
劇評(ツボ男優・アーティスト)
このページは、私の好きな男優・アーティストの舞台レポートです。
最近見たものは、BBSでプチ観劇日記を発表しています。
作品についてのご感想、他作品の観劇レポートも大歓迎です。
ぜひご利用ください。
プチ観劇日記(BBS)
2004年以降の劇評はこちらです。
目次に戻る
トップページへ
人名(敬称略)
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 わ行 その他
あ行
赤坂晃 ・キスミー・ケイト
市瀬秀和 ・被告人
伊東四朗 ・いい加減にしてみました2
内田慈啓 ・バルコン ・ある豊かな生活 ・SPACER ・阿国 ・心と意志
内山怜也 ・英國少年園
江原敦史 ・新宿さいど物語 ・人生回り道したけれど
大江千里 ・2001年9月コンサート ・2001年12月コンサート ・2002年12月コンサート ・PIANISM
大沢健 ・男の花道 ・美女で野獣 ・グラディスおばあさんの画廊
・Little voice ・オスカー ・扉を開けて、ミスター・グリーン
・ゴロヴリョフ家の人々 ・復元 阿国歌舞伎 ・LILIES(2003)
か行
河西健司 ・彼女を不安にさせるいくつかのこと
加納竜 ・ジンジャーブレッドレディ HONK!
北村一輝 ・月光のつゝしみ ・秋ランマン
熊倉一雄 ・くしゃみ ・ら抜きの殺意
小松政夫 ・小松政夫&団しん也 ・銭形平次
さ行
篠井英介 ・バルコン ・欲望という名の電車
・ハムレット
The convoy ・新タイムトンネル再演 ・The convoy祭 ・白鳥の歌
・さよならの城 ・雲のゆくえ ・草原の風
沢村一樹 ・ゴースト
庄司哲郎 ・個展 ・食事会
STUDIO LIFE ・月の子 ・LILIES ・鑑定医シャルル ・トーマの心臓 ・OZ
・ふたり(岩崎大) ・LILIES(2003) ・イーストウィックの魔女たち(及川健)
た行
舘形比呂一 ・白鳥の歌 ・さよならの城 ・雲のゆくえ
田中実 ・言葉 ・剣客商売
出口雅之 ・ディナーショー(2002) ・DK Party(2003)
な行
NIRO(新納慎也)・Beauty and Beast? ・DIVA ・さよならの城
・ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている ・スターダスト上海
・トーマの心臓 ・CLUB SEVEN ・ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている2
・草原の風 ・PURE LOVE ・イーストウィックの魔女たち
西島千博 ・Beauty and Beast? ・ダンスバトル2 ・スターダスト上海 ・スーパーダンスバトル2003
・兵士の物語
能見達也 ・明日を心の友として ・カルテ
・あほんだらすけ15
は行
萩本欽一 ・前川清&萩本欽一ショー2002 ・江戸の花嫁
春田純一 ・12人の怒れる人々
ま行
升 毅 ・ART
みうらじゅん ・ゆるキャラショー ・青春ノイローゼでSHOW
村上弘明 ・佐々木小次郎 ・走れスミス
美輪明宏 ・毛皮のマリー ・卒塔婆小町 ・黒蜥蜴
や行
柳葉敏郎 ・40 ・江戸の花嫁
柳沢超 ・リボンの騎士
山本耕史 ・GODSPELL
吉守京太 ・欲望という名の電車 ・卒塔婆小町 ・サロメ
わ行
和田圭市 ・英國少年園
その他(ツボ以外・コンサート・歌舞伎など)
2003
・天国の本屋
・ビューティフル・サンデイ
・筋肉ミュージカル2003
・フジ子・ヘミングコンサート
2002
・村治佳織クリスマスコンサート
・アンサンブル・プラネタ
・ボーイズ・エアー・クワイア
・北条時宗
・日暮里泥棒物語
・マクベス
・フジ子・ヘミングコンサート
・『旬』翔ける in Suntory Hall 第2章 狂言を観る(2002)
・九月大歌舞伎(2002)
・疾風のごとく
2001
・クリスティーナ&ローラ
・ゴンチチのクリスマス
・九月花形歌舞伎(2001)
◇DK Party◇
日時:2003年12月30日
場所:アグネスホテル
毎年恒例になりつつある出口雅之さんのディナーショーである。
今回は元グラスバレーの上領さんとのコラボということで、上領
さんのファンクラブと合同で開催された。
ずっと前に上領さんと出口さんで合同ライブがあったのだけど、
行けなかったんだよね。なので今回初めて生で上領さんを見たのだ
けど、出口さんに負けず劣らず若々しい!細身のスーツ姿&眼鏡で
なんだか教師とスパイが来たような感じだった(もちろんスパイ=
出口さん)。
グラスバレー時代はアルバムが出たら買う…というくらいで、ファ
ンクラブにも入ってなかったので、途中で上領さんが抜けたときに
喧嘩別れだったんだろうかと思っていたのだけど、全然違っていた
ようだ。逆に仲が一番良かったみたい。
質問コーナーがあったのだけど、上領さんが出口さんに対して
「ここはいかがなものか」というところは?という質問の回答:よ
く寝ぼけることについての話によると、上領さんはちょくちょく出
口さんの部屋に泊まっていたらしい。(ちなみに出口さんが床に寝
て、上領さんは出口さんのベッドに寝てた)それで、雷が鳴ってい
た夜に上領さんがうとうとしていると、出口さんが寝ぼけて突然起
き上がって上領さんの枕元にやってきて「この間はどうも!」と大
声を出して、上領さんが驚いて叫び声を上げた…という事件があっ
たらしい(笑)。上領さんは雷よりも出口さんが恐かったそうです。
出口さん、すごすぎ(笑)。
二人でグラスバレー時代の曲を演奏したのだけど、やっぱりこの
ドラムの音は上領さんでなきゃ!と思ってしまう。残念ながら一番
聞きたかった「星の棲む川」はやってくれなかったのだけど、二人
で「(グラスバレーの頃の曲について)懐かしいね。いい曲だよね。」
と言ってたのが嬉しかった。
そんな二人がその後他のグラスバレーのメンバーと交流があるの
かという話題になると、どうやら共通して交流があるのが根本さん
のみで、他の人の消息は知らないらしい。エッ、意外。ちなみに根
本さんは現在イギリスに住んでいるそうです。
このディナーショーではお土産があったのだけど、それぞれのファ
ンクラブのマークをあしらったブックエンドやら二人の写真集やら
があって、まるで出口さんと上領さんの結婚式の引き出物をもらっ
たような気になってしまったのは、私がヤオイスキーだからでしょ
うか(笑)。
あと、ライブが始まる前にモニターでグラスバレーのPVが流れ
たのだけど、あれって発売してくれないかなあ…。たしか「Freezen」
と「輝くほとりに」と「Moon voice」は流れたと思う。それまでグ
ラスバレーのPVを見たことがなかった(解散前に出たビデオは持っ
てるが)ので、当時PVがあるとは知らなかった。残っているのな
らビデオやDVDで出してほしい。版権の問題で難しいかもしれな
いけど…
◇青春ノイローゼでSHOW◇
日時:2003年12月27日
場所:さいたま文化センター
当初どんな内容なのか全然知らずにチケットを買った。
このイベントで小冊子をもらったのだけど、薄いコピー本で、中
には歌詞が書かれていた。歌詞の内容は結構カタい。たまに「ん?」
という内容もあったけど、なんでまた歌のコピー本が?と思ってい
たら、開演後のみうらさんと山田さんの説明で、このイベントの全
容が明らかになったのである。
みうらじゅんさんは少年時代に相当な数の曲を作っていて、アル
バムと称してテープに録音して「自由の小鳥(小鳩?)」と呼び合っ
ていた親友に聞かせていたのだ。で、何かのきっかけで山田さんに
話したら山田さんが「そんなことするのは絶対おかしい」と言いだ
し、このようなイベントを開くことになったのである。つまりみう
らさんの恥ずかしい過去をみんなで笑いとばして供養しようという
ものだったりする。みうらさんは主旨にまだちょっと納得してない
ようだが(笑)。
もらった小冊子の表紙には、タイトルと一緒に「D・T・F」と
いう謎の略称が書かれていた。これは「童貞フォーク」ということ
らしい。
みうらさんや山田さんによると、作った曲は童貞特有の「内にこ
もる情熱・問題提起・ひとりよがりで他人のせいにする」という特
徴にあふれている。でもこの頃の創作欲&創作にかけるエネルギー
はいろいろな意味で大人になって考え方が変わったときと比べると
遙かに強大だったりする。
イベントではだいたいアルバム1枚分くらいの曲を披露したのだ
が、涙が出るほど笑えた半面、自分の過去を思い返すと同じような
創作期があり、共感しちゃう自分がいる。
だいたいこじらせているときのエネルギーが最大になるのが思春
期の頃なんだけど、その頃に作った作品は今から見るとこっぱずか
しいと同時に妙にスケールがでかかったりして、あなどれないもの
がある。
みうらさんはこのイベントで過去の自分を供養したけど、大半の
人間はこじらせた頃の作品を抱えたまま供養することなく今に至っ
ているはず。なので供養できたみうらさんがかなり羨ましかった(笑)。
イベントでは歌の披露の他にD・T期のみうらさんのスライドショー
があったのだけど、過去が分かってくるとどうやらお母さんや友人
の歯止めがなかったのがカギだったんじゃないかと思った。うちも
そうだったんだけど、家族や友人が創作や趣味について無関心だっ
たり応援的だったりすると、独自路線を突っ走りやすくなる傾向が
あると思う。「あんた、それって変だからやめときなさい」という
ストップが入らない(=好きなようにやらせる)と、世間でいう普
通と変のボーダーラインに気づかずに生きてしまうんだよね。だか
らみうらさんが山田さんにツッコミを入れられるまで気づかなかっ
たというのにも納得できる。でもそれだけ家族や友人がみうらさん
の個性を伸ばしてくれたんだよね。いい人生だと思う。例えこじら
せたのを卒業しても、みうらさんには思う通りに生きてほしい(笑)。
◇天国の本屋◇
日時:2003年12月12日
場所:博品館劇場
小説が原作で、映画化もされた作品。舞台での主人公は「仮面ラ
イダー龍騎」の城戸くんこと須賀さんなんだけど、映画バージョン
だと「百獣戦隊ガオレンジャー」のシルバーこと玉山鉄二さんだっ
たりする。主人公はそういう系統なのか(笑)?
主人公の須賀さんが、天国からの招待チケットをもらい、生きた
まま天国に行くことから始まる。天国には本屋があって、須賀さん
の仕事はアルバイト店員だ。そこには先輩のアルバイト店員(紺野
さん)がいるのだが、無愛想でまるで心を開かない。天国からの死
者(ルーさん)は、須賀さんに彼女の心を開かせてくれと頼む。
天国の本屋では朗読サービスがあって、須賀さんは「人魚姫」の
朗読を頼まれてしまう。今まで朗読をしたことがなかった須賀さん
も、だんだん朗読の面白さにハマっていく。
ある日、客の少年が「泣いた赤鬼」の朗読をせがんできた。須賀
さんはリクエストに応じるが、青鬼が作戦を開始するあたりに入る
と中断させてしまう。
その後紺野さんの過去が明らかになっていく。幼い弟と二人で生
きていたのだけど、恋人ができたことで弟が自殺してしまったらし
い。その弟に朗読してあげたのが「泣いた赤鬼」だった。紺野さん
が弟に読み聞かせたのは、ちょうど本屋に来た少年が止めたところ
までだったことから、須賀さんは少年が紺野さんの弟だということ
に気づく。
須賀さんは紺野さんに少年が来たときに「泣いた赤鬼」を読み聞
かせてほしいと頼む…と、いうような内容だった。
映画や小説はどうなんだか分からないけど、舞台だと感動すると
ころが全部絵本や小説の朗読シーンだったような気がする。(2冊
以外にも、ルーさんが小説を朗読するのだ)自力で感動させてない
ところがちょっとむかつく。泣いてる人は多かったけど、もっと違
うところで泣かせてくれよと思った。
だって「人魚姫」と「泣いた赤鬼」をそれぞれまるまる朗読する
んだもん。朗読する時間でだいぶ消費していると思う。これで「か
わいそうなぞう」まで朗読されたらどうしようかと思っちゃった(笑)。
上手い人が朗読すればそれなりにいいかもしれないが、須賀さん
が殆どを朗読するので非常に辛かった。内容をあまり把握しないで
会場に行ったのだけど、開始10分も立たないうちに飽きてしまっ
た。こんな思いをしたのは初めてかも。
出演者が須賀さんと紺野まひるさんとルー大柴さんしかいなかっ
たのだけど、最初のシーンで須賀さんが客席から舞台に上がったと
き、暫くそのお兄さんが須賀さんだと気づかなかった私って一体
(泣)。
生で見た須賀さんの第一印象は、「華がないなぁ」だった。ポス
ターの須賀さんはそそこそいけてたんだけど、実際はポスターより
日焼けしてて、小さかった。紺野さんよりちょっと高いくらいだか
ら170弱はあると思うんだけど、すごく小さく見えたのでやばいと
思う。舞台での目立ち度は須賀さんより小さい及川さんに負けてる
と思う。次に舞台に上がることがあったらもっと華を身につけてほ
しい。
◇イーストウィックの魔女たち◇
日時:2003年12月11日
場所:帝国劇場
ニイロさん改め新納慎也さんとスタジオライフの及川さんと宝塚
OGが出るというので行ったのだけど、見ているこっちが恥ずかし
くなるような内容だった。一人で行ってよかった(笑)。
友人を誘ったのだけど、言葉を濁して断られたんだよね。なんだ
かその理由が分かったような気がする。とにかくメインキャラがセッ
クスのために生きているような感じなので、新納さんはともかく宝
塚OGの涼風さん&一路さんの恥辱プレイを見せられているような
気になってしまうのだ。つまり全体的にエロい。
内容は、女たらしの男(陣内孝則さん)が片田舎のイーストウィ
ックという町に引っ越してきたところから始まる。この町にはあば
ずれ系の女が3人いた。その1:男と次々と関係しまくるオッパイ
オブジェばっかり作っている芸術家(一路さん)、その2:同じく
司書(涼風さん)、その3:不倫中の団体職員(森久美子さん)で
ある。この3人と次々女たらしの男が関係を持つ。3人は親友同士
だったが、自分が付き合っている男が同一人物だと気づくと、復讐
をはかる…というものだった。
新納さんは一路さんの息子役で、及川さんは陣内さんの召使いっ
ぽい役だった。で、新納さんは途中までは純情な青年なんだけど、
陣内さんにたきつけられてからは一変してサルみたいになってしま
う。いやあ、新納さんのファンクラブ経由のチケットだったので割
と前の席だったんだけど、目の前でズボンを下げて女の子をおっか
けていく新納さんを見る羽目になるとは(笑)。いいけど(いいの
か?)。
及川さんは「スヌーピー」でいうとウッドストックみたいなキャ
ラだった。ほとんど台詞がないんだけど、いいタイミングでおいし
いところを持っていく…みたいな。で、陣内さんとの関係がイマイ
チ微妙なんだけど、及川さんはホテルマンみたいな格好で赤い口紅
をつけて陣内さんに熱い視線を送ってたりするんでただならぬ関係
だと思うことにする(笑)。私の隣の席の人は及川さんを気持ち悪
がっていた(泣)。別に口紅を塗らなくてもよかったのに。
で、陣内さんの魔力で新納さんの恋人が陣内さんと結婚しそうに
なるのだけど、そのときの恋人役の人の花嫁衣装がものすごく可愛
かった。そこはかとなくエロいけど(笑)。ドールで作ってみたい
くらい。でも資料がないんでデザインはもう分からない。
見せ場は3人が陣内さんから教わった魔法で空を飛ぶのだけど、
私の座席の辺りは森さんが低空飛行をするところだったので、たぶ
んここで森さんが落ちてきたら私は死ぬなと思った(笑)。ものす
ごい肉の塊なんだもん(大失礼)。
あと最後で3人が退治した陣内さんのことを思い出して股間を押
さえるシーンがエロかった。どうやら子どもができた…という表現
のようだけど。うわあ、宝塚のOGもこういうことをするようになっ
ちゃうのかぁって。
個人的に衝撃だったのは、涼風さんがチェロを弾いているところ
に陣内さんが来て誘惑するシーン。陣内さんが涼風さんの脚を広げ
るのだけど、スカートが広がって下着が丸見えになるのだ。もちろ
ん見せパンなんだけど、涼風さんのおっぴろげはちょっとショック
だったなぁ。絵麻緒さんがもしこの役だったら心で泣くかも(笑)。
◇心と意志◇
日時:2003年11月21日
場所:紀伊國屋ホール
内田慈啓くん目当てで見に行った。どんな内容か全く知らない状
態で行ったのだけど、客層がいつもと違って思っていたよりずっと
若い人がいなかったのが印象的。
内容は、大喪の礼をおこなう1989年2月24日のある一家の出来
事である。主人公のタチバナ(平田満さん)は、長いブランクを経
てドキュメンタリー映画を作ろうとしていた。題材は友人のスギノ
夫妻が自分たちの息子の死について語るというもの。息子は自殺し
たのだ。スギノ夫妻は、若い頃にタチバナ夫妻と自主製作映画を撮っ
た仲間でもあった。タチバナとスギノ夫人とは同棲していたことが
あったが、その後今のタチバナ夫人と付き合って結婚したという過
去もあったりする。スギノ夫人は息子の死から立ち直ったかに見え
たが、やっぱりカメラを前にするとまだ気持ちの整理がついていな
いようだ。
タチバナ夫妻には長男と長女がいる。長女は平凡な高校生(だっ
たかな?)なのだが、長男は大喪の礼に天皇制反対イベントを安田
講堂で行う計画を立てていたのだが、大喪の礼当日になって行方不
明になってしまう。イベントのスタッフ兼長男の恋人が迎えに来る
が、長男の行方は謎である。
で、タチバナ夫人には歳の離れた女優の姉がいる。二人の間に兄
弟がいたのだが、若い頃に自殺してしまっていた。姉はタチバナ夫
人が自殺した(夫人からみると)兄と一緒に住んでいたこともあっ
て、歳の離れた弟が自殺した理由をことあるごとに夫人に尋ねるが、
夫人は黙秘するばかりだ。
一方タチバナ夫妻の長男は地下室に隠れていた。右翼団体からイ
ベントに参加したら家族の命はないと脅迫されていたのだ。その地
下室はかつてタチバナが引きこもっていた場所だった。この地下室
をきっかけに、タチバナ夫人の兄の死の理由が分かりかけてくる…。
と、いうように書いている私自身この芝居の内容を消化できなかっ
たりする(汗)。タイトルの「心と意志」は、タチバナが撮ろうと
した映画のタイトルであり、タチバナ夫人の兄が最後に書き残した
言葉でもある。
ただ私に分かったのは、世間一般の目から見たら異常じゃないか
と思うことも、日常であるという人が存在することだ。長男が天皇
制反対のイベントをやろうということを、タチバナ夫妻も妹も伯母
(夫人の姉&女優)も止めようとしないどころか警察から隠そうと
したりして応援しているふしがある。
タチバナ夫妻も一見普通そうだが、スギノ夫妻の息子はほぼタチ
バナとスギノ夫人の間にできた子どもということが明らかになる。
その後スギノ夫人は政治活動の道に入り、抜けるときに半殺し状
態になるほどひどい制裁を受けた過去を持つ。タチバナ夫人の姉も、
独身のはずなのに母親の気持ちを感情込めて語ることで、自殺した
弟が実は姉の隠し子だったんじゃ…と思わせるシーンもあったりす
る。真相は明らかにされなかったが。
実際大喪の礼にイベントはあったらしい。当時は全体的に自粛ムー
ドがあって、演劇などの娯楽は休止する傾向にあったようだ。私は
この頃演劇鑑賞などしたことがなかったのでそういうことがあった
のは全く知らなかった。ただ民法では特別番組をばんばん流してい
るのに、テレビ東京だけがマイペースだった記憶はある。
政治色の濃い作品は見ないようにしていたんだけど、うっかりこ
の作品は体ごと左に傾いちゃいそうなくらい濃い内容だった。たし
かに舞台の上のことなんだけど、どうもプログラムの字体といい内
容といい「やばいところに来ちゃったなぁ」というのが感想である。
肝心の内田くんなんだけど、多数の一般市民から見たら普通じゃ
ないことを普通にしてしまう普通の青年という感じだった。ただ女
装してイベントを仕切っていたらしく、途中で女装姿で登場するの
だけど、丈の長いワンピースにもコートにも見えるようなもので、
イマイチ弾けてなかった(笑)。せっかく内田くんが演じているの
だから、もっといかにも女装!という格好で出てきてほしかったの
に。
地下室の存在は誰にも干渉されることなく自分が自分を見つめ直
し、次の段階に進めるまで充電するような場所なのかなと思った。
自分の家にもあんなような場所があったら籠もりたくなっちゃう
かも。
◇秋ランマン◇
日時:2003年11月14日
場所:スペース107
北村一輝さんが以前出演したドラマ「春ランマン」の外伝。とは
いえその番組を見たことがないので、設定がイマイチ分からなかっ
たけど楽しめた。
北村さん演じるジョージが、売れない役者だった頃の話を回想す
る…というもの。舞台に登場したときは売れてる頃だったので、も
のすごく奇抜なファッションでびっくり。
北村さんってごつそうなイメージがあるけど、実際は結構細い。
そして体型がエロい(笑)。結構体や腿のラインが出るような服
だったので萌えた。
どうやらジョージは相当な女たらしで、ウインクが必殺武器らし
い。ジョージがウインクすると大抵の女性は参ってしまう。ちなみにジョ
ージがウインクすると、拳銃を発砲した音が効果音で流れる。
回想シーンの内容は、弟分にあたる青年が仕事先で怪我してしま
い、病院に入院することになり、ジョージが一緒に病室(相部屋)
に入ってくるところから始まる。病室にはすでにある劇団の座長と
ある事件を起こした犯人が入院していた。座長は見舞いに来た団員
の女性とデキていたが、男性の団員ともデキていて二股をかけてい
た。犯人は素性を隠していて、刑事(平賀雅臣さん)も素性を隠し
ていたので、ジョージがホラ話で「人を殺したことがある」と言っ
て座長たちをびびらせたときにいい反応をしていた(笑)。
ジョージは見舞いに来た弟分の彼女が、自分がかつて捨てた女だっ
たことに気づく。彼女もジョージのことを覚えていた。彼らに劇団
員や病院の看護士、入院患者の女の子などが複雑に絡んでいく。
個人的にツボにきたのは、病院の小児病棟で演劇をしようという
ことになり、芝居を何にしようか考えるシーン。ジョージは唐突に
ハムレットを挙げ、「死の美学がいい」と不謹慎きわまりないこと
を言い出すのだ(笑)。結局座長の意見で北風と太陽になるのだが、
ジョージが北風の役になって演じるのだけど、島本和彦さんが描い
たらこんな感じになるだろうなというような濃い演技で笑えた。
あと、昔の回想シーンなのでジョージが肩に担ぐタイプの携帯電
話を持ってて萌えた。
全体的に休憩なしの2時間近くのお芝居だったのだけど、こんな
に複雑に&面白くキャラを動かすことができるのかと思った。それ
ぞれの人間関係を説明的な台詞を抑えて観客に分からせてるからす
ごい。
北村さんも平賀さんもこの前の「月光のつゝしみ」や「北条時宗」
のときとはまたひと味違ったキャラをこなしていた。気になったの
は平賀さんが喉から発声するので声が後半枯れちゃっていたこと。
パンフレットで出演している女優さんが平賀さんについて「喉を
使って大声を出す」というようなことを指摘していたので、ずっと
喉で出してたようだ。「40」のときは気にならなかったのだけど、
今回はかなり喉を酷使してたようで気になった。もともと喉派なの
かなぁ。
最後に平賀さんがジョージの劇団の団員役で登場して(刑事を辞
めたのか?)、ぴちぴちの服でジョージたちと一緒に妙なダンスを
踊るのだけど、エアロビクスのように終始笑顔だったので笑えた。
ジョージではあんなにはっちゃけた北村さんだったけど、素に戻っ
たらものすごくシャイで、最後に観客に挨拶するときに恥ずかしそ
うに喋るのが可愛らしかった。
個人的にオカマっぽい役を見てみたい(笑)。きっとそつなくこ
なすんだろうな。
◇兵士の物語◇
日時:2003年11月5日
場所:オペラシティホール
西島千博さんと指揮者の西本智実さん目当てに行った。西島さん
は悪魔の役で、西本さんは指揮者としてだけでなく、微妙に作品に
も登場していた。
二人とも似たようなメイク&衣装だったので、兄弟に見えてしまっ
た(笑)。西島さんは悪魔というより「パタリロ!」のバンコラン
に見えた。
会場がオペラシティホールで、階段つきのセットということもあっ
てダンスをするには狭すぎる印象があったのだけど、あまり気にな
らなかった。
気になったのは、悪魔は兵士(西村さん)に対してあまりにも執
着していたところ。最初に出会ったときに客として兵士を招いて暫
く滞在させ(浦島太郎のように数年過ぎてしまっている)たり、逃
げ出した兵士に激しくつきまとったりしているんだもん。絶対悪魔
は兵士に惚れてる(笑)。
西本さんの指揮がはたして上手いのかはさっぱり分からないのだ
けど、テレビで見たとおりに宝塚の男役みたいに格好良かったので
萌えた。もっとかっちりした黒燕尾服とか着たのを見てみたい。
◇サロメ◇
日時:2003年10月3日
場所:アートスフィア
団時朗さんを中心に、男優のみで演じていた。配役が2パターン
あって、私が見に行ったのは吉守さんが兵士役で「英國少年園」の
藍川大地さんがサロメ役のAキャストだった。
舞台がおもしろくて、アートスフィアの舞台にも客席を設けてい
た。で、運良く私は舞台上の席に座ることができた。舞台上の席は
舞台の左右と奥の3方あって、私は舞台に向かって右側のはじっこ
の席だった。ここは役者さんが出入りする通路に面しているので、
団さんや吉守さんが通っていくのを間近に感じてお得だった。
藍川さんは初の女役で、結構似合いそうな気がしたのだけど、可
愛らしい姫というよりは(ああ、こういうお母さんPTAにいる…)
という感じだった。
すごかったのはサロメがヘロデ王に言われて踊るシーン。最初は
うまいなぁと思って見ていたのだけど、気が付いたらストリップだっ
た(汗)。まさか全部は…と思いきや、いつの間にか下着を脱いで
手に持ってひらひらさせてるし。最後は全裸になってくるっとター
ンして衣を纏うのだけど、舞台の脇の席だったのでターンしたとき
に下半身が見えてしまった。たぶん周りの席の人の視線は同じ方向
にあったと思う(笑)。
吉守さんは兵士役だったので台詞は少なかったけど始終舞台上に
いておいしかった。この兵士の格好も半裸で超ミニでセクシーだっ
た。開演するまで舞台の上で兵士役の人が交代しつつ警護するのだ
けど、早めに行ったので吉守さんの警護を見ることができた。
芝居の後には宝塚のようにダンスがあった。若手の男優全員が白
い燕尾服を着て踊るのだけど、ほんとに宝塚の大階段でのダンスと
同じようで格好良かった。
全体的に、団さんの胸を若手の男優たちが全員ドカーンと借りに
いったような感じだった。Studio Lifeみたいに若手男優が一同に
集まってお芝居する機会はあまりないから、貴重なものを見たと思っ
た。ちなみに観客もおねにいさま系の人がちらほらいたので、ソレ
系の人の心の琴線に触れる作品だったのかもしんない。
個人的に、サロメが登場する前に兵士と従者(?)がいちゃいちゃ
するシーンがあって、それが似合ってて萌えた。結局兵士はサロメ
に恋をしていたのだけど、サロメが奴隷に恋してしまったことを知っ
て絶望して自殺してしまい、従者が王が登場するまでずっと兵士の
亡骸を抱いて悲しむのだ。結構絵になる二人だったので、今後もど
こか他の舞台で会えるといいな。
◇PURE LOVE◇
日時:2003年9月25日
場所:アートスフィア
「ロミオとジュリエット」を宝塚歌劇団の小池修一郎先生がアレ
ンジした作品。なので出演者に旺なつきさんと朝比奈慶さんという
宝塚OGがいる。
「モーツァルト!」で話題になった中川晃教くんが主演したのだ
けど、初めて見てミュージカル界で必要とされている理由が分かっ
たような気がする。若手で主演をつとめたことのある男性ミュージ
カル俳優、たとえば山本耕史くんとか井上芳雄くんとはタイプがこ
れまた違うもの。
モチーフが「ロミオとジュリエット」のため、両家の対立が芸能
プロダクションの対立に置き換えられている。ロミオが所属してい
るのは小さめの事務所で、CGを使った作品を作るのが仕事だった
りする。一方のジュリエットは大手の事務所なんだけど、最近落ち
目になっていて、起爆剤となるタレントを育成しようと必死になっ
ている。ちなみにロミオの事務所の社長は、ジュリエットの大手事
務所の社長の元奥さんという設定なので、余計恋のハードルが高く
なっている(笑)。どうでもいいけど、ジュリエットの事務所の社
長はよほど宝塚OGが好きなのか?!
