Puppy Linux (Lucid Puppy) 5.2.8 日本語版 
もう、 ウインドウズでなくてもいいよね。 クイック・マニュアル



ブラウザ、 ワープロ、 表計算、 ドロー、 各種メディア・プレイヤーなどが ALL in ONE!
ウインドウズが動かない古いパソコンを蘇らせるコンパクトで快速な Linux。 それが Puppy Linux!
いつの間にか動作が遅くなって、 無駄に買い換えを促進されてしまうウインドウズと正反対なのが、 Puppy Linux!

とりあえず、 Puppy をインストール、 セットアップする時に悩んだり、 苦労した部分を無理なくクリア出来るように書いてみました。
Puppy Linux 全般の情報は英語で取る方が速くて正確のようです。 但し、 日本語版と違っていたり、 色んなバージョンが存在するので確実な情報を得るのが難しい面があります。 あまりカスタマイズなど考えずに使うのが正解だと思います。

比較的新しいPC (Vista - Win7) で普通にPCを使うなら、 最近人気の Linux Mint や Lubuntu、 MS Windows を強く意識した Zorin OS の方がいいかもしれません(ライブCDの部屋)。 ただ、 Puppyは、 コンパクトでおもちゃっぽいというか、 多種多様なバージョンが存在していることもあって、 妙に惹きつけられます。

日本語版を作成、 公開された方、 ありがとうございます。

Windows8 がプリインストールされたPCは、UEFIというシステムになっているので、リナックスとデュアルブート(共存)にするのは難しいです。 (2013.11)

※ このページは、 Puppy Linux のダウンロード、 イ ンストールト ラブルからの回復カ スタマイズア プリケーションその他 の順に書かれています。

LinuxMint13 のちょっとした初期設定

Published 2012.12.16 Updated 2013.11.30


最新は パ ピーリナックス Precise-550JP  2013/06/14


Puppy Linux (Lucid) 5.2.8 JP(2012年7月)
「メモリーが512MBあるとかなり快適に使えます。 」 詳細はリリースノート

* インストールに関してはリリースノートおよび次項目を参照してください。
CD/DVD起動用ファイル lupu-528JP.iso − 165MB
Windows インストール用実行ファイル Puppy_Linux_528JP_Installer.exe − 163MB

http://openlab.jp/puppylinux/download/puppy-5.2.8JP/

バグ修正も含む更新アプリ。 起動後、 ダウンロードして *.pet をクリックするとインストールされます。 *.sfs は、 クリックすると、 [SFS-Load on-the-fly] が起動します。 または、 メニューの [セットアップ]−[パピーの設定]−[SFS-Load on-the-fly]。
http://101.143.162.62/puppy/lupu/update/

Puppy Linux 4.3.1 JP2012 (2012年3月)
「メモリーが380MBあるとかなり快適に使えます。 」 ダウンロードおよび詳細は リリースノート

Wary-511-01j(2011年4月)  リリースのお知らせ   ダウンロード

* ダウンロード・サイトにある devx は開発環境です。 一般ユーザーには不要です。 Precise は Puppy Linux 5.4です。

* オリジ ナル英語版には様々な Puppy があります。 公式版について触れています。



インストール 
いくつかのインストール方法があります。
通常、 専用パーテーションを使わない「Frugal インストール」が行われます。
デスクトップ、 OS に加えた設定変更、 アプリのインストール、 設定、 保存したデータなどすべてが、 個人保存ファイル lupusave.?fs (?=2/3/4) という一つのファイルに書き込まれます。 このファイルが、 パーテーションの働きをします。 lupusave の中に様々なディレクトリ(フォルダ)が作成されます。

* 一般的なOSのような「フルインストール」ができるのは、 HDD 全体または専用パーテーションにインストールする場合だけです。 ですが、 推奨されていません。 基本的に、 「Frugal インストール」が推奨されています。

■ CD(または DVD)起動
ダウンロードした lupu-528JP.iso を ImgBurnInfraRecorder のようなアプリで CD 化します。 作成したら、 CD で起動するだけです。

* Windows に影響を与えないよう、 CD 起動を選んでも、 個人保存ファイル (lupsave.?fs) とシステムファイルである lupu_528.sfs をハードディスクの同じ場所に置くことで、 比較的快適に使用できます。
■ Windows インストール
Puppy_Linux_528JP_Installer.exe を Windows 上で実行すると、 "Puppy-Linux-528JP" というフォルダにインストールされます。 起動は、 電源を入れると、 Windows と Puppy Linux を選ぶメニューが出ますので、 起動する OS を選びます。

