢いづくイングランド代表とパイ・レコード、次はLPだ。タイトルも大きくでた。見よ、このFOOTBALL LABELと、豪華円形フォルド・アウト・スリーヴを。シングルに引続きBILL MARTIN & PHIL COULTERが監修で、“コングラチュレイションズ”“オブラディ・オブラダ(キャプテン、ボビー・ムーアがリード・ヴォーカル)”“リリー・ザ・ピンク”といかにもSING-A-LONG向きの曲、そしてチームの盛り上がりを感じさせる“PUPPET ON A STRING”のメキシカンなカヴァーと捨て曲なしの快作だ。シメは“THERE'LL ALWAYS BE AN ENGLND”。愛国的なこの曲にのせ、ボビー・ムーア、アラン・ボウル、ジャック・チャールトンの3選手からファンへのご挨拶。「66年に引続きトロフィーを持って帰ります!」と威勢が良い。自信に満ち溢れたレコードを残したイングランド代表だが、その願いはアステカ・スタジアムには届かなかった。調子に乗りすぎたバチが当たったか、次にW杯本大会出場するのは12年後のことである。LPチャート4位と大ヒット作だが、破れ、書き込み(ご丁寧に試合結果を記入できる欄が用意されている)のない美品はなかなかない。


Puppet On A String (SANDIE SHAW) 1967
Pye 7N. 17272
Composed by Bill Martin, Phil Coulter
邦題「恋のあやつり人形」
およそサッカー選手には不似合いなこの曲だが、MARTIN/COULTER繋がりで強引にカヴァー。
B面はTell The Boys(名曲!)


JOHN SHAKESPEARE ORCHESTRA: The World At Their Feet/Mucho Mexico Seven-O
(Pye 7N. 17942) 1970
JOHN CARTERことJOHN SHAKESPEAREは60年代にアイヴィー・リーグ、フラワーポット・メンなど数々のバブルガム・グループをつくっては潰してきた、歌手、作曲家、プロデューサー。このレコードは、W杯の記録映画のテーマ曲とのこと。前回優勝の威厳を感じさせる雄大なマーチと、メキシコ開催をイメージさせる軽快なティジャナとのブレンドが絶妙。これを聴いただけでメキシコ大会への興味をそそられるだろう。肝心のイングランド代表は、遠征先のコロンビアでキャプテン、サー・ボビー・ムーアの窃盗罪の冤罪事件や、ゴードン・バンクス(ゴールキーパー)の食中毒と奇妙なトラブルに見舞われ、満足な結果を残せなかった。

STAMFORD BRIDGE: Chelsea/Ossie
(Penny Farthing PEN 715) 1970
60、70年代に数々のバブルガム・グループをつくっては潰してきたJOHN 
CARTER & KEN LEWISのコンビ。そのひとつにチェルシーFCのホーム・
スタジアム名を冠したこのグループがある。A面は一部SING-A-LONGも
含むが、ミディアム・テンポのマイナー・メロディーはややテンションが低
く、露骨なフットボールらしさはない。B面の“OSSIE”は当時の主力選手
PETER OSGOODのことだろうが、陽気なカズーが印象的なだけの軽い
お遊びソング。代表チームの一員である彼を応援する意味なのか、曲は
(イギリス人が勝手に想い描く)メキシコふう。日本のCARTER & LEWISフ
ァンの期待に応える内容だとは思えないが、OSGOODのファンならば是
非手に入れたいところ。UK47位とマイナー・ヒット。

  Taken from LP Pye NSPL 18337


STAMFORD BRIDGE: Come Up And See Us Sometime
(Penny Farthing PELS 507) 1970
上記シングルA面曲も収録したLP。ここにベタなサポーターズ・ソングは
ないが、収録中何曲かはチェルシーFCにちなんだものとのこと。RUSS 
ALQUIST、KEN LEWIS、JOHN CARTERの‘チェルシーFCファン繋がり’
によってつくられたバブルガム・グループということになっていて、(良くも
悪くも)遊びでつくられたという雰囲気が漂う。曲は粒揃いでポップスとし
ての出来は悪くない。

THE SYD LAWRENCE ORCHESTRA: Mexico Grandstand/Winter In The Sun
(Fontana 6007 013) 1970
レーベルには特に表記はないが、何がしろのテーマ曲と思わしき一曲。
ティジャナ・スタイルのナイスチューンで、上述ジョン・シェイクスピアのと
較べても遜色のないもの。各種テーマ曲フリークには“CALL ME”ふうの
こ洒落たB面もお勧め。ストロベリー・スタジオ録音。

THE SUPPORTERS: On The Ball/Sing Your Own Team (On The Ball)
(RCA Victor RCA 1972) 1970
これは、人気番組「DUSTBINMEN」でウィンストン役のGRAHAM HABERFIELDがフットボール・マッドな友人達と一緒につくったイングランド代表トリビュート・ソング。という説明が宣伝用シートに記されている。曲は陽気なオブラディ・オブラダ・ビートにのせて当時の代表選手名を歌っている。作曲はHAROLD SPIRO。これが代表トリビュートになってるかどうかは疑問だが、なかなかよい曲である。

FORWARD LINE: World Cup 1970/True Confession
(Revolution REVR 015) 1970
何かと便乗が多いジャンル(レ
ーベル表記に依ればレゲエ、袋
に依ればロックステディ)だが、
ワールド・カップ的要素をまった
く感じさせないインスト。イミディ
エイト傘下のレーベルであるか
も定かではない。どちらかという
と歌モノのB面のほうがよい。

OFF SIDE: Match Of The Day/Small Deal
(Pye International 7N. 25534) 1970
MATCH OF THE DAYは土曜の
晩、BBCで長年放送されていた
マッチ・ダイジェスト番組。日本で
例えれば「プロ野球ニュース」み
たいなもの。おそらくこのメロディ
を知らない英国人はいないと思う
ほどポピュラーな曲。オフサイド
なる名義は適当だが、実体はマ
イク・ヴィッカーズ・オーケストラだ
ろう。軽快で覚えやすく、実に良く
出来たテーマ・ソングだ。とはい
え、今日この盤が人気なのはB
面のエセ・ファンク・インストのせ
い。何故、Pye INTERNATIONAL
に振り分けられたのかがよくわ
からぬリリース。

  Taken from LP HMV CLP 3559


ALAN RANDALL: The Coventry City Song/Football, Football (I Like Football)
(Domino DO 110) 1970
ミッドランドの中堅チーム、コヴ
ェントリー・シティを歌うのはコメ
ディアン、バンジョー・ウクレレ
奏者アラン・ランダル。A面は半
ば‘WORLD CUP WILLIE’のパ
ロディであろう。B面はイングラ
ンドのプロ・チーム名をA to Z
順に怒涛の早口で連呼する型
破りな名曲。そのチーム数の
多さ(当時92チーム)に圧倒さ
れる。

GEZONGEN DOOR HET 1E ELFTAL VAN FEIJENOORD: Feijenoord/Feijenoord - A.C. Milan
(Holland Imago FEIJM 2) 1970
オランダ・リーグの名門フェイエノールトは69/70シーズンのUEFAチャン
ピオンズ・カップ(現チャンピオンズ・リーグ)を制覇。イングランドの一連
のSING-A-LONGものと同様に合唱の質は低く、音楽として評価をする
のは困難。B面は、ラジオ実況と合唱とのコラージュ。記録によるとA.C.
ミランとは2回戦で対戦し勝利しているので、そのときの模様か。揃いで
ないスーツ姿は案外新鮮に映る。

THE ARSENAL 1st TEAM SQUAD: Good Old Arsenal/The Boys From Highbury
(Pye 7N. 45067) 1971
BACK HOMEに続けとばかり量
産されたSING-A-LONGものの
アーセナル版。両面ともトラディ
ショナル曲の替え歌。A面はル
ール・ブリタニアの替え歌。B面
はイントロが一瞬「メリーさんの
羊」かと思ったが違った。曲は
面白くないが、まあP/S付だか
らいいでしょ。ハイバリーはアー
セナルのホーム・スタジアムだ
が、2005/06シーズン限りで新
スタジアムにお引越し。アーセ
ナルこそ、今日「古き良き」が
最も懐かしいチームかもしれな
い。UK16位。

RONNIE HILTON: The Ballad Of Billy Bremner/(a)The Lads Of Leeds (b)The Lads Of Johnny Giles
(Columbia DB 8847) 1971
リーズ・ユナイテッド御用達、ロニー・ヒルトンの第三弾。今回は選手不参加のソロ。BILLY BREMNERはスコットランド出身のキャプテン(代表でもキャプテン)、JOHNNY GILESはダブリン出身のミッドフィルダー(後にアイルランド代表監督に就任)。A面とB(a)はブンチャッチャ、ブンチャッチャ。B(b)はアルプス一万尺の替え歌。チープな録音が悲しく、リーズ・ユナイテッド・カリプソはもう遠い過去だ。

