湯殿山神社(ゆとのさんじんじゃ)

旧国幣小社
湯殿山は、古来、出羽三山の奥宮とされ、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた
清浄神秘の世界です。

湯殿山神社本宮には社殿がなく、御神体は、熱湯の湧き出る茶褐色の
巨大な霊巌で、大山祇命、大己貴命 少彦名命をお祀りしています。

湯殿山神社
山形県鶴岡市田麦俣字六十里山7


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神社めぐりの旅

<出羽三山神社リンク>
地図
tel:0235-54-6133
出羽三山の沿革
出羽三山は、月山羽黒山湯殿山の総称であり、古くから山岳修験の山として知られている。
開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、
羽黒山に登拝し、羽黒権現を感得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。
皇子はさらに月山権現と、湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。
以降、羽黒派古修験道として全国に広がったのである。
湯殿山有料道路を登り、駐車場に到着。
境内全体に漂う幽玄な雰囲気に、圧倒される
龍の頭に見える、変形した木の幹と枝。
異界感たっぷりの光景
御神体(左の茶褐色)と御滝神社を参拝する白装束の行者たち。
湯殿山の行場だった梵字川。
御沢駆けが行われたこの地には、数多くの権現・如来像が安置されている。
橋の上のこの場所は、川の上流の御神体を拝むことができる場所でもある。
御沢橋
参道にお祀りされている神々も
丁寧に参拝したい。
湯殿山本宮参拝後は、送迎バスを使わず歩いて帰るのがお勧め。
霊気あふれた山々をゆっくりと眺めながら、
即身成仏を目指し修行に励んだ行者たちの姿に思いを馳せてみる。

◇入り口から階段を登り降りして御神体のある霊場へ。

◇まず靴と靴下を脱ぐ。

◇次にお祓い所にてお祓い料(500円)を払う。
お祓い所から「ひとがた(人の形をした紙)」とお守りを受け取り、祈祷をうける。
「ひとがた」は頭から足元まで撫でて穢れをうつし、息を3回ふきかける。
その後水の中へと流す。

◇その後いよいよ御神体へ。
少し歩いて開けた場所に出ると、目の前に御神体。
湯にぬれた茶褐色の巌。

◇参拝の後、裸足で御神体にのぼる。
御神体の周りには天照大神や火之迦具土大神などがお祀りされている。

◇最後に、行場であり龍神がお祀りされている御滝神社にむかい参拝。

◇参拝後は御神湯に足を浸し、無病息災を祈る。

※以上、湯殿山のパンフレットなどに記載されていたもの(語られていたもの)を
ベースにご紹介。
<湯殿山本宮の案内板より>
出羽三山信仰は、「三関三度(さんかんさんど)」や「擬死再生(ぎしさいせい)」など
生まれ変わりの信仰が今も尚、息づいている。
羽黒山で現世利益の御神徳を与り、
月山の大神の下で死後の体験をし、
慈悲深い湯殿の大神より、新しい生命を賜って、再生すると考えられる。

特に湯殿山での修行は三世をこえた大日如来を本地仏とする大山祇命、大己貴命 少彦名命の霊験により、
神仏と一体になり即身成仏を得ることができるとされた。
また湯殿山本宮では、御神体を目の当たりに拝し、
直に触れてお詣りができる御霊験のありがたさより、
俳聖松尾芭蕉も「語られぬ 湯殿をぬらす 袂かな」を残された。
古来「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の霊場なのである。


送迎バスに乗って、湯殿山本宮入り口へ。
ここからはご由緒により撮影禁止

山を包む霧が霊気のように感じられる。
ただただ圧倒
湯殿山大鳥居と社号標
古来より修行者たちの念を受け止めてきた、梵字川周辺の山々。
山肌から、木々から力強い気がほとばしるように感じられた。
このような感覚が得られたことが、湯殿山参拝のご利益なのかも知れない

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玉姫稲荷神社
湯殿大神に願掛けする人は、まず玉姫稲荷にお参りすることが習わしとのこと。