* 起動、 終了とも速く、快適に使えます。 お勧めです。 アンインストールはウインドウズから簡単にできます。

* 現在デュアル・ブート/マルチ・ブートで使用している PC にインストールする場合は調べてください。 付属ツールの Grub4 で設定できますが、 設定オプションなど、 必要に応じて設定する必要があります。
Grub4で生成された menu.list のサンプルです。 知識のない方は生成された menu.list に手を加えないことを強くお勧めします。
■ USB 起動
USB起動にするには、 実行中の Puppy から、Puppy ユニバーサル・インストーラを使って USB にインストールします。

* PC の BIOS 設定でブート(起動)順を変える必要があります。 通常、 1. CD/DVD 2. HDD になっています。
* USB にインストールすると、 個人保存ファイル(lupsave.?fs) など、 すべてが USB に置かれます。 起動、 終了とも速くないです。個人保存ファイルが大きい場合、 終了時に時間がかかります。
■ HDD インストール
Puppy ユニバーサル・インストーラを使って、ルートディレクトリやフォルダにインストールする「Frugal インストール」と、 HDD 全体または特定のパーテーションを、 Puppy 専用にする「フル・インストール」があります。

* 「Frugal インストール」は、 exe によるインストールと同様の形式です。 Puppy に慣れない方は exe を利用した方がはるかに簡単で安全です。
* 「フル・インストール」は、 元々、 メインメモリの少ない PC で、 lupu_528.sfs を RAM に読み込まないためのインストール方式です。フル・インストールの場合、 個人設定保存ファイルは作られません。

* 起動後、 初期設定が始まります。
言語、 時間、 キーボードの設定から始まります。
ネット接続も自動で接続されます。 特に問題なく進められるはずです。

* 起動後、最初の終了時に個人保存ファイル(lupsave.?fs)の設定をします。 「Frugal インストール」では、 システムに加えたすべての変更が、個人保存ファイルに書き込まれます。これが一つのパーテーションのような働きをします。特に問題なければデフォルトのま ま作成して大丈夫です。

* 個人保存ファイルは、 縮小することができません。 拡大については、 下記「ア プリケーション − オフィス統合環境」のところで触れています。
* 個人保存ファイル lupusave を削除すれば、 インストール直後の状態に戻ります。

* デフォルトのブラウザの Seamonkey は、 インストールされると自動更新されます。

* アプリケーションのパッケージであるSFS ファイル *.sfs は、 起動時にロードされます。 常に lupu_528.sfs (CD起動の場合は個人保存ファイル lupusave)と同じ場所に置きます。 通常のアプリケーショ ン・インストール・ファイル の *.pet に比べて、 ディスクスペースの節約になるので好まれます。 SFSファイル は、メニューの [セットアップ]−[パピーの設定]−[SFS-Load on-the-fly] で設定します。

* ファイルのダウンロード、 データの保存なども、 個人保存ファイル外(ウィンドウズ上のフォルダなど)に保存すると、 個人保存ファイルを圧迫しません。 空き容量は、 画面右下のアイコンにマウスを合わせると表示します。 この例では右から2番目です。 icons



トラブルからの回復
1. [シャットダウン]−[デスクトップの修復]
メニュー、 タスクトレイの変更の反映。 デスクトップのドライブアイコンを削除*したときなど。
* 画面左下の HDD, USB を右クリックしたとき、 ちょうどコンテキスト・メニューの [アイコンの削除] にフォーカスして、 何度か意図せず削除したことがあります。
2. [シャットダウン]−[Xサーバをリスタート]
[デスクトップの修復] が反映されない設定変更の時。 また、 画面の解像度が異常の時など、 何度か繰り返すと正常化することがあります。 Ctrl + Alt + Back space でもリスタートします。 コマンド画面で止まったときは xwin とタイプします。 xorgwizard も覚えておくと無敵です。
3. [シャットダウン]−[コンピュータを再起動]
インストールしたアプリが起動しないときは試してみます。
4. フリーズするなど、 訳が分からなくなったら強制的に電源を落としてください。
* マルチブートなど複雑な設定をしていて、 設定を変更した場合、 場合によっては、 起動に失敗することがあります。 再起動すると問題なくブートできたりします。

* 開いたアプリのウインドウが大きすぎるなどの理由でタイトル・バーが表示されない場合は、 別窓を開き、 元の窓を閉じます。 アプリによってはウインドウの状態を保存しない設定になっているので、 設定変更が必要です。 逆に、 誤った状態でウインドウの状態を保存している時もあります。