「ロミオとジュリエット」自体が非常に短期間な話なんだけど、
この作品も二人が出会って、ジュリエットがお礼を言いにロミオを
訪れたはずなのにもう結ばれてしまっている。進展早すぎ(笑)。
なにげにロミオの兄貴分のタレントがジュリエットのいとこと戦っ
て死んで、ロミオが逆上して殺してしまったりと原作に沿っている
部分もある。
で、ニイロさんの役なんだけど、ジュリエットに横恋慕してしま
う若手プロデューサーだった。しかも悪役で、ジュリエットの事務
所の社長夫人(朝比奈さんで元アイドルという設定/!)と不倫し
ちゃったりする。でも個人的に萌えだったのは、「ウルトラマンガ
イア」の巌さんみたいなボディガードを常に連れているところ(笑)。
このボディガード役の人が格好良かった。ニイロさんと対照的で
いいコンビだったの。
ニイロさんのスーツ姿は意外にもあまり見たことがなかったので、
今回スーツで出ずっぱりだったんで萌えた。ぜひ「ミュージカル
ガラスの仮面」なんてのが上演される際には、ニイロさんに紫のバ
ラの人を演じていただきたい(笑)。絶対はまると思う。
でも、ラストでニイロさんがジュリエットを騙して手込めにしよ
うとして、ロミオに見つかって殺されてしまうのだけど、そのとき
はボディガードは全然登場しなかったのが不可解。どうして彼を連
れていかなかったんだろう。待ち合わせ場所で見張りをさせていた
のかもしれないが、銃声が数発聞こえているんだから駆けつけない
方がおかしい。ここだけ解せなかった。
ロミオとジュリエットはラストで心中してしまうのだけど、冷静
に考えればニイロさんことプロデューサー殺害も実刑になるかもし
れないが、状況からして死刑にはならないだろうから素直に裁きを
受けてから社会復帰したっていいのにと思うんだけど(笑)。
ジュリエットも巻き込まれて可哀想なんだけど、若い二人には周
りが見えなくなっちゃっているのね、きっと。どちらにしても、両
方の事務所は大きな痛手を負っちゃったんだろうな。プロデューサー
も事情が世間に公表されずに死んだから、おそらくロミオは犯人扱
いだろう。
他の出演者に関しては、やはりヤッチンでしょう。ロミオのよき
アドバイザーという役(原作だと神父のような存在)だった。ちゃ
んとソロで歌うシーンがあって、ザ・グッバイを思い出させた。懐
かしいな。
ヤッチンがジュリエットに仮死状態になる薬を開発…なんて展開
にはならくて残念(笑)。
◇ビューティフル・サンデイ◇
日時:2003年9月19日
場所:俳優座劇場
出演者を当時は誰も知らないのにチケットを買ったという、私に
とっては大変珍しい作品。どこに惹かれたのかというと、ゲイのカッ
プルの話が中心らしいと知ったからだ。
で、見に行ったのだけど、泣けました。すごく面白かった。
内容は、ファミレスの雇われ店長(経歴:医学部中退のノンケ)
と専門学校生(ゲイ)のカップルの部屋に、以前の部屋の住人だっ
た女が酔っぱらって部屋に入ってきたところから始まる。起きた店
長の隣には、見知らぬ女が下着姿で寝ているではないか。店長は警
察を呼ぼうとするが、女によって阻まれる。そこに店長の母親が上
京してくる知らせが入り、しっちゃかめっちゃかになる。
と、そこへ専門学校生のヒロキが帰ってくる。寛大なヒロキは女
がどうして部屋に来たのかイマイチ分からないけど受け入れて仲良
くなる。店長は気が気でない。
この日は店長とヒロキの同棲生活3周年記念の日だった。パーティ
ーの準備をしながら、女はこのカップルの秘密を知っていく。そし
て、いつしか自分の秘密も話してしまう。
女はこのアパートの部屋から見える教授と不倫していた過去を持っ
ていた。妻の病気を口実に別れを告げられたのだが、まだ忘れられ
ない。一方、ゲイのカップルも一筋縄ではいかなかった。ヒロキは
HIVウィルスに感染している。発病していないのでセーフセック
スができるはずなのだが、店長と出会ってからのこの3年セックス
レスである。店長がノンケだからだ。さらに店長はヒロキの夢を大
事にするあまり、ギャラリーから返品されたヒロキの絵をこっそり
持っている。そして母親が今日部屋にくることをヒロキに隠してい
る。
3人でパーティーを始めたのだが、プレゼント交換で店長の出し
た間取り図の説明を聞いてヒロキは顔を曇らせる。大分の実家に帰っ
て家を建てたいという店長の間取り図には、ヒロキの部屋があった
からだ。
一方、ヒロキからのプレゼントを見て店長も驚きを隠せない。そ
れは店長の肖像画だった。ヒロキの描く肖像画は過去の人のみと思っ
ていたからだ。店長はヒロキにとって過去の人なのか?だめ押しで
ヒロキが作ったくす玉が割れると、「お別れ記念日」と書かれてい
た。
女の目の前で、店長とヒロキの喧嘩が勃発する。ヒロキは店長の
優しさにずるずると引きずられていく自分に耐えられなかったとい
うが、店長は納得しない。さんざん口論を繰り返した後、ヒロキは
「店長が好きだから、店長の自由な時間を奪うのは嫌だ」と本音を
漏らす。
そんなゲイのカップルに、女は怒り心頭、こんぺいとうをコンコ
ン投げつける。(間が絶妙!)女は教授が言っていた妻の病気が嘘
だったことを知り、妻に復讐しようとしていたのだ。
目の前で幸せなくせして別れようとするカップルを見たら、腹が
立つのももっともである。
そんななか、教授の家に救急車が止まった。女は自分のせいで妻
が発作を起こしたのだと思いこんで動揺する。ヒロキが様子を見に
行っている間に、店長は女をなぐさめる。
女が店長の女嫌い(女性に触れられるとじんましんができる)の
原因を尋ねると、店長は男に触られてもじんましんができると告白
する。自分の父親がゲイだと知り、激しく罵った後に死んでしまっ
たことが遠因らしいようなことを話す。しかしヒロキは唯一じんま
しんの起きない人間だった。店長はノンケでもヒロキが好きで、失
いたくないとヒロキが立ち聞きしているのも知らずに漏らす。店長
は母親が上京した際にヒロキのことを話して紹介するつもりでいた
のだった。
ヒロキは教授から様子を聞いてきた。初めは女が思い描いていた
ようなことを話すが、本当は焼き芋の食べ過ぎで腹痛を起こしたら
しい。つまり教授の妻は病気持ちどころかピンシャンしていた。女
はこれを機会に新しい恋を探すことにする。
さらに、ヒロキは店長の母とこっそり文通していたことが判明す
る。ヒロキは店長と一緒に生きることを選択する。でもしばらくは
まだ東京での生活が続きそうである。
ゲイのカップルものというジャンル自体あまり演劇ではやらない
し、その中でもセックスレスかつハッピーエンドだともっと見ない。
ヤオイスキーとしては貴重な作品だと思う。
個人的に店長Xヒロキに思い入れがあるので、突然乱入してきた
女がなんとかして部屋に居続けようとしたりちょっと変なことを言
うと心の中で店長と同時に「お前もう帰れよ!」とツッコミを入れ
てしまう。そんな彼女を区役所の戸籍係に設定したところがかなり
ナイス(笑)。中途半端な美人だから、自分を自信ありげに美人と
言う台詞には、観客も微妙な反応をしていたのが印象的。
写真で見たときは思わなかったのだけど、実際に店長を見ると中
学校時代の担任で私たちが卒業してから新潟に帰ったらしいM先生
に顔がそっくりだったので、もうM先生がゲイになった(店長はノ
ンケらしいが)としか見えなかった(笑)。ヒロキとのラブシーン
はないんだけど、ヒロキを後ろからだっこするシーンはあったので
M先生が(以下省略)。
ヒロキ役の武田くんはこの後新番組でヒーローに変身するので、
うっかりヒロキで見ちゃいそうでこわい。ゲイだって言われても納
得しちゃうくらいサマになってた。
演技が上手いかというと芸達者な二人ほどは上手くなかったけど、
頑張ってるのはすごく伝わってきた。特にいつもニコニコなヒロキ
が別れるために店長に感情をぶつけていくシーンは泣けた。私の周
りの観客も泣いてた。
この作品の初演は堺雅人さん(「戦闘妖精雪風」の零役)がヒロ
キを演じていたらしい。堺さんのヒロキも気になる。あの笑ってる
んだか怒ってるんだか悲しんでるんだかイマイチ判別できない表情
で演じていたのかなとか思っちゃう(笑)。初演のDVDを売って
いたのだけど、武田くんのヒロキのイメージを優先して買わなかっ
た。
◇LILIES◇
日時:2003年9月16、18、23日
場所:紀伊國屋ホール
16日
姜さんのヴァリエが一人浮いている舞台だった…という印象。舞
台歴の長い大沢さんとでは実力の差が開きすぎて、バランスがとれ
ていなかったように見えた。
声の出し方からして、姜さんはすぐに喉を痛めてしまいそうな発
声だったため、客席の後ろの方まで響かなかった。
要するに下手といえば下手なんだけど(身も蓋もない言い方)、
ビジュアル面では綺麗だったし、大沢さんとのラブシーンは絵になっ
てた。18日に見た山本さんのヴァリエと違うのは、積極性かな
(笑)。姜さんのヴァリエはシモンを抱くときの手とか指の表情が
すごく豊かなんだよね。以前ハリケンジャーでゴウライ兄弟の抱擁
シーンが、一鍬の指が優しすぎるのでいやらしく見える…とスタッ
フが言ってたくらいだったので、今回その「優しすぎる指」を生で
見た!という感じだった。
冒頭の(学校で発表する)聖セバスチャンの殉教の劇のシーンで、
神父に一番愛している人とのことを想像してごらんと言われたヴァ
リエの反応は、山本さんのヴァリエだと独自の世界観を持ってほわー
んと喜ぶ感じだったんだけど、姜さんのヴァリエだと「ドゥフフフ
フ」って妄想しながらほくそ笑む先輩萌えな女子学生みたいな感じ
だった(笑)。
シモン役の大沢さんは、高根さんのシモンと比べるとカリスマっ
ぽさは持っていない、少し陰のある繊細な青年という印象だった。
高根さんのシモンは誰もが憧れるという感じだけど、大沢さんの
シモンはその陰に惹かれた人が独占したくなっちゃうような感じ。
大沢さんはちょっとした細かいところまで演技が行き届いてて、
隙がなかった。例えばシモンが聖セバスチャンの殉教について質問
するところとか、聞き流してしまいそうなシーンもしっかり台詞が
耳に入ってくるのよね。だから「10フィート先から22本の矢が
僕に向かって飛んでくるんですよ」という台詞の場合、高根さんの
シモンだと観客から笑いが起きないのだけど、大沢さんのシモンだ
と自然と笑いが起こる。
演技からいうと冒頭の演劇のシーンは、大沢さんだけStudio Life
というより蜷川幸雄演出作品のようで既に学校演劇の枠を超えていた
(笑)。
個人的に好きなのがシモンがヴァリエにお別れを言いに来るシー
ン。去ろうとするのだけど、いつまでたってもヴァリエに「さよな
ら」が言えないシモン。大沢さんのシモンが葛藤して絞り出すよう
な声で「言えない!」って言うシーンが、それまでヴァリエを拒絶
してた反動で(やっぱりシモンはヴァリエが好きなんだ!)という
のが伝わってきてすごく好き。
あと、シモンと婚約するロジェが藤原さんだったのがショック
(失礼!)。だって藤原さんと大沢さんがキスするのはちょっと…。
深水さんカンバーック。
今回、おじさんになったシモン役の人が客演だったのだけど、そ
れほどピンとこなかったなぁ。設定の年齢より若くても鶴田or石
飛さんの方が好き。
ラストシーンの演出が、初演よりも一層演劇的に変更されてた。
ラストは初演の方が好きだなぁ。映画のときみたいにおじさんに
なったシモンが再び「嫌だ、ビロドー。絶対に。」って言ってくれ
るとなお良いのに。
18日
高根&山本バージョンを見た。この回では収録が行われた。こち
らは大沢&姜バージョンよりも完成度が高かった。もともと初演で
一番人気があったのが高根&山本バージョンだったというからうな
ずける。私も初演は高根&山本バージョンしか見なかったし。ちな
みにビロドーは初演で舟見さん・青木くんの2役を見たのだけど、
奥田さんバージョンは見なかったのね。で、今回奥田さんバージョ
ンのビロドーを見たのだけど、今まで見た2人のビロドーより自然
でよかった。子どもっぽく媚びたような言い方をしないところが好
き。奥田さんの自然体のビロドーだと、ヴァリエが来る前にシモン
とは普通(?)の友情が存在したと思うことができるから。初演の
とき、奥田さんは髪が短かったのでビロドーのイメージじゃないか
ら見なかったんだけど、今回は適度に伸びててしっくりきてた。
あと、伯爵夫人(ヴァリエの母)役の楢原さんも初演では見なかっ
たのだけど、今回初めて見て感動。こちらもさらりとしてていい感
じだった。ビジュアルとしても映画の伯爵夫人役の人にちょっと近
い感じだったし。初演に見た林さんの伯爵夫人とどちらがいいか迷っ
ちゃうくらい。姜さんヴァリエの母は曽世さんだったんだけど、個
人的には楢原さんの勝ちだと思った。特にヴァリエが伯爵夫人を殺
すシーン、思わずうるうるしちゃったもん。姜さんヴァリエだとど
うもハリケンジャー18話の一鍬とダブって泣けなかった(汗)。
「いやだーっ!」の言い方も同じだったし。
高根&山本バージョンだと、大沢さんは医者のユー男爵だったん
だけど、これが意外にもシモンのときより格好良かった。シモンと
明らかにキャラが違う!囚人が演じているという設定で考えると、
大沢さんのシモンの罪状は殺人で、ユー男爵の罪状は詐欺って感じ
(どんな例えだ)。でもユー男爵夫人はぱっとしなかった。初演の
佐野さんの方が好きだな。佐野さんカンバーック。
こちらのバージョンだと、自分の役を演じていないときは外野で
椅子に座るなどして見ているのが多いんだけど(シモンのときだと
殆ど引っ込んでしまう)、他の人が演じているのをじっと見ている
大沢さんはとても真剣な表情で格好良かった。萌え。
で、高根&山本バージョンのシモンとヴァリエなのだけど、2回
目ということもあって息が合っててより切なくなってた。高根さん
のシモンは華々しい雰囲気があって、大沢さんのシモンと対照的。
演技は細やかではないけど、粗野な感じが合ってるから問題ない。
高根さんの方がヴァリエに対して拒絶しつつも優しさが残ってい
る気がした。大沢さんのシモンだと姜さんのヴァリエを拒絶するシー
ンはかなり容赦ないんだもの(笑)。
山本さんのヴァリエは姜さんよりも理知的な感じ。姜さんのヴァ
リエがシモン萌えを押し出しているとするなら、山本さんのヴァリ
エはシモンに帰依しちゃってるように見える。なのでラブシーンも
シモンに捧げちゃうというヴァリエの健気さが伝わってくるので余
計切ない。
シモンの父親役は石飛さんだったのだけど、客演の人よりこちら
の方が好きだな。石飛さんは大沢さんシモンの回ではヤオイスキー
な神父&ユー男爵を演じているのだけど、どれもうまい。個人的に
はヤオイスキー神父(人名じゃないよ)が好き。
23日
千秋楽は大沢さんシモンバージョンだった。今回は姜さんが前回
見たときより数段進歩してた。たぶん山本さんのヴァリエのイメー
ジに近づけたのだと思うのだけど、ヴァリエの中にハリケンジャー
の一鍬は存在しなかった(笑)。前回よりも貴族出身という設定が
納得できる。感情を露わにするシーンも、前回は全てをぶちまけて
しまうような激しさがあったけど、今回は計算されてるというか、
台詞がちゃんと言えるようにセーブしているようだった。
ただ、やっぱり声は籠もっていた。一番後ろの席で見たのだから
断言できる。姜さんの声の響きは一番後ろまでストレートには届か
なかった。大沢さんや石飛さんの声の出し方にはまだまだ遠い。
大沢さんシモンは前回よりヴァリエに慣れた感じがした(笑)。
前より息が合ってると思う。
全体的な感想としては、初演よりも重厚な作品になったなと思っ
た。ただのヤオイスキー作品には終わらせないぞ!という意気込み
があったような(笑)。
映画をBS2で見たとき、ヴァリエは大沢健さん!という第一印
象があったために、今回大沢さんがシモンを演じると知ったときに
はちょっぴり違和感があったのだけど、実際に見ると大沢さんのシ
モンもアリだなと納得した。以前「月の子」の次回公演のチラシで
この作品の名前が載っていたのを見たとき、ヴァリエは姜さん!と
いうイメージが最初に浮かんだので、こうして姜さんのヴァリエが
実現したことは非常に嬉しかった。実際に見て初めは俗っぽいヴァ
リエに肩すかしを食らったが(笑)、千秋楽はイメージしていた姜
さんヴァリエに近かったので、いいものを見た!と思った。
大沢さんの出演する作品を何度か見に行っているのだけど、大沢
さんがラブシーンを演じたのは殆どなかったんだよね。あってもちょ
こっと抱擁シーンがあるくらいで。で、初めて生で見た大沢さんの
キスシーンの相手が姜さんっていうのが私としてはありがたかった
です(こらっ)。
とはいえ、大沢さんのヴァリエも諦めきれない(笑)。高根さん
のシモン&大沢さんのヴァリエというのも非常に見てみたいし、高
根シモン&姜さんヴァリエも見てみたい。(初演のキャストが決ま
る前は高根シモン&姜ヴァリエをイメージしてたので)ただ大沢さ
んが脱いでくれるかという問題があるのだけど。たぶん大沢さんが
ヴァリエを演じることになったら、姜さんや山本さんとはまた違っ
た解釈になるはずだ。そしてそれは激しく私のツボにくるにちがい
ない(笑)。
なんて贅沢なことを考えてしまうが、ニイロさんに続いて大沢さ
んがこの劇団に客演で出演したこと自体夢のようだった。まるで関
係者がうちのHPを見ていたかのようだ(んなこたぁない/笑)。
あ、でももし見てたらかわみなみさんの「インナーカルテット
(白泉社)」を高根さん(アンドレ)と岩崎さん(ステュワート)
でぜひ舞台化してください(祈)。または何かの作品で内山怜也く
んを客演にぜひ。もちろんニイロさんや大沢さんの再登場もよろし
くお願いします(ちゃっかり)。
◇ふたり◇
日時:2003年8月20日
場所:全労済ホール スペース・ゼロ
赤川次郎原作の「ふたり」は読んだことない。でも映画は観た。
映画がすごく良かったので、原作を読む気が起きないのよね。で、
今回この作品がミュージカルになるということと、出演者の一人に
Studio Lifeの岩崎大さんがいたので見ることにした。
ショックだったのは、映画の尾道を背景とした綺麗な作品が突然
東横線沿線に持ってこられちゃったという感じに描かれていたこと
かな(笑)。こんなにギャルギャルしい作品だったっけ?というく
らいはっちゃけていた。映画が原作ではないので仕方ないけど。
主人公の学校の制服がものすごくアレンジされてて(ジャケット
が裏返されていたり、バッジ類で飾られていたり)、なんか小汚い
なーと思ったら衣装デザインは山本寛斎だった(すいませんすいま
せん/汗)。もはやお嬢様学校ではなかった。というか共学エスカ
レーター校だった。
映画は女子校だったと思うんだけど…。随分前に見たので記憶が
薄れてきてしまっている。どうでもいいけど、主人公姉妹以外の女
子生徒が短いスカートの下にスパッツとか短パンとかホットパンツ
とか履いていたのが解せない。潔くないと思ったのは私だけだろう
か。どうして見せパンにしてくれなかったのか(←こらっ)。
もう一つショックだったのは、映画での私の泣き所がことごとく
変えられていて泣けなくなってたところ(笑)。気づいたのはこの
3つ。
・智也の扱い
映画だと主人公と結構関わりがあったのだけど、この作品では1
シーンのみの登場だった。当時は智也役の尾美としのりさんが登場
した瞬間から涙ボロボロだったんだけど、ここまで智也が登場しな
いとは(泣)。映画だと妹と智也がいい雰囲気のまま別れていくの
でまた泣ける(「想像の世界なら、僕たちはいつでも会える」とい
う台詞が印象的)のだけど、この舞台だと妹は前田くんという彼氏
がいるので、智也とは一切関係がなくなってしまっている。さ、寂
しい。
・父の浮気
映画だと北の女として増田恵子さんが登場してお父さんとこそこ
そとラブシーンをしているのを妹(だったかな?)が目撃してドロ
ドロとしてたと思ったのだけど、舞台だと北の女の存在がギャグの
対象になってて、お母さんが演歌調に歌い上げるシーンがあって笑
い所になってしまっていた。いや、ミュージカルだから歌は当たり
前だけど…。
・ピアノ
舞台だとお母さんが習い始めてしまっていた。妹が弾いてるとこ
ろに姉が降臨して…という泣きどころは消失。
やっぱり一番は智也の存在がぞんざいになってたところかな。ち
なみに岩崎さんは出演者の中で唯一の男性で、智也と前田君と主人
公の父の3役を演じていた。岩崎さんバージョンの智也、すごく格
好良かった!私はあの智也で泣くつもりだったのに(笑)。
登場の仕方がいいの。モブシーンの途中、舞台の袖からすっと現
れて壁にもたれて紙コップのコーヒーを飲む…というだけなんだけ
ど、現れただけですぐ気づいたし、衣装は地味だったけどすっごく
目立っていた(贔屓目?)。あれが華ってやつでしょうか。
衣装はクリスマスイブの話なので冬服。ベロア調のブーツカット
がより脚長に見えていた。上はハイネックのセーターにジャケット
で長いマフラーだったかな?眼鏡もかけていた。あの場面の舞台写
真を売ってほしかった(笑)。一応3役を岩崎さんはちゃんと演じ
分けていた。私は智也が一番好きだな。出番殆どなかったけど…。
岩崎さんが演じたので一番出番が多かったのが前田君。妹の彼氏
となる人で、1学年上らしい。前田君はバスケ部でちょっともっさ
い感じなんだけど、女子のとりまきがいるくらいモテモテ。とりま
きによる前田君の歌まであるところがすごい(笑)。もともと岩崎
さんもバスケをやっていたとのことなので、Studio Lifeでは見られ
ないドリブルなどの技を披露していた。でもあんな感じの高校生、
いそう。妹の心の支えになりそうでならないところがなんかちょっ
と不満(笑)。姉が消失してしまったとき、取り乱した妹にどさく
さに紛れてキスしちゃったりするし。(ちなみにマジ当て)
でも映画に前田君っていたっけ?智也しか見てなかったから覚え
てない…。でも女子校だったはずだからいないよねぇ。原作にはい
るのかな。謎。
姉妹が生と死、過去と現実でいろいろごちゃごちゃになっていく
のが映画の面白いところだったんだけど、舞台だとあくまで姉は過
去の人であり、死んだ人なんだよね。姉が生前どんな人だったのか
を妹は深く確かめようとしないし、姉とシンクロすることもなく、
迷いながらも妹の人生をきっちり歩いている。姉はサポートするだ
け。なんか姉妹の境界が舞台ではきっちりあったって印象が強い。
ミュージカルのテーマが「生きる力」だからかもしれない。まさ
かここで学習指導要領の主題を聞かされるとは思わなかったよ(笑)。
ちなみに姉妹の母役は奥山佳恵さんだったんだけど、もとはとい
えば富田靖子さんだったのよね。急に腰痛で降板しちゃったの。正
直、お母さん役は富田さんで見たかったな。
尾道三部作に深く関わった人だっただけに、残念。一応来年もあ
るようなので、来年も岩崎さん&富田さんが出るようだったらもう
一度見に行く予定。
あと、プログラムの出演者の写真、姉妹といい学生役の人たちと
いいけばかった。姉の写真と舞台の本人はかなり違っている。で、
岩崎さんの紹介に学生時代の写真が載っているのだけど、高校時代
の岩崎さん、萌えです。同級生にこんな人がいたら、私&友人たち
で取り巻いて「岩崎君の歌」を歌っていたかも(んなこたぁない/
笑)。
ナウなヤングな主人公をはじめとするオーディション合格者たち
については、妹は歌が上手かった。みんな本気でぶつかっていって
るなぁという若さというか、ひたむきさを感じた。はっきり言って
アダルトチーム(=岩崎さん&奥山さん)以外は一人も知らなかっ
たのだけど、ダンスとかのびのびやってた。岩崎さんも歌うシーン
があったんだけど、思ったより声が出てて上手かった。今後ミュー
ジカルへの外部出演もこなせそう。
あ、でも踊るシーンはちょっとしかなかったので残念。やろうと
思えば「月の子」でアートのダンスシーンも出来たのでは?Studio
Lifeはさすがにミュージカルはやらないのかな。外部出演情報を見
るとダンスの作品に出演してる人もいたり、ミュージカルにも出て
たりするのでやってやれないことはなさそうだけど…??
◇復元 阿国歌舞伎◇
日時:2003年8月10日
場所:彩の国さいたま芸術劇場大ホール
野村万之丞さんプロデュースによる阿国歌舞伎の再現もの。でき
るだけ当時の踊りに近づけているらしい。「男の花道」に続いて大
沢健さんの特技である「踊り」が充分堪能できた。木の実ナナさん
の「阿国」は場末の飲み屋のママっぽい感じだったけど、この作品
の阿国は人間味はあまり出てこないで踊り重視なものだから、若く
て品があって…という感じだった。同じ阿国でも随分解釈が違う。
ちなみに大沢さんの役は阿国の永遠の恋人である名古屋山三、傾
き者である。派手な着物に身を包んで、これまた派手な太刀を持つ
美青年。髪型は前髪風なのだけど、大沢さんの地毛に髷の部分をくっ
つけていた。もう登場した瞬間から大沢さんに目が釘付け(笑)。
素敵すぎる。萌え。
踊りは大きく分けてやや子踊り、阿国歌舞伎、女郎歌舞伎、阿国
と名古屋山三との踊りだった。
阿国はダブルキャストで、片方は花柳流の若き師範、もう片方は
元宝塚宙組娘役だった麻生あくらさんだった。大沢さんと宝塚の夢
の共演(以前「美女で野獣」でも宝塚の娘役だった人が出ていたが)。
花柳流の人の阿国はキリリとした感じで、麻生さんはほにゃーん
という感じだった(どんな?)。
大沢さん演じる名古屋山三は、最初は観客(?)として登場、後
半は亡霊として登場していた。舞台の中で大沢さんは唯一の美青年
ということで案内役の女性たちの間でモテモテだった(笑)。そし
てそんなきりりとした大沢さんをなんとか笑わせようと、前座っぽ
い役割を担当する芸人役のなべおさみさんや池乃めだかさんが大沢
さんの顔を覗き込んだりギャグをかましたりしていたのだけど、吹
き出すこともなく微動だにしなかった。大沢さんのプロ根性を垣間
見たよ。でも堪えているのが分かって萌えた。
個人的に萌えだったのは、大沢さんの踊りは「男の花道」ほど大々
的には披露されなかったのだけど、台詞のしゃべり方が本当の狂言
師みたいだったところ。長唄みたいな歌うような独特の言い方をし
ていたのだけど(「水戸黄門」で御老公がたまに歌う「たーかーさー
ごーやー」のような)、綺麗な声だった〜。現代劇の台詞のときの
声とひと味違った朗々とした声だったの。たぶん言い方だけだった
ら和泉さんや萬斎さんより上手い(贔屓目?)。若手俳優では大沢
さんにしかできないな…と勝手に決めつけ。
阿国の前に亡霊となって姿を現して、自分が些細な喧嘩で命を落
としたことを説明するのだけど、そのときにはもう傾いた格好では
なく、至ってシンプルな格好だった。あれは何という種類の着物な
んだろう?全体的に大沢さんファンとしては和もので萌え萌えな舞
台だったのだけど、欲をいえば名古屋山三に相応しいヅラを用意し
てほしかったな。地毛アレンジより、全体ヅラの方がその時代の人っ
ぽくていいと思うのだけど。というかちゃんとした前髪姿の大沢さ
んが見たかったの。
最近続けて演劇関係の雑誌で大沢さんが「花柳恵右衛門」という
名取りであることが紹介されているので、せっかくだから日本舞踊
関係の舞台がもっと見られたらいいなと思った(その際は坂東流を
習っていた北村一輝さんもぜひ)。
◇草原の風◇
日時:2003年7月21日
場所:ゆうぽうと 簡易保険ホール
前回の「スターダスト上海」に続く文学作品のダンスアクト第2
弾。今回は椎名誠さんの「ナラン」と、絵本でおなじみの「スーホ
の白い馬」をミックスさせたダンスアクトである。なのでナランと
スーホの夢の共演があったりする。
ニイロさんの役はシャーマンと狼の2役だった。シャーマンは一
人だけ男とも女ともつかない(遠くからだと女に見えたが/笑)、
作品の中では次元を超えた存在だったりする。赤を基調にした衣装
で、今にも「○○様に届け!ラブラブフラーッシュ!」と言い出し
そうな感じである。実は私、最初シャーマンが誰だか分かりません
でした。ニイロさん、すみません(汗)。
この作品には悪い王&狼のボス役でザ・コンボイの橋本さんが出
演している。でもプログラムの出演者紹介を見ると音楽に専念とい
うようなことが書いてあったので、コンボイは脱退してしまったん
だろうか?気になる。
ニイロさんをはじめ他のダンサーが細い中、橋本さんは結構がっ
しりしていて目立っていた。歌も披露していた。(ニイロさんも歌
を披露していた)
個人的にはダンスアクトとしては前回の「スターダスト上海」の
方が好きだな。あちらはぶっとんだ設定を紹介することに全てを賭
けて、沸き起こる疑問やツッコミをダンスの格好良さでねじ伏せて
しまった作品だったけど、こちらはそれに比べると随分と大人しい
印象だったもので。でもニイロさんのシャーマン姿を見られただけ
でも行った価値はあったと思う。
◇HONK!みにくいアヒルの子◇
日時:2003年7月18日
場所:かめありリリオホール
亀有と亀戸を勘違いしてしまったために遅れそうになった(亀戸
に行ってしまった/泣)。いや、現に遅れたのだけど、運良く開演
時間が10分遅れたので間に合ったのね。
内容は「みにくいアヒルの子」とほぼ同じ。違う点は、母親がみ
にくいアヒルの子を実の子どもとして可愛がっているところ。アン
デルセンの童話だと、母親すら見放してしまっているのだ。
当初はみにくいアヒルの子を人間世界に置き換えた作品なのかな
と思っていたのだけど、実際は童話の世界そのまんまだった。衣装
は着ぐるみではなく、人間の服で取りや動物をそれらしく表現して
いる。加納竜さま演じるオスのカモだと皮ジャン&赤いバンダナを
首に巻き、緑色の帽子を被る…といった感じ。
ハリケン後の初舞台となる白川さんは主役のみにくいアヒルの子
だったのだけど、イギリスの小学生の制服っぽい格好だった。グレー
のジャケットに白いスクールセーター、緑のネクタイ、膝丈の紺色
のズボン、片方は膝くらいでもう片方は足首くらいの長さの紺の靴
下、頭にはグレーの帽子、そして眼鏡…といった感じ。ちなみに白
川さんはゆうに180cmを超える長身なので、見るからにでかい。
竜さまよりもでかい。兄弟のアヒルたちは小柄な女性が演じてい
るので、ますますでかく見える。でも衣装はとてもかわいくて似合っ
ていた。
ハリケンジャーショーや「天罰屋くれない」ではぼそぼそしたしゃ
べり方でよく聞き取れなかったのだけど、この作品ではよほど特訓
したのか(?)ちゃんと聞き取れる声の出し方をしていた。それだ
けでも大きな進歩だと思う。
ただ、歌はイマイチだった。まだ腹から出てないって感じ。一緒
に出ていた野沢那智さんの息子、聡さんと比べるとかなり声の出し
方に差が見られた。
加納竜さんはみにくいアヒルの子の父、渡り鳥一家のパパ、カエ
ル役だったのだけど、カエルのときはかなりノリノリだった。迷子
のみにくいアヒルの子に容姿のことでとやかく言うなと励まし、
「いつか醜い者がもてはやされる時が来る。そうしたら俺たちもと
うとうイケメンだ」というような台詞を言っていた。加納さんは充
分イケメンです(笑)。渡り鳥一家のパパは軍隊の上官っぽくて格
好良かった。役によって全然キャラが違ってて、さすがと思った。
個人的にツボだったのは野沢聡さん。彼はニイロさんと同じく
「エリザベート」でトートダンサーを演じていたのだけど、声を聞
いたことはなかったのよね。なんか、しゃべり方がまさにお父さん
の野沢那智さんそっくりだった(笑)。細かいところ…といっても
うまく表現することができないのだけど、昔聞いてた那智さんと白
石冬美さんのラジオ番組と同じっぽかった。たぶん那智さんのもの
まねをやらせたら日本で一番だと思う(笑)。
白川さん、ミュージカルはまだ3年くらい早いと思った。でもス
トレートプレイはこの調子なら結構よさそう。自然淘汰されないよ
うにがんばってほしいな。
◇阿国◇
日時:2003年7月17日
場所:ル・テアトル銀座
事前にBS2で93年の「阿国」を見た。時間がなかったのでか
なり早回しで見たのだけど、それにはV6の坂本くんとか今村ねず
みさんが出演していた。
今回はツボ役者の内田慈啓くんだけでなく、仮面ライダーギルス
の友井くん、クウガのラスボスだった浦井くん、ファイズで地下に
閉じこめられた作業員役の深沢淳さんが出演してて、特撮ファンか
らしてもおいしい作品だった。
ちなみに浦井くんと友井くんは一蔵&二蔵というユニゾンダンス
を得意とする兄弟(?)役だった。さすがにシンメトリカルドッキ
ングはなかったけど(笑)、二人が同時に喋るシーンはものすごく
息が合っていた。踊りは微妙にずれていたが…。二人してヒーロー
ショーのヒーローっぽいしゃべり方&動きをするので、適役だと思っ
た。
93年の「阿国」では、それほど一蔵&二蔵は目立ってなかった
気がするんだけど、今回は結構目立っていたと思う。
二代目阿国の座につこうとするお丹が、猪熊少将(池畑慎之介さ
ん)に水揚げされる直前に一蔵&二蔵を呼び出すのだけど、お丹が
用があったのは一蔵だけで、しかも告白シーンに突入して、二蔵が
その場でずっこける辺りは絶妙の間で観客を笑わせて友井くんの独
壇場状態だった。二蔵もお丹が好きだったんだけど、俺の立場は…
とお丹に近づくと殴られたり(泣)、目の前でお丹が一蔵の手を自
分の胸に当てて「触ってほしかったの」発言されて気絶したりして
いた。なんか…ギルスはいつになったら幸せになれるのだろう(泣)。
友井くんは台詞回しが聞き取りやすくてよかったし、表情も豊か
だった。「天罰屋くれない」のときはちょっとぼそぼそした感じだっ
たけど、舞台ではそんなことなかった。
それに群衆シーンでもすぐ場所が分かったから、結構舞台向きな
んじゃないの?と思った。
一方、内田くんは富くじの男と一九という小僧(稚児らしい)の
二役を演じていた。なんか…「SPACER」のときより太ったんじゃな
い?腕がむっちりしてきてる気が…。「バルコン」のときのような、
スリムでちょっと不健康っぽい内田くんが好きだったので、あの頃
の体型カムバーック!と心の中で叫んだ。友井&浦井くんに比べた
らインパクトのあるシーンがなかった。でも一九さんは美しかった
(笑)。なまくら坊主(=東京ヴォードビルショーの石井さん)に
セクハラを受けまくるのも分かる気がする。でも一九さんは常に笑
顔でさらりと交わしていた。この笑顔が貼り付いた感じで、男塾風
だと「筋肉で笑ってやがる…」って感じだった。でも坊主(ヅラだ
けど)頭で美形だから、内田くんは相当な美形である。私は「丸刈
りにしても美形なら真の美形」だと思っている(笑)。
ちなみに今回の出演メンバーの中には、ツボ俳優の出た舞台で共
演したことのある人が結構いた。阿国の夫役の若松武史さんは「毛
皮のマリー」で美輪さんと、「ゴースト」で沢村さんと一緒に出て
たし、猪熊少将役の池畑さんは「男の花道」で大沢健さん、「ジン
ジャー・ブレッド・レディ」で加納竜さんと共演、お丹役の池田有
希子さんは「バルコン」で内田くんと、「リトルヴォイス」で大沢
さんと共演してたし、お丹の母役の鷲尾真知子さんとフランシスコ&
お丹の父役の花王おさむさんは「グラディスおばあさんの画廊」で
大沢さんと共演したし、乞食役の中嶋しゅうさんは「美女で野獣」
で大沢さんと、「言葉」で田中実さんと共演した(あと「くしゃみ」
で客席にいるのを見たことがある)。
中嶋しゅうさんは四条河原での阿国たちのやりとりを傍観する立
場にあるため、ミュージカルからは離れているのだけど、最後に全
員で登場して唄って踊るところには参加していた。おお、中嶋さん
が唄って踊るのを初めて見た。なんだか貴重なものを見たような。
関係ないけど、池畑さんこと猪熊少将が公家の身でありながら自
害するシーン、最後に「生きるには長すぎたるや二十三」みたいな
ことを言うのだけど、23歳ってこと?!かなり衝撃だった(笑)。
でもすごく格好良かった。
主役陣に関しては、93年の若松さんは山岸涼子さんのマンガに
出てきそうなスタイル抜群&化粧して色気ばっちりな妖しさ全開だっ
たのだけど、今回は当時ほど化粧をすることなくて妖しさは半減し
てた。でも相変わらずスタイルはよくて格好よかった。
木の実ナナさんも膝のあたりにサポーターを巻いたりしてて、ち
ょっと痛々しかった。痛々しさを感じると舞台を楽しめなくなっちゃ
うんだよね。パワフルだったけど、声がガラガラだったし。
そういえば93年に比べて全体的にエロさが半減したような気が
した。芳本美代子さんのお丹の衣装はSMチックだったんだけど、
池田さんのお丹は宝塚のレビューで着てそうな感じだったし。猪熊
少将とか三九郎と阿国のからみもそれほど濃厚ではなかったし。
その分歌と踊りがパワフルになったのかな?踊ってる友井くん&
内田くんはかなり弾けていた。
帰りに元光GENJIのバンジーさんを見かけた。一緒に来てい
た人に「こんどのもいい役でしたね」と言ってたから、友井くんを
見に来たのかな?
◇ハムレット◇
日時:2003年7月13日
場所:世田谷パブリックシアター
篠井英介さんが出演するというので、なんとかチケットをゲット
して見に行った。日曜ということもあってか(?)、補助席だけで
なく1,2階席に立ち見が出ていた。
女王といえば「バルコン」での篠井さんは神々しかったのだけど、
今回は「ハムレット」のガートルード役だったので、どちらかとい
うと控えめな感じ。
「ハムレット」は以前安寿ミラさんの男女逆転ものを、BS2で
劇団四季バージョンのを見たので、今回が3回目になる。今回の特
徴は、当時の中世イギリスのシェークスピア劇団と同様に男性だけ
で構成されている。ハムレット役は野村萬斎さん。ちょっと髪が長
めで、なんだか大正時代の文学青年みたいな感じだった。
安寿さんバージョンでもハムレットの叔父の国王役を吉田鋼太郎
さんが演じていたのだけど、なんとなく安寿さんバージョンは狡猾
なところが際だっていたけど、今回の王は交渉の達人というか、相
手の隙をつくのがうまそうな感じが出ていてスマートだったと思う。
女王役の篠井さんは、天宮良さんの女王が儚げで誰かに頼らずに
はいられないって感じで受け受けしかったのに比べると、弱々しく
ないけどすっかり騙されてまーすという雰囲気が漂っていた(どん
な表現だ)。だからガートルードが自ら毒杯をあおるシーンは、天
宮さんと篠井さんでは解釈が違いそう。
今回衝撃的だったのはオフィーリア役の中村芝のぶさん。どう見
ても女性にしか見えない。しかも可愛らしい。声だって女性の声に
しか聞こえない。もともとは歌舞伎の世界の人ということで、歌舞
伎のときの中村さんも見てみたいと思った。
安寿さんバージョンのオフィーリアを演じていた植本潤さんは、
こちらのバージョンにも旅役者&ガートルードの女官役で出演して
いた。植本さんのオフィーリアはハムレットに惚れているように見
えたけど、中村さんのオフィーリアは自分の意志があまりなさそう
な感じに見えた。演出によって随分違ってくるもんなんだなと思っ
た。
個人的にツボだったのは、ホレイシォとレアティーズとフォーティ
ンブラスがよかにせどんだったことだ(キラリ)。ホレイシォはハ
ムレットの親友なのだけど、死にゆくハムレットを看取る辺りはヤ
オイスキー指数が高い。ハムレットが大正時代の文学青年なら、ホ
レイシォは無精髭&緩やかなカーブを描く長めの髪で、インド付近
で発掘されたワイルドな弥勒菩薩または「戦闘妖精雪風」のブッカー
少佐を実写化したようだ。一方レアティーズは若干クワイ・ガンと
いうか竜戦士っぽくて(難しい例え)、スタイルが良くて剣を持つ
姿がやたら格好いい。
でも一番のヒットはフォーティンブラス。最初の彼の登場シーン
が、高くて幅の狭い台の上に微動だにせずに立ってて、まるで銅像
みたいなの。その立ち姿が格好いい!服がいかにもイギリス軍人で
す!って感じで、甲冑の上にコートを着ている。私は衣装の中では
これが一番好きかも。顔が微妙に和泉元彌さんに似てるので、ハム
レットとフォーティンブラスのシーンはちょっと笑えた。
ちなみに役者さんは鈴木豊さんというのだけど、かつて「北条時
宗」に出演したことがあるらしい。一体誰の役だったのだろう?!