  Taken from LP Polydor 2383 282 SUPER


THE GLASGOW RANGERS AFC BOYS CLUB: Glory! Glory! Glasgow Rangers
(Pickwick International Hallmark SHM 759) 1971
この年のレンジャーズはリーグ・カップ制覇こそしたが、この程度の成功
のみで喜べるチームではなかろう。という訳で、このレコードは時流に乗
った便乗盤か?全曲トラディショナル・ナンバーの合唱。特に聴き所もな
いが(スコットランドの酔いどれミュージックを聴き漁る向きにはお勧めす
る)、とりあえずこのスリーヴは魅力だ。この合唱が翌年のヨーロピアン・
カップ・ウィナーズ・カップ優勝の前祝となった。

THE CELTIC BOYS CLUB: Glasgow Celtic The Champions
(Pickwick International Hallmark SHM 760) 1971
レンジャーズと並ぶスコットランド・リーグの名門、グラスゴー・セルティッ
ク。なんとこの時期リーグ6連覇!番号の1番違いのレンジャーズのよりも
レコードでも勝っている。合唱の質というより、選曲の良さが勝因だ。チー
ム名でわかるとおり、ルーツがケルト系のこのチームにケルト系ミュージ
ックとの相性は抜群(ちなみにライバルはその名のとおり「救世主」系の
チーム。今日さほどの意味は持たないが。)。この両チームのダービー・
マッチは毎回異常に盛り上がるが、この(レベルの高くない)レコード対決
では、セルティックの勝利かな。

JOHN McCLUSKEY: Fitba' Crazy
(Nevis NEV. R001) 1971,72?
グラスゴー・セルティックの若手選手PAT McCLUSKEYの父、JOHNが歌
うチーム応援歌。そのジョンもかつてはセルティックの選手だったとのこと
で、この趣味の域を出ない酔いどれ民謡調レコードでも商品として一定
の訴求力はあったということか。あのノーラン一家がデビューを果した
NEVISレーベルよりリリース。

TRISTAR AIRBUS: Travellin' Man/Willie Morgan
(RCA Victor RCA 2170) 1972
ウィングのモーガンはスコットランド代表でマンチェスター・ユナイテッドの
人気選手。その地元チームの選手を讃えるのは地元マンチェスター出身
グレアム・グールドマン。彼はきっと地元マンUファンなのだろう。これは、
後の10CCが切り盛りするマンチェスター、ストロベリー・スタジオ発の一連
のバブルガム・ポップスのひとつ。ボ・ディドリー・ビートに乗せたポップ・チ
ューンは上出来で、ギミックの施された匿名性の高いリード・ヴォーカルは
共作者のジェフ・スミス、又はストロベリー・プロダクション御用達ピーター・
コワップのどちらかとされている。A面は作曲、歌唱ともにグールドマン。

 Taken from LP Polydor 2383 282 SUPER


MANCHESTER CITY F.C.: Boys In Blue/Funky City
(RCA Victor RCA 2200) 1972
水色のシャツが印象的なマンチェスター・シティ。世界的な人気はユナイテ
ッドにはかなわないものの、こと地元では人気を二分するチームである。
その地元チームのための曲は、両面ともケヴィン・ゴドレイ、ロル・クレー
ム、グレアム・グールドマンの共作、ストロベリー・スタジオでの録音であ
る。なるほど、グールドマンのご贔屓は選手はモーガンでチームはシティ
か?さすがにこのトリオによる楽曲はメロディーがよく、サポーターズ・ソン
グとして人気の一曲である。B面はエセ・ファンク・インスト。なお、先の
TRISTAR AIRBUSの両面とこのシングル両面はプレ10CCのレコーディン
グをまとめた"Strawberry Bubblegum"というCDで聴くことが出来る。


V.A.: "Strawberry Bubblegum" A Collection Of Pre-10cc Strawberry Studios Recordings 1969-1972
(Castle CMRCD 751) 2003 CD

MANCHESTER CITY F.C.: Boys In Blue/Funky City
(RCA Victor RCA 2654) 1972
レコード番号から推測して70年代中期のリイシューだろう。曲そのものの需
要なのか、あるいは有名になった10CCの貴重なアーリー・ワークスとしての
需要なのかは不明だが、どちらかというとこちらの再発盤をより見かけるよ
うな気がする。内容はオリジナルと全く同じ。関係ないが、最も有名なシティ・
サポーターはオアシスのギャラガー兄弟。


Donna (10cc) 1972
UK 6
ビートルズの“オー・ダーリン”そっくりのヘンな曲。
これがジョナサン・キングのUKからというのが、なんとなく‘らしい’気がする。

EVERTON FOOTBALL CLUB: For Ever Ever-Ton/March Of The Gwladys Street Gladiators
(Philips 6006 253) 1972
マージーサイドのもうひとつの名門、エヴァトン。その選手らによる合唱
は、Recorded at Strawberry Recording Studios, Manchester。作曲はグ
レアム・グールドマン!クライアントから依頼がくれば快く提供するのが
職業作曲家の務め。ヤードバーズに提供するのもエヴァトンに提供する
のも同じことだ。で、結局彼はどこのファンだ?と言うかそもそもフットボ
ールは好きなのか?グールドマンらは同年、10CC名義でリリースした"
DONNA"が大ヒット(UK2位)。以降はこのグループ名で長年ヒット曲を出
し続ける。それにしてもエヴァトンも、何もマンチェスターのグールドマン
に頼まなくてもよかったではないか。ポップスの都リヴァプールにはいくら
でも頼めそうな人がいるはずでは。例えばあの人なら、この程度の曲な
ら15分で作ってくれるぞ。オール・トゥゲザー・ナウ程度のいい曲を。

 ビートルズの4人が熱狂的なフットボール・ファンだったという情報はあまり耳にしない。しかし、LP『SGT. PEPPER'S 
LONELY HEARTS CLUB BAND』のスリーヴに地元リヴァプールF.C往年.のセンター・フォワード、アルバート・スタビン
ズが選出されるなど、英国男子として全くフットボールに無関心だったわけでもなさそう。ただし、ビートルズのロード・マ
ネージャー、ニール・アスピノールによると、ジョンのお気に入りとして採用されたスタビンズを他の三人は名前すら知ら
なかったようだ。なお、最終的には選考漏れとなったが、ポールはエヴァトンのディキシー・ディーン(1920年代の選手)
を候補に挙げていたそう。そのポールは父の影響でエヴァトン・ファン。他の三人はリヴァプールF.C.ファンとのこと。こ
のポール対ジョン、ジョージ、リンゴの構図、いみじくもビートルズ崩壊をめぐる対立構造と一致する。もっとも、ビートル
ズ解散の遠縁として、フットボールをめぐる仲違いがあったかどうかを言及する調査報告はいまだにないが。


KEVIN KEEGAN: It Ain't Easy/Do I Know You
(MAM 89) 1972
イングランドの人気選手ケヴィン・キーガンのソロ・シングル。当時よくあ
りがちのナイスなポップ・チューンで、キーガンの大胆かつサバサバとし
た歌いっぷりも好感(上手くはない)。フットボール・レコード全盛のこの
時期だけに、チャート・インを逃したことが意外にさえ感じる。個人的に
はかなり好きな曲だ。ギルバート・オサリヴァン、リンジー・ディ・ポールを
世に送り出したゴードン・ミルズのMAMレーベルからのリリース。送り溝
にPORKY刻印あり。

KEVIN KEEGAN: It Ain't Easy/Do I Know You
(MAM 89) 1972
上記掲載のプロモ盤で、内容は同一。コレクタブルなレーベルではないた
め、この赤はお目にかかることも逆に稀であろう。

JACKIE CHARLTON: Simple Little Things/Geordie Sunday
(BELL 1247) 1972
一般的に、現役当時から今日に至るまで、常に英国サッカー界の顔で
ある弟ボビーにくらべて、兄のジャックに地味な印象は拭えない。しかし
彼も66、70年のW杯代表メンバーであり、リーズ・ユナイテッドでは21年
間で628試合も出場、現役引退後は監督としてアイルランド代表をW杯
出場に導くなど、輝かしいキャリアの持主である。両面とも彼の低くシブ
い声から奏でられるポエトリー・リーディングは秀逸で、個人的にとても
お気に入りの一枚。なお、釣りが趣味らしい。

  Taken from LP Pye NSPL 18337


CHELSEA FOOTBALL TEAM: Blue Is The Colour/Let's All Sing Together
(Penny Farthing PEN 782) 1972
代表チームがBACK HOMEなら、クラブチームものの金字塔はこれだろう。UK5位と大ヒット。各チームが競ってレコードを出していたこの当時、別にチェルシーだけがずば抜けた人気チームってわけでもないので、ヒットしたのは曲の力が多きかろう。作曲は両面ともペニー・ファーシングの大黒柱、ダニエル・ブーン。ビューティフル・サンデーでしか語られない彼だが、FOOTBALLものに対する貢献度は実に高い。B面は、よりいかにもなダニエル・ブーン節。両面ともプロデュースは、後味悪い訴訟沙汰でKINKSと袂を別ったLARRY PAGE。

CHELSEA FOOTBALL TEAM: Blue Is The Colour/Let's All Sing Together
(Penny Farthing PEN 782) 1972
オリジナルはフィリップス配給のピンク・レーベル。パイ配給のこのホ
ワイト・レーベルは73、4年頃のリイシューと思われる。大ヒット曲だけ
にこちらの方が珍しい。中身は、オリジナルとまったくの同音源。

