第2回セミナー (抄録)


熊本大学水俣病学術資料調査研究推進室 (HOME)



 水俣病はどこまで拡がっているのか -水俣病特措法の申請期限の矛盾-

【発表者】  (代表) 牛島佳代 成元哲 向井良人 丸山定巳
K. Ushijima  W.-C. Sung  Y. Mukai  and  S. Maruyama

【日時】 平成24年9月04日(火)13:00-15:00 【場所】 熊本大学法文棟4Fメディア演習室
  本報告は、水俣病を経験している不知火海沿岸地域住民の生活と健康に関する調査研究を目的に設立された「不知火海研究プロジェクト」による研究成果の一部である。特に、2012年7月末で閉め切られた水俣病特措法の申請期限と対象地域について批判的に検討する。「不知火海研究プロジェクト」が2006年9月~10月にかけて、メチル水銀汚染地域として推定される不知火海沿岸の3市3町(熊本県芦北町、津奈木町、水俣市、天草市御所浦町、鹿児島県出水市、長島町)の全大字(総数172)を対象に無作為のサンプリングによる標本調査を実施した。二段階抽出法によってサンプリングされた地域には、水俣病特措法の指定外の地域も含まれている。
  本報告では、このサンプリング調査の知見を報告するとともに、2008-09年に行った指定地域外である芦北町・水俣市の山間部の住民を対象に行った聞き取り調査から、水俣病の地域的な拡がりを検証する。