全然覚えがないんだけど…。誰か教えて(泣)。
あと、第2幕に入る直前に、ものすごい音と同時に暗転するのだ
けど、奇抜だけど心臓によくないと思った。観客みんなしてびびっ
たもん(笑)。
◇ゴロヴリョフ家の人々◇
日時:2003年7月4日
場所:新国立劇場(小ホール)
「美女で野獣」とか「ら抜きの殺意」でおなじみの永井愛さんの
作品。なので(?)普段見に行くお芝居より男性客が多かった。私
の両隣がごつい男性でびびった。
ちなみにこの日は収録をしていた。いつかどこかの局で流れるか
もしんない。
話はロシアの地主のゴロヴリョフ一家がメインである。一族の当
主がボケて隠居したため、領地を取り仕切っているのは女地主のア
リーナ(加藤治子さん)だったりする。アリーナには4人の子ども
がいたが、長女は2人の娘を残して他界してしまい、孤児となった
姉妹をアリーナが引き取ることになる。さらに長男は放蕩息子で、
財産を使い果たして家に戻ってくる。アリーナはこの息子の処分に
ついて次男(今井朋彦さん)と三男を呼び寄せて相談する。次男は
長男に頼まれたにも関わらず、よさげな村の領地を与えて再起させ
ようとするアリーナに反対して、この家で暮らすことをすすめる。
長男は次男を「ユダ」「吸血鬼」と罵りながら極貧&幽閉生活を
強いられて若くして死んでしまう。
その後アリーナは亭主を失い、追い打ちをかけるように農奴解放
令があったことで気弱になり、三男の屋敷に孤児の姉妹をつれて厄
介になる。しかし、次男の魔の手がじわじわと忍び寄っていく。次
男は愛人の召使いを三男の世話につかせ、アル中にさせていく。次
男は三男の財産の法定相続人になっていたのだ。さらにアリーナの
財産にも手にかけようとしていた。アリーナはなんとか死にかけて
いる三男に孤児の姉妹に財産を譲ると遺言書を書かせてしまおうと
画策するが、結局間に合わずに三男は死んでしまう。
次男には2人の息子がいた。長男のペーテンカ(大沢健さん)も
次男ヴォローデンカも軍隊の学校の寄宿舎で暮らしていた。長男は
好青年で、ヴォローデンカは芝居好きのお坊ちゃんだ。兄弟はなん
とか父親と同じ道を歩まないように生きていたのだが、後にヴォロー
デンカが好きな女性と結婚することを父親に報告すると、たちまち
仕送りを止めてしまう。ヴォローデンカは金に困り、ペーテンカは
代わりに弟に仕送りするようになるが足りずに結局自殺してしまう。
その後、次男は若くて美人の召使いパラーニャ(小島聖さん)を
愛人にする。今まで愛人だった召使いはただの召使い扱いになって
しまった。
そんな中、次男から逃げるように北の領地に暮らしていたアリー
ナが訪ねてくる。一緒に住んでいた孤児の姉妹は女優になって巣立っ
ていった。アリーナは今日はヴォローデンカの命日であることを覚
えていて訪ねてきたのだが、次男はすっかり忘れていた。そこへペー
テンカが訪ねてくる。しかし弟の命日のことで来たのではなく、父
親から金を借りに来たのだ。軍隊で博打にはまって、軍の金を使い
込んでしまったからだ。明日までに金を返さないと、裁判にかけら
れてシベリア送りになってしまう。しかし次男は強欲なので貸さな
い。やりとりを聞いていたアリーナは次男を呪うと宣言する(アリー
ナも財産を次男に取られたので貸さないんだけど/笑)。代わりに
女優となった孤児の姉妹が金を集めて送ったが、ペーテンカは流刑
になってすぐに病気で死んでしまう。
その後パラーニャは妊娠する。どう考えても相手は次男なのだが、
次男は知らないの一点張りで話題から逃げる。パラーニャはショッ
クで陣痛がきて男の子を出産するが、次男は触ろうともしないでモ
スクワの養育院にやってしまう。それはかつての愛人の召使いとの
間にできた子どもを預けたところでもあった。子どもの行方を捜し
ていた元愛人の召使いは、モスクワの養育院をあてにして次男から
去っていく。
子どもを連れて行かれたことでやけっぱちになったパラーニャは
次男を憎む。そして新たな出会いを求めて小作人たちと浮気をしま
くる。一方次男は召使いたちに愛想をつかされて金はあるけど孤独
になっていく。
そんな中に孤児の姉妹の姉の方が久しぶりに帰ってくる。姉妹は
地方の劇団で売れっ子だったのだが、モスクワに進出して失敗、姉
は妹よりギャラが多かった&主役をもっていかれたこともあって次
第に妹が姉を疎ましく思うようになり、地方の議員と懇ろになった
のをきっかけに姉を追い込んで屈服させてしまう。妹は姉に他の議
員を紹介して愛人になるようにすすめ、姉妹は次第に放蕩していく。
結局議員が姉妹に貢ぐために金を横領したことが発覚して夢のよ
うな生活は終わり、女優にもどることもできずに売春婦にまで落ち
ぶれていく。姉妹は自殺を選んだのだが、姉は毒を飲まずにいたの
だった。姉は肺病にかかっていたため、短い余生を懐かしい屋敷で
過ごそうとしたのだった。次男は自分がいかに孤独なのかを悟って、
吹雪の中母親の墓参りに行こうと姪を誘う。二人は死ぬつもりだっ
たが、パラーニャが姉を制止したために次男だけ行く。雪の舞う中、
次男は母アリーナの幻影を見る。「僕たちは人間に何をしたんでしょ
う?」母は何も答えなかった…と、いう内容だった。
ゴロヴリョフ家の皆さんは、みんなして自分勝手でどこか他力本
願だったりする。自分がだめになったのはあいつのせいだと言いま
くる。最後の方で次男が回想するシーンで、それまでに死んだ一族
の皆さんが登場して「**がもうちょっとしっかりしてたらなぁ」
とぼやきリレーになっちゃうところが笑える。
次男は金に執着するあまり肝心なときに責任を回避することに一
生懸命になってしまうので、肉親への愛情が全くない。でも最後に
自分が孤独で寂しいことを悟ってしまう。自分を愛してくれる人が
いるのか?と自問自答していたが、自分なんじゃないのか?と思う
のだけど、そうでもないらしい。もっと悪にはじけきってほしかっ
たのに残念。
この作品、やたらと人が死ぬ。でも殺意はないし直接殺人はして
ないので(死に追い込んでいるけど/汗)、それほど重くない。
さて、私の目当ての大沢健さんなのだけど、この作品では主要キャ
ラからはちょっと外れた脇役なポジションなんだけど、結構見せ場
があってよかった。でも次男に金を借りにいくところで、次男が察
知して逃げようとするのに失望するペーテンカの顔が、私の座席か
らだとパラーニャ役の小島聖さんの頭と被ってしまって見えなかっ
た(泣)。横からも見られるようにしている3方向対応の舞台にし
ては、死角があるというのはいかがなものか。大沢さんの出番が少
ないだけに貴重なシーンだったので悔しい。
でも前半はおぼっちゃん学生、後半は軍服姿と何を着ても似合っ
ていた(萌え)。大沢さんは今回パーマをかけていたようで、毛先
がカールしていたのだけど、その髪型を見て今後やる「LILIES」で
のシモンも大丈夫だ!と根拠のない確信が生じた(笑)。
大沢さんはヴァリエ役の俳優さんと顔が似てるので、イメージと
してはヴァリエだったんだけど、ペーテンカを見るとシモンっぽかっ
たので「LILIES」観劇が楽しみ。
◇PIANISM◇
日時:2003年6月23日
場所:サントリーホール
ピアノの弾き語りを中心としたコンサート。「12ヶ月」という
アルバムの曲中心らしい。まだ買ってないので(こらっ)…。
楽器はピアノのみなので、観客も立って手拍子するわけにもいか
ず、どう反応していいのか分からないという雰囲気に満ちていた
(笑)。でもノリノリの曲を弾いたときは手拍子していた。
今回は観客から3つのお題をもらって即興で歌をつくる…という
コーナーがあって、国本武春さんをゲストに招いてセッションして
いた。なんかちょっとこじつけっぽいところもあったけど(笑)、
まとまってて面白かった。
個人的に好きだったのがクリスマスの曲。大江さんはクリスチャ
ンなのでクリスマスの曲が大抵アルバムに何かしら収録されている
のだが、今回披露したのは幼稚園時代の懺悔を歌ったものだった。
妹のクリームパンを食べてしらをきったりとか(笑)、シスター
からのお願いを「嫌じゃ」と断ったりとか。後半は最近の懺悔もあっ
たりして会場は爆笑の渦状態だった。
コンサートの間のMCで、突然ドラマ出演が決まって…という話
があった。ちなみに出演したのは「ラブ・シネマ」というトレンディ
もので、大江さんはヒロインの財前さんの元恋人役というものだっ
た。大江さんは自分が演じた役について自らツッコミを入れながら
も説明していた。
大江さん曰く「主人公とヒロインがうまくいきそうであとちょっ
とでゴールという、フルマラソンだと38キロくらいのところでい
きなり”ちょっとごめんなさいよー”とトップ集団に割り込んでく
る」キャラらしい(笑)。会場内は爆笑だった。言われるまで知ら
なかったので見たのだけど、最終回だった(泣)。でも大江さんの
役は割り込んできたわりには結構いい人だった…と思う。
ピアノだけでも充分楽しめた。大江さん、映画音楽とかドラマの
サントラとか手がけてくれないかなぁ。今回のコンサートでふと映
画とかドラマのサントラで大江さんのインストゥメンタル曲を聴い
てみたいと思った。
◇走れスミス◇
日時:2003年6月22日
場所:シアターアプル
村上弘明さん主演のロンドンコメディ。なんとなく村上さんって
出演するのはシリアスな作品ばかりというイメージがあったので、
コメディの村上さんを見てみたかったんだよね。
この作品を見て、ふと土曜ワイド劇場の森村誠一さん原作で村上
さん主演のドラマを思い出した。以前再放送の作品で森村さん原作&
村上さん主演のを2,3本見たことがあるのだけど、どれも主人公
のキャラが共通していたからだ。それは…
・主人公の村上さんはエリートサラリーマン(でもコネ入社)
・妻の他に愛人がいる(複数の場合もあり)
・妻&愛人が同時に妊娠して慌てる(どっちも嬉しくない)
・どちらかに殺意を抱き、実行しようとする前に誰かが殺していて慌てる
・警察に目をつけられてエリートコースから外れる
・妻(または愛人)とも別れて人生やり直し
この設定とジョン・スミス(特攻野郎Aチームのハンニバルとは
関係ない)が同じかというとかなり違うんだけど、でもトホホ加減
は似ていると思う(笑)。
ちなみにジョン・スミスは西町と東町にそれぞれ妻がいて(つま
り重婚ってこと)、タクシードライバーの仕事をいいことに綿密な
スケジュールでいったりきたりしてばれずに済んでいたのだけど、
ある事件に巻き込まれて怪我をしたことで、スケジュールがどんど
ん崩れていっちゃって、両町の警官も交えてしっちゃかめっちゃか
になっていくのね。
最後の方では、言い訳の一つだった「スミスが親友のスタンリー
と愛し合っている」という話がエスカレートしていって、どんどん
ヤオイスキーな話になっていったので、行った甲斐があった(笑)。
でも村上さんの相手がルー大柴さんなので濃いんだけど。
村上さんはあまりコメディものには出演したことがないだけあっ
て、東町の妻と自分の写真が載っている新聞を西町の妻に見られな
いように新聞を破って口に押し込んだり、ソファの上で飛び跳ねな
がらかわいい声を出したりする姿はお茶目さんだった。もはや青山
様でも筑波洋でもない(笑)。
ちなみに幕間の休憩に入る前に、村上さんの声で「言い訳を考え
たいので15分間休憩にいたします」みたいなナレーションが入っ
て笑える。
一応見に行ったのは千秋楽だったのだけど、毎回やってたかは分
からないけど、お芝居が終わってから村上さんが一人登場して歌を
披露すると、前の方にいたいかにも村上さんのファンらしき女性た
ちがうっとりしていた。さすがだ。でも男性ファンも多かったこと
を記しておくよ(笑)。
村上さん、コメディいけるじゃんと思った。面白かったよ。また
コメディものに出て欲しい。
◇あほんだらすけ15◇
日時:2003年6月18日
場所:ザ・スズナリ
東京ヴォードビルショーの山口良一さんを中心としたユニット(?)
花組エキスプレスによるコント集。年1回行われるらしい。何度か
行ける機会があったのだけど、会場の小劇場の場所がいつも行ける
か自信のなさそうなところにあったりして、結局行くのをためらっ
ていた。でも能見さんがヴォードビルショーを去年退団したことを
知って、ひょっとしたら能見さんはもうこのシリーズに出ないんじゃ
…と焦ったので今回は一念発起して行くことを決意した(大げさ)。
会場のザ・スズナリへは地図をプリントアウトして持って行った
ので、なんとか辿り着くことができた。
整理券の番号順に入場するのだけど、私の前に並んでいた人たち
は医療機関関係だったらしく、しかも出演者の小林さんのバイト先
の人らしいことが(話を盗み聞きしたところによると/悪)判明。
しかもまいど豊さんや能見さんは患者らしい。一体何処なんだそ
こは!でもさすがに話に割り込むことはできず、側で悶々としなが
ら聞いていた。
整理券番号は遅かったのだけど、前の方で見ることができた。稽
古日記つきのちらしがクッション席に置かれていて、能見さんはヒー
ローショーで言いそうなことをコメントに書いていた。さすがだ。
耳を澄ますと、BGMがどうもメンバーのカラオケくさい(後で
チラシを見たらやっぱりメンバーによるカラオケだった)。しかも
能見さんの歌っぽい「流星のサドル」が聞こえてきた。(違ってた
らごめんなさい)ああ、この客入れの音楽、CD化してくれないか
なと思った。いっぱいいっぱいな能見さんの歌を大音量で聞きたい
(笑)。こんなところまで凝っているとは。
で、いきなり前説で山口良一さんと大森ヒロシさんが登場。どう
も大森さんの怪我の具合が医者によって亀裂骨折とか靱帯損傷とか
まちまちだったらしい。結局大森さんは動きの激しいダンスなどは
不参加することになった模様。
その後ダンスが始まって、能見さんも登場。おお、能見さんのダ
ンスは「カルテ」以来だったのだけど、とても軽やかだった。しか
も脚を上げると自分の顔面をキックできそうなくらい上がっていた。
ダンサーみたい!振りは怪しげな動きも入っていたりするのだけ
ど、能見さんに合っててよかった。もっと広いところで踊ってるの
を見たいぞ。
能見さんは幼稚園の先生、バンドマン、設計もできるリーマン、
クイズの回答者、おじいさんになっていた。ちゃんとそれぞれ演じ
分けて(クイズの回答者は途中から素だったようだけど)いた。折
角なのでそれぞれについて書いちゃう。
・幼稚園の先生:同僚の小林さん演じる先生と付き合っている(と
自分で思っている)アライくん(だったかな?)役。彼は同僚の先
生と結婚する気満々なのだが、彼女はともかちゃんのパパにプロポー
ズされていて、すっかりその気になっている。二人の会話のすれ違
いっぷりが笑える。結局アライくんが他の先生もともかちゃんのパ
パにプロポーズされていることを暴露してオチがつく。
・バンドマン:無理矢理ご当地ソングを作って媚びを売るバンド
「ロスタイムス&時間無駄之助」の新曲「下北ざわわ」を披露して
いた。能見さんはベース担当。しかも本当に弾いていた。個人的に
歌詞(というか歌の途中の台詞部分)で「芝居のチケットがあるん
だ!」「えーっ♪」「お前ノルマ50枚ね!」「えーっ!」ってと
ころが好き(笑)。このバンドネタはシリーズ恒例らしい。CDを
売っていたのだけど、混んでて…というか能見さんと握手するのに
全てを賭けていたので(大げさ)それどころではなかった。
・リーマン:設計を得意としていたけど、最近は営業にまわりがち
な青年田村役。井の頭線(だったかな?)の混雑の中、高校の同級
生の小日向くんと偶然の再会を果たすのだけど、どうも小日向くん
の言動が途中から怪しくなってくる。どうやら小日向くんはずっと
田村くんのことが好きで、ストーカーしていたようなのだ。当然電
車の中の偶然の再会も小日向くんの企みだったりする。二人はいろ
んなところに遊びに行くようになり、親交を深めていく。しかし、
二人で海に行った日、田村くんは近々結納があることを話す。得意
先の娘さんと結婚するらしい。小日向くんピンチ!そこで小日向く
んは強硬手段に出る…という内容。
田村くんは以前からマッサージチェアーを愛用していたのだけど、
その中に小日向くんが潜んでいた…というオチだった。
ちなみに田村こと能見さんがマッサージチェアーを使うシーンが
あるんだけど、マッサージされているのを上手く体で表現しててと
ても上手かった。腹部からうねるような動きとか、叩きモードに入っ
ているらしい振動とか(笑)。能見さんはパントマイムとか上手そ
う。
・クイズの回答者:2択問題に答える、練馬区から来た能見さん役
(?)。途中から能見さんのプライベートな質問が浴びせられて、
能見さんはへろへろになっていた(笑)。
ちなみに能見さんのお兄さんが家に連れてきた後々の有名人が尾
崎豊なんだって。すごい。そして能見さんは酔うと奇声を発するら
しい(笑)。
一番やばかった質問は「五星戦隊ダイレンジャーで人気が出た能
見さん、劇場にもファンが来るようになりましたが、そのファンか
ら貰った花束を捨てたのはドブ?ゴミ箱?さあどっち!?」でしょ
うか(笑)。
会場内からは「ひどーい」という声があちこちから出ていた。能
見さんは相当困っていた。ちなみに能見さんが捨てたのはゴミ箱だ
そうで。それが発覚したからか、単にカクレンジャー以降の新しい
ヒーロー役者に乗り換えた人が多数出たのかは分からないけど、そ
の後ファンは減ってしまったらしい(汗)。あと「当時鼻高々だっ
た能見さん、自らの演劇論を語りまくったその後の有名人は浅野内
匠頭?浅野忠信?さてどっち!?」という質問もすごかった(笑)。
実際に語りまくったらしい。
でも浅野忠信さんは自分をキャラクターに置いてくるタイプの人
だから、能見さんの演劇論は空回りしたんじゃなかろうか。どっち
にしても、能見さんって結構…(汗)。
・おじいさん:時代劇「三日月小僧」に登場した。メイクが「ダイ
レンジャー」最終回の大五じいさんよりも怖い(笑)。ああ、もし
も能見さんがヴォードビルショーを退団してなかったら、絶対「江
戸の花嫁」に出てたんじゃないかな。すごい強烈なキャラクターだっ
た。さっきの田村くんの爽やかさは一体何処へ(笑)。能見さんの
おじいさんキャラはシリーズの恒例らしいので、客席はかなり受け
ていた。
時代劇自体はコントというより人情ものらしく、オチを期待して
いたんだけどお涙頂戴なラストになっていた。
能見さん以外に関しては、山口良一さんの風車の弥七の一人コン
トが面白かった。あと、紅一点の小林さんが実は巨乳ということが
分かった。ついつい見入ってしまった。
舞台が終わってから、出演者がロビー(小劇場なのですごく狭い)
でお見送りをしていたのだけど、私は能見さんに一直線に向かって
いって握手を求めてしまった。能見さんは快く握手してくださった。
で、「また来てくださいね」って声をかけてくださった。萌え。
グッズを買おうかと思っていたんだけど、能見さんと握手できた
んで一直線に帰った(笑)。おお、「英国少年園」の和田さんに続
いて能見さんと握手しちゃった!ダイレンジャーから10年経ってやっ
と握手できたよ〜。後楽園何度か行ったんだけど、遠くから見るだ
けで握手したことなかったんで嬉しい。
能見さん、これからもヴォードビルショーの公演に客演で出てき
てほしい。「あほんだらすけ」もまた行きたいな。
◇OZ◇
日時:2003年6月13日
場所:シアターサンモール
スタジオライフの作品ってストレートプレイが中心なので、私が
見た範囲では「月の子」以降の作品ではあまりアクションって見た
ことなかったのだけど、この作品では主人公が傭兵ということもあっ
て、アクションシーンが結構あった。
どうも「月の子」のアートの出し方で、この劇団はダンスとかア
クションはやらないんじゃないかと思っていたのだけど、主人公武
藤を演じる岩崎さんの動くこと動くこと!
ちょっとびっくりした。アクション自体はそうスピーディではな
かったのだけど、動きにキレがあった。アクション指導がJAEだっ
たらもっと見栄えしたかも。なんだ、こんなに岩崎さんって動ける
んじゃん。だったら「月の子」でダンスシーン見たかったなぁ。
武藤は「幼な顔(ポイントらしい)」だけど百戦錬磨の傭兵で、
関わった人は男女を問わずついつい惚れてしまう罪な人らしい(こ
の表記には一部誇張があります)。なのでヒロインだけでなく、擬
似生命体のサイバノイドやヒロインの姉、(おそらく)年上の部下
ネイトなどいろんな人や人でないものが彼にぞっこん(死語)だっ
たりする。
個人的には「ワイルドな年上の部下を心酔させる年下の上司(無
自覚)」という設定が大好きなので、ネイトと武藤のコンビがたま
らなく好きだ。ネイトは何があっても武藤を助けることに全力を注
ぐ。このネイト役の高根さんがこれまた格好いいんだ。ちなみにこ
の作品のパンフレットの最初の方のページに武藤とネイトが銃を持っ
てポーズをとったり岩から二人一緒に飛び降りてる写真が大きく載っ
ているのだけど、それがまた決まってるの。これが神奈川県の海岸
と思えないほどハマっている。
傭兵って感情をあまり出さないってイメージがあるけど、武藤は
結構感情を露わにするんだよね。岩崎さんの演技はやっぱり上手い
なぁと思った。
サイバノイド役の笠原さんも、だんだん感情が芽生えていく過程
がよく分かって上手かった。笠原さんが演じた1019って原作だ
とどんな顔してるんだろう。前作の「トーマの心臓」に続いて、笠
原さんに「母親に似た顔」と言わせているんでちょっと気になる。
個人的に岩崎さんの他に応援している佐野さんと寺岡さんと青木
くん(鶴田さんは出ていなかった)なのだけど、寺岡さんと青木く
んが女性型のサイバノイド役で出ていてびっくりした。いや、青木
くんは女役をよくやるけど、寺岡さんまで…(どきどき)。そして
佐野さんは砂漠の民(放牧をやっているらしい)の14歳の少年役だっ
たんだけど、登場した瞬間からもう萌えた(笑)。かわいいんだもー
ん。「トーマの心臓」の真面目少年とはまた違った感じで。でも冷
静によく見ると、彼の足はビーチサンダルだ(笑)。
砂漠で足焼けないのかな。それほど武藤に絡まない役でフェイド
アウトしちゃったのが残念。(でも話の展開からいって相当端折ら
れていたのかもしれない)
男性型・女性型のサイバノイドは同じ黒い服を着てて、黒いズボ
ンをはいているのだけど、男性か女性かを観客が見分けるときって
胸のふくらみのあるなしでしか判断できないんだよね。一応設定で
「制作者に対する反逆は最もしてはいけないこと」というのがプロ
グラムされているそうなので、「ファイブスター物語」のバランシェ
ファティマと同じようなもの(=アマテラスに対して攻撃できない)
ということで、女性型にはファティマスーツっぽいスカートをはか
せた方が判別しやすくて良かったんじゃないかなぁと思った。パン
フレットによると、原作のマンガだと全身タイツっぽい格好らしい
ので、もっと大幅に衣装を替えても良かったんじゃないかな。とい
うかファティマみたいな青木くんが見たかったよ(メイド姿だと急
に違う作品になっちゃうから却下/笑)。
今回メインキャラはみんな上手い人で揃えられていて、下手な人
(*さん、ごめん/汗)が登場しなかったので、キャラクターでつっ
かえることなく話を追って見られた。ただちょっと残念だったのは、
リオン役の曽世さんと岩崎さんのやりとりがかみ合わなかったとこ
ろ。
武藤は結局1019に助けられて生き残るんだけど、意識を失う
前にお別れに1019にキスするのよね。で、1019は自分の赤
マフラーを武藤に巻いて冬眠装置に入れて助けて(途中1019が
武藤をお姫様だっこして退場するのだ!笠原さんは岩崎さんとさほ
ど身長も体格も違わないのに!)自分は消滅を選ぶんだけど、ラス
トシーンは若干「ザンボット3」最終回チックだったけど武藤の首
に巻かれた赤マフラーで急に「北条時宗」になってしまっていた
(私見)。やっぱり赤マフラーを巻いた者は生還するのは世界の定
説なのね(笑)。
で、武藤は結果的にヒロイン、1019、ヒロインの姉(武藤が
寝ている間に)という主要登場人物たちとキスするんだけど、なぜ
ネイトにキスしないんだ(笑)。お別れのキスを1019にしたん
だったらネイトにもしてほしかった(原作から逸脱している部分が
あります)。
スタジオライフといえば「走って退場」というイメージがあるく
らい(私だけかも)、誰でも何かしら走って退場するんだけど、今
回は戦闘シーンが大幅にとられているので走って退場どころか走っ
て入場もあって楽しかった(笑)。
前回ニイロさんと姜さんのイメージフォトを購入したので、今回
は岩崎さんのイメージフォトを購入した。高根さんとのツボなツー
ショットがなかったのが残念。
◇ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている◇
日時:2003年6月11日
場所:サンシャイン劇場
今回は以前サザンシアターで見たときのメンバーで、涼風さんの
代わりに絵麻緒ゆうさんが入ったバージョンだった。もちろんニイ
ロさんと黒田アーサーさんも健在。衣装も曲目もたぶん前回と同じ
ものだったと思う。
絵麻緒さんはニイロさんとよくペアを組んでいて萌えた。本当に
ニイロさんは宝塚の人と組むことが多いね。
二人がメインで歌う「華麗なる千拍子」で、だんだんリズムが速
くなって涼風さんは途中で歌えなくなってニイロさんだけ歌ったん
だけど、今回絵麻緒さんは間違えずにニイロさんと二人で歌いきっ
て感動した。というか歌い終わるまでハラハラしちゃった。
結構メンバーを入れ替えたりして長く続いている作品なので、CD
とか出してくれないかなぁと思った。
◇CLUB SEVEN◇
日時:2003年5月29日
場所:クラブEX
ニイロさんは2−3月に見に行った「トーマの心臓」とはまたひ
と味違って、歌って踊って女装して漫才して大活躍していた。「トー
マの心臓」ではおばあさん役もこなしていたのだけど、こちらでは
ニロ子さんと称してセクシーなドレスを着て悩殺ポーズをとったり
して凄かった(しかもスーパーモデル級のナイスバディ/笑)。
今年はいろんなニイロさんが見られていいなぁ(にやにや)。
この作品には元宝塚の男役だった久城彬さんと楓沙樹さんが参加
してて、どちらも格好よかった。なんだか長身の男性たちと踊って
いると少年に見える…。
振り付けを担当したリーダー格の人は、自分が演出したショーで
東宝ミュージカル「れ・ミゼラブル」のアンジョルラス役の俳優に
何かしら芸(?)をさせているらしい。ショーの最後の方で、50
音順で50曲を披露するというコーナーがあったのだけど、まさか
ニイロさんの歌でホクトの「きのこの唄」を聞くとは思わなかった。
個人的には、もっとニイロさんと久城さんのデュエットダンスが
見たかった。
◇スーパーダンスバトル2003◇
日時:2003年5月17日
場所:青山劇場
去年のアートスフィアのダンスバトル2ではパパイヤさんや西島
さんより知名度が低くてバックダンサーという印象を受けたバグズ・
アンダーグルーヴが、今回この青山劇場では二人に引けをとらない
くらいメインに来たなと思えるくらい存在感があった。逆に西島さ
んがゲストっぽい感じに思えた。
この日はちょうど東京公演の初日だったこともあって、バグズの
ファン&ダンス教室の生徒が多く見に来ていて今までのダンスバト
ルよりノリノリだった。
個人的にはバグズではSHIOさんとSHINNOSUKEさんがツボなんだけ
ど、二人が近くで踊ってたりして、結構おいしかった(笑)。
残念だったのは、「筋肉ミュージカル」と同様に内容が殆ど去年
と同じだったこと。初の全国ツアーということで内容を新しくしな
かったのかもしれないけど、一応過去2回見ているので新しいネタ
をもっと見たかったなぁ。
◇扉を開けて、ミスター・グリーン◇
日時:2003年5月6日
場所:紀伊国屋サザンシアター
大沢さんと木場勝己さんの二人芝居という豪華な内容だった。
「グラディスおばあさんの画廊」と同様にほろ苦い内容だったけど、
息が合ってて二人しか出てないのに全然気にならなかった。
今回の大沢さんの役はハーバード出でアメリカン・エキスプレス
に勤めている青年で、世間にゲイであることを隠しているという設
定だった。お芝居の設定の関係で、大沢さんは宝塚のヒロイン並み
に何度も何度も衣装替えして登場するのね。スーツ姿もラフな格好
も全てス・テ・キ(萌え)。
ちなみに話の内容は、車道を横切ろうとしたミスター・グリーン
を危うく轢きそうになった青年が、裁判所の命令で毎週1回ミスター
・グリーンを訪ねてボランティアをすることになったのだけど、グ
リーン氏は非常にとっつきにくいユダヤ教徒のじいさんで、最近奥
さんを亡くしていた。最初は青年はグリーン氏に追い返されてすぐ
帰ってしまうんだけど、ちょっとしたことから青年がユダヤ人だと
いうことが分かると途端にフレンドリーになって訪問を楽しみにす
るようになる。
で、青年は次第にグリーン氏には勘当した娘がいることを知る。
そして娘は母が亡くなったことを知らずにいるようだ。青年はな
んとかしてグリーン氏に娘と和解して母(奥さん)が亡くなったこ
とを知らせようと説得するのだけど、グリーン氏は頑なに拒む。敬
虔なユダヤ教徒のグリーン氏にとっては、異教徒と結婚した娘は許
せない存在なのだ。
彼は奥さんと娘の(仮の)葬式までしたと言う。しかし、実際は
奥さんは娘と絶縁できずに、こっそり死ぬ直前まで娘と文通してい
たことが発覚する。
一方、グリーン氏は青年がどうして結婚しようとしないのか疑問
に思い、結婚をすすめてみるのだが、青年にゲイであることをカミ
ングアウトされて思い切り動揺する。
青年もグリーン氏の娘のように、親にとっては異端者だったのだ。
青年は自分の立場からグリーン氏に娘と向き合うことを訴え、や
がてグリーン氏は考えを改めるようになる。
そしてある日、グリーン氏の部屋に娘が訪ねてくる。グリーン氏
の側には青年がいた。ノックの音がして、グリーン氏は扉の前に立
つ…というものだった。
家族の中で罵りあうということはすごく悲しいことだ。青年の場
合は自分がゲイであるために、父親から殆ど口をきいてもらえない。
たまに親戚一同が集まって食事をすると、父親はゲイっぽいウェ
イターをからかって笑いをとろうとする。青年はいたたまれない。
グリーン氏の場合は異教徒と結婚した娘を死んだ者とみなしてい
る。私はユダヤ教のことはよく知らないので、異教徒と結婚するこ
とがどれくらい異端なことなのか実感がわかないのだけど、葬式ま
でするくらいだから相当異端なことのようだ。現代でもそういうの
は受け継がれているんだろうか?