CHELSEA: Blue Is The Colour/All Sing Together
(Germany Bellaphon BF 18084) 1972?
名義から“FOOTBALL TEAM”
が除かれている!。A面はタイ
トルこそ同じだが、チェルシー
の「チェ」の字もでてこない別
歌詞。演奏はオリジナルの使
い回しだが、合唱は別人達に
よるもの。一方、CHELSEA FC
を直接応援する詞ではないB
面は、オリジナルをそのまま流
用、だがタイトルは微妙に異な
る。英国での大ヒット曲をドイ
ツに向けては“CHELSEA FC
色”を一切排除。このポリシー
のなさが、いかにもPENNY 
FARTHINGらしい。

THE MANCHESTER UNITED FOOTBALL TEAM: United, Manchester United/Saturday Afternoon
(Penny Farthing PEN 793) 1972
チェルシーFCの大ヒットで勢いづく山師ラリー・ペイジのペニー・ファ
ーシング・レーベル。こちらも同じくダニエル・ブーンとロッド・マックィ
ンの共作。ヒットこそ逃したが、個人的にはBLUE IS THE COLOURよ
りもよい曲だと思う。明るく、親しみやすさの中にもちょっと哀愁のあ
るダニエル・ブーン節は、お洒落な都会のチェルシーより、質実剛健
な北部のマンチェスターのほうがイメージとしてあっている。ラリー・ペ
イジ作のB面も、A面に劣らぬ名曲(名義はMANCHESTER UNITED 
SUPPORTERS)。当時のSING-A-LONGブームの勢いを感じる傑
作。

THE LIVERPOOL FOOTBALL TEAM: Sing A Song For Liverpool/Liverpool, Liverpool
(Penny Farthing PEN 794) 1972
ペニー・ファーシングの“TROPHY SERIES”第三弾はリヴァプール
FC。A面の作曲は、このシリーズではお馴染DANIEL BOONE & ROD 
McQUEEN。ダニエル・ブーンらしいナイス・チューンであることは確か
だが、全体的にBLUE IS THE COLOURの二番煎じ感は否めない。ズ
ムズムしたアップテンポのB面曲のほうがむしろいい(名義は
LEVERPOOL SUPPORTERS)。

THE CHELSEA FOOTBALL TEAM: Blue Is The Colour
(Penny Farthing PELS 528) 1972
クラブ・チームもののSING-A-LONGとしては空前の大ヒットを記録し
た“BLUE IS THE COLOUR”。それに気を良くしたかPENNY 
FARTHING LABELはすかさず“TROPHY SERIES”と冠したLPもリリー
ス。そのシングル両面も含めダニエル・ブーンによる提供は4曲。詳
細はわからないが、もしこんな企画用の書き下ろしだとすればもった
いなさすぎる“STOP AND TAKE A LOOK”がこのLPのハイライトか。
他には、ニール・ダイアモンド作曲のほのぼのとした“SONG SUNG 
BLUE”、MIDDLE OF THE ROADの大ヒット曲“CHIRPY CHIRPY 
CHEEP CHEEP”、当時旬だったCHICORY TIPの“SON OF MY 
FATHER”、楽しげなレコーディング風景が伝わる“LONDON 
MEDLEY”。ブーンはアレンジで貢献。プロデュースは彼の相棒ROD 
McQUEEN(シングル曲はLARRY PAGE)。

THE MANCHESTER UNITED FOOTBALL TEAM: United, Manchester United
(Penny Parthing PELS 529) 1972
PENNY FARTHING“TROPHY SERIES”3部作中、もっとも充実の内容
がMANCHESTER UNITEDのこのLP。シリーズ中、シングル曲も含め
ダニエル・ブーン提供曲が一番多く(7曲)、ここでのシンプルで暖かみ
のあるメロディーはブーンの真骨頂である。カヴァー曲のセンスもよ
く、LYNSEY DE PAULの“STORM IN A TEACUP”とバカラックの“雨に
ぬれても”の何ともいえない哀愁は特筆に価する。CHELSEAと被る
“CHIRPY CHIRPY CHEEP CHEEP”は(おそらく)同じオケ、という手抜
きも各チームの合唱の違いを浮き立たせるという効果を生み、より聴
き手に楽しみを与えてくれている。FOOTBALLER系SING-A-LONGの
よさが最大に詰った大傑作。全ダニエル・ブーン・ファンも必聴。

THE LIVERPOOL FOOTBALL TEAM: Sing Along With Liverpool
(Penny Farthing PELS 530) 1972
カタログ・ナンバー順に“TROPHY SERIES”第三弾はリヴァプールFC。
スタッフはシリーズ共通で、今回ダニエル・ブーン提供は4曲。ビートル
ズのカヴァー“YELLOW SUBMARINE”は上のマンUのと、さらには
“BEAUTIFUL SUNDAY”はBOONEオリジナル(UK21位、日本では洋楽
史上に残る超メガ・ヒット)と同じオケであろうナイス手抜きっぷり。ご当
地グループSCAFFOLDの“LILY THE PINK”、そして“YOU'LL NEVER 
WALK ALONE”とLIVERPOOL F.C.らしい選曲が光る。

THE MANCHESTER UNITED FOOTBALL TEAM: Sing-A-Long With Manchester United
(Penny Parthing PAGS 532) 1972
タイトルは微妙に異なるが、上記(Penny Parthing PELS 529)の再発盤
で、配給はPYEから。シングルはCHELSEAの“BLUE IS THE COLOUR”
が再発されたが、LPはMAN Uのが選ばれた。個人的には、TROPHY 
SERIES中このLPの内容が最も優れていると思うので、このリイシューは
妥当なものだと思う。選手は年々入れ替わるので同じスリーヴを使えな
いという事情は古今東西チーム・スポーツものレコード共通の悩み。

LEEDS UNITED FOOTBALL TEAM: Leeds United/Leeds, Leeds, Leeds
(Chapter 1 SCH 168) 1972
 ヨークシャー最大のチーム、LEEDS UNITED。この年FAカップに優勝したご褒美はこの名曲。なんだかんだ言って、名の知れたスタッフによるものは出来が良い。両面とも、LES REED節全開のナイス・チューン。60年代のFORTUNES、DAVE CLARK FIVE、そしてエンゲルの名曲を思い起こさせる伸びやかなメロディー。私は作曲家LES REEDの大ファンなのだ。歌唱力やアレンジではごまかせない、シンプル極まりないSING-A-LONGものだからこそ、作曲家の実力が試される。UK10位の大ヒットも納得の大傑作。
 と、思っていたらこのA面曲、1971年にMIKI ANTONYが“SALLY SUNSHINE”というタイトルで先にリリース済だった(こっちも知っていたのにうかつだった)。で、こちらはノン・ヒット。いい曲だっただけに勿体なかったのか、あるいは単なる使いまわしかの真相は不明。リポエムして曲が蘇ることがままあるのがフットボール・レコードの特徴。かわいいアレンジの“SALLY SUNSHINE”も決して悪くはないし、音楽的には当然こちらの方が優れていると言っていいのだが、しかし曲が多くの人の耳に届く(ヒットする)ためには良くも悪くも強いインパクトが必要、ということをこの件で改めて感じる。


Sally Sunshine (MIKI ANTONY) 1971
Columbia DB 8759
Composed by Geoff Stephens/Les Reed
Arranged & Conducted by Lew Warburton
Produced by Roger Greenaway
A.I.R. (London) Production
いくらスタッフが充実していても売れないときは売れない

  Taken from LP Decca FOS 25/26


THE NORTH BANK: Arsenal We're On Your Side/Half-Time
(Polydor 2058-225) 1972
1970/1971シーズンにチーム史上初のダブル・クラウンを達成したノー
ス・ロンドンのアーセナル。この71/72シーズンにもFAカップ準優勝と好
調を維持。そのチームを讃える合唱団の正体は不明。ポップスというよ
りはややクラシカルなマーチはなかなかのナイス・チューンでメロディー
が耳に残りやすい。B面はA面曲のマーチ・インスト。アレンジはコリン・
フレッチャー。作曲、監修はデイヴィッド・L・ブラウン。

THE TONY HATCH ORCHESTRA: Memories Of Summer/Best In Football
(Pye 7N. 45120) 1972
TIJUANAスタイルの軽快なこの曲はあのジョージ・ベストも登場するBBCの番組用だそう。トニー・ハッチはスポーツ番組のテーマ曲が得意なのだ。軽快なこの曲からもフットボールの躍動感が充分に伝わってくる。かわってA面はちょっぴりセンチな“夏の思い出”な曲。From the New T.V.Series "Love Story"と記されている。これを入手したとき、前所有者の英国人から「A面はクリケット番組のテーマ曲」と聞いてたのだが。確かにクリケットのシーズンは夏だが、"Love Story"…これは違うだろ。ハッチとクリケットに詳しいどなたか、そのへん教えて下さい。

THE POTTERS: We'll Be With You/Theme For A Team
(Trent JT 100) 1972
YVONNE BURGESSは、NEWCASTLE UNDER LYMEに生まれ、9才のと
き、陶器で有名な隣町STOKE ON TRENTの劇場にて芸能界デビュー。
そう、JACKIE TRENTなる芸名で。地元出身の人気作曲家と地元チー
ムのサポーターズ・ソング。こういうコラボレーション(両面TRENT/
HATCH)こそフットボール・レコードの理想型だろう。Stoke City F.C. 
Supportersとあるので選手が歌っているかどうかは不明。当時は健闘
していたストーク・シティ栄光の記録。なんとUK34位。