* マウスのホイールを回すと、 開いているウインドウがタイトル・バーに隠れたり、 3つあるデスクトップをぐるぐる回ったりすることがあります。 マウス・カーソルの位置に注意してください。 デスクトップの数は、 [JWMの設定]−[Tray Management]−[Virtual Desktops] で増減できます。



カスタマイズ、 アプリケーション、 その他

ファイル・マネージャ(Windows のエクスプローラ相当)は、 [ファイルシステム]−[Rox-Filer ファイルマネージャ]です。 ファイルの検索は、 [Pfind ファイル検索]、 [Searchmonkey file finder]で行います。

* [ファイルシステム]−[ROX Filer ファイルマネージャ] でディレクトリを見る場合、 ツールバーの「目」をクリックすると隠しファイルが見られます。 画面を右クリックして、 コンテキストメニュー中央「オプション設定」の「表示」セクションでも変更できます。



カスタマイズ
ファイアーウォール
− [セットアップ]−[ファイアーウォールウィザード]
または、 [セットアップ]−[パピーの設定]−[Puppyセットアップ]−<ネットワーク>タブ など。

* 528jpでは、 デスクトップの[設定]で、 [Puppyセットアップ]が起動するはずです。 すべての設定がこちらでできます。
Numlockx
起動時にキーボードのテン・キーを使えるようにします。 [セットアップ]−[パピーの設定]−[Puppyパッケージマネージャ] で検索してクリックするとインストールが始まります。
* セットアップ時に NumLock を設定できる画面がでるかもしれません。 そこで設定すればインストール不要です。
Bleachbit
不要ファイル、プライバシー情報を削除するお掃除アプリ。
python-2.7.3-i686_528.sfs をダウンロードして、 [SFS-Load on-the-fly] でロードします。 その後、 bleachbit-0.9.4 をインストールします。
* bleachbit-0.9.5 に書いている Carolina は、 Racy の派生製品(英語版につい て)。 動かなければ、 スレッド上の 0.9.4 i486 または、 0.9.3 i486 を試すか、 http://bleachbit.sourceforge.net/download/linux の Ubuntu 用 DEB パッケージを試しください。
※ sfsを作成、 公開された phous さん?、 ありがとうございます。
デスクトップ全般のデザイン
[デスクトップ]−[JWMの設定]−<Desktop>タブ−[GTK Theme]

* [JWMの設定]−[Tray Management]−[Virtual Desktops] でデスクトップの数を増減できます。
Windowsキーで、 メインメニューを表示
[デスクトップ]−[JWMの設定]−<JWM>タブ−[Keyboad Shortcuts]
"Add Shortcut" −− mask (optional) は、 そのまま。 key のところに Super_L、 action には root:3 と入力。 [Add] をクリック。 "Super_R" にも同じように設定すると、 右Windowsキーも使えます。
OK で終了し、 "Restart JWM now?" で、 "はい"
キーボード、 マウスの速度
[デスクトップ]−[pupX Xのプロパティー設定]
日本語入力Anthyのカスタマイズ
[デスクトップ]−[SCIM 入力メソッドの設定]

* Puppy Linux の弱点は日本語入力だと思います。 Windows の IME 類に比べて貧弱です。 今のところ、 Google mozc も使えないようです。

メニューの編集
[ユーティリティー]−[Menu Entry Maker]

* /root/.jwmrc のメニュー*を書き換えたものを /root/.jwm/.jwmrc-personal に書き込み、 その後、 [シャットダウン]−[デスクトップの修復] でも可能です。
- アプリをインストールすると、 .jwmrc は書き換えられますが、 .jwmrc-personal は書き換えられません。 メニューに反映されないということです。
- <RootMenu xxxxxxxx> 〜 </RootMenu> がメニューです。
どこに書き込んでも動くと思いますが、 私は、 <JWM> の直下にコピーしました。
- .jwmrc 自体は自動生成で、 [デスクトップの修復]で元に戻ります。 .jwmrc-personal の書き込みを消せばオリジナルに戻ります。
タスクトレイにアプリ追加
[デスクトップ]−[JWMの設定]−[Application launch buttons in tray]
Edit, Add, Move, Remove などが行えます。 その後、 "Restart JWM now?" で、 "はい"。

* /root/.jwmrc-tray を直接、 エディタで編集することもできます。編集後、 [シャットダウン]−[デスクトップの修復]
* タスクトレイにアイコンが表示されないときは、 /usr/local/lib/x11/mini-icons/ に 16×16 ピクセルの xpm または png をコピーするか、 リンクを置きます。