大沢さんが出演する人生ものの作品は、何かしら共感する部分が
ある。
今回は家族のこと。うちでも似たようなことがある。かつて家族
だった人を、母はずっと憎んで罵り続けている。私は血縁であるそ
の人の顔すらまともに覚えていないんだけど、私がミスを犯したり
母の気に入らないようなことをするとその人に似ていると言って愚
痴る。私はただその話を聞くしかない。そして嵐が通り過ぎるのを
待つしかないのだ。
本当はそんな話なんて聞きたくない。母が憎んでいる人の血が混
ざっていることを確認されているようで、自分を否定されているよ
うで嫌なのだ。でもきっと口答えをしようものなら「何も知らない
くせに」で片づけられてしまうだろう。その通りなのだけど。或る
意味フェアじゃないと思う。彼女は彼女の思い出から憎しみや罵り
の言葉を吐き出せるけど、私には思い出すらないんだから。おそら
くその憎しみは彼女が死ぬまでこびりついているだろう。意地もあ
るのかもしれない。その人は家族と幸せに暮らしていて、母のこと
など気にもかけてないだろうに。
青年も自分が異端であることで父親から否定され、一方的に責め
られている。だから環境は違っても青年の心境はよく分かる。青年
と父親のその後は語られていないけど、たぶん時間が解決するよう
なものではないだろう。
でも、グリーン氏は異端となった娘と正面から向き合う気になっ
ている。相手を許すという気持ちはどこから生まれてくるんだろう。
憎しみと意地が混ざった、時間が解決できそうにない場合は?な
んだかいろいろ考えてしまった。
観客の中での芸能人チェックはできなかったんだけど、帰り際に
「オスカー」のときに村井国夫さんの奥さん役だった女優さんを見
かけた。というか2列後ろ辺りにいたらしい。女優さんで顔を覚え
ているなんて私にしては珍しいことだ。たぶん大沢さん繋がりだろ
う。
◇筋肉ミュージカル2003◇
日時:2003年5月3日
場所:赤坂ACTシアター
売れてくると後回しにされる筋肉系(こらっ)、去年は永井大さ
んとか清水あすかさんとか西山浩司さんとか金子昇さんがバンバン
出てたのに、今年は金子さんと賀集くんが数日しか出演せず、(二
人が揃う日はないんじゃないかな)永井さんたちは出演すらしない
という、フォルクローレとしてはツボな人たちが減ってがっかり。
で、折角だからと賀集くんが出演する日を選んでチケットを購入
したのだった。
黄金週間ということもあって、立ち見の出るほどの観客。家族で
観に来ているというのが多かったようで、お子さんがたくさんいた。
ちなみに今年は仮面ライダーシザースこと木村さんがフル出演だっ
たりする。これが予想を反して大活躍。全身タイツ着用で出演する
シーンがあって、個人的に感動(笑)。ちゃんと歌舞伎とかヒーロー
ショーでやるとんぼ返りみたいな技も披露してた。結構動ける人だった。
席が前の方ではあったけど最下手というあまり条件のよくないと
ころだったのだけど、なんと木村さん&賀集くんは最下手の立ち位
置が多くて、ものすごく近くで見ることができた。特撮の神はいる
ね。木村さんは思ってたより筋肉がついてていい体だった。賀集く
んはあの男性出演者の中ではかなり華奢な方だった。
ちなみに木村さんは出演シーンが多めだったけど爽やかな笑顔を
絶やさずに動いているのに対して、賀集くんは出番が少なかったけ
どものすごくしんどそうな顔だった。ちょっと芸暦の差を感じた(笑)。
内容は個人的には物足りなかった。だって去年と同じ内容が多かっ
たんだもん。出演者は結構去年から入れ替えがあったけど。去年麻
疹になる直前の具合が悪かったときに観たのだけど、それでも(あ、
これ去年観た)って何度も思った。内容変えてほしかったな。
ちなみに女性の出演者の中に一人だけ宝塚出身の人がいたのだけ
ど、彼女はいつの間にか金子さんと同じ事務所に所属していた。だ
から出演したのかな?謎。
ラストで出演者が退場する直前に、出演者がお互いによかったよ
かったと励ましあうのだけど、ライダー二人が隣同士で下手に立っ
てて、熱い抱擁を交わしていた。下手だったので私の(ほぼ)目の
前よ。ああ、いいものを見せてくれてありがたやありがたや。やは
り特撮の神はいるね(誰?)。
来年は西山浩司さんや清水さん、永井さんに加えて白川さんあた
り出てくれないだろうか(希望)。今年の特撮枠だとアバレンのレッ
ドあたり来そうだが。
ちなみに女性出演者は宝塚の人しか知らなかったのだけど、かわ
いい顔して腹筋が割れてる人がいて、その人がステージに立つたび
に腹筋ばかり観ていた(笑)。気になっちゃって。
◇SPACER◇
日時:2003年3月12日
場所:シアタートップス
シアタートップスで「SPACER」を観劇してきた。当館のツボ俳優
である内田慈啓くん&「ハムレット」でオフィーリアを演じていた
植本さん目当てだったのだけど、ものすごく面白かった!内田くん
が美青年でいる時間はとても短かったのが残念だったけど(笑)。
内容は、ある店の常連客の一人、植本さんの奥さんが夫が夫じゃ
ない!と騒ぎ出すところから始まる。バーのマスターは植本さんの
幼なじみだし、他の常連客も植本さんのことを知っているので奥さ
んの言うことを全然信じない。でも奥さんは以前植本さんが九死に
一生を得たときに違う人になってしまったと言い切る。マスターは
折を見てそれとなく植本さんに尋ねてみると、真顔で宇宙人(?)
が体を乗っ取っていると冗談を言う。
常連客の一人、伊達っちは初めは植本さんの奥さんのことを信じ
なかったが、町で起こっている連続殺人事件のこともあって、疑心
暗鬼になっていく。そんななか、伊達っちの友人でバーのマスター
の弟であるシゲ(=内田くん)が突然仕事をさぼっていなくなって
しまう。もともとドキュンでどうしようもなかったシゲを、なんと
かマスターの頼みで自分の仕事である内装業に就かせた伊達っちと
しては、放っておけない。というかボコボコにしなければ気が済ま
ない。
伊達っちがバーでむしゃくしゃしていると、ひょっこりシゲが帰っ
てきた。なにやら顔に変なアザができている。シゲは仕事をさぼっ
ていた辺りのことを覚えていなかった。そして突然苦しみだし、体
が破裂して死んでしまう…と、思ったらみるみる傷が癒えてなんと
もなく復活する。尋常じゃないと思った伊達っちは、植本さんの奥
さんの言い分を信じ始める。
もう誰が宇宙人なんだか人間なんだか分からなくなってきた登場
人物たち。伊達っちは復活したシゲをボコボコにして閉じこめる。
バーの常連客の一人である精神科医は、町を逃げ迷ううちにバー
に辿り着いた。店に閉じこもっていた伊達っちに頼み込んでなんと
か入れて貰ったのだが、なんとなく怪しげな素振り。伊達っちは植
本さんが「(精神科医も)自分と同じ臭いがする」と言ってたこと
を思い出す。もしや精神科医は宇宙人?と思いきや、実は連続殺人
犯だった。伊達っちは辛くも精神科医を殺し、シゲをも絞め殺す。
そこへバーのマスターと植本さんが戻ってくる。町は平穏を取り
戻したというのだ。
しかし、それはうわべだけで、本当は植本さんはじめ宇宙人たち
が自分たちの仲間を増殖していて、適合しなかった者は死に、適合
した者は今までの自分の中に違う自分を持って生きているのである。
そして、いつの間にか伊達っちもその一人になっていた…という
ものだった。
小劇場でのお芝居を観るのは「彼女を不安にさせるいくつかのこ
と」以来だったのだけど、あんなに狭いスペースでこんなことまで
できるのか…!と驚きの連続だった。
特にシゲが宇宙人に感染(?)して腹が破裂するところ。ホラー
映画みたいにちゃんと膨れていくんだもん。植本さんの奥さんが精
神科医に殺されるところも、血糊がカベにべっとりついたりしてた
し。
出演したメインの男性陣はみんな芸達者で、やたら上手かった。
役名が実名だったこともあって、たぶん普段もああいうしゃべり
方なんだろうなっていうくらい自然な台詞回しだった。特にバーの
マスター役の人は「極限状態に陥ると笑ってごまかすしかない」っ
ていうのがすごくよく表せていたと思う。あと伊達っちもよかった。
本当にああいう人いそうだもん。一見チャラチャラしてそうなん
だけど、仕事に対しては真摯で職人魂を持ってる人って感じで。間
が良いから伊達っちがだんだん怒りを露わにしてきてるなとか、ツッ
コミっぷりがリアルだった。
なんとなく宇宙人の増殖の過程は今でいうとオルフェノクっぽい。
元ネタは他にあるらしいが。でも伊達っちやバーのマスターはい
つ感染したんだろう。謎。途中休憩がなかったんだけど、全然飽き
なかった。面白かったよ!
で、観客に某タイムレンジャーのアヤセがいるのを発見。あたしゃ
こういうのは目ざといよ(キラリ)。ちなみにアヤセは今後ウルト
ラマン80とメガレンジャーの大岩先生と舞台で共演する予定だっ
たりする。
あと植本さんと同じ花組芝居に所属してる桂さん(「ある豊かな
生活」で内田くんと共演してもいる)も来ていた。
◇黒蜥蜴◇
日時:2003年3月11日
場所:ル・テアトル銀座
美輪明宏さんの「黒蜥蜴」を観劇してきた。結構前の席だったん
だけど、私の前の席が上質を知る華道家&美輪さんの大ファンな假
屋崎省吾先生だったのでびびった。
最初女性かな?と思って特に気にもとめていなかったのだけど、
母は気づいたらしい。お芝居が始まると、器用に髪を上げて派手な
飾りのついたピンで留めていたのが印象的。
背後から先生を拝見したところ、しっかり視線は美輪さん一筋だっ
たので、そうとう萌えていらっしゃったと思われる。
この作品は一度見たかったので実現して嬉しかった。今まで見た
美輪さんのお芝居ではダントツに面白かった。
ちなみに明智探偵役は高嶋兄だったのだけど、どうも「エリザベー
ト」のルキーニとかヌフフ笑いの家康の印象が強かったので似合う
のかなぁと思っていたのよね。でもなかなかどうして、思ってたよ
りずっと格好よかった。
このお芝居、通常のドラマやお芝居では登場しなさそうな役がこ
れでもかといわんばかりに通行人や助手役で登場していた。身体障
害者とか、統合失調症の人とか、奇形の人とか、日常で見かけるそ
ういう少数派の人が凝縮されて登場しているのは、このお芝居に何
か信念があるからなのかしらん。
ちなみにパンフレットには、美輪さんが一押ししている若手の俳
優さんが大きく紹介されていた。確かにあのお芝居の世界にはしっ
くりくる人だったんだけど、40年以上前に生まれていたら埋もれ
てしまっていたかもしんないって感じだった。特にとても喜ばしい
ことを表現するためにとったポーズが、アニメ「黄金バット」の登
場人物っぽくて笑えた。あ、でも演出は美輪さんだったんだよね…
すいません(汗)。
◇フジ子・ヘミングコンサート◇
日時:2003年3月5日
場所:東京芸術劇場大ホール
今回は鑑賞より若干売店の大月ウルフさんを見守ることに力を入
れた(笑)。
弟が売店でグッズを売っているというのは、去年コンサートに行っ
たときに見かけてたので知ってたのだけど、その弟が大月ウルフさ
んというのは最近まで知らなかったのね。
で、まじまじと見たらウルフさんだった。なぜか船長さんらしき
帽子を被って売り子をしていた。しかも売店には「ウルフの店」と
いう手作りの看板が(笑)。
ウルフさんから離れたところにラウンジがあったので、休憩しな
がら様子を見ていたのだけど、どうやら4月からカフェを開くらし
い。そしてオリジナルの地ビールを販売するらしい…という情報を
得た。そのビールのポスター、フジ子さんとウルフさんがポーズつ
けてるツーショットの写真なんだけど、ウルフさんは雰囲気あるコ
スプレ(?)をしていた。しかもパイプをくわえてるし。格好よかった。
あとフジ子さんが連れてきた(らしい?)という、22歳の外国
人の青年(超美形)が売り子として参加していた。うお、気になる(笑)。
結構売店で儲けようとしているらしく(こらっ)、ポスターも1
枚百円で売っていた。
ウルフさんは自分がフジ子・ヘミングの弟だということをしきり
にアピールしていた。特撮の世界ではフジ子・ヘミングよりウルフ
さんの方が知名度高いのに。特撮ファンは一度コンサートに行って
みては?
◇トーマの心臓◇
日時:2003年2月28日、3月4日
場所:アートスフィア
(2月28日)
この日は姜さんが出演していないバージョンだった。
いやあ…公演開始二日目にして姜さんのブロマイド完売してたよ!!
ハリケン効果覿面。前の「月の子」ではブロマイドすら発売され
てなかったのに…。
姜さんって、プログラムを見ると劇団では結構新人の位置らしい
のよね。宝塚でいうと星組の柚希礼音さんくらいなのかな?月組の
大和悠河の2歩手前っていうか。でも結構いい役をもらっているあ
たり、似てる。
この作品には私が密かに好きなダンサー兼俳優のニイロさんが客
演で出ているのだけど、なんとニイロさんのブロマイドが売られて
いた。嬉しい〜!姜さんのブロマイドがなかったのは残念だったけ
ど、ニイロさんのはしっかり買ったよ!しかも制服着てるし。格好
いい。ニイロさんのグッズは今まで見たことなかったので、ありが
とうスタジオライフ。
で、ニイロさんは不良役だと思っていたんだけど、見たら2役で、
姜さんが出てない日はエリザという役になるらしい。
…エリザ??
女のような名前だな…カミーユ・ビダンのようなものか?と思っ
ていたのだけど、実際に見たら…
(ユリスモールの)おばあさん!!!
超びっくり。でもすごく似合っていた。おばあさん役。でも女装
のないニイロさんのお芝居見るの初めて〜と思って来たのに(笑)。
ちなみに姜さんは心のアート(=「月の子」の主役)岩崎大さん
とダブルキャストとのことなので、今日の岩崎さんの役が今後の姜
さんの役なのね?ということで観たら…
前半はワル&ヤオイスキーで後半は二児の母…(愕然)。
なんか、ゴウライジャーからすんなり劇団に戻ってきた!って感
じが(笑)。
ええ、舞台は男子校、寄宿舎なのでヤオイスキーなシーン、大有
りです。私が観にいくのですから当然です(←?!)。
ちょくちょくスタジオライフの公演を見に行くようになって、岩
崎さんのファンになったんだけど、アートの印象が強かったので今
度の役はうひょーっと思った。でも女装がものすごく似合っててびっ
くり。ニイロさんと共にあの脚の美しさは何?!
残念ながらニイロさんと姜さんのツーショットは舞台上では実現
しない模様。
さいごに、佐野さんたちのグループが走って入場してきたとき、
セットの階段を破壊してしまったのを見た(笑)まだ公演始まって
ちょっとしか経ってないのに。
(3月4日)
この日は姜さんが出演する日だった。
姜さんはゴウライジャーの一鍬のときと髪型が違ってた。結構短
く切っちゃてて、黒髪になってた。このまま後楽園の方にも出るの
かな。(:出ていた)7,8話のゴウライ初登場の髪型に近いかも。
そして先日の岩崎さんと同じヤオイスキー&2児の母を演じ分け
ていた。なんか全体的に早口で声が小さくて聞き取れない箇所があっ
たので、岩崎さんの方が上手かったと思う。「月の子」の大人ベン
ジャミンのときの方がよかったな。というかテレビに慣れちゃって
発声ちゃんとやってないのか、姜さんは。
ヒールのあるパンプスを履いて歩くところは岩崎さんの方が自然
だった…って、自然な方が不自然というか(笑)。
でも姜さんのお母さん役の女装は似合ってた。個人的には「月の
子」のベンジャミンの方が好きだが。
姜さんが出演する日だったからか、オスカー役で笠原さんが出る
日だったからか分からないけど、先日とは違って1階席完売で補助
席まで出ていた。そして姜さんのブロマイドをやっと売ってて嬉し
かった(キラリ)。一番乗りで買いました。うふ。ちなみにブロマ
イドでは長髪&茶髪の一鍬が制服着て微笑んでいるという感じ。お
見せできないのが残念です。
ちなみに私が密かに好きな客演のニイロさんは、今回は不良少年
サイフリートの役だった。これがおばあさん以上に似合ってて、鼻
血が出そうになった(←こらっ)。サイフリートはサディストで、
主人公の一人を鞭でいたぶったり煙草の火で根性焼きをしたりする
強烈な人なんだけど、これがニイロさんのダンスで鍛えた華麗な身
のこなしで似合うのなんのって。ダブルキャストの高根さん(要潤
さんにそっくりな人)とはまたちょっと違った格好よさがあってうっ
とりよ。
特に鞭を使うシーンは、脚がぴんと伸びてて、しかも腰が入って
いた(笑)。そうよ!こういうニイロさんが見てみたかったのよ
(キラリ)。
最後の出演者全員集合で、ニイロさんは姜さんの隣に立ち、美し
いツーショットになっていた。網膜に焼き付けたよ(笑)。
今日は姜さんの出演日ということもあってひそかにハリケン関係
者の観劇を期待していたのだけど、兄者の姿は見つけられなかった。
来てたのかどうかも分からないのだが(笑)。でも似てる人は見
かけた。あれは兄者だったんだろうか。謎。
でもハリケンイエローがいたのに気づきました。というか、幕間
の休憩でロビーを歩いてたら偶然目の前にいたの(笑)。
変装してたこともあって吼太のイメージとがらりと違ったスリム
な格好だったから気づいた人少ないかもしんない。
目の前にいたから思わず顔を見てしまったら目が合ってしまい、
不自然に気づかないふりをしてしまった。でも向こうは気づいた?
気づいたでしょ?って表情だった。(かなり自分本位+妄想が文章
に表れています。ご注意ください。)さりげなく背後に回ったら(←
この時点で全然さりげなくない)、声がまんま吼太だったので間違
いないだろう。有無を言わさずそういうことにする。一緒にいた女
性はウェンディーヌだったかもしれない。
あとJAE(変身後の中の人)関係の人もいたと思うのだけど、顔が
分からないのでいたような気がする…ということにしとく。
全体を通してみると、個人的にオスカーは当たり役(?)の笠原
さんよりも曽世さんの方が優しげで好きだ。あとユリスモールのお
ばあさん対決だとニイロさんも前田さんもうまいんだけど、ニイロ
さんだと姑って感じで母親の実の親って感じじゃなかった気がする。
でも岩崎さんとのやりとりは捨てがたい(笑)。
ニイロさんや岩崎さん、姜さん以外について書くと、私は「LILI-
ES(百合の伝説シモンとヴァリエ)」を見て以来鶴田さん・佐野さ
ん・寺岡さん・青木くんを応援している。そして密かに寺岡さん×
佐野さんという脳内カップリングを構築している(こらっ)。
今回は寺岡さん、佐野さん、青木くんが同じグループで登場して
いたのでお得な感じがした(笑)。でも「LILIES」でまったりした
夫婦役だった寺岡さんと佐野さんが、今回ではものすごく幼くなっ
ててすごいなと思った。だって最初誰だか分からなかったんだもん。
鶴田さんはバッカス役で格好良かった。私はこの人の不良っぽく
見えて実は優しげなキャラにぴったりなところと、声が好きだ。バッ
カスはまさにぴったり。でもラストでユリスモールにとびきりのコー
ヒーを入れてあげるよ!と勢いよく部屋に戻っていったっきり幕が
下りるまで戻ってこなかったのが残念(笑)。そんなに時間がかか
るのか、バッカスの入れるコーヒーは(笑)。
◇剣客商売◇
日時:2003年2月12日
場所:新宿コマ劇場
このコマバージョンだと、大治郎が山口さんじゃなくて田中実さ
んだったりする。しかも共演ゲストで堤大二郎さんが出演している
ので、永井平四郎と上様の夢の共演(笑)。
田中さんは以前もコマでの「剣客商売」に同じ大治郎役で出てい
たらしい。山口さんの大治郎よりも剣の道一筋でお坊ちゃん度は高
いと思ったけど、殺陣のシーンはかなりまずい。強さからいったら
山口さんの方が殺陣はしっかりしてて田中さんの大治郎より強いと
思う。
殺陣のシーンは相手とのタイミングがずれまくりで、全然剣の達
人に見えなかったんだよね。
三冬役は元宝塚の男役だった海峡ひろきさんだったんだけど、海
峡さんの方が強そうだった(笑)。二人がそろって殺陣をすると、
海峡さんの方が刀の振り方とか格好よくて見栄えがするんだもん。
テレビの寺島しのぶの殺陣より好きかも。
田中さんの殺陣は「水戸黄門」の永井のと「忠臣蔵」の片岡くら
いしか見てなかったんだけど、テレビではそれほど気にならなかっ
たのでやっぱりぶっつけ本番は難しいのかもしんない。
ちなみに堤さんは明治座の「北条時宗」では実時殿だったのだけ
ど、今回はワルで、しかも田中さんに斬られてしまう役だった。こ
のワルっぷりがなかなかよかった。田中さんに「信じていた人に裏
切られた人の気持ち、あなたは考えたことがありますか?」と言わ
れて逆ギレして斬られてしまうのだけど、永井だって助さんの気持
ち(以下自粛/しかも混同してるし)。
とはいえああ!永井が上様を…と思いつつ見てしまった。
個人的に、田中さんと一応母親になってしまった小林綾子さんの
かけあいが息が合っててよかった。どちらもNHKの朝の連続テレ
ビ小説の主役(田中さん:「凛々と」、小林さん:「おしん」)だっ
たので、夢の共演ふたたび。田中さんは背が高いし落ち着いている
から、小林さんに大して「母上」と言うのが自然に笑えてしまうの
がいい。山口さんの大治郎と小林さんだとまだぎこちないからこう
はいかないもんね。
◇江戸の花嫁◇
日時:2003年2月2日
場所:明治座
欽ちゃんと柳葉さんが舞台で夢の共演!ということで行ってきた。
以前「40」で柳葉さんは博品館劇場では狭い&もっと大きな舞
台向きかもと書いたのだけど、やっぱり明治座くらいの広さだとしっ
くりきてた。
ただ、柳葉さんの設定が江戸っ子だったこともあって、一応江戸
弁を喋っていたのだけど、同じ東北出身の村上弘明さんのべらんめぇ
口調よりも違和感があった。
あと、周りが車だん吉さんとか二郎さんとかヴォードビルショー
という舞台慣れしてる人たちばかりだったので、台詞の間を埋めよ
うとして柳葉さんが相手と同時に喋ってしまい、オチが台無しにな
る…ということが何度かあった。たぶん間の取り方がベテラン陣と
同じだからこうなっちゃったんだと思うんだけど、ベテラン陣は笑
いのツボを心得えているのでこういう場合は柳葉さんが取り繕うと
せずに先輩に譲った方がいいと思う。その辺りが今後の課題かも。
生でみたコント55号は、笑い死にしそうになるほど面白かった。
欽ちゃんと二郎さんのコンビはほんと最高!
冷静に二人のどこが面白いのか考えたんだけど、たぶん二郎さん
が徹底的に無関心なのがいいのかも。だから欽ちゃんもつっこみ甲
斐があるんだよね。
ちなみにヒロインは中澤裕子さんとはしのえみさんのダブルキャ
ストだったんだけど、私は欽ちゃん劇団出身のはしのさんバージョ
ンを見た。はしのさんは欽ちゃんの笑いを心得ててすごく場に馴染
んでいたと思う。
ただ一つ不満だったのは、ラスト。なんだか無理矢理お涙頂戴な
展開にしちゃったのが納得いかない。なんでハッピーエンドじゃい
けないんだろう。全然タイトルの「江戸の花嫁」になってないじゃ
ん。急にしんみりしちゃって嫌だった。
関係ないけど、明治座で売ってるカシューナッツ(300円)が
やたらおいしかった。
◇被告人◇
日時:2003年1月24日
場所:アートスフィア
「ウルトラマンコスモス」のフブキ隊員役の市瀬さん目当てで行っ
た。
花チェックをしたところ、結構市瀬くんあての花が届いていた。
特撮関係が殆どだった。
ちなみに市瀬くんは主人公(弁護士:近藤正臣さん)の助手役だっ
た。スーツ姿で、髪型もフブキ隊員のときとは違って極めてナチュ
ラルな感じだったのだけど、実際に見てびっくりしたのは、かなり
華奢な人だった。近藤さんてそんなに大柄なイメージないと思うの
だけど、市瀬くんが隣に立つとめちゃめちゃ小さいんだもん。あれ
は気迫の違いなんだろうか(男塾風に)。
このお芝居の面白いところは、観客が陪審員となり、最後に多数
決をして多かった方のエンディングが見られるのね。
入場するときに「無罪」と「有罪」が書いてある大きいカードを
渡されて、裁判中の証言を聞いて被告人が有罪か無罪かを判断する
というしくみ。
私は被告人は殺人事件には関与してないと思ったのだけど、それ
じゃ無罪のエンディングになってしまうからつまんないと思って有
罪のカードをあげたのだけど(←悪)、同じようなことを思った人
がたくさんいて、結局有罪のエンディングだった。
有罪になると、被告人は終身刑になってしまい、真の犯人が最後
に誰か明かされてバッドエンディングとなるのね。真の犯人が誰か
予想が当たったので、それはそれでよかった(被告人は踏んだり蹴っ
たりだが)。
このお芝居には「特攻野郎Aチーム」のフェイスマンの声を担当
していた安原義人さんも裁判官の役で出ていた。
◇出口雅之ディナーショー◇
日時:2002年12月28日
場所:セルリアンタワー ボールルーム
毎年恒例となりつつある出口さんのディナーショーである。前回
はファンの投票で曲目を決めたのだけど、今回は出口さんが選んだ
曲を披露する。さらに、お食事も出口さんがプロデュース。なんだ
かすごい。
出口さんの登場時、のっけから着流し姿で登場。後ろには流し(?)
のギターまでついてきている!フレンチ料理のディナーショーらし
からぬ登場である。
曲は思い入れのあるグラスバレー時代ので好きなのがちらほら披
露されて嬉しかった。もちろんREVやソロ時代のもあった。
トークでは、出口さんがテーブルをまわりながら話をしてくれた。
歌のときは撮影はだめなんだけど、トークのときは撮影OKなん
で、ひたすら撮った(笑)。
今回は痛い話(話が寒いのではなく、怪我や病気の痛さである)
がメインだったので聞いてるこちらも痛かった。特に痛風に関する
トークでは、主催者の社長さんやたぶん一家できたお客のお父さん
が痛風手帳を持っている人?という出口さんの質問に手を挙げて痛
風って身近にあるんだなと思った。
ちなみに今回のおまけは皿とロゴの刺繍の入ったナプキンと出口
さんが自らiショットで撮影した怪我をした直後の写真を印刷した
ポストカードだった(汗)。お皿はディスプレイ用なのかもしれな
いけど、うちではパスタや大皿料理のときに重宝している。
◇大江千里コンサート◇
日時:2002年12月23日
場所:渋谷公会堂
1階中央通路よりの一番後ろの席だったので、コンサートでおき
まりとなっている振り付けが分からなくても大丈夫だった(笑)。
噂では、本当は今年もグローブ座でコンサートをする予定だった
のだけど、ジャニーズ事務所がグローブ座をずっと使うことになっ
たので急遽渋谷公会堂になったらしい。
曲目よりも千里さんのトークで、グッチの店のアンケートの話が
面白くて妙に印象が残っている。職業の項目に「芸能人」だけでな
く、「セレブ」まであるらしい。でもセレブって何?それって職業??
結局、千里さんは「その他」で「シンガーソングライター」と書
いたそうな。ちょっと千里さんのこだわりを知った(笑)。
◇英國少年園◇
日時:2002年12月22日
場所:シアターサンモール
イギリスの寄宿舎で起こった美少年殺人事件を、これまた美少年
(?)たちが解決していくという内容。
関係者の方々には申し訳ないのだけど、全然期待してませんでし
た。アイドルもどきばっかりが出るお芝居のようなものだろうと思っ
ていたのだけど、蓋を開けたらびっくり!だった。プログラムには、
主催者が「今年のテーマは耽美」と言い切っていた。全国のヤオイ
スキーの皆様、時代は私たちの妄想に刻々と近づいてきております。
自分の目当ては少年女優の内山怜也くんだったのだけど、プログ
ラムを開いた瞬間、和田圭市さんの名前&写真が!!しかも和田さ
んの役は怜也くんの従兄弟というおいしい設定。でも和田さんが少
年(以下自粛)。
少年の中では実際の年齢が最年長の和田さんだったが、台詞の言
い方が若々しかった。一人だけ体格がいいので、ちょっと浮いてい
たけど頑張ってリアル少年たちに溶け込んでいた…と、思う…よう
な気がする。(弱気)
この和田さん演じるアルジャノンは、怜也くんことセバスチャン
に萌えで、成り行き(?)でチューしそうになるという超おいしい
シーンがあったりする。(途中お邪魔虫が登場してあえなく失敗)
アルジャノンは冒頭から新入生の美少年に目をつけちゃった♪と
いうような台詞があったり、下級生から聞き込みをしてきたのを報
告するシーンでは「僕の可愛い新入生たち」みたいな言い方をして
て、萌えです。ああ、ダイレンジャーのときはそんな素振りを少し
も見せなかったのに(??)。
和田さんでほかに萌えなシーンは、セバスチャンを想うあまりに、
セバスチャンが気になっているルパートに対して「セバスチャンを
傷つけるようなことをしたら肋骨を全部折ってやる!」と脅すとこ
ろ。うっかり「ハイィィィィィッッッ!!!」と叫びながら美しい
蹴りなり突きなりで肋骨をボキボキ折っていく映像が浮かんでしま
いました(笑)。
あ、さらにこの作品、みんなしっかり美少年メイクを施している
ので、オペラグラスで見ると生徒役の全員の目元はキリリとしてて、
唇がプルップルのツヤッツヤだったりする(笑)。もちろん和田さ
の唇もプルプルのツヤツヤだ!
和田さんと怜也くん以外で個人的にツボだったのは、後に謎の死
を遂げるセシルと、彼をファグにしているダニエルのラブラブシー
ン。ちなみにファグというのは稚児・小姓のような存在らしい。
実はプログラムを見るまでずっと「パグ」と聞こえていたので、
あの犬の顔ばっかり思い出してしまった(笑)。
ダニエルは学校一のワイルドな不良なんだけど、セシルだけには
ものすごく優しくて可愛がっている…というのが一瞬で分かるシー
ンがあって(ダニエルがカンカンに怒っていても、セシルの顔を見
るとにこっと笑ってセシルの額に優しくチューするのだ/萌え)、
そのあたりはにやにやしながら見てしまった(笑)。結局はセシル
には裏の顔があったんだけど、ダニエルは知らずにラブラブだった
ようなのでちょっと可哀想。
あと、監督生が実の弟と過ちを犯してしまうシーン。弟はセシル
とそっくりな顔ということで、セシル役の人が弟も演じているのだ
けど、生で見せてくださってもう…という感じでよかった。監督生
が美青年で、セシル&弟役もジュノンボーイの美少年なので、これ
はビデオを買わなくてはと思ってしまった(笑)。
怜也くんは天然のぽやーんとした博愛主義者な少年なんだけど、
転校生のルパート(大坂俊介くん)に惹かれていくという役だった。
でもアルジャノンの気持ちには全然気づかない。アル、頑張れ
(笑)。
ちなみに怜也くんのお父さんが私の2列ほど後ろの席で見ていた
んだけど、作品自体殺人事件に同性愛が絡んでいたり、怜也くんも
和田さんにチューされそうになったり…というお父さんにとっては
混乱しそうな内容だったので、そんなようなシーンがあるたびに後
ろのお父さんが気になって仕方なかった(笑)。お父さん、まずは
川端康成「少年」と「風と木の詩」を読んで耐性をつけておいた方
がいいかも。
ほかにも元光GENJIの佐藤寛之くんが出ていたり、セシル役の人
脱いだりと、女性ファンのハートをガッチリ掴むシーンがあって面
白かった(と書くと妖しいが、実際はどぎつくなかった)。
「ニュースの森」の怜也くん特集では、練習風景で怜也くんがド
レスを着て大坂くんとチューするようなシーンが流れていたんだけ
ど、そんなシーンはなかった。カットされたんだろうか??
あと、学校の先生役で池田駿介さんが出ていた。わお!リュウレ
ンジャーとキカイダー01が同じ舞台に!!
ちなみに和田さんも池田さんも、フィナーレでは踊っていた。和
田さんは大坂くんたちと一緒に結構激しい踊りに挑戦していた。残
念ながら一人だけ微妙にテンポが遅かったが…(泣)。
怜也くんの演技は思ったよりずっと上手かった。いっそのこと、
Studio Lifeに入ってくれないだろうか。客演でもいいから。
怜也くんはこのまま女性ファンを獲得していった方がいいような
気がする。以前の特集では女性アイドル扱いで男性ファン対象でイ
ベントをやっていたのが流れたけど、怜也くんの顔つきが変わって
きていて、それほど女性的な顔ではなくなってきてるから、今のよ
うなヤオイスキー向けの売り方でもやってけると思うんだよね。お
父さんは気が気でないかもしれないが(汗)。
舞台終了後、帰ろうとしたらロビーの端っこでぽつんと和田さん
が立ってて、奥に引っ込みそうになってたので、思わず後ろから
「和田さん!」と声をかけてしまった。和田さんは振り向いてくれ
て、感想を簡単に述べたら「ありがとうございます」と応えてくだ
さった。萌え。握手もしてもらって嬉しかった。ヤッター!!