GORDON BANKS AND HIS FRIENDS/THE STOKE CITY TEAM: We'll Be Together/We Need You
(Trent JT 101) 1972
上記と連番のストーク・シティ関連レコード。作曲も同様にトレント/ハッ
チの夫婦コンビ。A面はチームの看板選手ゴードン・バンクスの語りに
‘FRIENDS’(って誰だ)のコーラスが絡むなごみ系。しっとりとした曲調、
勇ましさのないアレンジがやや上品。B面は軽快なペダル・スティールギ
ターがいかにもなカントリーふうポップスを合唱。プロデュースはその後
の英国SOCIETY OF DISTINGUISHED SONGWRITERS会長トニー・ハッ
チ。

  Taken from LP Pye NSPL 18337


THE QUEENS PARK RANGERS FOOTBALL TEAM: Rangers, Rangers/Q P R FC
(QPR Official Record MEI 001) 1972
「レンジャーズ」といえばグラスゴーかテキサスが有名なので、こちらは控えめにQPRでとおっているロンドン西部のチーム。1972年には上から二番目のリーグ所属だったにもかかわらず、レコードをリリース。別にマイナー・リーグだから人気がないってわけでもないのがイングランドのサッカー事情。ぼちぼちに観客は動員していたみたいだ。この曲が勢いとなり、次の1973/1974シーズンにはトップ・リーグに昇格した。

 ここでは「トップ・リーグ」、「マイナー・リーグ」と表現したが、実際にはそういう名称のリーグは存在しない。何故そう表
現したかというと、「DIVISION 1」といった場合、70年代当時は一番上のリーグ(1部リーグ)で、現在では上から3番目(3
部リーグ)に相当するので、ちょっとややこしいのだ。なぜかって?今日では「LEAGUE ONE」の上に「CHAMPIONSHIP
(2部相当)」「PREMIERSHIP(1部相当)」があるから。面倒だな〜。尚、現地イングランドでは「TOP FLIT」と表現したり
もするらしい。

MILLWALL F.C.: Millwall/Ballad Of Harry Cripps
(Decca F 13350) 1972
ロンドンに数あるチームの中、今も昔も最も冴えないチームとしてカルト人
気のミルウォール。100年以上の長い歴史の中、トップ・リーグ在籍は
1980年代後期にわずか2シーズンのみ。この1972年は、2部で3位、惜しく
もトップ・リーグ昇格を逃したが、このチームにとれば上々の出来だったと
言える。ハリー・クリップスさんはなんと14年間もこのチームに在籍(1960
〜1974)のフル・バック。って、こんなことまで調べられるインターネットって
便利だな。♪ララ〜ラ、ララララ、ララララッ、ミルウォール♪

NATIONAL SHINGUARD COMPANY: West Ham United Supporters Theme Song/Here Come The Fleet
(Philips 6006 267) 1972
ウェスト・ハムはロンドン東部の人気チームで、60、70年代にはさほど強くもないが、代表の主力選手を輩出するなど印象深いチームである。A面はI'M FOREVER BLOWING BUBBLES/GLORY GLORY HALLELUJAH/YOU'LL NEVER WALK ALONEメドレー。ウェスト・ハムはI'M FOREVER...が好きなのだが、なんでだろう?

  Taken from LP Pye NSPL 18337


THE KOP CHOIR: Liverpool Club's Own Football Sound
(Hallmark SHM 794) 1972
これは珍品だ。というかシンド
い。対チェルシー戦と対バイ
エルン・ミュンヘン戦のスタン
ドでのリヴァプールFC・ファン
(通称KOP)の声援を録音し
たもの。CHOIRなんてもんじ
ゃないし、そんなに歌ってば
かりでもない(当然か)。しか
も時々歌いだすのが「ジーザ
ス・クライスト・スーパースタ
ー」の替え歌。せめてマージ
ービート・メドレーにしようよ。
まあ例によって、ユール・ネヴ
ァー・ウォーク・アローンは大
合唱だが…。裏面の集合写
真に価値を見出したい。

SUPPORTERS UNITED: Up For The Cup/Saturday
(Columbia DB 8861) 1972
サポーターズ・ソング百花繚乱の1972年。各々のチームが競ってレコードをリリース。だがせっかく色々と出しても、結局は自分の贔屓チームのしか買わないだろう。だったらみんなまとめてサポーターズ連合。マンUファンもアーセナル・ファンもミルウォール・ファンもまとめてサッカー・ファン。って、そういうわけにはいかない。この国には「巨人も西武もハムもがんばれー」みたいなヌルい空気は一切ない。みんなに媚を売り、誰にも相手にされない、こういう対象の定まらないものではダメなのだ。孫へのお土産を探すおばあちゃんぐらいしか買わないだろう。あっ、それが狙いか。B面は"WHEN I'M SIXTY-FOUR"にちょっと似ている。

THE TED TAYLOR CHORUS AND ORCHESTRA: Best Of The Football Themes
(Starline SRS 5122) 1972
サポーターズ・ソング百花繚乱の70年代初期。その中でも選りすぐりの曲を、(フットボールもののレコードでよくクレジットを目にする)テッド・テイラーにやらせたアルバム。プロデュースはJOHN WORTH。選曲はわりと妥当で、サウンドも(面白くはないが)悪くはない。ただ、曲間のB級ナレーションと、アルバム全編に被せられた歓声のSEがどうにも煩わしく不快だ。STARLINE(EMI傘下)という廉価盤レーベルからのリリースが、胡散臭いオネエチャンのスリーヴ写真からもうかがえる。サポーターズ・ソングのビギナー諸氏には、これには手を出さず、オリジナルを入手せよとアドバイスしたい。

THE GROUP: Funny Game, Football...
(Charisma CS 4) 1972
これは、フットボール・レコードというより、アンチ・フットボール・レコードとでも言ったほうがむしろ的確かもしれない。TERRY JONES、MICHAEL PALINも参加しているコメディー・レコードで、フットボールとサポーターズ・ソングを風刺、というよりおちょくっている。きっと面白いことを言っているのだろう、私の英語レベルではなんのことだかサッパリだが。音楽はNEIL INNESとクレジットされている。パイソン・マニアは要チェック、か。

THE GROUP: Bovver Boys/(a)Piraeus Football Club (b)An Open Letter To George Best
(Charisma CB.197) 1972
アルバムからのシングル・カット。このエセ・サポーターズ・ソングはNEIL 
INNESによる作曲で、いい加減な詞にのせて雑な合唱。なにやら脅迫や
ら破壊やらをグラウンドの外でしている。フットボールものには手を出さな
いが、コメディーものには積極的だったFAMOUS CHARISMAからのリリ
ース。

栄光のサッカー
(Japan Maxim MM-1004〜5) 1970s
東京五輪の開催地枠出場を契機ににわかに盛り上がりをみせた時代を
岡野俊一郎氏のコメントと67〜72年の代表7試合の実況中継録音でふり
返るドキュメンタリーLP。まだまだアマチュア競技としての躍進であって、J
リーグ以降のサッカー・ファンにはLP2枚組というボリュームは過多かもし
れない。ローヤル・レコードが発売元のマキシム・レコードよりリリース。

V.A.: Ajax Wint De Cup
(Netherlands Discofoon 7153,765) 1970s 
年式不明のLPだが、1971〜1973ヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ3連覇
したあたりのものと思われる。クライフのインタヴューなどオランダ語が理
解できれば面白そうなのだが。チェルシーのBLUE IS THE COLOURのオ
ランダ語カヴァーAJAX IS DE NAAMがベスト・トラックか。ユルい体型の4
人はもちろんアヤックスの選手ではない。discofoonはオランダの廉価盤レ
ーベルとのこと。内容もそれなりってとこである。

COCKEREL CHORUS: Nice One Cyril/Cyril Marches On
(Young Blood International YB 1017) 1973
♪ぬわ〜いす、わ〜ん、しろ〜る♪と、朗々とオペラ・チックに始まり、あとはベタなSING-A-LONG。どうやら当時のトットナムの主力選手、CYRIL KNOWLESを応援するもののよう。彼は1941年生まれで1991年には亡くなられたらしい。その他詳細は解らぬが、きっとナイス・ワンだったのだろう、UK14位とヒットしたのだから。COCKEREL CHORUSの実体もまた不明。B面はA面のマーチ・ヴァージョン(インスト)。作曲はHAROLD SPIRO(ヤードバーズのLITTLE GAMESの共作者)。思いっきりドメスティックと思われるこの曲のリリース元はYoung Blood INTERNATIONAL。

COCKEREL CHORUS: Party Sing-A-Long including the original version of Nice One Cyril
(Hallmark SHM 859) 1973
で、シングル・ヒットの勢いでか、すかさずLPもリリース。レーベルも、よりふさわしいHALLMARKに変更。スリーヴの写真はBBC出演時のものらしい。茶色いジャケットの彼が「いいヤツ」シリルなのかな?内容は、ひとりオペラ・チックなのがいて、その他はSING-A-LONG。クリフやストローブスのカバーなど、そしてヒット曲NICE ONE CYRIL。相変わらずCOCKEREL  CHORUSの実体は不明。それにしても70年代のSING-A-LONG旋風は凄かった。全員おそろいの“NICE ONE CYRIL”Tシャツ、ちょっと欲しいな。


