「猫 食物アレルギー」検索でおいでいただいた方へ   ここは食物アレルギーも関与しているとされる猫のIBDという病気に関するHPの一部です。アメリカでは大変に重要視される猫の病気の一つです。

現代医学の立場からの食事療法  このページ再工事中です

IBD(の疑いのある)猫にとって良い食事とは簡単に言って「負担の少ない食事」だと考えて良いと思います。テーマは大きく分けて以下の2つです。(そもそも猫がまず食べてくれるかどうかは大問題ではあるのですが‥‥。)

  @ 食材の向き不向き(アレルギーや不耐症の問題)を考慮した食事   

       IBDは食物アレルギーと一部重複するような疾患とも捉えられていますので、一般論としてはまず診断的治療として何かその猫のお腹に合わない食材が存在しているのではないか?ということを調べます。

  A 腸の消化吸収能力や炎症を考慮した構成

       A  脂肪分

       B  繊維質

     この2つは胃・腸での食物の滞留時間や腸の炎症そのものに大きく影響すると考えられています。

 実際には@とAを同時に考慮するのですが、ここでは便宜的にあえて分けてみました。

 経腸栄養食、流動食、一回あたりの食事量、一日あたりの食事回数脂肪酸消化酵素についても列挙してみました。

 写真をクリックすると各メーカーの成分分析表や材料のページが別ウィンドウに開きます。 処方食については販売会社のサイト以外に、通販小売業者のサイトも参考に出来ます。(一例として、日本ではココとか、アメリカならココとか)

ここで考えてみるのはじっくり取り組む「食事療法」です。 ねこが緊急な状態なら、ねこが食べる、食べられるものなら何でもかまわないと思います。実際、オハイオ州立大学のある好酸球胃腸炎と診断されたある症例でプレドニゾロン投与第一週では、家族にそのような指示が出ています。

食べ物でもあるいは食べ物でなくとも、猫に関わることで何かを変える場合には、必ず「ひとつだけ」変えるようにしましょう。良いにつけ悪いにつけ、何がしかの変化が猫に見られたとき、何に原因(きっかけ)の可能性があるか、わかりやすいようにしておくためです。


@食物アレルギー (食物有害反応、食物過敏症)

IBDが疑われる猫には、まず初期治療として、また診断確認の一助としてアレルギーをおこさないであろう食餌を与えます。つまり、そのネコにとってIBDの原因は「一つには」食物アレルギーがあるのかもしれないという推察に基づいた治療的診断です

ニュージーランドで行われたある研究ではIBD猫の約3割が何らかの食物敏感症を示した、という結果を得ています。 (逆に言えばこの研究では6割のIBD猫に食物アレルギーは確認出来なかったという事にもなるのですが) 同チームの他の研究ではそこまでの高い数字は出ていませんでしたが関連は同様に示唆されています  

食物アレルギーによって引き起こされると言われる腸の組織学的変化は、まさにIBDの腸でおきるとされるそれとかなりの共通点があります。両者を結びつけて考える根拠のひとつといえるでしょう。

食物アレルギーと紛らわしい現象に食物不耐症があります。アレルギーは 「免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こること」 であるの対し、かたや不耐症は免疫学的なメカニズムによってからだへの良くない反応が生じる現象です。不耐症の代表は 乳糖とグルテンに関わる問題で、分解・吸収する特定酵素の不足のためおきたり、遺伝性の要因もかかわるとされるものですが、詳しくはわかっていない部分もあります。食物の毒性の問題もあります。しかし実際問題として臨床的にはアレルギーと不耐症は区別が難しい場合も少なくせんし、かつ、対応も同様の手順でなされます。そこで、食物もしくは食物添加物をとることによりからだへの良くない反応を起こすことを全て包括した表現として、「食物有害反応 adverse food reaction」、あるいは食物敏感症 dietary sensitivity あるいは食物過敏症という言葉が使われるようになってきています。

つまり、IBD猫にとっては病状悪化の引き金となっている食材が存在しているかも知れないので、ならばそれを避けた食生活をさせてあげると良い、ということです。

グルテン と 乳糖 は食べさせないことが基本です

        グルテン不耐症と乳糖不耐症について

さて、食物アレルギーというのは、ある食べ物に対して、生体が自分に不利な反応をすでに作り上げている状態なので、

  ●: 全く新奇な食べ物ならその可能性がない 

  ●: 「ある食べ物」以外の食べ物なら不利な反応が出ないので、とりあえず一般的に可能性が低く調合された食べ物を与えてみる 

  ●: 分子量が大きい物、すなわちタンパク質が「ある食べ物」となりうるので分子量の小さい形で栄養を摂る、

という3つの試行錯誤の道があります。さて言うは易しですが、実際に原因食材の特定をするということは大変なことです。そこで、そもそも何らかの食物アレルギーがあるのか?ということで