よーし、ビデオを買うぞ〜。
◇村治佳織クリスマスコンサート◇
日時:2002年12月20日
場所:紀尾井ホール
今まで何回かクラシックのコンサートに行ったけど、今回初めて
観客のうち男性が女性より多いというのに遭遇した。
自分は2階席だったのだけど、2階は7:3くらいで男性が多かっ
たので、幕間には男性トイレに行列ができていた。これは村治さん
に男性のファンが多いのか、特別ゲストのファンで多くの男性が来
たのか、たまたまだったのか謎である。
あ、でもクリスマスコンサートだったから、カップルが多かった
のでそのせいもあるかも。逆に私のような女性一人で来たという人
は少なかったようだ。
演奏にはマイクがなかったのだけど、結構響いてよく聞こえた。
特別ゲストとのギターデュオでの村治さんの演奏は、結構激しく
て格好良かった。クリスマスにちなんだ曲を選んだらしいので、普
段のコンサートとは違う曲調ばかりだったようだ。機会があったら、
普段のコンサートにも行ってみたい。
◇アンサンブル・プラネタ◇
日時:2002年12月19日
場所:紀尾井ホール
ボーイズ・エアー・クワイアの大人の女性バージョンといった感
じの、ビブラートをかけないで歌うクラシック・アカペラグループ。
当日は編曲などを担当している書上さんも見に来ていた。
ちょっと前に「たけしの誰でもピカソ」でこのグループが登場し
た回があったのだけど、そのときにいたはずの唯一ロリロリっとし
た可愛い人がいなくなっていた。11月にメンバーチェンジがあっ
たらしい。よっぽど急に変わったんだろうな。ロリな人が生で見た
かったので残念だった。
で、その人の代わりに入ったのがアルト担当の人(長身でいかに
もアルトって感じの人)と、ソプラノ担当の美人系の人だった。な
んだか某モーニング娘。のような展開である(笑)。
最初、メンバーそれぞれにマイクがあるので、聞き取るのにちょっ
と苦労したのだけど(意識的にバラバラの糸を寄り合わせるかのよ
うに聞いていたので)、だんだん慣れてきた。でも、ボーイズ〜の
ように中心にマイクを吊して歌った方がいいんじゃないかなぁと思っ
た。マイクを頼りに聞くのがちょっともったいない気がした。
後半は特別ゲストで奄美大島の島唄を歌っているボーカリスト
(元ちとせじゃないよ)とのコラボレーションがあったのだけど、
ゲストの声質が石川さゆりっぽくて聞いててしっくり合っていたと
思う。元ちとせよりも聞きやすかった。この人の方がもっと世に出
てほしい。
メンバーは全員音楽大学出身で、ビジュアルも良くて自信に溢れ
たソプラノ1、控えめで幸薄そうな外見のソプラノ2、長身で背筋
がピンと伸びてておっとりしてそうなアルト、気が強そうなソプラ
ノ3(やや低音部も歌える)、そして新メンバーでまだメンバーと
馴染みきってなさそうな様子のソプラノ4という構成(あくまで私
の私見)である。
ソプラノ1は声もよくて高音部を大抵受け持っていて、さすが芸
大出身という感じだった。この人顔もいいから劇団四季に入れそう…
などと余計なことを考えてしまった。
新メンバーの人は全員で最後に客席の片側にお辞儀をしたあと、
他のメンバーは反対側の客席にお辞儀をしようとしていたらしいん
だけど、一番端の新メンバーに他のメンバーが促したら、彼女は退
場するんだと思ったらしくてすたすたと退場してしまい、残ったメ
ンバーが苦笑しながら退場していく…というかみ合わない一場面を
見てしまった(笑)。大丈夫なのか、新メンバー(笑)。
◇ボーイズ・エアー・クワイア◇
日時:2002年12月16日
場所:東京オペラシティホール
イギリスの聖歌隊から選りすぐりの少年を集めて結成したグルー
プである。知っている曲は殆どなかったのだけど、歌声の美しさを
堪能できてよかった。
ボーイソプラノでソロを担当した子が3人くらいいたのだけど、
そのうちの一人がハリー・ポッターのダーズリーみたいな感じの子
だったんだけど、太っているせいかやたら声量があってソプラノも
綺麗だった。
前半は真っ白で統一していたんだけど、後半は学校の制服みたい
な格好で登場して可愛かった。HPの彼らの紹介も、女性をターゲッ
トにしている書き方だったので、或る程度狙っていたのかもしんな
い。
とくに5代目ソリストのトリスチャンくん(15歳)は、すらり
としててスクールセーターがちょっとだぼっとした感じでツボだっ
た。シャイなのか、お辞儀するときとかちょっとはにかんだ笑みを
浮かべてて萌えた。彼は退場するときとか、時折指揮者のコナーく
ん(19歳)を目を合わせていたり、コナーくんがトリスチャンく
んの背中に軽く手を当てて退場したりと、ヤオイスキー的に(コナー
×トリスチャン…)と思ってしまいました。懺悔します。
ビジュアル的には、コナーくんとトリスチャンくんがよかった
(あとのメンバーは年少なのでフォルクローレビジョンにヒットし
なかった)。ちなみにコナーくんは編曲もできるそうで、このコン
サートでも自分で編曲した作品を指揮したらしい。すごい。
彼がソリストだった頃のCDも出ているそうなので、今後チェッ
クしていこうと思った。
今回特別ゲストでマリンバの三村さんが演奏を披露した。一度三
村さんの演奏を生で聴いてみたかったので一粒で二度おいしい内容
だった。三村さんのCDもチェックしていきたい。
◇月光のつゝしみ◇
日時:2002年12月9日
場所:本多劇場
台詞をしっかり聞いてないと各キャラクターがどういう設定なの
かよく分からないという、観客の気を抜かせない作品だったと思う。
北村さんの役は、株関係の仕事をしている人(でも中学のときは
全然できなかったらしいので、先物取引系かもしんない)で、坂井
真紀さんと同棲してて最近坂井さんが妊娠したので結婚した…とい
うヒデユキくん。
彼は大人になりきれない部分があって、自分が世の中のルールに
従って「普通のパパ」になることを恐れていて、それから逆らおう
と浮気をしがちである。
坂井さんは寡黙で間が悪くて嫉妬深い奥さんだった。会話をして
て、間が悪くて沈黙ができちゃうときってあるけど、坂井さんはそ
れを自然に作れて上手かったと思う。
主人公の竹中さんは篠原ともえちゃんという若い奥さんを持つ図
書館司書役だったが、小道具として本棚に入っている本で平凡社の
世界大百科事典が(←オペラグラスで確認した)全30巻以上ある
はずなのに3冊くらいしかなくて謎だった。
フォルクローレ母が北村さんのファンなので、見に行こうと誘っ
たときに、北村さんが結構怖い作品に出演している(←チンピラ系
か?)から、この作品で血がドバーッと出たら見られないと渋って
いたんだけど、舞台だからそんなことないかと納得して来たら、結
局坂井さんが北村さんの浮気に嫉妬して自殺未遂を図って血がボタ
ボタ出るシーンがあって笑えた。
桃井かおりさんはおばさん特有の人の話を聞かない、自分で勝手
に決めつける、理屈っぽい…というドキュンな面をたくさん持ち合
わせた人の役で、竹中さんの姉という設定だった。
でも子どもの頃の話をするシーンで、竹中さんに地球の自転と公
転について体を張って説明するところがあって、そのときに竹中さ
んの周りをぐるぐるぐるぐる桃井さんが回るんだけど、全然姿勢が
崩れなくてただ者ではないと思った(笑)。たしか桃井さんはバレ
エをやってたと思うので、昔とった杵柄状態だったのかもしんない。
北村さんは「北条時宗」の頼綱とはまた違った面を見せてくれて
よかった。なんとなく舌足らずな喋りという印象があったのだけど、
舞台ではちゃんとはっきり喋っててよく聞き取れた。
ヒデユキくんは自分が普通に世のからくりに従って、無意識に没
個性なパパになっていくのを嫌がっていたが、ここはひとつみうら
じゅんさんをならって「親父になる俺プレイ」を実践してみてはど
うだろうか(笑)。
世のからくりに従うのではなく、そういうプレイなのだと自覚し
て生きていけば、そんなに藻掻かなくてもいいと思うんだけどな。
個人的に竹中さんの妻役の篠原ともえちゃんの脚が思ったより太
かったのがびっくりした。ラストシーンで、どんなに反発しても結
局姉の桃井さんと実の弟の竹中さんの仲は妻には立ち入る隙すらな
い…ということを、ともえちゃんの脚を使って表現するシーンがあっ
たのだけど、姉弟の中に立ち入れなくて寂しい妻の脚じゃなかった(笑)。
あと、北村さんが竹中さんに坂井さんに子どもができて、現在妊
娠4ヶ月と説明して、竹中さんに冗談で「じゃぁまだ中絶できるじゃ
ん」と言われたときに、思わず持っていたトランプの束をビャーッ!
と飛び散らせるシーンがあったんだけど、そのときのタイミングと
いいトランプの飛び散りっぷりといい絶妙だった(笑)。そこのシー
ンが一番好きだ!
◇スターダスト上海◇
日時:2002年12月7日
場所:青山劇場
北方謙三氏の2作品を原案としたダンスアクト。ダンスが中心な
ので内容を説明するのが非常に難しいのだけど、舞台は上海にある
バー。
そのマスターが西島さんで、謎の男だったりする。で、西島さん
を暗殺するために上海に来たのだけど、逆に西島さんに惹かれてバー
テンになった男がニイロさん。さらに極道で償い切れぬ大罪を犯し
て(と、プログラムに書いてあったのだけど何をしたんだろう…)
追われる羽目になり、なぜか上海に流れ着いてこれまた西島さんに
惹かれてフロアマネージャーに就職した男が一人。彼はプログラム
にはバーテンの技能が天才的で西島さんに見込まれたというような
ことが書いてあったのだけど、極道でそんな技能があったってどう
いうことなんだろう…謎。
ちなみにこのような設定はしっかりナレーションで紹介してくれ
る(笑)。ハードボイルドにふさわしい声の人なので、ナレーショ
ンがあっても違和感はない。
さらに店には真矢みきさんの歌姫がいる。この店側のキャラでは、
真矢さん以外は一言も台詞を言わない。ちょっともったいない気も
するが、喋ると西島さんは可愛い声なので謎の男のイメージじゃな
くなっちゃうから、喋らなくて正解だったかも。
西島さんとニイロさんと極道バーテンの3人が踊るシーンがちら
ほらあって、格好よかった。ちなみにニイロさんの衣装は一人だけ
スケスケで、他の二人がしっかりスーツを着ているので浮いていた。
で、この店に人生に疲れた男がふらりと入ってくるのね。彼は元
サラリーマンでアフリカに赴任してたんだけど、恋人だと思ってい
た女性に裏切られて罠に落ちて服役して、出所してから殺し屋になっ
て(←この辺がハードボイルド)罠にはめた彼女を殺したらしい。
彼は真矢さんの歌を聴いて、立ち直る。話としてはそれだけなん
だけど、そこに「水滸伝」のキャラクターが彼らの前世に関わって
きて、ダンスに絡んでくるのである。
その中で京劇の役者さんが前世キャラとして登場して踊るシーン
があるんだけど、やたら格好良かった。
お店にいた人がみんな水滸伝のキャラが前世というぶっ飛んだ設
定で、お店に集まってきて歌姫の歌を聴いているうちに覚醒するの
だけど、彼らが運命に導かれて集結した理由が「世の不条理と戦う
ため」という、かなり漠然としたものだったのが笑えた。その不条
理との戦いをダンスで表現してたんだけど、彼らは勝ったんだろう
か。「水滸伝」だとみんな死んじゃうらしいんだけど(←読め)。
でも見所はダンスだったので(その世界で活躍している人が出演
している)、そういう細かいところはどうでもいいのだろう。たぶ
ん。
ダンスについては、真矢さんが店チームで踊るところがあるのだ
けど、かつて男役だったこともあってダンスも男らしくて格好良かっ
た。いい意味で「無駄に格好いい」という言葉が似合う作品だった
と思う。
ぶっ飛んだ設定も、何もかもダンスの格好良さでねじ伏せて全体
的に見応えある作品になってたから。壮大な予告編を見ているよう
な感じだった。
◇ゴースト◇
日時:2002年12月6日
場所:ル・テアトル銀座
沢村一樹さんの初舞台ということで見てきた。相手役が元宝塚の
愛華みれさんだったんだけど、結構似合っていた。同じ鹿児島出身
だしね。で、沢村さんの友人役が羽場裕一さんだったんだけど、彼
は沢村さんの「浅見光彦シリーズ」最初の作品で、犯人役だったも
のだから、彼が犯人だと最初から決めてかかったらやっぱりそうだっ
た(笑)。
この作品は映画で話題になったあの「ゴースト」の舞台化だった
のだけど、私は見てないので素直に楽しめた。あ、でも「とんねる
ずのみなさんのおかげです」で昔やったパロディのは見た(笑)。
たしかこれって、デミー・ムーアがろくろを回してて、後ろから
ゴーストがどうの…というシーンがあったような気がした(CMか
何かで見た)んだけど、そんなようなシーンは舞台ではなかった。
沢村さんはゴーストになってから誰も自分に気づかないという状
態で、成り行きを見つめているというシーンがいまいちボーッと突っ
立ってる感じでちょっと隙があった。
でも浅見光彦同様にこざっぱりした衣装が結構似合ってて、さす
が元モデルと思った。
個人的に、沢村さんより羽場さんの一人芝居が適度に濃くて面白
かった。前半は沢村さんが舞台にいて、他の人がそれに気づかない
という設定だったのだけど、後半は沢村さんがいない状態で、見え
ないゴーストが何かしたというように見せていったため、羽場さん
は一人で殴られるアクションをしてたのね。それがすごく上手かっ
た。あそこは羽場さんの独壇場だった。
沢村さんはまだまだ精進する必要アリだなと思った。
◇北条時宗◇
日時:2002年12月5日
場所:明治座
◇オスカー◇
日時:2002年12月4日
場所:俳優座劇場
今まで見てきた大沢さんが出た作品は、あまりコミカルでもテン
ポのあるものでもなかったので、この作品は結構新鮮だった。
大沢さんの役は、社長(村井国夫さん)の娘にプロポーズするた
めに、娘の持参金を自分で会社の金をちょろまかして作って社長に
月給を上げろ(=社長の娘と結婚するにふさわしい地位になりたい)
と取引をせまる賢い部下だった。
で、彼らに嘘と真実と秘密とトランクが複雑に絡まってくるので、
見ている方もちょっとこんがらがりそうになった。
大沢さんが社長にお金の話をするとき、一人でものすごい量の台
詞を喋るんだけど、すらすら言えてすごいなーと思った。さすがで
ある。萌え。
で、大沢さんの結婚相手が社長の隠し子(最後の最後まで秘密に
されてて本人も知らなかった)なんだけど、それを本人は知らなく
て、でも見栄をはるために偶然社長の娘だと嘘をついている…とい
う複雑な人だったんだけど、彼女と大沢さんが会話をするシーンで、
大沢さんが彼女をなだめるためにあごの下を指で猫をあやすように
ごろごろさせてるところに萌えた(笑)。
ちなみにタイトルの「オスカー」は社長にクビを言い渡された運
転手の若者の名前なんだけど、彼はあまり目立たなかった。設定で
はオスカーは美青年で、大沢さんが演じているクリスチャンはそれ
ほどでもない顔ということらしいんだけど、大沢さんはオスカー役
の役者さんより美青年だと思う。ちょっとぉ、どういうことよ〜と
心の中で文句を言った(笑)。
あと、プログラムによく出演者に質問コーナーを設けているのが
あるのだけど、大沢さんは結構渋い回答をよせているのね。で、今
回の作品のプログラムにも質問コーナーがあって、大沢さんはこれ
また渋い回答をよせていた。萌え。
大沢さんと同じ客演で出演した村井国夫さんは、「浅見光彦シリー
ズ」のときとは全然違ったコミカルな役で、面白かった。頭の中が
こんがらがったときのアドリブ(?)が最高。
そして大沢さんが籐椅子を頭から被ったところも最高に似合って
いた。いや、これを似合うか似合わないかと評するのもヘンなんだ
けど。
◇日暮里泥棒物語◇
日時:2002年11月27日
場所:紀伊国屋劇場
日暮里の母娘で経営している洋服屋に、ひょっこり出所してきた
父が帰ってきた。父はかつて大泥棒で名を馳せた人で、噂を聞きつ
けて出版社の人が自伝を出そうと持ちかけてくる。
結局本を出すことになって、編集者はゴーストライターやかつて
の泥棒仲間をいろいろ連れてくる。
そんな中、強盗事件が起こった。被害者を怪我させたことは、泥
棒の中ではタブーとされているので、父は気が気でない。その父を
訪ねて、急に金回りの良くなったかつての兄弟分の泥棒がやってき
た。果たして強盗事件の犯人は誰なのか?父は娘と和解できるのか?
というような内容だった。
ヴォードビルの沢渡さん、市川さん、高橋ひとしさん、まいど豊
さんが結構似たような顔つき(あと10年くらいして老けたら能見
さんも)なので、誰が誰か分かるのに時間がかかった(笑)。
客演で坂本あきらさんが登場したんだけど、彼と沢渡さんでかつ
てかましたギャグがあったらしくて、二人がそろって何かギャグを
かましたら、後ろの席の人が「懐かしいねぇ」と喜んでいた。
う、最近ヴォードビルを見始めたのでさっぱり分からなかった。
強盗事件の犯人は意外な人なんだけど、判明のしかたが個人的に
もうちょっと推理めいたものがあってもいいと思った。で、どうし
て強盗をする羽目になったのかがあまりフォローされてなかったの
で残念。まぁメインは洋服屋ファミリーなんだけどね。
実は能見さんが出るのかな?と思って行ったんだけど、肝心の能
見さんは出てなかった。ううう…。
◇ゆるキャラショー◇
日時:2002年11月23日
場所:後楽園スカイシアター
雨天中止のイベントだったはずなのに、小雨が降っていた中で決
行したので凍えたけど面白かった。チケットは整理番号順に入るん
だけど、あまり細かく分けてなかったので10の位が後の方でも前
の方に並んで入ったりできた。
並んでいる観客も、後から来た人に「番号順なんですか?」と聞
かれて「だいたいはそうですが、ゆるいです」と答えてて笑えた。
ゆるキャラというのは、各団体が作ったデザインとして少々これ
でいいのか?と言いたくなるマスコットキャラクターの着ぐるみで
ある。
このイベントでは、そのゆるキャラが一同集まるという、貴重と
いえば貴重な時間である。
で、会場に入ったらいきなり採点用紙が配られた。が、ぺらいコ
ピー紙1枚なので、小雨に弱い(泣)。しかもスカイシアターは屋
根がないし、傘もさしてはいけないので、採点用紙を守るのにみん
な必死だった。
採点用紙にはゆるキャラの名前と出身地が書いてあって、点数を
10点満点でつけるようになっていた。
さらに、一番ゆるキャラとしてふさわしいキャラをあげる項目ま
である。で、北から順にゆるキャラたちが登場したのだけど、個人
的に一番インパクトが強かったのは、東京出身のシール坊やだった。
でもゆるキャラとして見ると、シール坊やは結構バランスのとれ
たデザインなのであまりゆるいという印象はなかった。
地方の方がゆるキャラの条件をよく満たしていて、長野のヤッシー
がごくごくまともに見えた。
採点に関しては、私の周りで判断するとみんな真面目に採点して
いた。「あれはサンリオくさいから…」とか「デザインが…」とい
う批評が飛び交っていた(笑)。
で、私がゆるキャラNO.1に投票したのがピアートくんで、名
前からして「梨とアートをかけあわせた」というお約束をクリアし
ていて、持っているものとか体の特徴も何かしら土地と関係のある
もので条件を満たしていた(笑)。
みんなそう思ったのか、ピアートくんはみごと優勝した。でもそ
れはうれしいことなのかよく分からない(笑)。
集計をしている間に、みうらさんが脚本を書いた「山岳戦隊テン
グレンジャー」のアトラクションショーをやった。内容は後楽園の
ショーというより、西武園ゆうえんちなどの一般的(??)なヒー
ローショーっぽかった。
ほら、よくあるじゃん戦闘員を養成するんだって観客から適当に
みつくろって舞台にあげて何かさせるってやつ。
で、テングレンジャーの台詞とかが結構正道だったので、みうら
さんがかつて後楽園によく来てヒーローショーを見ていたというの
もうなずけた。
でも欲をいえば、テングレンジャーの体型が結構むっちりしてい
たので、もうちょっと引き締まったヒーローだったらもっと後楽園っ
ぽくなったと思う。
このイベントは後日DVDで発売になるらしいので、出たら買い
たい。
◇ある豊かな生活◇
日時:2002年11月20日
場所:博品館劇場
主人公の珠緒さんが、インターネットでシェアハウスの仲間を募っ
て、おじいさんとひねくれた東大生との生活を1年分見せている。
個人的に謎なのがおじいさん(犬塚弘さん)。彼はどうやってイ
ンターネットを駆使したんだろう。
だって舞台での彼の部屋にはパソコンはなかったんだもん。
あと謎その2は東大生19歳(内田慈啓さん)。彼は入居当初は
19歳でたばこを吸っていて咎められていた(当たり前)が、1年
経ったはずなのに「こそこそ吸っている」とか「最近はあまり吸わ
ない」とか言い訳をしている。
主人公が誕生日を迎えるまでに、彼はすでに20歳になっている
はずなのに(笑)!
主人公は家族が煩わしくて家を出て独立したそうだが、じゃぁな
んでシェアハウスを選んだんだろう。
家族が煩わしいから一人暮らしするといいつつ、彼女はシェアハ
ウスの中で擬似家族を作っていこうとする。微妙に矛盾している。
なので結構うざいキャラだ。自分だったら絶対シェアハウスじゃ
なくてアパートを借りる。ていうか普通そうしないか?
話自体はほのぼのしていたんだけど、主人公の友人がひねくれた
東大生に内面を見透かされて、本能でセックスしてしまう辺りはど
ろどろしてたかもしんない。
内田くんのファンなので、友人役のミステリーハンターとのディー
プキスを目の前で見てうおおおおと思ってしまった(笑)。
しかし、二人はその後恋愛に発展することはなく、絡むシーンも
なかった。うーん、ボノボ(類人猿の一種で、驚いたり動揺したり
すると交尾する)のようでついていけなかった。
ちなみに内田くんはひねくれた役なので可愛くない口をたたきま
くるのだが、見ていてほんとに可愛くなかった。体つきも健康になっ
てしまって残念だ(←何を期待していた/笑)。
◇言葉 アイヒマンを捕らえた男◇
日時:2002年10月23,25日
場所:俳優座劇場
田中実さんと中山仁さん夢の共演ということで2回も見に行って
しまった。ちなみに23日は収録をしていた。
ヤオイスキーの視点では、本来人間的な部分をそぎ落として任務
(アイヒマンにかつて自分が虐殺に関わったということを認めさせ
ること)に当たらなくてはいけないモサド(イスラエルの秘密警察)
のピーター(田中さん)が、アイヒマン(中山さん)との間に生じ
てはならない感情が芽生えちゃったとしか思えなかった(笑)。
アイヒマンもなぜかピーターには人間的に惹かれちゃったのか、
うち解けて話をしてるし。
この二人と対照的なポジションにいるのが、ピーターの元彼女の
ギラだ。ピーターにとっては、ギラとの関係でキーワードとして登
場した「言葉」は、ギラに対する愛情の証として求められたものだ
が、彼はこれを「意味をなさないもの」と考えている。
しかし、アイヒマンとの関係においての「言葉」は、かつての非
道な行いを認めるものとして「意味をなすもの」とピーターは考え
ている。この矛盾がピーターを苦しめてしまうのだ。
さらに、ギラの手紙はピーターを余計追いつめていく。彼女は自
分から別れたはずなのに、ちょくちょくピーターに手紙を送ってく
るのだ。
彼女はまだピーターが自分に未練がある…ということを充分承知
している。でも、ピーターがやり直したいと意思表示したとき、手
ひどくつっぱねる用意もしている。
ピーターがパン職人だったら、それなりにギラとうまくいったか
もしれないけど、ギラはピーターの仕事に対して理解していると言っ
てても、実は理解していない。
ギラは感情的なピーターを引き出そうと言葉を迫るが、ピーター
は理性があるから、現実を見据えた状態でしか動けない。なので自
分を選ばなかったピーターにじわりじわりと手紙にしたためた「言
葉」で復讐を迫っていくのだ。
ギラは残酷な人である。ていうかかなりむかつく(笑)。
任務に感情を持ち込むのは非常に危険なことだけど、ピーターは
アイヒマンに対して次第に感情的になっていく。
かつての恋人には言葉は感情がこめられることなく流れていくも
ののようなものと言ったけど、アイヒマンには言葉は内面を表す手
段として迫る。
それはかつてギラがピーターに迫ったときと同じように。
やっぱりピーターはギラよりもアイヒマンとの間に何か芽生え
ちゃったとしか考えられない(笑)。
今回はピーターのある意味未熟な仕事ぶりでうまくいったけど、
今後も彼が仕事のたびに標的となる人物との間にいろいろ芽生えな
いとやっていけなくなっちゃったら悲惨である。
個人的にキャラの中ではアハロンが萌えである。彼は仕事に感情
を持ち込まない。いたってクールである。演じていた中嶋しゅうさ
んは、アハロンが「美女で野獣」のホームレス役のときと殆ど変わ
らない格好だったのにやり手の工作員にちゃんと見えるように演じ
分けててすごいと思った。
アイヒマンの中山さんが一人でタンゴを踊るシーンがあるんだけ
ど、微妙に日本舞踊っぽく見えてしまった。でも顔はちょっと恍惚
としてて踊ってるので、笑っちゃいそうになった。
ちなみに田中さんは一人だけよく通った綺麗な声という印象だっ
た。やっぱり吹き替えにも向いている。で、観客に何を言っている
かはっきりと伝わりやすいような言い方をするので、「おしり」と
か「鼻水」とか「よだれ」という単語にも気を遣っていて生々しかっ
た(笑)。
テレビで見るよりも舞台の田中さんの方がいきいきしていた。もっ
と舞台でお目にかかりたいものだ。
◇マクベス◇
日時:2002年10月17日
場所:シアターコクーン
昔「マクベス」は元一世風靡セピアの松村冬風さんが出演した
「流山児マクベス」を観にいったときに予習として原作を読んだこ
とがあったので、それなりに内容が分かって面白かった。
eプラスの案内で山口馬木也さんが出演すると書いてあったのを
あてにしていたのだけど、実際は出演していなかった。残念。
でも、「利家とまつ」でスットコドッコイな利家を演じていた唐
沢さんが、舞台だといきいきして上手かったので、印象が変わった。
あと、マクベスの妻を演じていた大竹しのぶさんが、テレビより
舞台の方が格好よかったのが印象的だった。
◇ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている◇
日時:2002年10月15日
場所:紀伊国屋サザンシアター
ニイロさん目当てで行った。他のメンバーは、涼風真世さん、池
田聡さん、黒田アーサーさんだった。シャンソンが中心のコンサー
トだったので、ニイロさんのダンスシーンがちょっとしかなくて残
念だった。でもニイロさんの歌が聴けてよかった。
涼風さんとニイロさんで「華麗なる千拍子」という曲を歌ったと
き、最後の方になるとテンポが速くなって早口で歌っていくのだけ
ど、涼風さんは途中で呂律が回らなくなっちゃったのに対して、ニ
イロさんは全部歌えていた。
知っている曲が何一つなかったのだけど、それなりに楽しかった。
◇フジ子・ヘミングコンサート◇
日時:2002年9月30日
場所:東京文化会館大ホール
フジ子・ヘミングがデザインしたグッズや絵画を扱っている売店
で、弟が売っていた。
後で雑誌でその弟さんが大月ウルフさんだということが分かって、
あのときもっと実物をみておけばよかったと思った。
クラシックは全然詳しくないので内容については書けないけど、
ショパンの「木枯らし」という曲が面白かった。曲が終わるごとに
大月ウルフさんが「ブラーボォ!!」と一番後ろの席(しかもパイ
プ椅子持参)で叫んでいた。
あのときは風変わりな弟だなぁと思っていた。大月さんごめんな
さい(泣)。どうしてもイコールで結びつかなかったんだもん。
◇The convoy show 雲のゆくえ◇
日時:2002年9月19日
場所:日生劇場
今回、初めて舘形さんが参加したコンボイを見た。内容は、源さ
んという人物(登場はしない)を中心に、かつての仲間が久しぶり
に集まってしみじみするというもの(すっごい端折った書き方)。
久しぶりに会ったということと、源さんがどういう人物だったか
をそれぞれの仲間が語っていくため、台詞の殆どが説明的なもの
(現在の仲間たちの状況とか、当時の仲間たちの状況とか)だった
のが妙に気になった。あまりさりげなくじゃないんだよね。その説
明的な台詞の内容が…。
当時の仲間たちは源さんを軸にしてはしゃいで毎日を過ごしてい
たのだけど、それは上辺だけのつきあいで、誰も源さんの葛藤を知
らなかったりする。で、自分の誕生日に源さんが自殺したことで、
仲間たちは急速に地に足がついて、それぞれ自立していくのだ。雲
は源さんであり、それぞれの自分の象徴でもある。
お芝居の途中にダンスや演奏が盛り込まれているんだけど、今回
新たにハンドベルの演奏が加わった。メンバーが白い服に、赤い山
高帽みたいな帽子を被って「Yesterday」を演奏するのだけど、私
全然ハンドベルに気づかなくて、うっかり(分かった、この後「ア
メリカ横断ウルトラクイズ」のパロディだ!)と思ってしまった。
コンボイの皆様、ごめんなさい(泣)。
個人的に、回想シーンの中の商店街の仮装大会で、舘形さんが王
子様スタイルで「リボンの騎士」として登場してたのがキョーレツ
だった。
そしていつも気になってしまう右近さんが、今回もめちゃめちゃ
普通に見えた。
◇『旬』翔ける in Suntory Hall 第2章 狂言を観る◇
日時:2002年9月17日
場所:サントリーホール(小ホール)
それまで狂言って観たことがなかったのだけど、かといって今何かと
お騒がせの時宗様の狂言は観たくないし…ということで、最近ちらほら
と名前を見かける茂山兄弟の狂言を見に行くことにした。
興味は兄弟の狂言の他に、観客にもあった。狂言がお笑いを扱う伝統
芸能ということは聞いたことがあったのだけど、観客はちゃんと笑うべ
きところで笑ってるんだろうか?そもそもどういう人が観に行くんだろ
うということが謎だったんだもの。
で、会場に行ってみたのだけど、若い女性も結構いた。きっと茂山兄
弟のファンなのだろう。年齢層は20代〜で、男女比は4:6くらい?
視覚障害者が盲導犬を連れて来ていたりして、客層は幅広かったと思
う。
最初ということで、予習しないで行ってみた。演目は「昆布売」と
「千鳥」。と、言われてもどんな内容なのかさっぱり分からない。
時間になると、照明が暗くなってシテの大名が出てきた。ちゃんと時
間通りに始まっていた(普通はそうだろうけど)。大名、すごくいい声
でびっくりした。「ジャパネスクな男たち」の時宗様と声の出し方から
して違う。昆布売もよく通る声だけど、大名まではまだまだだ。ああ、
日本語のはずなのに何を言っているのか6割くらいしか分からない。客
はしっかり笑いどころと思われるところで笑っていた。すごい。視覚障
害者のおじさんも大声で笑っている。みんな通だね。
笑いどころがいまいち分からなかったので、せめて昆布売役の兄、宗
彦さんを見ようとオペラグラスで覗いてみたら、顔面ものすごい汗だっ
た。したたり落ちているのがよく分かる。この汗の量だけだったら、ダ
ンスバトルのときのパパイヤ鈴木さんやコント山口君と竹田君の竹田君
に勝るとも劣らない。シテ役の父七五三(しめ)さんはマットな肌を保っ
ている。
この公演で一番時間がかけられているのが、トークコーナーだった。
他が30分前後なのに、トークはしっかり40分とられている。
トークの主役は兄弟の弟の方の逸平さんだった。トークの終盤で父と
兄が登場したんだけど、父は最近まで銀行員だったらしい。どうやって
狂言師と両立していたんだろう??父は「子どものうち一人が継いでく
れればいいと思っていた」と発言して、逸平さんは(一人?俺は?)と
言いたげに反応していた(笑)。さらに父が兄に「釣狐(20代の狂言
師の卒業論文にあたる演目らしい)」を教えるために銀行を辞めた…と
語ったとき、逸平さんが(…兄にだけ?俺は?)と言いたげに反応して
いた(笑)。逸平さんはまだ「釣狐」をやってないそうで、父に教わる
予定も決まってない模様。父に教えてもらえるのか??
「千鳥」のシテは逸平さんだったのだけど、声が兄よりよくて驚いた。
高めの声なんだけど、すごく響いた。この狂言、ポイント(?)がいか
にして床に置いてある酒樽を店主の目を盗んで持ち逃げできるかという
ことなのだけど、私は後ろから2列目に座っていて、さらに会場が平ら
な床だったため、肝心な酒樽が見えなくて面白さが半減してしまった。
狂言というのを初めて見て分かったのは、今も昔も「ギャグは繰り返
すのが基本」なんだなということだ(笑)。今度再び狂言を観る機会が
あったら、とりあえず予習しておこうと思った。
◇前川清&萩本欽一ショー2002◇
日時:2002年9月14日
場所:中野サンプラザ
チケットを買うとき、てっきり前川さんと欽ちゃんが延々コントをや
るものだと思いこんでいたので、実際に行ってみたらあくまでも主体は
前川さんのコンサートで、欽ちゃんはゲスト扱いであった。なので少々
肩すかしをくった心境。欽ちゃん目当てに行ったので、確実に浮いてい
るのが自分でも分かった。
とはいえ、生で欽ちゃんを見るのは初めてだったので、感激した。
チケットに記載されている列番号が0だったんだけど、てっきりアル
ファベットのOかと思ったら、数字の0で、実際は前から2列目という
ものすごいいい席だった。欽ちゃんは思っていたよりも結構小柄な人だ
った。おもに前川さんをいじり倒していたが、前川さんの天然?なボケ
と欽ちゃんの素人いじりの技がうまくかみ合っているんだか合ってない
んだか…という複雑な笑いを醸し出していた。
欽ちゃん自身も、未だに前川さんのことをつかみどころのない人だと
思っているようなので、このまま分からない方がいいのかもと思った。
個人的に前川さん専属の司会者のおじさんは、結構裏の顔がありそう
な気がした(笑)。
◇九月大歌舞伎◇
日時:2002年9月12日
場所:新橋演舞場
新之助と菊之助が共演しているお芝居を観てみたいと思っ
ていたので、二人が夫婦になっているという昼の部を見た。
演目は「上意討ち」と「お祭り」。「上意討ち」は、新之
助が無理矢理殿様の側室を嫁として押しつけられたんだけど、
この嫁が菊之助演じるお市で、二人はラブラブになる。
でもお市はかつて殿様の子どもを産んでいたので、お世継
ぎ問題が浮上した際、お市は再び城に上がらねばならなくな
り、別れを余儀なくされる。新之助とお市の間にも子どもが
産まれていたので、お市は城に上がるのを拒み続ける。
しかし、結局藩の者が無理矢理連れ戻しに来て、子どもは
殺され、お市は絶望して自害する。新之助とその父(演じる
のは実父の団十郎)は怒り心頭、上意討ちすべく城へ向かう…
という内容。新之助の役名は忘れてしまった(汗)。
菊之助ことお市が登場した瞬間、会場ではどよめきが沸い
た。今回は人妻ということもあってか、以前見た「鏡獅子」
のときの可憐な格好とは違って、落ち着いた格好だったんだ
けど、綺麗だった。本当にお人形のようだった。これがまた
新之助と並ぶと人形効果(どんな?)は倍増するのよ。絵に
なる二人だった。
夫婦ということで、二人が手を取り合ったりするシーンが
あるんだけど、萌えた(キラリ)。
二人の間の子ども(赤ちゃん人形なんだけどね)を抱く菊
之助と新之助がまたいいのね。お爺ちゃんな団十郎があやす
ところもお茶目で面白い。でも藩の者によってその子どもが
殺されたとき、客席から「ああ…(ショック)」という声が
思わず同時に漏れた。後を追ってお市が自害して新之助に抱
かれて息を引き取る辺りは、周りからはすすり泣く声も聞こ
えてきた。以前見た信康の話よりこちらの方が好きだ。
一方、「お祭り」は踊りが中心。菊之助は芸者の格好で踊っ
ていた。
芸者姿も美しかった。ああ、いいものを見た。
◇12人の怒れる人々◇
日時:2002年9月11日
場所:シアターサンモール
JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)のお芝居
「十二人の怒れる人々」を観てきた。
JACが進化したのかな?名前が変わっていたのは知らな
かった。
内容は映画と同じ。でも映画は昔一度見ただけで、さらに
「十二人の優しい日本人」も見ていたので、頭の中ではごっ
ちゃになっていた。
主演は春田純一さん(=ダイナブラック)。最初から無罪
を主張する人役だった。最後まで有罪を主張する人役が横山
さん。陪審委員長が甲斐さんで、冷静な陪審員役が関根大学
さんだった。アクションは殆どなく、会話劇だった。
結構出演者のみなさんは台詞カミカミ状態だったが、アク
ションのない会話劇もいいなぁと思った。個人的に甲斐さん
と関根大学さんがよかった。とても後楽園野外劇場で編みタ
イツ姿を披露した関根さんと同一人物に見えなかった(笑)。
今日が千秋楽だったこともあってか、JACつながりの人
が観客として結構来ていたようだ。私が確認できたのは、岡
元次郎さんだけだったが…。私の後ろの席の人がどっかの劇
団の偉い人だったようで、通路を歩いてきた岡元さんを呼び
止めて誰かの結婚式の二次会について話をしていた(地獄耳)。
◇卒塔婆小町◇
日時:2002年9月6日
場所:アートスフィア
◇鑑定医シャルル◇
日時:2002年8月13日、21日
場所:紀伊国屋サザンシアター
昨日はStudio Lifeの「歓びの娘 鑑定医シャルル」と
いうお芝居を観劇してきた。特撮ファンの視点で言うと、
ゴウライ弟役の姜さんが所属している劇団のお芝居という
ことになるのね。(姜さんはハリケン撮影のため1年間劇
団の活動をお休みしているらしい)
内容は藤本ひとみさんの原作「鑑定医シャルル」シリー
ズを舞台化したそうなんだけど、このシャルルって「マン
ガ家マリナシリーズ」のシャルルとは別人なんでしょうか。
…と、いうくらいの予備知識ゼロの状態で観劇したのだ
けど、やたら面白かった。絶望とエロスが濃厚に絡み合っ
て、でも下品じゃなくて美しいのね。不思議。
この劇団の作品は「月の子」、「LILIES(シモンとヴァ
リエ)」に続いて3作目なんだけど、観にいくたびに面白
く感じる。主人公のシャルル役の人は顔からいって好みで
はないんだけど、全然気にならない。
紀伊国屋サザンシアターで公演しているのだけど、意外
と男性客が多かった。原作のファンなのか、劇団のファン
なのか演劇ファンなのかは不明。
◇LITTLE VOICE◇
日時:2002年7月20日
場所:シアターコクーン
大沢健さん目当てに行った。私の目には、大沢さんはちゃ
んとユアン・マグレガーに見えたよ(贔屓目?)!寡黙なん
だけど、LVの前ではやたら饒舌なビリーに萌え〜。
LV役の池田さん(=バターカップ)は、かつて留学して
いたこともあってか、いろんな人の物まねが安心して聞けた。
歌わないときの小さな声の感じが、映画のLVとそっくり
だった。
映画だと、LVの母親はかーなーり救いようがないキャラ
で、LVに逆ギレされてからは登場もしなかったんだけど、
こちらの舞台だと母親にはそれなりの悲哀があって…という
ところがちゃんと描かれていてよかったと思う。
江守さんも張り切っててよかった。映画のレイにも負けて
ないよ(笑)。
映画だと、ラストはLVがビリーを訪ねて、これから違う
自分として生きていける〜という感じで終わってたんだけど、
舞台ではビリーが自分の仕事場に来たLVにとっておきの照
明を見せて、「自分の声で歌ってごらん」と言ってLVが初
めて物まねじゃなくて、自分の声で歌を歌う…という終わり
方だった。こっちの方がいいかも。ちなみに大沢さんはいき
なり舞台から客席の一番後ろまで駆け足で移動して、後ろか
ら舞台のLVに「歌って!」と語りかけるのだ。みんなが舞
台を見ている中、私は客席の大沢さんを見ていた(笑)。あ
あ、大沢さん萌え〜。
◇さよならの城◇
日時:2002年7月15日
場所:サンシャイン劇場
寺山修司の作品。「少女革命ウテナ」の「絶対(体?)運命黙示録」
を歌った劇団万有引力に、元宝塚の久世星佳さん、舘形比呂一さん、
ニイロさんが客演で加わった豪華夢の共演。舘形さんとニイロさんの
ツーショットも見てみたかったので、前衛的なお芝居に疎いんだけど
行ってみた。
案の定よく分からなかったんだけど(笑)、お芝居の中でニイロさ
んがセーラー服を着て女の子になるシーンがあって、妙に似合ってて
萌えた。
さらに、久世さんのバックで舘形さんとニイロさんが黒い燕尾服を
着て踊るシーンがあったんだけど、宝塚の男役並みに格好よかった。
どちらかというと、ニイロさんの方が顔が小さくて脚が長くて、男
役の中に混じって踊っても見分けがつかないと思う。いいものを見た。
3人が踊る側で万有引力の方々が出てくると、頭身からして違って
いるので、なんだか不思議。同じ人間と思えない。
でも冒頭で出てきたロリータ系の少女役の人は、美しかった。歌声
も綺麗だった。彼女の万有引力の人だったんだろうか?