Only A 1000 A Day (COCKEREL CHORUS) 197?
Young Blood International YB 1046
上記アルバムにも収録。だが、内容はフットボールとは関係なさそうだ…


BREADCRUMBS: Nice One Cylil/Nice One Cyril - Version
(Attack ATT-8051) 1973
ヒット曲に便乗…そういった得体の知れないスカ/ロックステディは無数
にありそうだが、これもそのひとつ。お気楽なフットボール用チャントとの
相性は当然に良く、フロアでの大合唱も容易に想像がつく。

SUNDERLAND FIRST TEAM SQUAD WITH BOBBY KNOXALL: Sunderland All The Way/I'm Feeling Happy (BOBBY KNOXALL)
(RCA Victor RCA 2362) 1973
北部の古豪サンダランドは、当時2部リーグなのに、この年のFAカップに優勝(監督は現役引退直後のジャッキー・チャールトン)。こういう番狂わせこそがカップ戦の醍醐味だろう。ボビー・ノクソールさんは、詳細はわからないがタレントさんと思われる。B面はタイトルどおりのハッピーなポップス。A面もメインはノクソールさんで、サビで選手と子供たちがSING-A-LONG。傑出した出来ではないが、ほのぼの感がわりとよい一枚。

 「FAカップ」は日本だと天皇杯にあたるノックアウト方式のトーナメント戦。一国のサッカー協会の名称がFA
(FOOTBALL ASSOCIATION)とは偉そうな、とは思うなかれ。イングランドのFA設立以前には世界中どこにもサッカー
協会など存在しなかったのだから。


NORTHEAST: A Ticket For The Game/Jack The Lad
(Deram DM 392) 1973
イングランド北東部のチーム、サンダランドはこの年のFAカップを制覇。
これは、“NORTHEAST”なるグループの実体も疑わしいそれ関連の企
画ものレコード。作曲はこのジャンル専属に近いHAROLD SPIRO。名の
知れたスタッフ(IVOR RAYMONDE、TONY HILLER)がクレジットされてい
るからといって、このレコードの価値が上がるわけでもない。B面のタイト
ルが、サンダランドからすぐ近いニューカッスルの(リンディスファーンの
メンバーが結成した)グループ名と同じなのは、この地方ならではの何ら
かの理由があるのだろうか。DERAMレーベルのライト・コレクターは無視
して問題ない。

THE BOLEYN BOYS: West Ham United/Football Crazy
(Pye 7N 45277) 1973
合唱の感じから選手らによ
るものと推測。作詞MARTIN 
SHAER、作曲KEN GOULD。
プロデュースはここ日本でソ
フトロック関係者の扇動によ
り一時期(行過ぎた)バブル
人気だったTONY RIVERS。
ハーモニーにかける情熱が
日本のソフロ・マニアに伝わ
ったように、レコードを通じた
チームへの情熱はウェスト・
ハム・ファンには伝わったの
だろうか?メロディーが弱い
ため両面とも印象に残りづら
いのが率直な感想。

CHRIS RENSHAW WITH THE KEEPERS: Banksie (A Tribute To Gordon Banks)/National (Health) Anthem
(Pye 7N 45285) 1973
1966年のW杯優勝メンバー。1970年メキシコ大会、対ブラジル戦では驚異的なセーブ連発。ゴールを阻止されたペレに「今までで最高のセーブ」と賞賛されたのがゴードン・バンクス。これは、1972年、交通事故により引退を余儀なくされた(後に復帰)彼をトリビュートするレコード。曲は凡庸だが、このスリーヴにクリス・レンショウ直筆サイン入り(裏面の左側)ということに価値を認めたい(できればバンクスのサイン入りのほうがよかったが)。そのペレのシュート・セーブ場面は伝説として語り継がれており、イングランド史上最高のゴールキーパーと認められている。

TRIBUTE: Bobby Charlton/City Summer
(JAM 48) 1973
英国サッカー界の顔、“キャノ
ン・シューター”サー・ボビー・チ
ャールトン。66年の英雄もこの
年に現役引退。代表、マンUで
の輝かしい戦歴を挙げればキ
リがない。で、曲は全体的に盛
り上がりに欠ける。どうにもヴ
ォーカルが弱い「トリビュート」
の実体は不明。血痕のような
レーベル・デザインの意図はス
リーヴとセットでやっとわかる。
この凡作で、敢えてトリビュート
することもなかった。

  Taken from LP Pye NSPL 18337


THE SYNDICATE/MANCHESTER CITY FOOTBALL TEAM: Me Ball's Burst!/Up The Blues
(Ireland Indigo GOPOOP 11) 1973
マンチェスターのローカル・レー
ベルでアイルランド共和国盤。
レコーディングがマシならばひょ
っとしたかもしれないインストの
A面が惜しい。B面の合唱はそ
のユルさがむしろ功を奏す。

THE TONY HATCH ORCHESTRA: The World At War/Sportsnight
(Pye 7N. 45326) 1974
スペクターとバカラックのエッセンスをうまく汲み上げ、60年代に一時代
を築いた英国人作曲家・プロデューサー、トニー・ハッチ。このインスト・
ナンバーではジャジーなアレンジ・演奏がクールで、彼の代表作と言える
傑作となった。スポーツ系では定番中の定番で、現地ではハッチの名を
知らない人にも広く知れ渡るメロディー。逆に、日本にいるハッチ・マニア
には案外盲点なのが妙な逆転現象。

TERRY VENABLES: What Do You Want To Make Those Eyes At Me For?/Lucy
(Decca F 13500) 1974
英国の増位山、歌うサッカー選手テリー・ヴェナブルズ。彼の年表として
はQPRからクリスタル・パレスへ移籍した頃の録音。タレント性を買われ
てのリリースに疑いはないが、両面とも思いっきりヴォードヴィルなオー
ルディーズ・カバーに、この時期リリースする意義には大いに疑いがあ
る。後年就任するイングランド代表監督としての評価はぼちぼち高い。


What Do You Want To Make Those Eyes At Me For? (EMILE FORD & THE CHECKMATES) 1959
Pye 7N. 15225

  TERRY VENABLES (1995)

THE KOP CHOIR: Let's All Go To Wembley/Kop Konga
(EMI 2157) 1974
ウェンブリーは代表の試合、FAカップの決勝など、特別な試合にのみ使わ
れるスタジアム。よってこのグラウンドには滅多に立てず、フットボールの聖
地と拝まれる所以である。KOP(リヴァプールF.C.ファン)のその掛け声のと
おり、この年のFAカップを制したリヴァプールF.C.。KOP CHOIRという名義
は1972年のHALLMARK盤と同じだが、こっちはスタジオ録音の別もの。B面
はノリのよいインスト曲。

THE SQUAD: We Love The Kop/Kop Konga
(EMI 2218) 1974
KOP CHOIRへのアンサー・ソング?。先のがファンによるチームを応援するものなら、こちらは選手からファンへのお礼か。ファンと選手とがレコードを通してコミュニケーションとはなんだか微笑ましい。この年、FAカップとリーグ優勝のダブル・クラウン達成のリヴァプールF.C。ついでにビル・シャンクリー監督をねぎらっている。B面はノリのよいインスト曲。って先のと同じレコード番号(2157B)のリサイクル。こんなものを2枚も、最大手EMIからリリース。それほどリヴァプールF.C.は強く人気があった。どちらもヒットした形跡はないが。

LEICESTER CITY FOOTBALL CLUB: The Tank/This Is The Season For Us
(Decca F 13508) 1974
LEICESTERと書いてレスターと強引に読む、ミッドランドのチーム。ゴードン・バンクス、ピーター・シルトンの英国フットボール史に残る名ゴール・キーパーを輩出したことがこのチームの誇りである。この年はFAカップ準決勝進出。優勝したリヴァプールF.C.に惜しくも決勝進出を阻まれた。両面SING-A-LONGタイプの勇ましい曲はこれといった特徴に欠け、メロディーが耳に残りづらく、熱心なレスター・シティ・ファン以外に親しまれることを拒否している。特定の贔屓チームを持たないフットボール・レコード・ファンにとって試練の一枚。

ES SINGT DIE DEUTSCHE FUSSBALL - NATIONALMANNSCHAFT
FUR DIE FUSSBALL - WELTMEISTERSCHAFT 1974: Fussball Ist Unser Leben
(West Germany Polydor 2437 190) 1974
W杯74年大会、ホーム西ドイツ代表を応援するLP。スリーブ裏面で選手
を代表する挨拶文を寄稿するのはチームの華々しい躍進とは無縁に不
完全燃焼に終ったギュンター・ネッツァー。勇ましいマーチとけたたましい
合唱がチームを二度目の優勝へと導くが、ユルさの欠如がフットボール
レコード的魅力とは程遠い。ある意味、イングランド代表とドイツ代表との
本質的差異の縮図であるといえなくもない。