アプリケーション
ブラウザはもちろん、 MS Word ファイルなど、 各種のファイルに対応したワープロ表計算ソフトの他、 ドロー、 各種メディア・プレイヤーなど、 様々なアプリやツールが付属しています。

アプリケーションは、 [Puppyパッケージマネージャ]、 [Quickpet Install Popular Programs(おそらくすべて英語版)] からインストールします。 これら以外からインストールすると、 起動しなかったり、 メニューに現れなかったりします。 [Puppyパッケージマネージャ] に存在しないアプリは、 出来るだけ、 pet, sfs など、 Puppy 形式のアプリを探してください。 アプリよっては日本語版もあります。 下にリンクを貼った「パピーリナックス-リンク集」がよくまとまっています。 導入例も掲載されています。

* [Puppyパッケージマネージャ] は、 かなり古いアプリも表示されます。 バージョンに注意してください。
 インストールした Puppy(OS)に更新ファイルがある場合、 [Puppyパッケージマネージャ] を開いたときにダイアログ・ウインドウがでます。

* Seamonky, Firefox など、 アプリによってはインストール後自動更新されます。

* Firefox, OpenOffice は、 Windows 上とは比べ物にならないぐらい機敏です。

パピー日本語フォーラム http://sakurapup.browserloadofcoolness.com/index.php  右上に検索窓があります。


オフィス統合環境
* OpenOffice/LibreOffice は, インストールすると 400MB を超えます。
* 空き容量は、 画面右下のアイコンにマウスを合わせると表示します。 この例では、 右から2番目です。 icons
* 空き容量に不安がある場合、 ファイルを拡大してから、 アプリをインストールします。
「使用ディスク容量を増やす」=「個人設定保存ファイルを拡大する」には、 [ユーティリティ]−[個人保存ファイルのリサイズ] で拡大するサイズを指定してから再起動します。 再起動時に大きくなります。 
日本語版 LibreOffice-3.?.?_ja.sfs http://101.143.162.62/puppy/opt/

[セットアップ]−[パピーの設定]−[Quickpet Install Popular Programs]−<Sfs Get>タブ から、 OpenOffice, LibreOffice(英語版)がインストールできます。

* 私のPCの問題かもしれませんが、 日本語版はメニューが文字化けして使い物になりませんでした。

Google Chrome/Chromium

* Google Chrome / Chromium (Chrome の開発版) をインストールすれば、 Google Documents が使えます。
※ Seamonkey、 FireFox は、 Google Documents での日本語入力に問題があるのですが、 ワープロやエディタからコピー&ペースト可能です。 Google Drive へのアップロード、 ダウンロードもできるようです (最近は問題ないかもしれません)。

* インストール後、 120-130MB。 キャッシュを制限できないので、 さらに 100MB 以上の空き容量が必要だと思います。 Ctrl + h [履歴]、 または、 Shift + Ctrl + Delete からキャッシュを削除できます。
Google Chrome (32bit .deb) を Google からダウンロードして、 インストールしても、 メニューに現れませんし、 起動もできません。 http://www.google.co.jp/intl/ja/chrome/browser/
対策: http://pc-usr.seesaa.net/article/240816503.html
sfs, pet化された Chromium はネットで探してみてください。

* Slacko, Precise (5.4) 用ではバージョン25ぐらいまで供給されているようです。 (2012.12)
 Puppy Linux Discussion Forum http://www.murga-linux.com/puppy/index.php

エクスプローラ風ファイルマネージャ Xfe

* [セットアップ]−[パピーの設定]−[Puppyパッケージマネージャ] からインストールできるかもしれません。
http://sakurapup.browserloadofcoolness.com/viewtopic.php?f=13&t=1624




その他
印  刷
印刷設定は、 CUPS というウェブベースのアプリで設定されます。
[セットアップ]−[CUPS プリンタウィザード] だったと思います。
ディスクデフラグ
Linuxの場合、 ディスクデフラグは不要。 ファイルシステム自体が断片化を防ぐそうです。
ウィルス対策
アンチウイルスソフトがスキャンするのは、 「ウインドウズのウイルス」だそうです。 Linux のシェアが極端に少ないため、 Linux で動くウイルスはほとんどないそうです。 Ubuntu や LinuxMint のサイトでもウイルス被害ゼロと謳っています。だからと言って、 完全に安全かどうかはわかりません。 メールやブラウザなどウインドウズ同様に注意した方がいいでしょう。

* 推奨するわけではありませんが、 無料ソフトも存在します。 [Puppy パッケージマネージャ] から、 Avast などがインストールできるかもしれません。
* Linuxでよく使われる ClamTK は誤報告(false positive)が多いようです。


End of the text