パンフレットが欲しかったんだけど、先着50名にしか買えなかっ
たので、買い損ねてしまった。そうと分かっていれば早めに買いに行ったのに。
私の後ろの方の客席で、近藤正臣さんが、離れたところに「エリザ
ベート」のルドルフ役だった井上さんがいた。すぐ分かったので、きっ
と役者オーラが出ていたんだろう。
◇キスミー・ケイト◇
日時:2002年7月4日
場所:帝国劇場
元光GENJIの赤坂晃くんが出るというので見に行った。
彼の役は、宝塚の伊織直加さんの恋人で、ミュージカル役者でも
ある。赤坂くんの歌は大沢樹生さんよりは上手かったけど、周り
の役者さんたちと演技の面でもいっぱいいっぱいという感じだっ
た。
でも歌いながらセットをよじのぼって、はるか上にいる伊織さ
んのところまで辿り着くところは軽々としてて格好良かった。
◇ら抜きの殺意◇
日時:2002年6月23日
場所:俳優座劇場
普段若者言葉に辟易している人にとっては、これほど面白いお芝居
はないんじゃないだろうか。その代わり、普段からら抜き言葉を遣っ
ている人には、このお芝居の笑いどころがいまいちピンとこないと思う。
ある通信販売の会社に、紳士がアルバイトで入ってくる。この紳士
は日本語をこよなく愛する人で、特にら抜き言葉を聞くと殺意が芽生
えてしまうくらい。
会社には若者言葉を話すイケてる社長、フェミニズムに目覚めて男
言葉しか話さない社長夫人、電話の応対がむちゃくちゃなギャル、主
語がなくて自己完結した話し方の若者、紳士より若くてら抜き言葉を
話す上司、人によって話し方を変える上司の彼女…などが入り乱れて、
紳士を苦しめる。
紳士は上司のら抜き言葉に苛立っていたが、ある日上司の不正を発
見して、社長に知られたくなかったらら抜き言葉をやめるようにと脅
迫する。
しかし、紳士の正体(公立中学校の国語教師)を知った上司は、学
校に知られたくなかったらら抜き言葉を話せと逆に脅す…というよう
な内容。
個人的に、紳士と上司の話し方が逆転して、紳士が積極的にら抜き
言葉を駆使して、ら抜き言葉撲滅の同盟を結んでいた社員が愕然とす
るシーンがあったんだけど、あのときの紳士はやけになってら抜き言
葉を遣っていたのか、もうら抜き言葉に慣れてしまって自然と出るよ
うになったのか、お互い脅されているから遣っていたのか、どれだっ
たんだろう?
◇40◇
日時:2002年6月5日
場所:博品館劇場
劇男一世風靡の団長だった平賀さんと、音楽団体セピアだった柳葉
さんの夢の共演。二人芝居だった。
平賀さんはある議員の秘書で、労われて南の島に旅行に出る。しか
し宿泊先には議員のエリート秘書の柳葉さんがいた。柳葉さんは、平
賀さんがしでかしたミスの責任をとらせるために、毒薬を持って自殺
を迫る。
しかし、事態はもっと深刻だった。どうやら柳葉さんもうっかり
「選挙に出たい」と言ってしまったために、議員の機嫌を損ねてしま
い、平賀さんと一緒に消されるように仕組まれているようなのだ。
かたくなに信じない柳葉さんであったが、平賀さんの話に次第に議
員に対して疑惑を抱き始める…という内容だった。
平賀さんが自然体だったのに対して、柳葉さんは動きが妙だった(笑)。
演技はうまいんだけど、平賀さんのボケに対応するときの仕草が、
かなり妙。それは演出上そうなっているのか、暫くドラマを見てない
間にそういう癖ができちゃっているのかは不明。私が見ていたドラマ
なんて、80年代だもんなぁ…(笑)。
博品館劇場の小劇場の舞台では、柳葉さんは収まりきれないんじゃ
ないかと思った。動きが妙というのを除いても、ちょっとしたアク
ションシーンのこなしっぷりは、博品館じゃ狭すぎる。もっと大きく
ても十分いける。(次は明治座だ!)
と、いうことは、柳葉さんはまだまだ若いんだね、きっと。
平賀さんと柳葉さんが共演したことで、今後もぜひ一世風靡がらみ
のお芝居をみたいものだ。松村さん、どうしているだろう。
◇ダンスバトル2◇
日時:2002年5月24日
場所:アートスフィア
前回に続いて、今回もニイロさんが出るかな?と思ったのだけど、
みごとに出なかった(笑)。
前回のダンスバトルでは終始王子様系を貫いて、若干不満の残った
西島さんだが、今回は汚れ…とまではいかないけど、適度にお笑いな
シーンにも登場していて、前よりよくなってたと思う。
ただ、その分(?)、前回ニイロさんとのヤオイスキーチックなダ
ンスに匹敵するような色気のあるダンスはなかった。さらに、てっき
り前回のダンスバトルのビデオができていると思ったら、全然そんな
のは売ってなくてがっかりした。期待してたのに…。
バレエをやってきた西島さんにとって、ヒップホップ系のダンスは
微妙についていけてない印象を受けた。それは前回も同じだったんだ
けど、何がいけないのか素人ながら考えてみたら、たぶん宝塚の和央
さんたちが陥りやすかった「ルーズに踊れない」ということなんじゃ
ないかと思う。
ヒップホップは別に指先やつま先まで気を遣う必要ないんだけど、
西島さんの指先は何を踊ってもピンとしてた。くるりと回るところも、
バレエチックだし。その気の遣いっぷりが、ダンスのタイミングをず
らしてしまっているんじゃないかな??
もし来年もあるならば、ぜひニイロさんのゲスト出演再び!にして
ほしい。
◇ジンジャーブレッドレディ◇
日時:2002年5月22日
場所:博品館劇場
加納竜さん目当てに行った。加納さんはゲイの役で、くねくねして
女言葉を駆使してて萌えた(笑)。ああ、憧れの明智先生が…。
あと、芳本美代子さんが池畑さんの娘役で出ていた。17歳の役で
もいけるよ!というくらい可愛らしかった。デビュー当時、一世風靡
セピアのラジオ番組「前略一世風靡セピア」で、芳本さんはコーナー
を持っていた。ので、結構好きだった。「白いバスケットシューズ」、
まだ歌えるかも。
内容は、アル中の施設から退院してきたばかりの、とにかくどうし
ようもない場末の歌手(池畑さん)のもとに、別れた亭主のところに
いた娘がひょっこりやってきて…というもの。ゲイ役の加納さんも、
厚化粧の高汐さん(元宝塚男役トップ)も、それぞれが主人公にもた
れかかって生きているので、娘以外止められるはずもなく、母はまた
次第に酒を飲むようになってしまう。さらに最近別れたばかりの母の
恋人まで復縁を迫ってきて、母はぼろぼろになっていく。娘は母と衝
突して、自分も継母から追い出されたことを告白、次第に親子関係を
修復していく。
池畑さんは終始女装していて、下着になるシーンもあった。一分丈
のショーツを履いているんだけど、微妙にウエストがくびれているん
だよね。不思議。
あと、かつての恋人に母が押し倒されて馬乗りされるシーンがある
んだけど、「北条時宗」で佐志勇役だった吉守さんが、ちょうど最前
列の真ん中に座っていて、彼の目の前で繰り広げられていたので、別
の意味でどきどきした(笑)。
ちなみに私は3列目で、山口馬木也さんは8列目、西村知美さんは
9か10列目にいた。他にも、おそらく池畑さん関係?と思われるイ
ケメンの俳優っぽい人(推測だけど)が数人客席にいた。
休憩時間に、山口さんは喫煙所でたばこを吸っていたんだけど、そ
の横を吉守さんと友人が通りかかるところを目撃した。
「やあ、久しぶり」みたいな会話が二人の間で交わされるのかな?と
思っていたのだけど、実際は二人ともお互いに気づいていないようだっ
た。
あれ?もしかして面識なかったっけ?そういえば、勇と顕時が同じ
空間に存在したことはなかったような…??
ああ、いっそ私が吉守さんの袖をひっつかんで、山口さんのところ
に再び連れていって、「山口さん、彼松浦水軍の佐志勇役の吉守さん
ですよ!」と紹介しようかという衝動にかられたが、それはかなり危
ない人になるので、行動には移らなかった。
できれば、こんどはりりしい加納さんを生で見たい。
◇カルテ◇
日時:2002年5月16日
場所:日生劇場
能見さん目当てに行った。能見さんは有名な巨大病院の医師で、
ちょっとひ弱な人役だった。妙なポーズで奇声を発して脅すシーンが
何回かあって、笑えた。
話のメインは岸谷五朗さん、西村雅彦さん、寺脇康文さんなので、
あまり活躍しなかったが、ダンスシーンがあって、能見さんはちゃん
と踊っていた。
岸谷さんはとにかくよく動いていた。キャラクターとしては話し方
の感じが「ジャングルの王者ターちゃん」だった(懐かしい)。アク
ションもちゃんとこなしてて、この人は一体…と思った。
病院がテーマの舞台だったためか、プログラムの出演者プロフィー
ルに病歴を紹介しているのだけど、能見さんはダイレンジャー後から
結構大きい病気を患っていたことが判明。心配になってきたよ。
印象として、なんだかやたらお金かかってそうだなぁと思った(笑)。
◇疾風のごとく◇
日時:2002年5月?日
場所:新橋演舞場
平成の三之助が揃う最後(?)の舞台。辰之助がこの後松緑を襲名す
るためだ。
今回、菊之助は女形ではなく、元服を終えたばかりの少年役だった。
で、新之助と辰之助がその親友役だった。この中で一番おいしい役が
菊之助で、割と石高の高い藩士のお坊ちゃんだったりする。他の二人は
親が殺されたりして結構大変だったりする。とくに新之助は、姉の気が
ふれたり(本当は「ふり」だった)、浪人になって肉体労働をする羽目
になったり、姉のように慕っていた遊女が父の敵の女だと判明して結局
死なれてしまったり、なんやかんやで藩から追放されたりと悲惨な運命
を辿っていた。しかし、友人たちは新之助の姉だけは藩に留まらせて、
「追放されるのはこいつだけでいい」とまで言い放ってて(辰之助が、
新之助の姉を慕っているから)、友情って…と思った(笑)。
とはいえ、それぞれの役は彼ら各々にぴったりであった。菊之助が新
之助の役をやるのはイメージに合わないし、辰之助がおぼっちゃんにな
るのもちょっとヘンだもの。
関係ないけど入り口付近で松下禅尼こと富司純子さん(菊之助の母)
がいた。綺麗だった。
◇LILIES◇
日時:2002年5月6日、9日
場所:シアターサンモール
映画「百合の伝説シモンとヴァリエ」と、このお芝居を比較すると、
シモンとヴァリエの恋はより切なく、ビロドーはより一途でシモンに従
順になっていた。
一番違っていたのがラストの火事のシーンの辺り。シモンとヴァリエ
が屋根裏部屋に逃げ込んで朝を迎えた後、映画だとビロドーと一悶着あっ
て、ビロドーが逆上してランプを床に投げ捨て、火事を引き起こして二
人を閉じこめて逃げるんだけど、後で救出に向かって、愛しているシモ
ンだけを助け出してヴァリエは放置して死なせてしまう…という内容だっ
たんだけど、お芝居ではビロドーを屋根裏部屋から追い出した後、シモ
ンとヴァリエが自ら望んで鍵をかけ、ランプを床に落とし、火事を引き
起こして自殺を選ぶ。しかもいつの間にか結婚指輪まで買ってて、二人
はそれぞれの指輪を飲み込んで永遠の愛を誓うのだ。う、こっちの方が
ドラマチックかつヤオイスキーな内容だ。ビロドーは火事場の馬鹿力で
扉を開け(笑)、シモンだけを助け出してヴァリエは放置してやっぱり
死なせてしまう。こちらの舞台のビロドーの方が健気かもしんない。
なので、映画だとビロドーがシモンに放火と殺人の罪をなすりつけて
しまうのだけど、お芝居の方ではビロドーは重要な証言を一切しなかっ
たためにシモンが刑務所に居続けていることになっている。なのでビロ
ドーの罪の割合は映画より低く、シモンの怒りどころが「なぜ俺をヴァ
リエと一緒に死なせてくれなかった!」と詰め寄るシーンになっていて、
ビロドーがシモンに憎まれてでも自分を思い続けてほしかった…という
ことが前面に打ち出されている。
個人的に最も気になっていたのが、浴槽のシーン。映画だと、入浴し
ているヴァリエのもとをシモンが訪れて、最後の挨拶を交わすのだけど、
ヴァリエも自ら別れを宣言して立ち上がるのね。で、シモンがヴァリエ
への自分の想いに気づいて急速にラブラブになってキスを交わし、シモ
ンも全裸になって浴槽の中でいちゃいちゃする…という、ヤオイスキー
にとってはたまらないシーンだったりする。
なんと、舞台でもギリギリまで再現されていた。ヴァリエ役の人は、
観客に尻を見せるように立ち上がるのだ。役者さん、すごすぎ。
で、映画では母親が現れたことでいちゃいちゃは中断するのだけど、
母親は続けるように促して去っていく。なので二人は再びいちゃいちゃ
し始める。でも舞台だと母親の後にシモンの婚約者までずかずかとヴァ
リエの家に入ってくるのだ。映画だと婚約者はフェイドアウトしてしま
ったが、舞台だとシモンを男に取られた!という婚約者の心境がフォロー
されているという感じ。ちなみに婚約者が来たとき、ヴァリエが慌てて
浴槽から出て服を着るのだけど、浴槽から出るときにちょっと見せては
まずいと思われるものが僅かに見えてしまっていた。(←観客の視線が
集中)
映写室のビデオ紹介で、映画について書いているけど、映画自体刑務
所の中での劇中劇が中心となっているので、男性しかいない劇団である
STUDIO LIFEにぴったりの作品だったと思う。劇中劇なので、走って退場
も気にならない(笑)。
シモンとヴァリエをはじめいろいろなキャラがダブル〜トリプルキャス
トだったため、4バージョンの公演があったのだけど、そのうちシモン
とヴァリエが同じで、ビロドーだけが違うバージョン2種類を見た。
ビロドーは青木くんの方が好きだな。でも正直ヴァリエはゴウライ弟
こと姜さんにやってほしかった。シモン役の高根さんと身長差があまり
ない方が映画のイメージに近いから。顔も姜さんの方がいいんだけどな。
ヴァリエの母親役の人は、前に観た「月の子」でセツをやっていた人
だったんだけど、やはりうまかった。あとシモンの婚約者役の人は台詞
がカミカミすぎてちょっと嫌だった。老いたシモンもなかなかよかった。
映画だと、老いたシモンが司祭となったビロドーにむりやりキスする
シーンがあるのだが、さすがに舞台ではなかった(笑)。
映画は結構ブッツンブッツンと話が寸断されていたけど、舞台の方は
いろいろフォローされていて、話の流れがちゃんとしていた。
◇見に来たアンタはエライでショー◇
日時:2002年4月26日
場所:カメリアホール
麻疹の前兆としらず、ちょっと調子の悪いときに行ったので、また笑
い死にそうになった(笑)。
場所はたしかアメリカの片田舎のバーのはずだったのに、のっけから
登場していきなり漫才を始めるので、気絶しそうになった。もはやアメ
リカじゃないよ(笑)。そういえば、小松さんと団さんの役名がコーマッ
ツとダンだったところからして覚悟しておくべきだった。
このお芝居が始まる前、お洒落な老夫婦が「最近のお笑いはだめね。
こういう高尚なものを見なきゃ。」とまったりしていたが、いざお芝居
が始まると下ネタも飛び出していたので、あの老夫婦は大丈夫だったか
個人的に気になった(笑)。
最後の方で、それぞれ歌を歌っていたんだけど、なんとなく小松さん
はあくまでもお笑い路線で、団しん也さんはできればエンターテナーの
道に進みたかったという人なんじゃないかな?という感じがした。
それはコント55号で、欽ちゃんと二郎さんの進みたい道が微妙に違っ
ていたのを思わせた。
やっぱり生の小松政夫さんはいいね。シリアスに突入するのかな?と
思わせておいて、やっぱり小さなギャグをとばすし(笑)。絶望にうち
ひしがれた…というところで、持ちネタの「ガッッッッック〜〜ン」だ
し(笑)。
他のお客さんがスタッフに「ビデオは発売になるんですか?」と聞い
ていたんだけど、ぜひ出してほしい〜。
◇卒塔婆小町◇
日時:2002年4月
場所:PARCO劇場
美輪さんの相手役は宅麻伸さん。前半が葵の上、後半が卒塔婆小町だ
った。
宅麻伸さん、結構昔から好きな役者さんだったんだけど、いかんせん
暫く見ない間に太ったなぁとちょっと幻滅してしまった。妻の賀来さん
はそんなに変化ないのに、どうしたもんだろう。引き締めてほしい。
しかし、美輪さんの相手役で40代くらいの美男な役者さんとなると、
宅麻さんか加納竜さんくらいしか思いつかない。美輪さんに翻弄される
美しい男。前回の「毛皮のマリー」の菊池さんもいい味だしてたけど、
光源氏となると役不足だ。ああ、これで宅麻さんがもう少しスリムだっ
たらな〜。
と、体型のことばっかり気になってしまったが、お芝居はよかった。
美輪さんの源氏物語の源氏と六条御息所の解釈がプログラムに書いて
あったんだけど、ああそうかも〜と説得力があった。宅麻さんもその解
釈に沿ったお芝居をしてたので、なおさら。ちなみに「葵の上」は、現
在に置き換えた設定になっている。なので葵の上は葵さんと呼ばれ、病
院に入院している。夜な夜なうなされて可哀想だった。
後半の「卒塔婆小町」は、美輪さんはかつて小町と誉れ高かったホー
ムレスの女性で、宅麻さんは自称詩人だった。高齢のおばあさん役とい
うことで、美輪さんは特殊メイクを駆使してした。なので、一瞬にして
過去の世界の小町に変化した時のギャップが大きかった。小町姿の美輪
さんは美しかった。詩人もタキシード姿の深草少将(お芝居でも少将だ
ったかは失念)となって小町と踊るんだけど、ダンスに慣れてないらし
く、宅麻さんの足元がおぼつかない感じだった。ああ、もう少しダンス
ができていたらもっと美しかったのにぃ…。
個人的に、もし可能だったらこのお芝居を宅麻さんではなく40代の
岸本さんで見てみたかった。絶対美しかったと思う。ダンスはできるん
だか分からないが。
岸本さん(助さんね)はかつて美輪さんのお芝居に出たことがあるの
だけど、実際見たことないんで、再演してくれないかなぁと思っている。
神通力でどうにかならないだろうか(笑)。
◇グラディスおばあさんの画廊◇
日時:2002年3月15日
場所:紀伊国屋サザンシアター
大沢健さんのファンなもので、不祥事もあったし、無事に幕が上がる
か心配だったんだけど、大丈夫だったのでほっとした。
大沢さんはグラディスおばあさんの孫で、主人公である。孫は淡々と
グラディスおばあさんが老いて亡くなるまでを回想して語っていく。
老いという問題は人間いつかは直面しなくてはならないものだけど、
ボケも加わると、家族は一層複雑な思いを抱えることになる。グラディ
スおばあさんを演じた女優さんがこれまたすごく巧いの。最初は耳が遠
いんだけど、だんだんボケてくるのがリアルだった。うちの祖母がボケ
たときと同じ表情をしてるんだもの。人間ボケてくると、虚無の表情と
いうか、独特の顔つきになるんだけど、まさにそんな感じだった。
大沢さんも、グラディスおばあさんの最期を淡々と語る…本当にただ
語るだけなんだけど、これが泣かせるんだよね。周りの人泣いてたもん。
ボケてしまうと、もう思い出の中のその人とはまるっきり別人になっ
てしまって、今の状態を受け入れられなくなってしまう。そんな混乱も、
だんだんおばあさんから心が離れていく状態も、孫役の大沢さんは的確
に表していた。すごい。
ボケって、ある意味その人とゆっくり別れていく覚悟を与えてくれて
いるといえる。その人がいつ死んでもがっくりいかないように、心の準
備をする余裕をくれるというか…。グラディスおばあさんも、きっと孫
や家族にそんな覚悟を与えたんだろうなと思った。
個人的に、大沢さんとグラディスおばあさんが拾ってきた(?)若い
芸術家のやりとりが微妙によかった。彼は最後までおばあさんがボケた
ことを受け入れられなかったんだけど、おばあさんの死後も孫とやりと
りはあったんだろうか?謎。
◇佐々木小次郎◇
日時:2002年2月17日
場所:明治座
村上弘明さんは、男臭いというよりは、美しい。でも妖しくはない爽
やかな美しさだ。嫌みがない。なのでさらりと「男も見惚れる男」と言
える数少ない役者さんだと思う。
「天才神津恭介の殺人推理」シリーズと同様に、このお芝居も村上さ
んがその場にいるだけで美しく映えるようになってて、登場した瞬間か
らして「おお〜」という男女混合のどよめきが聞こえた。
佐々木小次郎ということもあって、村上さんは終始若衆の格好でいた。
前髪姿がこれまたよく似合う。で、よくモテる。「仮面ライダークウガ」
の神崎先生も小次郎の魅力に惚れてついてまわるくらい(笑)。あ、そ
ういえば村上さんも昔は仮面ライダー(スカイライダー)だったね。
やはり殺陣は生で見ると迫力があった。この人なら長い刀を振り回し
ても刀に負けないもんね。高身長の役者さんオンリーでの殺陣を見てみ
たいものだ。岸本さんとか田中実さんとか阿部ちゃんとか…。
小次郎、何度も衣装替えをしていて、ヒロインにも負けてなかった(笑)。
長い髪をおろしたときの格好が一番好きだ。
今回このお芝居で、一層「八丁堀の七人」の舞台化を望むよ。
◇月の子◇
日時:2002年2月6日
場所:アートスフィア
男性のみの劇団、スタジオライフを初めて見たのが、BSでやってた
「トーマの心臓」。そんなに美形の人はいなかったんだけど、原作をそ
れほど知らなくても楽しめるところがいいなと思って、生で見てみよう
ということになった。
「月の子」は、以前原作のコミックを読んだことがあったので、どん
な風になるかと気になっていたんだけど、作品全巻を3時間くらいに凝
縮した内容になっていた。なので結構ジェットコースタードラマチック
だった。
登場人物は美形度は低く(身も蓋もない言い方)、ツボに来たのがティ
ルト役の人と成人したベンジャミン役の姜さん(後のゴウライジャー弟)
と、アートとショナとメイド役の人だった。意外とアートはコミックの
雰囲気そのままの人だったので好印象。姜さんも美脚で可愛らしかった。
メイド役の青木くんは、こんなに似合っていいんだろうか?というく
らいメイド服が似合っていた。
たしかアートってダンサーのはずなんだけど、劇中アートが踊るシー
ンは全くなかった(笑)。この劇団はダンスの練習はしないんだろうか?
ダンスをする格好はしているんだけど、気がつくと駆け足で舞台から
去ってしまって、結局誰も踊らなかった(笑)。
そう、面白いくらいにみんな退場の際は駆け足で去っていくんだよね。
で、セツが女性化するシーンがあって、セツの人がそのままカツラを
かぶって変身するんだけど、演技はすっごくうまいんだけど、どうして
も台詞どおり「美しいセツ」には見えなくて(←こらっ)、困惑してし
まった。
最後の最後に、セツとショナの子ども役として及川健さんという団員
さんが登場したんだけど、登場した瞬間に舞台の雰囲気ががらりと変わっ
たというか、宝塚でいうとスターのオーラが感じられた。きっと、これ
が「華」っていうんだろうなと思った。美少年の役をやらせたら右に出
る者はいないという人なんだけど、この人実際年齢はいくつなんだろう?
及川さんが子ども状態のベンジャミンをやる日もあったので、無理し
てでも見に行けばよかったなぁとちょっと後悔。
◇彼女を不安にさせるいくつかのこと◇
日時:2002年2月3日
場所:下北沢OFF・OFFシアター
昔「日曜夜9時は遊び座です。」という番組があって、そこに出てい
た河西健司さんがすごく好きだった。社会人になったら生で見たいと思っ
ていたのが遂に実現した。
出演は河西さんと中西良太さんと田島令子さん。オスカル!!または
「バイオニック・ジェミー」のジェミーの声でおなじみの女優さんだ。
内容は、推理作家の女性が自殺しにホテルに泊まって最後の作品を書
き上げるところから始まる。作品を書き終える頃に、依頼した殺し屋が
現れてくれる手はずになっているのだが、その殺し屋が誰なのかは一切
分からない。
なので、彼女はホテルの従業員を殺し屋かと勘ぐってしまう。そこへ
現れたのが盲目のマッサージ師。彼こそが殺し屋なのだ。
しかし、ホテルの従業員の離婚騒動に巻き込まれていくうちに、彼女
は離れて暮らしている息子が気がかりになり、自殺を思いとどまってし
まう…というものだった。
河西さんと中西さんの掛け合いが絶妙だった。狭い空間の中でのお芝
居で、動きは殆どなかったんだけど、面白かった〜。最後の方で、女性
の最後の作品となるはずだった原稿をみんなで破り捨てるシーンが印象
的だった。
◇くしゃみ◇
日時:2002年1月?日
場所:国立小劇場
チェーホフの短編集を舞台化したもの。結構ブラックユーモアという
か、救われない話なのね。読んだことないからなんともいえないのだけ
ど…。
元宝塚の麻実れいさんといっこく堂、すまけいさんが客演で出ていた。
それぞれ自分の得意分野を発揮できる話があって、麻実さんは男役、
いっこく堂は腹話術のできる男役、すまけいさんは老年の俳優役だった。
個人的に麻実さんを生で見たかったので、しかも男役(もっさいおじ
さん役だったが)も見られてよかった。
好きだった話が、ロシア人の雇い主とフランス人の家庭教師の団らん
の話。雇い主がばくさんこと熊倉一雄さんで、フランス人役が「特攻野
郎Aチーム」のフェイスマンの声をやってた安原義人さん。で、安原さ
んのうさんくさいフランス人っぷりが最高だった(笑)。微妙に小指が
立ってたりして(笑)。しゃべり方も微妙にうさんくさい外人風だった。
◇いい加減にしてみました2◇
日時:2002年1月23日
場所:紀伊国屋サザンシアター
風邪をひいている状態で行ったので、もう少しで笑いすぎによる窒息
死に至りそうになってしまった(笑)。これぞ笑い死に。
昔伊東四朗さんと三宅さんで、コントをやる番組があったんだけど、
あの雰囲気が再来していた。二人で途中から急に歌を歌い出して周りを
混乱させるお決まり(?)のネタも生で見られて嬉しかった。
さらに、伊東さんが↑のネタで看護婦長の格好に生着替えしたんだけ
ど、妙に似合っていた。他のコントでも看護婦長のカツラをしようとし
てて爆笑だった。
これは生で見に行かないと面白さは半減してしまうと思う。
で、あのとき公演ビデオを売ってたんだけど、生の方が面白いからと
いって買わなかったのね。しかし今となっては非常に悔やまれる。あの
とき買っていればよかった。
◇白鳥の歌◇
日時:2002年1月18日
場所:東京芸術劇場
実は2001年にも同じ「白鳥の歌」を見に行ったんだけど、うっかり最
後の方で寝てしまい(泣)、肝心なところを見逃してしまったので、今
回リベンジということで再び見に行った。
バックで元G-CLEFの渡辺さんが今回もバイオリンを弾いていた。で、
観客としてコンボイの瀬下さんと今村ねずみさんが来ていた。二人とも
いかにも「ダン!サー!です!」という格好(どんなん?)で、背も高
くてオーラもあって一際目立っていた。
肝心なところは、寝ないように心がけていたので、やっと見られた。
一番好きなシーンは、髪をしっかりセットした状態で踊り始めるとこ
ろ。どこぞの貴族のような感じで格好いいのだ。でも布を腰に巻き付け
ると途端に女性に見えてしまう。妖しい魅力がいいんだよね。
◇大江千里コンサート◇
日時:2001年12月24日
場所:東京グローブ座
一度クリスマスかイブに大江さんのコンサートに行って見たかったの
で、願いがやっと叶った。
チケット発売当時、1階席も買えたんだけど、曲によって観客の振り
付けが違うので、習得してない私にはとても1階席のチケットを買う勇
気がなかった。ので、2階席のチケットを購入。
コンサートグッズがお洒落だったので、いろいろ買ってしまった。携
帯膝掛けとトートバッグはかなり重宝している(笑)。
個人的に、大江さんが舞台に腰掛けてマイクを使わないで(←うろ覚
え)「POWER」という曲を歌ったのが感動的だった。一度生で聞いてみ
たかったので、嬉しかった。
でもまだ他にも生で「JANUARY」「サボタージュ」「あなたは知らない」
など聞きたい曲があるので、また機会があったら行ってみたい。いつか
生で聞けるといいな。
◇ゴンチチのクリスマス◇
日時:2001年12月23日
場所:世田谷パブリックシアター
ゲストが原田知世さんだったので、見に行った。客層は以外と男性が
多く、男性二人で見に来ている人が多かった。来やすいのかもしれない。
世田谷パブリックシアターは、シアタートラムと同じ場所にあるのだ
けど、こちらは天井が青空(ヴィーナスフォートみたいな絵なんだけど)
になっているし、座席もいい具合で劇場の中では一番好きなところだ。
音楽はまったりしてて、原田さんは途中からゲストで登場した。
「ティファニーで朝食を」の「ムーンリバー」を英語で歌っていた。
ゴンザレス三上さんはキョロちゃんに凝っているらしく、抽選で当た
るグッズの為に相当がんばったようなことを語っていた。さらに観客に
当たったものを嬉しそうに見せていた。
帰りにスポンサーからお酒を貰った。大人のコンサートなのね(笑)。
◇クリスティーナ&ローラコンサート◇
日時:2001年12月21日
場所:東京オペラシティホール
バイオリンとチェロの女性デュオのコンサートである。特にチェロ担
当のローラはスリットのあるドレスを着ていて、演奏を行うときには両
脚をがばっと開くので、おそらく日本では演奏の技術や曲の内容よりも
ヴィジュアルの方が先行しちゃっているかもしれない。
日本語はクリスティンの方が達者だった。曲の内容はミュージカルか
ら抜粋したのが多かった。
◇美女で野獣◇
日時:2001年12月19日
場所:国立劇場小ホール
ひそかに好きな大沢健さん目当てに見に行った。大沢さんの役は、芸
術系の専門学校を出たのだけど、就職することもなくフラフラしている
フリーター(現在コンビニ店員)というものだった。
「男の花道」のときとはちがって、無精ヒゲにレゲエ風の頭、ジャー
ジを妙に着こなしている…という姿で登場しててびっくりしたが、それ
でも似合うのが不思議だ(キラリ)。
「大沢さん…素敵だ(萌え)。」
内容は、主役の松本明子さんと大沢さんの恋愛もの…に加えて、コン
ビニに集まる常連の人々&ゴミの話だったりする。ストーリーテラーと
いうか、案内役にゴミ箱トリオがかぶりもので出てくるのだけど、その
中の一人が「電磁戦隊メガレンジャー」の久保田博士だった。劇中で
ちゃんと(?)トランペットを吹いていた。
大沢さんの演じた青年も、松本さんも、常連の客も店長もそこはかと
なくダメダメな部分があるのね。決してハッピーエンドにはならないの
だけど、それでもいい終わり方だった。
ちなみに見に行ったとき、観客の年齢層が思っていたよりも高かった
のが意外だった。そして舞台の上にそれなりに本物っぽいコンビニがで
きあがっていて見事だった。
あと、大沢さんが松本さんを「温めますか?」と聞いて抱っこして温
める…という場面があって、正直松本さんが羨ましかった(笑)。
「ああ、私も大沢さんにあっためられたい〜(電子レンジだと死ぬが/笑)」
ちなみに松本さんはものすごく小さい人だった。150センチあるか
しらん?といった感じ。
◇DIVA2001一路真輝コンサート◇
日時:2001年12月15日
場所:日生劇場
正直一路さんというよりは、彼女のバックダンサーで出演するニイロ
さんを目当てに見に行った。
ニイロさんはダンスバトルの時とは違って、しっかりセリフがあって
喋っていたが、かなりイロモノ扱いされていた。
ダンスの内容も、ダンスバトルの方が格好よかった。ちょっと残念だ。
でもニイロさんが歌うところは初めて見たので、よかった。ちなみに
「エリザベート」でルドルフ役だった井上さんも出演していたのだけど、
井上さんが結構踊れるんだぁということが分かった。
最後の方で、一路さんが紫の帽子に紫のコートでトートっぽく登場し
て、井上さんと「エリザベート」の「最後のダンス」という曲を歌った
のだけど、あの格好を見て「七聖闘神ガイファード」のメタル紫苑を思
い出してしまった(笑)。だってそっくりだったんだもん。
個人的に、ニイロさんにはダンスバトルのときのような格好いいダン
スをまた踊ってほしいと思った。
◇GODSPELL◇
日時:2001年12月5日
場所:ル・テアトル銀座
山本耕史くん目当てで見に行った。キリスト役が山本くんで、ユダ役
が元光ゲンジの大沢さんだったので、そこはかとなくヤオイスキーなシ
ーンを期待していたのだけど、少々裏切られた。
お芝居がクリスマスの学芸会というか、YMCAの布教用のお芝居という
か、最初からその役として芝居をするのではなく、みんなが集まって宗
教の話をして、途中で「こういう話がある」と導入があって、みんなで
それぞれ役を分担して演じる…という(分かりづらい?)内容だったの
で、個人的に苦手な分野だった。
しかも、妙に観客とからむタイプのお芝居で、休憩時間には役者さん
が客席にやってきて話をし始めていた。ああ、きっとタモリさんはこう
いうの嫌だろうなぁ…と、なぜかタモリさんのことを思い浮かべてしま
った(笑)。
キリストとユダのやりとりも、ユダがキリストを裏切るところはちっ
とも克明に描かれていなくて残念だった。出演者の数からいって、12
使徒のはずなのだけど、ユダとキリスト以外誰が何だかよく分からな
かった。私幼稚園でペトロ組だったんだけど、ペトロが誰だか分からな
かったのが残念だ。
ちなみにキリスト役の山本くんは歌い方が微妙に大江千里さんっぽく
て上手かった。他の出演者もミュージカルで頑張ってる人たちなので、
安心して聞けた…大沢さん以外(苦笑)。大沢さんは光ゲンジだけあっ
て、あまり歌は上手くなかった。そして妙に天本英世さんっぽかった。
ひそかに期待していた、元宝塚の真織由季さんは「狸御殿」のときに
くらべてブクッと太っていてショックだった。
◇明日を心の友として◇
日時:2001年11月21日
場所:東京芸術劇場小ホール
能見達也さん目当てに見に行った。内容はちょっと「週間欽曜日」の
お茶の間劇場を持ってきた感じだったので、なんとも懐かしかった。
ヴォードヴィルショーを生で見るのは初めてだったのだけど、普段テ
レビで見ている方々は生でもそのままだった(笑)。
佐藤B作さんが主役の作品だったのだけど、もし欽ちゃんがいたらき
っとこのときツッコミを入れていただろうな〜とついつい思ってしまっ
た。
ちなみに能見さんは悪い女(あめくみちこさん)のヒモっぽい役で、
悪そうな感じだった。でも相変わらず細かった。そしてそこはかとなく
演技が濃かった(笑)。B作さんの店のレジから金を奪っていくのだけ
ど、3,4千円くらいしか奪ってなかったので効率が悪そうだと思っ
た(笑)。しかもすぐに刺されてしまっていた。ああ…。
この作品を書いた人が最近亡くなったそうで、ヴォードヴィルショー
のこの作品の出演者以外のメンバーが揃って出演する場面もあって、
ちょっとお得だった。「ティガ」の増山さんも出てきてハーモニカを
吹いていた。あと戦隊もので怪人役だった人も根こそぎ出ていた。
◇ザ・コンボイ祭◇
日時:2001年10月11日
場所:日本武道館
ザ・コンボイ、とうとう武道館でライブか…。ということで行って
みたら、ダフ屋が50人くらいいてびびった。前の赤坂ACTシアター
の時は全然ダフ屋いなかったのに!こ、これが武道館ライブか!と妙
に感動。
会場ではグッズのほかにお祭りグッズを売っていた。でも1500
円したので買わなかった(ケチ)。
実はこのグッズはライブのときに鳴らす楽器やペンライトが入って
いて、観客もノリノリになれるものだった。会場では結構購入してい
る人がいた。
武道館に入るのは初めてだったのだけど、いかんせんダンスを見た
い人にとってはこのくらいでかい会場だと辛いものがあった。
いくらモニターに映るとはいえ、みんながみんな顔を隠すような衣
装を来て踊ってたら、コンボイ初心者の私にとっては誰が誰やらさっ
ぱり分かりませんでした。
でもコンボイの皆さんにとっては武道館が夢だったらしく、みんな
すごく喜んでいたので、素直に武道館でライブができて良かった〜と
思った。
私は石坂さんと瀬下さんが好きなのだが、石坂さんが遠くからでも
判別できてよかった。
ちなみに武道館の中にある自動販売機で買ったいちごチョコチップ
もなかアイスはとてもおいしかった。
◇男の花道◇
日時:2001年9月23日
場所:アートスフィア
最初に花チェックをしたのだけど、池畑さん宛てに柳葉さん、牧瀬
さんらから届いていたのだけど、実時の前妻役だった増田恵子さんか
らの花はほかの人宛てになっていたのが意味深だった(笑)。
(内容)
時は江戸時代、関西で有名な女形の市川歌右衛門が、江戸で公演を
することになったのだけど、歌右衛門は目を病んでいて、殆ど見えな
い状態になっていた。
それを酔っ払い医者の玄庵が見ぬき、歌右衛門が井戸に身を投げよ
うとしたところを偶然助けたことで知り合いになり、歌右衛門の治療
を担当することになる。
歌右衛門は手術を受け、目が回復したことで玄庵に「何かあったら
いつでも呼んでくださいね」と男と男の約束を交わす。
その4年後、歌右衛門は江戸で大ブレイクして、大名も芝居を見に
来るようになった。で、広島からきた大名が座敷に歌右衛門を連れて
来させようとするが、あっさり断られてしまう。うぬぬ、俺を無碍に
するとは!と大名は根に持つ。
その後ふとしたことで大名と玄庵が出会い、衝突してうっかり玄庵
は歌右衛門と知り合いだということを話してしまう。
そこで大名と歌右衛門を座敷に数時間以内に連れてこないと切腹!