THE ANTHONY KING ORCHESTRA: BBC T.V. World Cup '74 Theme "Striker"/Tee Time
(BBC RESL 22) 1974
自国不在のW杯特番のテーマ曲を担当したのはアンソニー・キング。60年
代後半から70年代前半のレコードでクレジットをわりと目にする人だが、
個人的にはステイタス・クォーの隠れ名バラード“ARE YOU GROWING
TIRED OF MY LOVE”の作曲家という印象が強い。この曲は典型的なTV
向けテーマ曲といった出来で、所謂ライブラリーものとしてそこそこの需要
があるようだ。

THE LONDON STADIUM ORCHESTRA/PANDORA ORCHESTRA: Lap Of Honour/Kitten
(EMI 2177) 1974
これまた74年大会関連のテーマ曲。クレジットに‘Vickers’がある以外は
正体不明のオーケストラ・インストで、ティンパニー入りのブレイクが素敵
なナイスチューン。各種テーマ曲フリークには別プログラム用のこ洒落た
B面もお勧め。

SYDNEY DEVINE: Oor Wee Willie/On Our Way To Munich
(Emerald MD 1174) 1974
スコットランドものを中心に取り扱うらしきデッカ系レーベル‘エメラルド’
からリリースされたこれは、W杯西ドイツ大会にブリテン島を代表して出
場したスコットランドを応援する一枚。Willieといえばイングランド代表公式
マスコットのライオンで66年のロニー・ドネガンの曲が有名だが、それと
当曲とは直接の関連はなさそうである。B面はジョアン・バエズの“We 
Shall Overcome”など幾つかの曲をくっつけたようなもの。

TIM BARKER AND THE CARLISLE UNITED SINGERS: Looking Good (We're Carlisle United)/Going On
(Keswick KES 001) 1974
カンブリア地方唯一のプロ・チー
ム、カーライル・ユナイテッドはこ
の年クラブ史上初の1部リーグ昇
格を果たした。地元出身歌手に
よるこの曲は、ボーダー(スコット
ランド国境)の町らしいハイラン
ド・マーチ。一シーズン限りのトッ
プ・リーグを謳歌し、翌年以降は
また定位置へと戻っていった。そ
んなローカル・チームにとって想
い出の一曲、か。

THE BARRON KNIGHTS AND THE LUTON TOWN SQUAD: Hatters, Hatters/“We Are Luton Town You Know”
(Tavern STA 1007) 1974
HATTERSの愛称で知られるベッドフォードシャーのルートン・タウン。73/
74シーズンは2部2位で終了し、1部昇格を決めた。そのお祝いの合唱は
孤高の替え歌集団BARRON KNIGHTSとの共演。両面ともにたいした曲で
はないが、Garrod & Lofthouse製の見開きコーティング・スリーブに価値
を見出したい。なおチームは翌シーズンにあっけなく2部降格。


Barron Knights (BARRON KNIGHTS) 1970s
Tavern STA 1015


AUTORITZAT PEL F.C. BARCELONA/BECITAT PER PAU GARSABALL: Himne Al Barca/Blau I Grana
(Spain BASF 01 52856) 1974
カタルーニャの名門、FCバルセロナ創設75周年を記念した一枚(オフィシ
ャルかどうかは不詳)。A面は合唱マーチ。B面ではチームの偉大さを誇
るが如く高圧的な語りが印象的。

LOS JUGADORES DEL F.C. BARCELONA: Azul Y Grana/Azul Y Grana (Instrumental)
(Spain Belter 08-407) 1974?
名将リヌス・ミケルスを迎え、フットボール戦術史上世界を牽引する存在
へと高まった時代のF.C.バルセロナ。これは楽曲の質がダニエル・ブーン
水準の好チューンで、英国マナーのナイスな合唱と上手く嵌った傑作。写
真下段中央はヨハン・クライフ。

THE SQUAD ACCOMPANIED BY THE MAGNUM BRASS: Here We Are/Here We Are (Instrumental)
(Inline ENS 1.) 1975
74年W杯ドイツ大会の出場を逃し
たイングランド。これは正体不詳
のSQUADによる「次の大会は諦め
ないぞ」との出直し決意ソング。ス
リーヴ裏面のドン・リーヴィー新監
督からサポーターへの「このレコー
ドの大成功がチームの助けになる
よ」みたいなお気楽な寄稿はオフィ
シャルならでは。次こそはとの決
意の合唱も虚しく、イングランドは
78年の大会も連続して本大会出
場を逃してしまう。3年後を見据え
たこのレコードも、結果として恥の
上塗りでしかなかった。

 DON REVIE (ENGLAND MANAGER 1974-1977)
LEEDS UNITEDでの実績を買われての就任だったが、代表監督としての評価は極めて低かった


F.C. DEN HAAG: F.C. Den Haag/Wij Hebben Het Geleverd
(Holland VR 10061) 1975
ハーグが本拠地のオランダ・リー
グの中堅チーム、デン・ハーグ。両
面ともアコーディオン(たぶん写真
のヤン)を中心とした“ブンチャ・ブ
ンチャ”スタイル。Aメロが(たぶん
選手の)合唱で、Bメロが(たぶん
写真の)レオのソロ。オランダ語の
歌詞はまったく理解することができ
ないが、とりあえずここに掲載する
ことに意義があると捉えている。な
んだか、ノリノリのレコーディング
風景だな。

WEST HAM UNITED CUP SQUAD: I'm Forever Blowing Bubbles/West Ham United
(Pye 7N 45470) 1975
ウェスト・ハムはこの年、FAカッ
プ優勝。それを記念したレコー
ド。またもやI'M FOREVER 
BLOWING BUBBLESだ。B面は
TONY RIVERS & DON GOLDに
よるまあまあナイス・チューン。
両面とも(日本発そして日本完
結の)ソフト・ロック界重鎮
TONY RIVERS監修。UK31位と
マイナー・ヒット。


I'm Forever Blowing Bubbles (THE BLUE DIAMONDS) 1961
Decca 45-F 21346


FULHAM FOOTBALL TEAM: You Lucky People/Fulham Stomp
(Epic S EPC 3288) 1975
惜しくもウェスト・ハムに敗れFAカップ準優勝のフルハムは、テムズ川を
挟んでチェルシーのご近所、サウス・ウェスト・ロンドンのチーム。またも
や当時2部リーグのチームが大躍進。A面は、出だしの「フルハム、フル
ハム」がキンクスの「ダンディ、ダンディ」に似ている。B面はインストで、ド
ラムズのドコドコ感がベイ・シティ・ローラーズ(つまりグリッター)な、典型
的な当時のポップ・チューン。

TONY REES & THE COTTAGERS: Viva El Fulham/Rainbow (TONY REES)
(Sonet SON 2059) 1975
惜しくもウェスト・ハムに敗れFAカップ準優勝のフルハム。A面はビバ・エス
パーニャというスペインの有名な曲の替え歌なのだが、当時の選手などフ
ルハム関係者にスペイン人でもいたのだろうか。ちなみにこの時期、元イ
ングランド代表キャプテン、ボビー・ムーアはこのチームに在籍。グループ
名のCOTTAGERSはホーム・スタジアム「クレイヴン・コテージ」にかけたも
のだろう。そのCOTTAGERSの実体は不明。トニー・リーズの正体もまた不
明。A面はこのチームの代表曲となっているらしい。B面は本人作のポッ
プ・ソング。UK46位とマイナー・ヒット。

THE PALACE: Power To The Palace/Flying High
(Bus Stop BUS 1031) 1975
ロンドン南部のクリスタル・パレスは浮き沈みの激しいチームで、この当
時は3部リーグ在籍。一瞬、レノンの替え歌かと期待させられるタイトル
だが、残念ながら全然関係ない(アレもサビはSING-A-LONGだ)。そし
てBUS STOPレーベルというと、MITCH MURRAY関連かとこれまた期待
してしまうが、クレジットを注意深くみてもそれらしき名前は見当たらな
い。この曲がパレスに力を与え、わずか5年後にはまた1部リーグへと高
く躍進した。

ASTON VILLA FC (THE VILLAINS): We're Going Up/We're Going Up (Instrumental)
(Polydor 2058 563) 1975
バーミンガムの名門アストンビラは、60年代後半から(一時は3部リーグま
で陥落するなど)チーム史上最悪の低迷期を迎えていた。75/76シーズン
よりようやく1部復帰を果たし、これはそのお祝いの合唱。ディスコ・カリプ
ソ・フュージョンロック路線の中庸サウンドにのせて♪We're Going Up♪を
連呼。こういう安易なレコードもチームにとれば最低限のステータスである
ことを感じる。

YOUNG TRAFFORD: The Reds Are Back/Discus
(EMI 2351) 1975
不覚にも74/75シーズンを2部リーグで過したマンUも、無事一シーズンで
ファースト・ディヴィジョンに帰還。9月19日リリース(予定)なので、75/76シ
ーズン開幕にあわせたレコードなのだろう。ホーム・スタジアム名(OLD 
TRAFFORD)にかけたグループの実体は不明。A面の合唱は可もなく不
可もなくといったところ。B面は“追跡のテーマ”みたいな感じのインスト。
名手クリス・ブレアがカッティングをしたが、ヒットはしなかった。

MANCHESTER UNITED F.C.: Manchester United/Old Trafford Blues (MARTIN BUCHAN)
(Decca F 13633) 1976
マンUは75/76シーズンはFAカップ準優
勝、翌76/77シーズンにはFAカップ優
勝。やはり名門だけに集合写真も凛々
しく強そうだ。76年にこのレーベルと、A
面の5年遅れのサウンドはやや古臭
い。B面のアレックス・ステップニー以
下、選手紹介ソングはリンゴのEARLY 
1970のよう。ジャジーなサウンドに乗せ
たトーキング・ブルーズ(ボヤキ節)はち
ょっとカッコいい。マーティン・バッカンと
いう選手、なかなか芸達者だ。両面ミュ
ージックディレクター Ivor Raymonde、
プロデューサー Tony Hiller。UK50位。

LES SUPPORTERS: Allez Les Verts/Allez Les Verts (Version Instrumentale)
(France Monty 6138802) 1976
フランス・リーグの古豪、サンテティエンヌのサポーターズ・ソング。最後の優勝は1981年だが、通算優勝回数はいまだリーグ一。タイトルはGo The Greenという意味。サポーターズ・ソングには珍しいロックっぽい曲で、少しサイケがかったメロディーと演奏はかなりカッコいい。南欧の熱い血潮を感じさせる名曲である。

ザ・バーズ: ふり向くな君は美しい/きらめきの日々
(Japan Victor SV-6121) 1976
♪う〜つ〜向くなよ〜ふり向くなよ〜♪とおなじみの全国高校サッカー選
手権大会テーマソング。バーズと言っても、もちろんアメリカの♪ヘ〜イ、
ミスタータ〜モリ〜マン(と聴こえる)♪でも、若き日のロン・ウッドが在籍し
たイギリスのフリークビート・バンドでもない。当該日本のバーズは、プロフ
ィールによると“昭和51年4月に開講した日本テレビ音楽学院第一期生
で、男10名女32名からなるコーラス・グループ。平均年齢15〜6才の若さ
いっぱいの「新鮮さ」で歌に踊りと個性的なグループ”とのこと。聴く限り、
新鮮さも個性的な点も特段見当たらないのだが、イギリスのサッカー選手
による合唱よりも上手なことは明らか。両面三木たかし作・編曲による曲
の出来はよく、この曲が長年親しまれ続ける理由はここにある。阿久悠に
よる詞は両面ともやや“青春”を強調しすぎる嫌いがあるものの、なんとか
許容範囲。A面は観客視線(敗者賛歌)、B面は女子マネージャー視線。
実は両面とも、直接的にはサッカーのことに一切触れていないのもミソ。
競技の内容そのものよりも、沿革や選手らの感動ストーリーなど付帯情
報を伝えることに心血を注ぐ日本テレビらしいテーマ曲。

LIVERPOOL FOOTBALL TEAM 76/77: We Can Do It
(State STAT 50) 1977
このシーズンはリーグ優勝のリヴァプールF.C.。その記念EPはTony Waddington & Wayne Bickertonのコンビによるプロデュース。彼らは、古くは(ビートルズをクビになった)ピート・ベストのバンドのメンバーだったこともある地元出身のミュージシャンである。当時彼らが手掛けたルベッツのヒット曲I CAN DO ITの改作、スキャッフォルドで有名なLIVERPOOL LOU、定番WE SHALL NOT BE MOVED、そしてYOU'LL NEVER WALK ALONEと文句無しの選曲だ。足元に飾られたトロフィーもよし。選手達の面構えもよし。選曲も合唱もよし。UK15位とヒットしたのも当然だろう。シャツはアンブロだが、ボールはアディダスということだけがちょっと気になる。


I Can Do It (RUBETTES) 1975
State STAT 1 1975


ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK: Pele
(USA Atlantic SD 18231) 1977
青空の下、人工芝の上でギターとボールとペレ、いったいどういう映画な
のだろうか?ペレ映画に相応しいブラジルの大物、セルジオ・メンデスが
監修なので安心して聴けるアルバム。2曲でペレもヴォーカル参加してい
るが、決して音楽の邪魔をしていない。"MAIN THEME COMPOSED & 
SUNG BY PELE"と記されているので、けっこう音楽の才能もあるのかも
しれない。普通に悪くない、ボサノバ・アルバム。クレジットにDrums JIM 
KELTNERを見つけたので一応書いておく。

ペレ サヨナラゲーム・イン・ジャパン
(Japan Dan VC-9002) 1977
これは、1977年9月14日、東京国立競技場で行われたニューヨーク・コス
モス対日本代表、ペレ引退記念試合の実況中継ダイジェスト。監修は日
本サッカー協会。音源提供は東京放送。実況・渡辺謙太郎、解説・森孝
慈、ゲスト・岡野俊一郎。ペレの記念試合であると同時に釜本邦茂の代
表引退試合でもあった。皇帝ベッケンバウワーも出場したこの試合、両
チームの実力差は明らかで、結果は日本代表が3-1で敗戦。解説者も、
特に金田喜稔ら若手選手に対して「(要旨として)技術、体力、気迫すべ
てに物足りない」と手厳しく、将来への期待感も乏しい。ニューヨーク・コス
モスは1971年に誕生し、ペレ、ベッケンバウワー、ニースケンスら(ピーク
を越えた)ビッグ・ネームも所属し一瞬華やいだが、1984年の北米サッカ
ー・リーグ消滅とともにその短い歴史の幕を閉じた。ポスト釜本世代の育
成を完全に失敗した日本代表。数年後に消滅するチーム。アフター・キャ
リアと言っていい過去のスター選手。観客数65,000人は東京オリンピック
以来とのこと。だが、かつてのビッグ・イベントも、今では完全に色褪せて
見える。帯の「日本中を感動させたあのドラマを!」との記載が虚しい。

QUEEN: We Are The Champions/We Will Rock You
(EMI 2708) 1977
別にフットボールに限らず、全世
界共通、説明不要の『勝者のテ
ーマ・ソング』。ベタではあるが、
高級な(「メーカー品」「わざわざ
コピー・コントロールとか施してく
れそうな会社の製品」との意)
“フットボール企画ものCD”には
必ずといっていいほど収録され
ているので、ここでも掲載。UK2
位の大ヒット。チャート1位の座
を阻んだのはABBAの“THE 
NAME OF THE GAME”。

ザ・バーズ: ふり向くな君は美しい/きらめきの日々
(Japan Victor SV-6121) 1977
上記掲載1976年のオリジナルと同音源、別写真の再発盤。どちらかとい
うとこちらのデザインのほうがより多く見かける気がする。この詞からは、
体育会系部活動らしさは上手く表現されているが、サッカーである必然性
は特に感じられない。野球以外はすべて「その他運動部」だった当時の日
本を象徴しているとも言えそうか。作曲者の三木たかしは黛ジュンの実
兄。なお、第73回(1994年)大会以降は回ごとのイメージソングも設けられ
ているらしい(例えば第73回大会ではTUBEと)。

ARSENAL 1978 SQUAD: Roll Out The Red Carpet/Kings Of London
(Lightning LIG 544) 1978
77/78シーズンはFAカップ決勝進出のアーセナル(優勝はイプスウィッチ!)。例によっての合唱の作曲は両面ともHAROLD SPIROで、その出来は凡庸。72年頃から音楽的進歩がまったく見られない。ブツとしてのコレクター向け。

NOTTINGHAM FOREST: We've Got The Whole World In Our Hands (with PAPER LACE)/The Nottingham Forest March
(Warner Bros. K 17110) 1978
ノッティンガム・フォレストは、このシーズンにリーグ優勝。翌78/79、79/80と2シーズン連続してヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ(現チャンピオンズ・リーグ)優勝と全盛期を迎えることとなる。優勝記念のこのシングルは、70年代中期に3曲のヒット曲をもつPAPER LACEとの共演。メンバー中2人がノッティンガム出身とのこと、きっとフォレストのファンなのだろう。そして彼らにとって、ヨーロッパ最強チームとのトラディショナル・ソング(アレンジはグリッター系ロックンロール)での共演が最後のヒット曲(UK24位)となった。B面はインスト。両面ともプロデュースはBARRY MASON。

UDO JURGENS UND DIE FUSSBALL-NATIONALMANNSCHAFT FUR DIE WM '78: Buenos Dias Argentina
(West Germany Ariola 25 888 XT) 1978
W杯アルゼンチン大会に挑む西ドイツ代表は、なかにし礼訳詞の名曲
‘別れの朝’の作曲家として日本でも有名なウド・ユルゲンス(写真中央
の黄色いシャツ)と共演。15曲中13曲でユルゲンスのクレジットがあり、
多くの曲で彼自身がリード・ヴォーカルをとっている模様。この企画用の
書き下ろしかどうかはわからないが、全体的に楽曲のクオリティは高く、
かなり良質なポップス作品だといえる。タイトル曲はドイツ語、スペイン語
各ヴァージョンを収録。

ENNIO MORRICONE & HIS ORCHESTRA: World Cup Argentina/World Cup March 1978 (BUENOS AIRES CITY BAND)
(Pye International 7N 25785) 1978
1978年のW杯は軍事独裁政権下のアルゼンチンで開催。その公式テーマ曲は、映画音楽の巨匠によるもの。できればアルゼンチンに縁のある人の手によるものが理想だが、イタリア人のこの人ってどうだっけ?B面はブエノスアイレス・シティ・バンド。両面とも悪くはないのだが、もうちょっと特色が欲しい。南米一、ヨーロッパっぽいと言われるアルゼンチンだが。できればワールド・カップ・タンゴのほうがよかったな。