という約束をうっかりしてしまう。
困った玄庵は公演中の歌右衛門にピンチだと手紙を書き、届けさせる。
歌右衛門は舞台上で手紙を読み混乱。その場で客に侘びて玄庵のも
とへ急ぐことに。
結局ギリギリセーフで歌右衛門は座敷に現われ、二人は再会を喜び、
大名は負けたぜ!と降参する…という話だった。
この歌右衛門役が「北条時宗」で実時先生を演じている池畑さん、
玄庵先生が草刈正雄さん、大名がアカレンジャー誠直也さん、歌右衛
門の愛弟子が大沢健さんという、豪華メンバーだった。
池畑さんは普段から女装しているから、歌右衛門がどう見ても女性
にしか見えなくて、歌右衛門の「男と男の約束」という台詞に違和感
を覚えてしまった(笑)。
草刈さんと池畑さんのツーショットは美しく、玄庵先生の「俺が治
るまでずっとお前の側にいてやる…」という台詞はやおいチックだった。
ちなみに私は大沢健さんのファンなのだが、大沢さんの着物姿をじっ
くり見られて幸せだった。
しかも、後半になって歌右衛門が芝居の最中に抜けて玄庵先生のも
とへ急ぐシーンで、実際に舞台を降りて客席の間を走りぬけていった
のだけど、そのとき私の席の側の通路を池畑さんと大沢さんが走りぬ
けていったので、嬉しさのあまり気絶しそうになった(笑)。
大沢さんを生で見るのは初めてだったのだけど、まさかこんなに近
くで大沢さんを拝見できるとは思わなかった…。ちょっとセンターか
ら外れた席で不満だったのだけど、通路の側でよかった!!
しかも、幕間の休憩時間で「北条時宗」で実時の息子顕時を演じて
いる山口馬木也さんを発見してしまい、さらに気絶しそうになった(笑)。
山口さんはなぜかカウンターテーブルから斜めに立ってコーヒーを
ソーサーごと持って飲んでいて格好よかった。
タバコを吸っているところとか、池畑さんの楽屋から出てきたとこ
ろなどは、結構人の目を気にしているようだった。でもあのロビーで
山口さんだ!と気付いた人はどれくらいいただろう。少なくとも私は
気付いていたよ、顕時先生!そして何をやっても格好よかったよ!
その後山口さんが自分と同じ列だということを知り、また気絶しそ
うになった。横を見ると、山口さんと事務所の方々らしき人たちが見
えた。
席はそれほど近くなかったのだけど、離れてても目鼻立ちのくっき
りしたお顔が目立っていた。
山口さんは休憩時間が終って会場の照明が消えるまでパンフレット
を熱心に見ていた。それすらも格好よかった。
(休憩時間の萌え度:山口さん>>>>>>大沢さん>>>>池畑さん)
お芝居の後にはレビューものがあって、踊っていた。特に池畑さんと
大沢さんの源氏物語が最高だった。
大沢さんの直衣姿を見たいと思っていたので、直衣に烏帽子姿の大沢
さんの光源氏っぷりは最高だった。美しい!ぜひ時代劇にもっと出てほ
しい!!
踊りも動きが綺麗で、流石名取!池畑さんとの息も合っていた。
さらに、大沢さんの連獅子もよかった!歌舞伎役者みたい。もともと
大沢さんは歌舞伎鑑賞が好きらしいので、ノリノリだった。
ああ、こんなに大沢さんを見られて、しかも踊っている大沢さんを見
られて幸せ…。普通の舞台では日本舞踊を披露する機会なんてないもの。
大沢健さんは花柳流の名取で、頼綱こと北村さんは坂東流を習ってい
たそうなので、池畑さんを仲介にした二人の和もの舞踊バトルがいつか
見たい!池畑さん、ぜひ実現させて〜(神通力)。そしてそのときには
山口馬木也さんも共演させて(和泉さんは無理かな)〜。
◇九月花形歌舞伎(夜の部)◇
日時:2001年9月15日
場所:新橋演舞場
演目は「築山殿始末」、「鏡獅子」、「彦市ばなし」の3つ。
前々から平成三之助(新之助・菊之助・辰之助)が見たかったので、
早速見てみた。
残念ながら3人が揃う演目は昼の部しかなく、「築山〜」と「彦市
〜」が新之助と辰之助、「鏡獅子」が菊之助の出演となっていた。
新之助は横顔がものすごく綺麗な人だったが、声が意外にも悪かった。
CMの声は綺麗なのに…枯れちゃったのかな。ナゾ。
歌舞伎のことはよく知らないのだけど、「築山〜」では美貌の若様
信康を、「彦市〜」では志村けんさんと東八郎さんを足して水で薄め
たようなバカ殿様を演じていた。こういうお笑い系もできる人だと、
今後が楽しみです。
菊之助の「鏡獅子」は、前半は女小姓ということで女性らしく、後
半は荒々しい獅子の精ということで男らしく演じていた。菊之助は姉
の寺島しのぶさんよりも美人だった。ああ、この人が頼綱の奥さんだっ
たらよかったのに(問題発言)!!池畑さんが男装してるんだから、
菊之助が女装してたっていいじゃないか(注意:池畑さんは男です)
〜。この人ならどんなに悪女でも頼綱と何があっても見栄えがするのに!ああ、葵三代で出ちゃったからだめなのか?!非常に惜しい〜と
思った。
前半の舞踊で、扇を空中でひっくりかえすところがあるのだけど、
慣れてないらしく見ていてはらはらした。
辰之助はシーサー(だっけ?)っぽい人だった。「彦市〜」で、褌
一丁になるのだけど、妙に昔の日本人な体型をしてて、そのうえ妙に
肌が綺麗で、妙に中途半端に肉付きがよかった(笑)。
ぜひこんどは新之助と菊之助が共演している作品を見たい。
◇Beauty and Beast?◇
日時:2001年9月12日
場所:アートスフィア
テレビ東京のデブ専番組「でぶや」でおなじみの(?)パパイヤ鈴木
さんと、バレエのプリンシパル兼俳優西島千博さんのダンス対決イベン
ト。パパイヤ鈴木さんがどうしても他人に思えないので、行ってみた。
私は西島さんという人を全く知らなかったのだけど、観客の9割くら
いが西島さんのファンというすごい状況だった。
そして、私と同じパパイヤさん目当てで来たとしか思えない、男性の
二人連れを発見してちょっと安心した(こらっ)。
内容は…最初は西島さん中心(ほかにもダンサーが7,8人くらいい
た)にバレエを披露したのだけど、指先までしなやかな動きをしていて
びっくりした。人間の可能性を垣間見た(?!)。こりゃファンクラブ
ができて当然だぁというくらい、踊っている西島さんは美しかった。
パパイヤさんは西島さんが踊っているときは「出てくるだけで笑いを
とる」キャラになっていた。
たぶん、西島さんを目当てに見に来ていた人(観客の9割)は、不服
だったんじゃないかなぁと思った。トークは全部パパイヤさんが担当し
ているし、直接的なダンスでのバトルというよりは、パパイヤさんの振
り付けで西島さんと一緒に踊る…という趣向だったように思う。
対等の関係じゃなくて、西島さんがゲストという扱いっぽい。
で、二人のほかに出てくるダンサーの皆さんの存在が、余計ダンスバ
トルじゃないじゃんという方向に向かわせる。二人が登場しないで、こ
のダンサーの皆さんだけで踊るシーンが結構あるからだ。
二人の体力の問題もあるかもしれないけど、主役のはずの二人が若干
薄く感じる。
とはいえ、このダンサーの一人にニイロさんという人がいて、この人
と西島さんの絡みはヤオイスキー反応の最高値を打ち出した(笑)。
後でしらべたら、ニイロさんは東宝の「エリザベート」で、トートダ
ンサーとして出演していた。と、いうことは4月に見ていたはずなのだ。
ああ、過去に戻りたい(泣)。
背は西島さんよりも高いのに、体つきは西島さんより華奢なニイロさ
んと、西島さんがタンゴを踊るところとか、柔軟体操をしながら二人で
踊るシーンなんて最高に美しかった。この時点で来た甲斐アリ(キラリ)。
パパイヤさんも、生で激しいタップダンスや、喋っているだけなのに
体から滴り落ちていく汗(前から12列目くらいでも見える!)を見る
ことができてよかった。
ちなみに西島さんはレスリー・チャンのプロモーションビデオ(?)
か何かに出演しているらしいのだけど、今回レスリーの音楽に合わせて
踊りを披露している最中に、マイクを持ったパパイヤさん(レスリーの
つもり?)が登場した瞬間、客席のあちこちから殺気を感じた(笑)。
西島さんのファンは相当嫌だったんだろうな…。
と、いうことで、パパイヤさんもよかったのだけど、個人的にニイロ
さん×西島さんっぽい二人のビッグショーみたいなダンスイベントを開
催してほしいなぁと思った。今後はニイロさんと西島さんは要チェック
…と(メモメモ)。
◇欲望という名の電車◇
日時:2001年9月9日
場所:青山円形劇場
現代劇の女形、篠井英介さん主演の作品。以前篠井さん主演で上演し
ようとしたのだけど、主人公の女性を男性が演じるのはけしからんとい
うクレームが原作者側からあがったため、実現できなかったらしい。
で、やっと許可が下りて実現できたらしい。
前回篠井さん主演の「バルコン」を見たのだけど、なんとなくこちら
の作品の篠井さんの方が気合入っていたように思える。よっぽど思い入
れのある役なんだろうなぁという感じ。
内容を簡単に説明すると、お嬢様として蝶よ花よと育てられた姉妹が、
やがて妹は家を出て下品なポーランド系の軍人と結婚し、残された姉は
家族の葬式やら借金返済やらで疲れ果て、妹を頼ってくるのね。
で、今まで幸せだった妹夫婦とその親友は、姉ブランチの来襲によっ
て少しずつ破綻していく。なぜなら、ブランチがプッツンしている人だ
とは誰も思わなかったから。
ブランチは、かつて若くして結婚していたのだけど、その夫(美少年)
が実はホモだった!という事実を知って夫に問い詰めたことで自殺され
てしまい、それがもとで人格障害(統合失調症とでも言うべきか)な人
になってしまったのだった。
でも、虚構の中にも真実が隠されているので、ついつい周りの人は彼
女に翻弄されてしまう。
結局、妹夫婦はブランチをある施設に引き取ってもらうことにするの
だった…という話なのね。
ブランチの洒落た言葉や、少しずつ破綻を引き起こしていく様はぜひ
いつか芸のこやしにしたいものだ(キラリ)。
それにしても、妹はなんであんな旦那と結婚して子どもまでもうける
気になるのだろう。愛があれば何でもいいのだろうか。
だって、新婚初夜に「部屋の電球を全て妻の靴のかかとで割った」男
なんだよ〜(泣)。そんな全身ドパドパドーパミンな男嫌や。
でもこの妹、「スリリングな人生になりそう」と思ったらしい。やっ
ぱりお嬢様はおおらかだね。自分だったら自分の男を見る目のなさを嘆
いて速攻実家に帰るね(笑)。
いや、そういう妹だから、姉の助けにはならずに追い詰めていったの
かも。
場所は円形劇場だったのだけど、観客全員が非常に協力的で、物音ひ
とつ立てないで(笑いはあったけど)4時間近くいられたという、私に
とっては初めての経験だった。
たぶん役者さんたちはやりやすかったんじゃないかなぁ〜。
ちなみに篠井さんが吉守さんの耳にキスするところを正面で見ること
ができて幸せだった(笑)。
◇大江千里コンサート◇
日時:2001年9月8日
場所:渋谷公会堂
80年代は一世風靡セピアと、大江千里さんに燃えたなぁと思い返し、
行ってみた。
渋谷公会堂は、一世風靡の解散コンサート以来なので、12年ぶりだ
った。前の人についていけば着くと思って(←無謀)、ついていったら、
NHKホールのaikoコンサートに到着した(笑)。
席は2階席の後ろから2列目という、あまりいい席ではなかったのだ
けど、今回それで充分よかった。なぜなら、ノリのいい曲には独特のフ
リがついているので、初心者にはどう動いていいのか分からないからだ。
少なくとも「YOU」、「ジェシオ’s BAR」、「グローリーデ
イズ」、「十人十色」、「ハワイへ行きたい」にはフリがあったような。
そういうとき、踏絵を試される心境になる(笑)。これはライブビデ
オを見て予習しろということか…。
個人的に生で「塩屋」と「Rain」を聞くことができて幸せだった。
ちょっと胸にこみあげてくるものがあった。感動〜。
大江さんのトークは面白かった。なんか全体的に授業を受けているよ
うなカンジ。
昔、「PATI-PATI(←古っ)」で、大江さんは自らフルーツの皮をむ
いて食べるのは面倒なのでしない!オレンジも歯でガーッとやって食べ
る…というようなことを書いていたけど、そんな大江さんも今では日本
家屋を借りて、庭の梅が実をつけたので梅酒を作ろうとした…なんて話
をするようになるとは(遠い目)。渋い、渋いよ大江さん…。
大江さんのコンサートは今まで行ったことがなかったのだけど、行っ
てよかった〜。こんどは生で「January」が聞きたいなー。
◇リボンの騎士◇
日時:2001年8月8日
場所:東京芸術劇場
もと少年忍者のメンバーで、時代劇にちょくちょく出る柳沢超さん
を目当てに観に行った作品。
でもなにげにガイアの吉岡くんも出ていた。
場所は、ガイア1話に登場したナンパコロシアム前にある、東京芸
術劇場中ホール。
内容は、手塚治虫作品の「リボンの騎士」とだいたい同じだったと
思う。
柳沢さんはナイロン役で、吉岡さんはサファイアやフランツに味方
するジャックという盗賊役。どちらもアクションを頑張っていた。
サファイア役の野村恵里さんは、遠くから見ると「第一でナイト」
の人にそっくり。ミュージカルなので歌うシーンがあるのだけど、歌
い方がいかにもカラオケでならしてまーすというような感じで、しか
もhiroっぽいひっかかるような歌い方なので、ちょっと辛かった。
目をひいたのは子役チーム。ジャックの子分ってことで、10人く
らい子役の皆さんが歌って踊っていたのだけど、末恐ろしい感じがし
た(笑)。2,3歳くらいの子もいたのだけど、児童なんたら法にひ
っかからないんだろうか。ちょっとナゾ。
個人的に、学者なじいやさんと侍女がアニメにそっくりな外見でよ
かった。でも学者役の人、プログラムを見ると超格好いい人だった。
(でもコメントはイっちゃってた/笑)
あと、ローリー寺西さんが魔女役で出ていたのだけど、ハマってた。
格好はどう見てもドラァグクイーンなのだけど。
たぶん、小学生くらいの年齢の人が見たら面白いんだろうけど、そ
れにしてはギャグが辛いなぁというシーンもあったりで、もうちょっ
と工夫すればよかったのにと思った。尻が痛かった。
◇バルコン◇
日時:2001年6月14日
場所:シアタートラム
現代の女役、篠井英介さん主演のお芝居。原作はジャン・ジュネの
作品。バルコンとはバルコニーのことらしい。
結構台詞回しが難解だったので、うまく内容を説明することができ
ないのだけど…舞台はフランスのとある豪奢なバルコニーのある高級
イメクラ(身も蓋もない書き方)で、革命軍との市街戦でドンパチや
っているにもかかわらず、快楽を求めて銃弾を潜り抜けてイメクラに
やってくる客と、彼らを相手する女たち(と、いっても演じているの
はお兄さん/!)、そしてイメクラの女将(=篠井さん)たちのやり
とりが繰り広げられる。
そんななか、革命軍の象徴となる、歌声の美しい女を仕立て上げ、
あのイメクラのバルコニーで歌わせれば士気が高まり、革命が成功す
るのではないか?(マクロスか?!)と革命軍のメンバーたちは思い、
ある女戦士(元イメクラ嬢/演じてるのは「パワーパフガールズ」の
バターカップの声の人!)を歌姫にしようとする。
イメクラチームはこのドンパチをどうにかしてくれるように、警視
総監(イメクラの得意客でもある)の来館を待っていたのだが、警視
総監は来店して早々に女王が瓦礫の下敷きになってしまったので、あ
んたらで女王の影武者をやって、このバルコニーで市民に手を振って
挨拶してくんないかと持ちかける。
女王は女将が、将軍やら法王やらは常連客が普段イメクラでやって
るままで担当することに。
それでバルコニーで女王一行が登場したことで、歌姫がバルコニー
に登場するも撃たれて死んでしまう。
その後がいまいちよく分からなかったのだけど、警視総監が偽りの
世界に生きたいということで、イメクラ館の一室に自分好みの世界を
築き、引きこもってしまう…というので幕が下りた。
このお芝居で、自分のアブノーマルな部分が分かった。どうやら私
は美しい男性の編みタイツ&ガーターベルト姿が好きらしい(汗)。
イメクラ嬢役で、4人の男性が黒レースのブラジャー、黒の編みタ
イツ&ガーターベルト、黒の1分丈スパッツ、黒のエナメルハイヒー
ルという強烈な格好で登場したのだけど、そのうち2人が美しい人だ
ったので、萌えた(笑)。
その美しい人の片方はビジュアル系のロン毛のお兄さんで、顔も美
形、脚はすらりとしてこれまた美脚だった。内田慈啓さんという人な
のだけど、彼は篠井さんバージョンの「毛皮のマリー」で欣也(美少
年)役をやっていたそうなので、頷ける。
もう一人はカツラを被っていたのだけど、それが昭和初期のモガっ
ぽく、顔は内田さんほど美形ではないのだけど、これまた美脚の持ち
主だった。(脚フェチだから/笑)
うっかり彼らの下半身ばっかり見入ってしまったのだけど、あの1
分丈スパッツ、そうとうサポート力があるんだろうか。どうやって収
まっているんだろう(←こらっ!)。
とにかく、内田さんは今後要チェックということで(キラリ)。
◇ART◇
日時:2001年5月25日
場所:サンシャイン劇場
ええ、それは認めますよ。私が、私の為に彼らをホモだと思いこも
うとしていることを。実際、チケットが発売になる前にこのお芝居の
紹介文に「友情のはずが・・・」という意味深な表現に目がくらんで
チケットを購入しようと思い立ったくらいですから。
そう、私は私であるために、彼らの関係を怪しいと思い込もうとし
ているんです。それは、彼らがホモであることで彼らだということが
証明され、かつ会話劇として成立するであろうという、私自身の根拠
のない自信のためです。
だって、見て分かりませんか?彼ら・・・そう、役名はたしかマー
ク(市村正規さん)とセルジュ(升毅さん)でしたっけ、この二人の
台詞は、それぞれがもう一人の登場人物であるイワン(平田満さん)
に対して言う内容よりも遥かに近い距離を感じるではありませんか。
マークはセルジュが自分から、自分の価値観で彼を囲っているはず
の檻から彼が飛び出していくことに果てしない恐怖を感じ、この現実
を拒絶しようとしているではありませんか。ほら、見ていてください。
マークはセルジュを自分好みのキャラクターに育て上げたと自ら告白
しているでしょう。そして、それをセルジュは知ってしまった。彼は
マークの、自分に対する友情という都合のいい名で塗り固められた絵
の具の下に、自分を飼育していたという事実を見てしまったのです。
だのに、それでもあえてセルジュは絵の具を選んだ。それは、明ら
かに今の自分を育てたマークを、彼の行いを含めて全て選んだという
ことになるのですよ。しかも、セルジュは計算のもとにマークに購入
した絵よりもマークを選んだことを、絶妙のタイミングで証明した。
マークは気づいていないのです。自分よりもセルジュが数枚上手で
あることを。この関係が、実はセルジュが上位の階層に存在している
ということを。
ああ、まさにマークがセルジュと築こうとした関係は、プラトンの
「饗宴」の世界ではありませんか。愛は肉体的なものだけではない。
年長者が、若者に知識と教養を与え、高めること・・・これも愛の一
種なのです。それも愛とかたぶんきっと愛とか、そんな「愛の水中花」
ネタでくくろうなんてことではないのです。
マークとセルジュの間に存在するのは、このタイプの愛なのです。
私は、ヤオイスキーである私であるために、そう主張しているのです。
それを、それを一体どうして1100円のプログラムはホモではな
いとあれほどまでに断言するのでしょう。
それでは、文中に登場する「ホモ」という単語の価値基準をぜひ提
示していただきたいものです。
そして、この公演を見てにやにやするであろうヤオイスキーたちを
ピリピリさせるように連発するのであれば、なにゆえに彼らがホモで
はないのかを説明していただきたい。
彼らの間に、友情だけではくくれない感情のぶつかり合いがあるの
は、目をつぶってしまうのでしょうか。それとも、それすらも友情と
いう言葉ですませてしまうつもりなのでしょうか。
ヤオイスキーは、ストレートな表現だけで萌えるわけではないので
す。スーツフェチとか、ホワイトカラーフェチとか、いろいろタイプ
があり、さらに男性よりも友情という言葉で済ませられない、微妙な
雰囲気を察知して、愛という言葉に置き換えてにやにやするのです。
その楽しみすらこのプログラムは奪ってしまうというのでしょうか。
・・・なんてあまりにも婉曲した、かつ読みづらい表現でこのお芝
居について書いているのは、このお芝居が音楽も効果音もなく、ただ
3人の出演者がこのようなまどろっこしい表現の会話をすることによ
って成立しているということで、その雰囲気を参考にして書いてみた
かったからなのです。
それもこれも、セルジュが1枚の絵を高額で購入したこと、さらに
セルジュが仮面ライダーアギトの美杉教授こと升毅さんで、もっと言
えばロビーにアギト製作委員会から花が届いていたことと、升さんが
テレビで見るよりもずっと格好よかったことと、マークの市村正規さ
んとのシーンがあまりにもツボだったことが原因なのですから。
◇ザ・コンボイSHOW 新タイムトンネル再演◇
日時:2001年4月23日
場所:赤坂ACTシアター
「たけしの誰でもピカソ」でコンボイ特集を見て、一度肉眼で見た
いなーと思っていた。特に元いいとも青年隊の今村ねずみさん(キラ
リ)。
会場に到着すると、劇場前にホワイトボードが設置してあって、模
造紙が貼られていた。ボード下には箱があって、ペンが数種類入って
いる。伝言板として、ファンが自由に書き込めるようになっているら
しい。
前日の模造紙も展示してあったのだけど、今村さんの直筆ツッコミ
(?)が書かれていた。オフラインのBBSというか、代々木駅の代
々木アニメーション学院に通う生徒の落書きコーナーのようなカンジ
に思えた(笑)。
そして、さらにケースの中の展示には、本日の今村さん直筆(?)
の連載が模造紙に書かれて貼られていた。
内容は・・・コンボイで同人活動をしている人にとってはネタの宝
庫としか思えないものだった(笑)。いいな、なんだかアットホーム
な雰囲気。(そしてコンボイ同人にやさしい環境??)
日記に書いたとおり、模造紙にちまちまと書き込みをしていると、
隣に道路工事からすっ飛んで来たっぽいおじさんがにこやかに近づい
て来て書き込みを始めた。
「俺も書いちゃおう〜(にやり)。」と、イラストを描き始めるおじ
さんに、私は愛想笑いで応えただけだった。
が、そのおじさんは描き終えると開場前の劇場の中に入っていって
しまった。・・・関係者だったのか!!(←後にコンボイグッズの販
売をしているのを発見)
公演の内容を一言で表すならば、「2倍タカラヅカ」だろうか?
へぼんドリームの濃さも、ショーの踊りのスピードや激しさも、ギャ
グも2倍2バーイといったカンジよ。
というのも、コンボイのメンバーの中に絵麻緒ゆうさんのディナー
ショーの振付を担当した人がいたり、宝塚を意識したシーンもあった
りで、まったくヅカと無縁なところに存在するものではなかったから
だったりする。
ほんと、踊りと歌はすごかった。あれだけハードな踊りをしたのに、
歌が乱れないんだもん(口パクじゃないよ)。しかも歌も上手い。
その絵麻緒さんの振付を担当した人が、ショーで女装してタンゴを
踊るシーンがあったのだけど、脚が綺麗で後姿が男役の団員さんみた
いだった。前を向くとヒゲのままだったのだけど(笑)。ダンサーの
脚って、男女ともに似たような肉付きになるのかな?と思っちゃった。
ドラマ部分は?というと、へぼんだった。内容が今村さんの夢の中
にコンボイの他のメンバーそっくりのそれぞれの父親(演:他のメン
バー)が、お互いを知らずに一気に登場して、すったもんだの後に、
夢の中の今村さんによって自分たちの息子がみんなしてコンボイで頑
張っていることを知って、我々も夢の中で生きて月で息子に負けない
ショーをやりまショー!というものだったのね。
この中で他のメンバーの父親が、「それぞれの息子がコンボイ」つ
ながりなんだということに気づくまでがひたすら長いので、間延びし
たところがちらほらあったのが後になって辛かった。
ここがもっとメリハリあって、その分上映時間が短縮されたのなら
よかったのにと思った。だって上演時間約3時間(休憩なし)で、後
半尻が痛くなって辛かったんだもん。ドラマの間延び部分では寝てい
る人が近くにちらほらいたくらい。
だっていくら鬼籍に入った父親が多かったとはいえ、2人は今も
存命なのだから、少なくとも存命同士はすぐに分かるんじゃないのか
な?と観ながらツッコミを入れていた。
とはいえ、鬼籍に入った父親たちが、それぞれ息子のことを絡ませ
てショーをやりまショーと決心するシーンはじーんときた。メンバー
がそれぞれの父親となって息子(=自分)について話すんだもの。そ
こは思わず涙が出てきた。
この公演で、今まで疎かった今村さん以外のメンバーが識別できる
ようになったのだけど、顔は分かっても「○○の息子」としか出てこ
ない(泣)。また機会があったら観て分かるようになりたい。
◇毛皮のマリー◇
日時:2001年4月6日
場所:渋谷パルコ劇場
男娼界のカリスマ的存在の「毛皮のマリー(美輪さん)」には、欣
也(及川光博さん)という(血が繋がっていない)一人息子がいて、
外に出さずに部屋に半ば監禁して育てていた。欣也は18歳なんだけ
ど、半ズボンにハイソックスに白シャツという出で立ちで、部屋の中
に放された蝶を追って標本を作ることを日課としている。
そんな欣也に外の世界を見せようと現れた美女(演じているのはお
じさん俳優なんだけど)。さらにマリーにひっかかってきた名もない
水夫(アクション俳優が演じているのでやたらいい身体→後の「仮面
ライダーアギト」の木野さん!)も登場して、マリーの、そして欣也
の生い立ちが明かされていく。
欣也は自分の生い立ちを知って、外の世界へ導こうとした蝶でもあ
る美女を絞殺し、一人で家を出る。自分はマリーが憎んだ女が強姦さ
れて産まれた子供であり、マリーは女への復讐のために自分を育てて
いたからだ。
でも、マリーは憎しみの奥で欣也を息子として愛していた。そして
欣也も自分が帰るところはひとつしかないことを悟り、傷つきながら
もマリーの元に帰ってくる。二人は血が繋がっていなくても親子なの
であった・・・
というような内容だった。原作の寺山修司の親子関係を思うと、こ
のマリーと欣也の台詞の中にずしりと響く言葉がいくつもちりばめら
れている。
及川さんは実際年齢三十路あたりなのに、どうしてこうも半ズボン
とハイソックス・フリフリシャツが似合うんだろう(笑)。演技もう
まかったと思う。ほんとに閉じ込められた18歳に見えたもの。
美女役の役者さんは個人的に最高だった。「腹の皮がよじれるほど
に笑う」というのを体で表現したところなんて特に(笑)。ギャルな
感じの喋り方とかすごく上手かった。
美輪さんに関しては、カーテンコールでオフホワイトのシンプルな
衣装でバックから照明を当てつつ登場したとき、マリーの長い黒髪と
いい、衣装といい、美輪さんの表情といい、神々しかった。
あのときの美輪さんを見て最初に浮かんだ言葉は、「マリア観音」
だった。しかもうるうるしちゃった。もう、それくらい人間から離れ
た存在のように美しかった。たぶんあのときの美輪さんのお姿は一生
忘れないと思う。
たしかに美輪さん、「シスターボーイ」と呼ばれていた頃に比べた
らふくよかになってしまったけど、そのおかげで微妙に胸が膨らんで
見えて、より中性的な身体になったように思えた。
あと美輪さんに関しては「黒蜥蜴」が見たいなぁ・・・。
◇庄司哲郎食事会◇
日時:2000年6月11日
場所:池袋サンシャインクルーズ
★はじめに★
今年の3月の特撮オンリーイベントで、庄司さんのファンツアー計画が
京都北部であるということを聞きました。
で、オサムさんと申し込んでいたのですが、途中でキャンセルが相次い
だらしく、おじゃんになってしまいました。
私たちは既にJRに予約していたので、この時点でキャンセル料が。
おのれ、キャンセルした人・・・とぷんすかしていると、今度は食事会
が企画されているという情報が。
でも油断はできませんでした。私はガイア関連のイベントではよくト
ラブルに巻き込まれるからです(苦笑)。
そして詳しい案内がメールできました。場所は池袋。ハッ、京都の次は
定期で行ける・・・(笑)。
と、いうことで私たちは池袋へと赴いたのでした。
以下のレポートは、私の身の回りで起こったことを中心に書きました。
食事会の詳しいレポートは、庄司さんのオフィシャルファンサイトを
ご覧ください。(2002年現在、今もあるかは不明)
★行った!★
会場に到着すると、番号札を渡されました。オサムさんは1番、私
は2番でした。
席は2ブロックに分かれていて、私たちは窓に近い方でした。
受付で主催者さんに「ドールを飾る場所を用意しました」と言われて
ビックリしました。そんなことまでしていただけるとは。恐縮です!
(梨元勝さん風に)
ドールを飾ると、席につきました。私たちの左の4席は番号がない
席でした。と、いうことはままままさか・・・
司会の入澤さんが窓際のステージに上がり、さっそく庄司さんを
迎え入れることになりました。
★見た!★
拍手の中現れた庄司さんは、黒のハイネック長袖に、黒のレザー風
パンツ、黒のとんがった靴(笑)で、首にはシルバーの十字架のペンダ
ントを下げていました。
そして、首から上が・・・ウエーブのかかった長髪(肩よりちょっと
下くらい)で、焦茶色の髪のところどころに金のメッシュがあり、後ろは
若干縦ロール・・・
「出たーッ!」といったカンジでした。
ハードロックな庄司さんに続いて登場したのは・・・そうです、庄司
さん、入澤さんとくれば横山尚之さんでしょう!!
ついに生の巌さんが!!
横山さんは髪を短くされていて、ヒゲもありませんでした。でも
顔が小さくて、もみあげもグレードアップしていて(笑)、かっこかわ
いかったです。
そして、私たちの座っているテーブルの空席にマーリン3人(と、
庄司さんの後輩の役者さん)が座りました。私の左隣にオサムさん、
その左が横山さん・入澤さんで、入澤さんの向いの席が庄司さんという
すごすぎな席でした。
乾杯して一息つくと、庄司さんと記念写真を撮ろう!コーナーに
突入しました。
私たちは前の方の席だったので、すぐに庄司さんと写真を撮るこ
とに。おおお。大緊張。
こんな機会は滅多にないので、庄司さんにおそるおそる横谷ドール
を持っていただけますか?とお願いしてしまいました。
庄司さんは「・・・(こくり)。」と頷くと、持ってくださいました。
おお、とうとう横谷ドールと庄司さんのツーショットが!!
参加者全員分写真を撮り終えると、質問コーナーに突入しました。
事前に主催者さんが庄司さんへの質問を募集していたので、私も
いくつか質問を送らせていただきました。
自分が一番聞きたかったことは、「BJの謎」についてです。
当館の習作展レポートで、庄司さんの作品には必ずといっていい
ほどサインの後に「BJ」という2文字が書かれていた・・・
ということを書いたのですが、それが何を意味していたのか、気に
なっていました。
HPのレポートには「ビジネスジャンプとブラックジャックしか
思いつかなかった」と書いたのですが・・・。
さて、入澤さんがさっそく質問を読み上げました。なんと、私が
送ったと思われる「BJ」についての質問でした。
すると、庄司さんはおもむろにマイクを手にすると・・・
「ブラックジャック。」
・・・そのまんま!!(心の叫び)
まさか本当にブラックジャックだとは思っていなかったので、
心の中で漫才のようなツッコミを入れてしまいました(笑)。
なんでも、庄司さんは絵画界のブラックジャックになりたい
そうです。
そのほかにもいろいろ質問があったのですが、印象に残った
ものを紹介したいと思います。(順不同)
まず、「ペットを飼っていますか?」という質問があったの
ですが、庄司さんは「飼ってますよ。」と答えました。
(庄司さん、ハードロックな人だから、きっと爬虫類系だな。
万が一哺乳類だったら大型犬・・・奇抜なところでタランチュラ
というのもありえる!)と予想したのですが、庄司さんは少し
間を置くと・・・
「ハムスターとウサギとネコ。」
・・・かわいい小動物ばかり!!(心の叫び)
もし私が10年以上関西在住で、吉本新喜劇を見ていたと
したら、きっとこの時点で大きくこけていたことでしょう(笑)。
いえ、いいんです。そんな庄司さんが好きです。小動物を
好きな人に悪い人はいません(笑)。
あと、参加者にマイクをまわして直々に質問しよう!という
ことになったとき、私は「とくダネ!」の小倉さんについて
質問をしました。
私「習作展で小倉さんが来ていて、馬の絵を描いてほしいと
遠まわしに頼んでいたみたいですが、その後どうなった
んでしょうか??」
庄司さん「あー、音沙汰ないね。」
以上(笑)。
と、そこで話は終らなくて、習作展のときの話をちらっとして
くださいました。(どんな様子だったかは、習作展レポート参照)
その日、私たちが到着する直前、ニューオータニに泊まって
いた庄司さんは寝ていたのですが、小倉さんが到着したことで、
スタッフの方に起こされたそうです。で、着の身着のまま会場で
小倉さんの相手をした・・・とのことでした。
つまり、私たちが見た庄司さんは、「寝起き」だったのです。
おおお。貴重なものを見たのですね(笑)。
小倉さんに関しての感想は、庄司さんの人を見る能力が一層
冴えたことを象徴しておりました。
さて、他に判明したことは、
・素潜りで4分くらい潜っていられる
・好きな映画は「グラン・ブルー」
・好きな花は黒に近い赤い色の薔薇
・モットーは「やりたいことは死んでもあきらめない」
・お気に入りの香水はPACO(入澤さんと同じ銘柄らしい)
・ダイビングのライセンスを持っているらしい
・一時期人が嫌になって与論島で3ヶ月ほど野宿したことがある(!)
・・・などでした。
さて、庄司さんとツーショットで写真を撮ったときに、庄司さん
のみで撮ったのを大判にして、ジャンケン大会で優勝した人にプレ
ゼント!ということになりました。
私は昔からジャンケンは弱かったのですが、写真と聞いてもし
や・・・と思いました。以前、新聞紙大の写真をくじ引きで当てた
ことがあったからです。
私はなぜかすいすい勝ち残り、決勝でとっさにひらめいた「パー」
を出して優勝したのでした。おおお、おそるべし、フォルクロー
レ(笑)。
庄司さんは「・・・(ほらよ)。」と、素っ気無く写真を渡して
くださいました。(←いや、そんなカンジだったので)
写真は今も大切に保存しています。人生で躓きそうになったら、
あの写真を見て喝を入れたいと思っております(笑)。
その後、庄司さんにプレゼントを渡す人を決めようということ
で、あみだくじがまわってきました。プレゼントは、事前に主催者
さんたちが購入したということでした。
入澤さんがプレゼンターの発表をしました。なんと、当選した
のはオサムさん!!おめでとう!この日、私たちはついていた!
オサムさんは庄司さんにプレゼントを渡しました。庄司さんが
小さな包みを開けると、中にはシルバーの十字架のペンダントが
入っていました。
「・・・かっこいい・・・(ぼそっ)。」と、まじまじと見つめる
庄司さん。どうやらかなり気に入ったご様子。
会場全体が「よかったよかった」とほのぼのムードになっている頃、
横山さんが私たちの方を向きました。
横山さん:「ねぇ、庄司さんってクリスチャンなの?
十字架もらってあんなに喜んでるし・・・」
(・・・は??)私たちは一瞬呆然としてしまいました。
しかし、気を取り直すと・・・
私:「いえ、ハードロック(な人)ですから十字架が好きなんですよ。」
横山さん:「・・・ふ〜ん・・・」
そんな横山さんに、乾杯。(フォルクローレ心のツッコミ)
さらに、その後起こった庄司さんに関するエピソードを一つ。
食事会のデザートで、チョコケーキとタルトが出たのですが、庄司
さんはタルトの中に入っている果物が気になっているようでした。
庄司さん:「何これ。」
入澤さん:「ラズベリーかな?クランベリーかな?おいしいですよ。」
庄司さん:「・・・ふーん。」
正体がイマイチ分からないまま、庄司さんは意を決してタルトを
一口で頬張りました。
庄司さん:「・・・(もしょもしょ)・・・ん゛っ!?」
目を見開いた庄司さん、すぐさま優雅に紙ナプキンを広げて口元を
隠し、飲みこむのをやめてしまいました。
どうやら、庄司さんはラズベリーもクランベリーもだめだったよう
でした。酸っぱいの苦手??
この様子は、いかにも「起→承→転!→結」なカンジになっており
ました。貴重なものを見た・・・(笑)。
★2次会について★
で、その後2次会のカラオケに突入しました。感想を簡潔に申しま
すと、「割りの合わない合コンってこんなカンジなのかな〜」でした。
でも、マーリン3人の歌とお話が聞けてよかったです。個人的に
横山さんの歌がよかった〜。選曲も意外性があって。貴重なものを
見た・・・(そればっかり)。
あと、入澤さんのタンバリンも挙げなくてはなりません。あの操り
ぐあいは、只者ではありませんでした。
隣に堺正章がっ!!(心のツッコミ)
庄司さんは「日本の音楽業界はなっとらん」的なことをおっしゃって
いたのですが、歌ったのがB’zで、ちょっと矛盾?と思ってしまった
私はまだ修行が足りません(苦笑)。
で、2次会で庄司さんが参加者にあるお話をしてくださいました。
内容は、以前あるトラブルに巻き込まれたというものでした。もう
終ったことなので詳しくは書けませんが、著作権に関係したトラブル
でした。
私もオサムさんも、まさかあの騒動以前にも似たようなトラブルに
庄司さんが巻き込まれたとは思ってもいなかったので、びっくりしつ
つも、心の中でそっと(アレが初めてじゃなかったのか)とか(ああ、
やっちゃったよ庄司さん・・・)とツッコミを入れたのでした。
★思った!★
全体を通しての感想を述べるとするならば、庄司さんは夜の街の
かぎりなく虚構に近い現実の中で生きている人なんだなぁと思いま
した。
同時に、「新宿鮫」の鮫島をやれるのは庄司さんしかいない!と
確信しました(笑)。新宿の夜の街を肌で知っている庄司さんなら、
鮫島を地でやることができるはず。ああ、鮫島演(や)って!!
でも、やはり庄司さんの根底にあるものは「おぼっちゃん魂」だ
と思います。ご本人は大真面目でも、私から見るとツッコミ所満載
なんですよね(笑)。
とはいえ、ちゃんと自分だけでなく他人の悲しみを背負って生き
ていけるほどのキャパシティを持っているんだなぁと思いました。
だから性別を超えて慕われていらっしゃるのでしょうね。私が男
でも漢な庄司さんに惚れると思いますし(笑)。
そして、お坊ちゃんならではの生活ベクトルのねじれによる天然
さと胡散臭さ(←こらっ)と、適度な危なっかしさも魅力なのかも。
本当に楽しい一日でした。庄司さん、入澤さん、横山さん、そし
てスタッフの方々、参加者のみなさんに厚く御礼申し上げます。
最後に、庄司さんに一筆捧げます(笑)。
庄司哲郎の人生の辞書に
「危機管理」という言葉なし。
◇庄司哲郎習作展◇
日時:1999年10月11日
場所:ホテルニューオータニ東京16階紫雲の間
最初に「庄司さんが個展を開く」という情報が入ったのは、
10月初めの頃だったと思います。
「来月(11月)個展を開く・・・」ということを知って、友
人と詳しいことが分かったら見に行こうという話をしていました。
しかし、10月9日放送の「ブロードキャスター」を見ていた
ら、「明日から東京で個展を開く」とのナレーションが!!
映像ではほんの僅かな間でしたが、ホテルニューオータニの外
壁が映っていました。このままではいかんと思い(笑)、インター
ネットで情報を探すと、10日と11日に習作展をホテルニュー
オータニ東京で開く・・・ということが分かりました。
さらに、あの騒動で話題になった某女性の肖像画と、これまた
話題になった苺の絵が展示され、しかも苺の絵の印刷は1枚12
万円で売られる・・・という情報がテレビで流れたとか。(←そ
れは実際見ていないので定かではありませんが)
しかし、それでは「この騒動を活かして売名してやるぜ!」と
言わんばかりの内容になってしまいます。
はたしてそうなのか?庄司さんの男気は事務所の方針(??)
に勝てないのか?
意を決した私は、実際に習作展を見ようと思い、友人を誘って
11日に行くことにしました。
★行った!★
ホテルニューオータニ東京に着いても、どこで習作展を催して
いるのか分かりませんでした。
エレベーター付近にいたホテルの従業員さんに尋ねたところ、
「16階紫雲の間」というお答えが。じゅ、16階・・・しかも
豪勢な部屋のお名前・・・この時点で私たちはびびってしまった
のでした。
さて、16階の紫雲の間の近くまで辿りつくと、ふとお祝いの
花に目がいきました。贈り主が「高知東生・高島礼子」夫妻から
でした。(私の中でのうさんくさい度:+1)他は石橋保さん
(「アリエスの乙女たち」だ・・・と懐かしみました)、東映ビ
デオさん(「モーニング刑事。」だ・・・と真っ先に思いました)
からでした。
そして、なにやら入口にいるのはデーブ・スペクター氏!(私
の中でのうさんくさい度:+2)ちなみに生で見るスペクター氏
は適度に素敵でした。
さらに私たちは、入口付近に立っていた、あるお兄さんを見て
入るのをためらいました。
「友人の考察」
(あ、会場設営のお兄さんだ。そうか、まだ準備が完了していな
いんだ。急だったから・・・。)
「私の考察」
(あ、とび職系のお兄さんだ。そうか、庄司さん、結構ヤンキー
系のVシネマに出ているもんね。お兄さんも気になって習作展を
見に来たんだな・・・。)
お兄さんは上下黒のジャージに白いスポーツシューズ、そして
頭には白いタオルをきっちりと巻いていました。結び目から出て
いるタオルの端の長さが均等で、それなりのポリシーを感じまし
た。
振り返ったお兄さんは、つり上がった眉に整った鼻筋、切れ長
の目でなかなかの美形・・・っつーか本人?!
そうです!お兄さんの正体は、誰あろう庄司哲郎さんご本人だっ
たのです。しまった!!ご本人が一番うさんくさい(苦笑)。
(私の中でのうさんくさい度:+5)
ここはリングの上なのか?!戦いの鐘は鳴ってしまうのか!?
どうなんですか、アニキィィ!オリャーッ!というカンジでした。
私たちはリングの上に上がるつもりで中に入りました。(BGM:
タイガーマスク)
★見た!★
実際に見た庄司さんは、3日くらい家出して帰ってきたばかり
の血統書つきのアビシニアンのようでした。(どんな例えだ)
最初に見たお姿に動揺して、私たちはまともに庄司さんを直視
できませんでした。ワイドショーで見たあの黒いシャツのおすま
しバージョンを想像して行ったのがよくなかったのかもしれませ
ん。なんだか目が合ったら「どうなんだ、俺の作品は?あん?何
とか言ってみろコラァァッ!」と胸倉を掴まれて感想を求められ
そうな気がしました。(そんなことはないでしょうけど)
でも、この習作展に対する意気込みは充分感じられました。気
合が入っているのではないかと思いました。
絵画の展示数は21点。鉛筆画、油彩、アクリル画でした。
例の女性の肖像画や、苺の絵はありませんでした。そして、報
道されていたリトグラフは、庄司さんのオリジナルの絵を複製し
たもので、4万円という価格でした。
ああ、よかった。やっぱり東○ポの情報はあてにならなかった
んだ・・・と私たちは安心しました。
庄司さんは、私たちの2mくらい先にいました。私たちは絵に
関して、庄司さんに質問したかったのですが、なかなか話しかけ
るスキがありませんでした。
そして、追い討ちをかけるように・・・来てしまったのです!
あの人が!
そう、一連の騒動で庄司さんの男気にホレてしまった(??)
小倉さんが!
(どうも声が似ているなー)と思ったら、ご本人でした。(私
の中でのうさんくさい度:+2)どうしよう、この室内にうさん
くささが満ちてきている。
私たちは余計緊張してしまったのでした。
もちろん、小倉さん&スペクター氏が来てしまっては、庄司さ
んに話しかけるということは諦めざるを得ませんでした。二人は
ぴったり庄司さんについて説明を受けていました。
私たちは三人のすぐそばにいました。話の内容を聞くことがで
きたのが、せめてもの救いでした。
★展示内容について★
庄司さんの所定鑑定人を目指すために(ウソ)、絵の内容と説
明文から分かったことを挙げてみようと思います。
・サインの隣に「BJ」という文字がある(どういう意味?ビジ
ネスジャンプとブラックジャックしか思いつきませんでした/苦笑)
・オリジナル画の背景が海の場合、一部の遠景に必ずといってい
いほど波が 立っている
・夜景(月)が好き
・コラージュが得意(?)
・ユニコーンが好き
・シャチが好き
・女性の関節や肉付きの描き方に苦戦している
・孤独を描くことが多いらしい
・エアブラシが使えるらしい
・和のものをかくのは古典技法の庄司さんにとっては冒険(←A)
・「漢」の道の基礎は池上遼一によって築かれたようだ(←B)
・レンブラントを尊敬している(←C)
・屈折しながらも父親を尊敬している(←D)
このうちの、A〜Dについて、補足説明をします。
A:和のものをかくのは庄司さんにとっては冒険
古典技法という言葉が出てきて、さっぱり分からなかったので、
後で調べてみました。すると、技術的な完成度や部分と全体の調
和的な関係を求めるために、古代ギリシアの美術をお手本にした
技法ということが分かりました。
つまり、「なつかしのギリシア風味付けにすること」です。
(本当か?!)
古典技法で描かれた絵画は、よりギリシア彫刻チックになると
いうことなので、実際のモデルとは少々違った(=写実的でない?)
ものになります。
そうなると、庄司さんが描いた自画像はかなりの冒険というこ
とになります。なぜなら、中央モンゴロイド人種の平面的な顔を、
ギリシア彫刻チックな味付けで立体的に描くのですから・・・。
習作展に展示されていた仏像の絵も、庄司さんが油彩で描くと
いうことは、初めて日本に来た人が、梅干しや納豆を「オー、ジャ
パニーズフード!」と食べようとするのと同じくらいの冒険では
ないかと思いました。
この冒険の面白さは、コッテコテの日本人的価値観を持つ庄司
さんが、古典技法で和のものを描く・・・「裏の裏は表」という
ところではないでしょうか(笑)。
B:「漢」の道の基礎は池上遼一によって築かれたようだ
上海の風景画に、「俺が自分の父親以外に唯一認めている池上
遼一(マン画家)・・・」という説明文がありました。
「マン画家(原文ママ)」って・・・は置いといて、池上遼一と
いう名前を目にした瞬間、庄司さんの内側の構成要素が分かって
スッキリしました。
池上遼一作品といえば、「スパイダーマン」・・・もそうです
が(笑)、「男組(原作は雁屋哲)」。この作品は98年に円谷
映像がVシネマ化しています。
ちなみに、この作品には後にチーム・マーリンのメンバーにな
る巌さんこと横山尚之さんが出演されています。うーん、因縁深
い(?)。
小項目にもありますが、「男」ではなく「漢」であるところが
ミソです。
この説明文で、庄司さんの男気の元が分かったような気がしま
した。
よかった・・・本宮ひろ志じゃなくて(?!)。
C:レンブラントを尊敬している
上質を知る人、画家庄司哲郎を語るうえで、レンブラントは避
けて通れません。
習作展には、レンブラント作品の模写が2点ありました。庄司
さん曰く「金を積まれても二度と描きたくない」ほど難しいそう
です。(そんな状況を見てみたい)
調べてみたところ、レンブラントは肖像画家でもあり、版画家
でもあります。
作品の特徴の一つに、「レンブラント光線」が挙げられます。
これはスペシウム光線などとは別ものです(当たり前)。
これは、主題となる人物にスポットライトが当たるようなカン
ジで明るく表現して、その人の周りの背景をぼんやりと後光がさ
しているようにするものです。
でも、おそらく庄司さんはもっとレンブラントの技巧とか、神
秘性に手を伸ばしているのではないかと思われます。
説明文に、「レンブラント(17世紀の天才画家)」という記
述がありました。
「天才画家」という説明に、限りなく崇拝に近い尊敬を感じま
した。「レンブラントぉぉ!こう描くのか?!うーっ!」と燃え
ながら模写に没頭する庄司さんを容易に想像してしまえるのはな
ぜでしょう(笑)。
こういうときに辛いのは、レンブラントなどの画家の凄さを、
庄司さんは肌で感じることができるのに、私のような美術初心者
は、辞典や解説本などの2次資料によって(間接的に)でしか分
からないということです。
少しでも多くの巨匠たちの作品を自分の目で見ておくことが、
今後の「上質を知る人、画家庄司哲郎」の作品を理解するうえで
重要なのだなぁとしみじみ思いました。
D:屈折しながらも父親を尊敬している
これは友人が気づいた点です。作品の説明文にも「父親」とい
う名詞が何度か登場していました。
そして「”あの人”は特別だから」、「”あの人”の技術は凄い」・・・という
言葉を何度か会場で耳にしました。(地獄耳ですみません/苦笑)
父親を認め、尊敬しているという点で真っ先に思いついたのは
安達直人さんでした。(=BFKの健吾を演じました)安達さん
も庄司さんも、下町の庶民とは「ねじれの位置」の関係にある生
活ベクトルを持っているという点で共通していますが、父親のと
らえ方に関しても共通しています。
ただ、安達さんが純粋に父親を尊敬しているのに対して、庄司
さんは「屈折」という言葉が付きますが(苦笑)。
庄司さんの技術も、お坊ちゃんなところも、お父さんの影響を
多分に受けているんだろうなぁと思いました。
★思った!★
今回の騒動&個展を通して、マスコミ報道の煽動の威力を知り
ました。
でも同時に「百聞は一見にしかず」という言葉を体得しました。
「俺はこの展示を見に来てくれた人にだけ分かってくれればい
いと思ってる」・・・そんなメッセージが内容に込められている
ような気がしました。
私たちは実際に見て、これが純粋な習作展であることを確信し
ました。そして庄司さんがやっぱりいいキャラクターだというこ
とも確信しました(笑)。
この習作展、オリジナルの絵が少なかったのですが、描かれた
イメージの内容は高校生が描いたかのような若さを感じました。
なんというか・・・孤独を描いた作品にも砂糖菓子のような甘
味があって、苦労していなさそうというか・・・(汗)。
自分の中で感情を省略している部分があるのではないかと思っ
たのですが、これは素人判断なので気にしないでください(笑)。
それにしても、なぜに庄司さんをとりまく人々にうさんくさい
人が多いのかが気になります。小倉さんも庄司さんに馬の絵を描
いてほしいようなことをさりげなく語っていましたし・・・(苦笑)。
庄司さんの純粋さと男気に憧れるのか、はたまた単に隙だらけ
なのか・・・。
これ以上庄司さんがトラブルに巻き込まれないことを願います。
◇人情喜劇 回り道はしたけれど◇
日時:1999年6月6日
場所:池袋 東京芸術劇場小ホール
会場に到着すると、ポスターが貼ってありました。その芝居に
は事前に「大岡越前」などでおなじみの谷幹一さんが出演される
ことは知っていましたが、ポスターを見ると、なんとはせさん治
さんも出演されるとのこと。私たちはときめいてしまったのでし
た(笑)。
開場時間になり、受付へ行くと、係の方に「あなたたち、江原
くん目当て?」と尋ねられました。私も友人も、一瞬頭の中が谷
幹一さんとはせさん治さんを生で見られることについての喜びで
いっぱいだったので、「はい。」と返事をするまでに間が空いて
しまいました(笑)。
小桜京子劇団の団長の小桜さんは、以前「新宿さいど物語」で、
沢さんの劇団の看板女優役で出演されていた方でした。江原さん
の出演も、その関連なのかなと思いました。
さて、このお芝居は2部構成になっていて、1部では歌・コン
ト・踊りのショーで、2部が人情劇でした。
このコント、パンフレットではコントグループ(?)によるも
のだったようですが、相方が出られなくなったらしく、代わりに
登場したのがはせさん治さん
でした。私たち、思わず歓声をあげてしまいました(苦笑)。
はせさんが登場したときの歩き方がすごく特徴的(かつて児童
向けの番組でパントマイムをやっていたこともあって)で、頭の
高さが上下に動くことなく一定の状態を保っていたのを見て、
(こ、これは・・・富永一朗さんのマンガのようだ!!)と感動
しました。
コントはどこまでが台本通りで、どこがアドリブか分からなかっ
た(殆どがアドリブ?)くらいに面白かったです。間の取り方が
上手いし、客のタイプを読み取る感覚など、熟練した技を見た気
がしました。
はせさん治さんといえば、「七星闘神ガイファード」で、スイ
ミングクラブのバスの運転手をされています。(チェケラウ!)
次は、谷幹一さんの歌でした。(私たち、谷さんと握手しちゃ
いました。カンゲキ!!)
谷さんといえば、「忍者部隊月光」で、ブラック団の団員役も
されていたんですよね。(ついてこられる人〜?)おお、特撮&
時代劇ファンにはたまらない一日になったなぁと感動しました。
・・・たしかこれは江原さんのレポートだったはずと思った方、
お待たせいたしました。第2部に突入します。
<内容>
スナック「うさぎ」のママうさ子(小桜さん)のもとに、安夫
(はせさん)が現れる。安夫は12年前にうさ子が産んだまりの
父親だが、11年前から消息が分からなくなっていた。
すでにそめ子という女性と結婚していた安夫は、子供ができな
かったために、うさ子の娘まりを引き取ろうと言い出す。
一方、うさ子の幼馴じみ勝男(谷さん)の息子直也(江原さん)
は、1年前に家を出ていたが、うさ子の娘友子(まりの姉)の紹
介で住み込みの仕事(バイク便)が決まる。さらに同時期に直也
の姉のさきとうさ子の息子敬一が結婚することになり、まりの問
題を抱えたうさ子の周辺は急に慌しくなる。
娘の結婚でガックリきていた勝男は「うさぎ」で妻を待ってい
たが、そこへ直也が現れて、父子でもめる。店を飛び出した直也
は、バイクで走り出した拍子に自分の母をひき逃げしてしまう
(幸いにも軽傷)。事態を知った友子とうさ子は、うまく勝男と
妻に知られないように取り繕う。
さてさて、本筋のまりの問題なのだが、まりは今の生活に不満
を持っていたので、あっさりと安夫&そめ子のもとに行くと言う。
うさ子はまりの意志を尊重することにする。
あっという間にさきは身ごもり、直也はバイク便の支部長に昇
進し、友子も「うさぎ」の馴染み客だったぞうり屋とくっつき、
ナゾの歌手三木ひろしも100万枚の大ヒットを飛ばして大団円(笑)・・・という内容でした。
江原さんの役は急に決まったそうですが、とてもいい役でした。
登場したときの直也の恰好は、元暴走族という設定ということ
もあり、中央にドクロマークのある皮ジャンを着ていました。左
耳にはピアスが光っていました。下はストレートのジーンズだっ
たので、第一印象が「ガイファードの風間剛!!」でした(笑)。
ラストに登場したときは、支部長になったということもあり、
スーツ姿でした。なかなか恰好よかったです。
子供を引き取りに来る安夫さん&そめ子が金持ちというところ
は、沢さんの「新宿〜」と同じだったのですが(こういうパター
ンは人情劇の定説なんだろうか/笑)、まりの場合は「じゃ!」
というカンジであっさり行ってしまったっきり帰ってきませんで
した。
脚本が小桜さんのものということで、このようなあっさりした
親子関係のところとか、勝男が退職した後に料理に目覚めてビー
フストロガノフを作っちゃうところとか、ぞうり屋が地下鉄工事
を始める前には「うさぎ」の隣に土地があったという前置きとか、
勝男はリストラされて子会社に移されてしまった・・・など、本
当に木目細かい設定が潜んでいるところが女性らしい視点といい
ましょうか、話の奥行きの広さを感じました。
こう見ると、沢さんの人情ものは「漢(おとこ)のロマン」な
んだろうなぁ〜と思いました。
同様に、設定を客に分からせるためのセリフづかいが、説明的
ではなくさりげなーくなっていて、勉強になりました。
ただ、実の母親をバイクではねて、結局両親にしらばっくれ通
した直也って一体・・・。また、直也と姉のさきの間に全く交流
がないところも気になりました。
江原さんの芝居は・・・こうもプロの方が揃っていると、どう
しても力量不足は否めませんでした。父親役の谷さんとのかけあ
いも、テンポはよかったのですが、感情的になるところが少々浮
いている気がしました。(素人判断ですが/苦笑)
でも、着実に上手くなっている!と思いました。
芸を極めた役者さんと共演したのだから、これを機会にどんど
ん自分にプラスになることを吸収していけたらいいなと思いまし
た。
個人的に、「私は舞台で倒れるまで喜劇をやります!」という
小桜さんの言葉にうるりときました。東京の喜劇がなくなりつつ
あるので、頑張ってほしいと思いました。
江原さんの今後のご活躍をお祈りいたします。
◇新宿さいど物語◇
日時:1998年9月19日
場所:安田生命ホール
ファンの方から情報をいただき、友人と見に行くことにしました。
事前に新宿駅の構内に貼られたポスターを発見したのですが、
この劇の主催者が沢竜二さんで、ミュージカルは「みゅーじかる」と
表記されているし、江原さんの顔写真が載っていなかったので少々
不安になりました。
到着してからびっくりしたのは、客層です。居酒屋にいそうなおじ
さまや、おばさまが殆どで、若者はちらほら・・・でした。そのちら
ほら・・・の全員が江原さんを観に来たファンということは容易に
分かりました。
さて、劇の内容ですが、沢さん演じる旅一座の座長が、ポリショイ
バレエ(!!)に入団するはずだった娘の足を傷つけて歩行できなく
してしまいます。夢を絶たれた娘は照明係になって一座の手伝いをするこ
とになるのですが、ある日親戚が娘を引きとって足の手術をさせたいと
言い出してきて、ああ父娘の運命やいかに・・・という人情ものであり
ました。
江原さんは、「板東二郎」という、沢さんの一座の座員という役
でした。一応座の舞台には立つようなのですが、本番になるとあがって
しまってダメという人だそうです。
話の途中で、沢さんが(奥さんが亡くなったことを知って)暴れて
娘を怪我させてしまったことでしょげてしまい、看板女優を女座長に
するのですが、その人と苗字が同じということは、この女座長の弟子
ということになるのかしらん。芸事の世界はさっぱり分からないので、
舞台上でそのへんのフォローがなかったこともあって、二郎さんの設定
はイマイチ分かりませんでした。
さて、この二郎さん、やたらと脚を見せます。木枯し紋次郎の「あっし
には関わりのねぇことでござんす。」がお気に入りのセリフらしく、
音効つきで「あっしには〜」と言って着物の裾をめくって脚を出し、キメ
る見せ場が何度かありました。
ほかにも、冒頭に意味不明(?)なダンスシーンが強烈でした。
一応「ウエストサイド物語」とひっかけていることもあって、幕が
上がると主要な役者以外の出演者が踊るのですが、そのときの恰好が
「ジーンズ、シャツ(しかもボタンはとめていなくて、お腹の辺りで
裾を結んでいる)」という、昭和50年代の2時間ドラマに出てくる
不良(?)のような衣装でした。もちろん、江原さんも踊ってました。
江原さんはイマイチダンスは苦手らしく、他の人よりも少々テンポが
遅れていました。
二郎さんもクラリときたのですが、続いてクラリときたのがキムタク
さん(役名)です。彼・・・というよりは彼女と言うべきか、おかま
さんの役だったのですが、女性と見まごうばかりの美人さんでした。
キムタクさんの設定は、バー「狸」の新人のおかまさんなのですが、
10年後のシーンではなぜか二郎さんの所属する旅一座の座員になって
いました。このキムタクさん、役者と裏方の中間のような存在だった
ようで、劇の合間の休憩でパンフレットを販売していました。
劇のラストでは、娘は座の借金返済ができるなら・・・ということで
お金持ちの親戚のところに引き取られる決心をします。「パパ(沢
さん)の十八番の坂本龍馬を演じて!」という手紙を残して・・・。
そして、ついに全国座長大会でパパ(笑)は坂本龍馬を演じきり、
歩けるようになった娘と再会する・・・というお涙ちょうだいシーン
で終ったのでした。
バー「狸」で、沢さんがキムタクたちと飲んでいたとき、入院
していた奥さんが亡くなったことを知らせに座員がかけつけるのです
が、そのときに二郎さんはなぜかいかにも「これからリフティングを
させていただきます」といった恰好で登場し、リフティングをします。
私はそのときは分からなかったのですが、このシーンのときにはい
ていた短パンは、鹿島アントラーズのユニフォームだったそうです。
これはアントラーズに在籍している、高校時代の同級生だった室井
選手からもらったのでは?と推測できるそうです。
きっと、高校サッカーからの江原さんのファンの方は「あっ!」と
驚き、喜んだのではないでしょうか??
さらに、全国座長大会では、沢さん演じる坂本龍馬を倒すべく
登場する志士の一人として登場していました。
額には鉢巻をしていて、なかなか凛々しかったです。
この「坂本龍馬」、沢さんが高下駄を履いて歌いながら志士と戦う
・・・という内容なのですが、10年前にこの最中に足を骨折して
しまったそうで、今回リベンジで演じたそうです。
見たところそれほど移動もないし、チャンバラもそれほど大掛かり
ではないのに、それでどうして骨が折れたのかはナゾでしたが・・・。
今まで&これからの人生でおそらく見ることはないはずだった大衆
演劇をまさに肉眼で見た!というカンジでした。
小さい頃藤山寛美さんの舞台をテレビでよく見ていましたが、この
分野は本当に芸で笑わせ、泣かせているよなぁと思いました。
江原さんのリフティングよりも、座長大会で登場したおじさん俳優
の棒を使った踊りの方が受けていたあたりが、(大人の芸の世界だなぁ)と
感じました。
どのようないきさつで江原さんが出演することになったのかは分かり
ませんが、沢さんのもとで芸に触れたことで、役者として鍛えられた
のではないかと思いました。