ENNIO MORRICONE E LA SUA ORCHESTRA: El Mundial/Marcha Oficial Del Mundial '78
(Italy RCA BB 6191) 1978
両面とも上記と同内容のイタリア
盤。モリコーネの母国ということ
で、こちらが原盤だろうか。オリヴ
ィア・ニュートン・ジョン系さわやか
美女のナイスPIC。

SAN JOSE featuring RODRIGUEZ ARGENTINA: Argentine Melody (Cancion De Argentina)/Strung
(MCA 369) 1978
BBCのW杯アルゼンチン大会テー
マ曲。サン・ホセの詳細は不明だ
が作曲、プロデュースはアンドリュ
ー・ロイド・ウェバー。彼は英国人
だが、♪ドンックライフォミ〜ア〜
ジェンティ〜ナ〜♪でわずかにア
ルゼンチン繋がりを感じる(同年
DAVID ESSEXで大ヒット)。南米の
爽やかな風を感じさせる上品なイ
ンスト曲だが、フットボール的な盛
り上がりはない。まあ、自国の出
場しないW杯のテレビ観戦だから
仕方ないか。UK14位。


Don't Cry For Me Argentina (THE SHADOWS) 1978
EMI 2890
Composed by Sir Tim Rice/Sir Andrew Lloyd-Webber


Oh What A Circus (DAVID ESSEX) 1978
Mercury 6007 185
Composed by Sir Tim Rice/Sir Andrew Lloyd-Webber


MOON WILLIAMS: Argentina Heros (We're On Our Way)/So Good So Far
(PYE 7N 46077) 1978
残念ながらW杯出場を逃したイングランドだが、この曲はイギリスのW杯
特番で使われたものらしい。歌手ムーン・ウィリアムズに関する情報も私
には乏しいが、70年代前半にDJMから残したシングルには数百ポンドの
プレミアがついているらしく、そちらは是非一度聴いてみたいところだ。

THE TARTAN LADS: Marching To Argentina/Bonnie Charlie
(REL RES 004) 1978
ブリテン島を代表してW杯アルゼン
チン大会に出場するのはスコットラ
ンド。ラジオ・エディンバラからリリー
スされたこの♪グローリ、グローリ、
ハレル〜ヤ♪で景気付けとなったで
あろうか。合唱ではなくセミプロふう
歌手の朗々とした歌唱に伴奏のアコ
ーディオンが融和する。

HAMPDEN'S HEROES: Scotland Bonnie Scotland/Into The Dead Of Night
(State STAT 73) 1978
イングランドがお留守な大会でも
スコットランドが盛り上げる(レコー
ド界)。ビッカートン/ワディントン・
プロダクションからの一枚はハイラ
ンド民謡とスロー・テムポのロック
との折衷もの。ついバグパイプに
ばかり耳を奪われがちだが、リズ
ム隊の演奏と録りにはトラッド・ロ
ックと通底する芯の強さがある。

KARL AND THE HEIDELBURGERS: Marching To Munich/Marching To Munich (Disco Version)
(Wild Dog DOG 20) 1979?
78/79シーズンのUEFAチャンピオンズ・カップで決勝まで駒を進めたノッ
ティンガム・フォレスト。この年の決勝戦会場ミュンヘンへの決意を誓う一
曲、ということだろう。マーチというよりかはオールドタイミーなぶんちゃっ
ちゃなA面と、DISCO VERSIONというよりかはファズ・ベースとホンキート
ンキーなエレピがチープなブギー・ロックのB面。ノッティンガム地方以外
での需要は限りなく低いと思われる。


NJAAL HELLE: Nottingham Forest (Is My Rock'n Roll)/Nottingham Forest (Is My Soul)
(Norway Talent TS 089) 1979
78/79シーズンのUEFAチャンピオン
ズ・カップを制したノッティンガム・フ
ォレスト。何故ノルウェーでこのよう
なレコードがリリースされたのか、
NJAAL HELLEなるアーティスト情報
共々一切不明。A面はロッドのI'M 
SEXY系ロック、B面もロッドのI'M 
SEXY系ディスコ・ソウル。ノルウェ
ーの風景か、美しいカンパニー・ス
リーヴに価値を感じる。

THE MANCHESTER UNITED FIRST TEAM SQUAD: Onward Sexton's Soldiers/Come On Your Reds
(RCA MAN 1) 1979
DAVE SEXTON率いるマンUは78/
79シーズンのFAカップ準優勝。両
面ともトラディショナル曲で、B面は
ブリティッシュ・ポップのエッセンス
が滲み出る好チューン。94年のと
は同名異曲。

V.A.: Sporting Themes
(BBC REH 348) 1979
これは、その名の通り、BBCのスポーツ番組のテーマ曲(ほとんどが70年代の曲)計20曲を収録したもの。フットボールのみならず、ゴルフ、オリンピック、冬季オリンピック、テニスなどスポーツ全般をフォロー。スリーヴのデザインも面白い。KEITH MANSFIELD、TONY HATCH、MIKE VICKERSなど人気スタッフによるインスト曲も収録されており、結構人気ある編集盤。クリケット番組のテーマ曲がBOOKER Tなのは意外だったり、ちょっとした発見のある一枚。ただ、収録曲数が多いため、音質がやや犠牲になっている。若干収録曲違いのCDも出ているので、音質重視派にはCDをお勧めする(既に廃盤かもしれないが)。


V.A.: The Great Sporting Experience - 30 Classic Radio & TV Sporting Themes From The 1940s-1990s -
(EMI 7243 5 56711 2 7) 1998 CD


とし太郎 & リバーサイド: 陽よりまぶしく 風よりはげしく/涙からのテーマ
(Japan Alfa ALR-1009) 1979
ワールド・ユース・サッカー(現FIFA U-20ワールド・カップ)第二回大会は
日本で開催。その大会テーマ・ソングは深町純に見出された新人、稗島
(ひえじま)寿太郎率いるリバーサイドのデビュー曲。ちょっとファンキー
なマイナー・メロのアイドル歌謡は大会会場でも演奏されたとのこと。“ス
ポーツ・ロック・バンド”との強引な紹介がされているが、アイドルとして売
り出された新人ミュージシャンと捉えたほうがよさそうだ(V6みたいなタイ
アップもののはしり?)。B面は稗島本人の作詞作曲で、ライナー・ノーツ
の「原田真二、世良公則を凌駕するポップ・スターになるであろう業界注
視の大型新人」との紹介からも彼らに対する期待の高さは伝わってくる。
大会は、ディエゴ・マラドーナ擁するアルゼンチンが優勝。日本は1次リー
グ最下位で敗退と世界の壁は厚かったが、サッカー低迷期に国際大会
の開催国を務めたことは、後の日本サッカー前進の第一歩となったとの
評価はされている。

KEVIN KEEGAN: Head Over Heels In Love/Move On Down
(EMI 2965) 1979
70年代最大のスターはケヴィン・キ
ーガン。イングランド代表では、W
杯出場は82年まで待つことになる
が、クラブ・チーム・レベルでは欧
州最優秀選手に選ばれるなど高く
評価されていた(当時はドイツ・ハ
ンブルガーSV所属)。そのプレー・
スタイルは、際立った技術、身体能
力があったというより、「得点感覚
に優れたFW」だったとのこと。両面
とも(特にドイツで人気の高かった)
スモーキーのクリス・ノーマン作曲
のかなり上出来なポップス。UK31
位。A面は82年のK-tel盤に収録。

THE PEACE BAND: Peace/A Peace Of Reggae
(Warner Bros. K 18039P) 1979
これは何らかのチャリティー企画なのだが、残念ながらその詳細は殆ん
ど解らずにいる次第。メンバーは全員リーグを代表するスター選手。曲
は両面同じで、画像の面はスロー・バラード調、片面はレゲエ・ヴァージョ
ン。きっと彼らが歌っているのだろう。時代もひと回り以上した今、なかな
かいい飾り物になると思う。


以下の選手名は‘ロベルト・アベリーノ’さんより情報提供していただきま
した。
後列左からDave Watson (Man C)、Gordon McQueen (Man U)、Phil 
Parkes (West Ham)、Ricardo "Ricky" Villa (Tottenham)、中列左から
Paul Reaney (Bradford C)、Peter Withe (Newcastle)、Bob Latchford 
(Everton)、Viv Anderson (Nottingham F)、前列左からSteve Perryman 
(Tottenham)、John Hollins (QPR)、Osvaldo "Ossie" Ardiles (Tottenham)

THE NOLANS: The Nolans
(Boulevard BD 3003) 1979
アイルランドから対岸の歓楽街ブラックプールに渡り活動していた時期の
ノーラン一家音源。この盤自体は4人組で大ブレイクした時分に初期のお
宝音源再発でひと山と企んだ便乗盤で、1971年のLP『THE SINGING 
NOLANS』にシングル発表された(らしき)音源を追加した内容。ここでポ
イントなのはその追加曲にご当地ブラックプールF.C.を応援する曲が含ま
れていること。この曲は英‘RECORD COLLECTOR’誌での評価も高く、
確かにキッズ・コーラスものフェチには悶絶級かもしれない。


The Singing Nolans (THE NOLANS) 1971
Nevis NEV R009



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