    スクリーニングテストとしてまず ”C”を試し、

   それで良い反応が得られるようならBやAの方法も試していき少しづつ問題を起こさない食材を増やしていく

という考え方は現実的でしょう。(症状がCでおさまる、緩解を維持できるならあえて他を試みる必要もないかも知れませんが、Cの処方食は特有の味のために嫌がるようになることがあります。)

注:タンパク質は、肉や魚ばかりでなく穀物など様々な食べ物に含有されています。また、アレルギーは、猫が今まで何の支障なく食べていた食物に対しどの年令になっても全く突然に発症することがあります。不耐症についても同様です。

アレルゲン抗体検査について  

アレルギーの原因物質(アレルゲン)の調査としての血液検査というものもあります。   詳しくはこちら

しかし、個々のIBD猫の食物過敏症については、実際に止めてみて(除去テスト)食べさせてみて(負荷テスト)という「食物除去ー給与試験」が必須であって、現状それ以外の検査診査に基づいて診断することはできないというのが、現在の多くの専門医の認識です。

 口腔内に慢性炎症があると食物アレルギーが引き起こされる可能性が高まるという説がありますので、口腔内診査も必ず受け、口腔衛生維持に励みましょう。

ニュージーランドに於けるふたつの研究に見る猫の食物有害反応の原因 (マッセイ大 W.G.Guilford先生)

             

 Prevalence and Causes of Food Sensitivity in Cats....                ↑Identified causes of food sensitivity in cats with gastrointestinal signs


●Cの理論による処方食

食べ物から摂取したタンパク質は、消化管の中でペプシンやトリプシン、キモトリプシンなどの多くの種類のプロテアーゼと呼ばれるタンパク質分解酵素の作用により、ポリペプチド、ジペプチドそしてアミノ酸と、小腸で吸収が可能な状態にまで加水分解されていきます。加水分解を受け分子量の小さくなったタンパク質は、体内の免疫系に捕捉されづらくなると言われています。そこで、食餌中のタンパク質をあらかじめ加水分解したタンパク質に置き換えることで、その食餌はタンパク質の持つ抗原性を除去した食餌となるのです。


hills_zd.jpg    fteibunshi500g.jpg purinaHA.jpg アミノプロテクト

↑ヒルズz/d低アレルゲン。牛、乳製品、魚肉を含まない。高消化性で単一のタンパク源と炭水化物源使用。たんぱく質は、加水分解された形でのみ使用し、その平均分子量は3000ダルトン以下に設定(具体的には、米濃縮タンパク、醸造米、加水分解鶏レバー、BHA使用植物油)。  

※ ダルトン 分子の大きさの単位 ヒトでは食物アレルゲンの分子量は12,000ダルトン以上と考えられています。犬では1,400ダルトン以上、または1,100から4,500ダルトンの分子量との報告があるようですが、実際のところ猫のアレルゲンの分子量は詳しく解明されていません。

↑ウォルサム〈猫用〉低分子プロテインドライ。食物アレルギーによる皮膚疾患および消化器疾患の猫に給与することを目的として、特別に調整された食事療法食。アレルギーの原因となりにくい加水分解したタンパク源を使用。除去食試験、食物アレルギーによる皮膚・消化器疾患食物不耐性、炎症性腸疾患   HYPOALLERGENIC HP   

↑ピュリナ CNM HA-FORMULA ( HAは低アレルギー食のHypoallergenic Dietの意)これは犬用。日本未発売 参考

↑ドクターズケア アミノプロテクトケア これも犬用のみだが、加水分解されたタンパク質よりもっと小さな状態であるアミノ酸で構成しているフード 参考

低分子プロテイン食は食物アレルギーに対する効果は良いのですが、症例によっては副作用として軟便や下痢などの消化器症状を示すことがあります。加水分解によって、分子量が小さくなり、すなわち1g当たりの分子数が多くなり、溶解したときの浸透圧が高くなることによって、浸透圧性の下痢を起こすのかもしれません。

●Aの理論 

たとえば鴨肉、馬肉、ターキー、ダチョウなどを食べた経験はないという日本の猫はたくさんいるでしょう。参考となるサイトに肉の入手サイトリストあり。なお特殊肉は「グルメミート」というキーワードで検索すれば色々出ます)これらのうちの一つとじゃがいもの組み合わせとかと言うことです。そして、そのただ一種類のメニュー以外はしばらくの間(2〜3ヶ月。5〜6週間という説もあり。最低でも4週間。)絶対何も食べさせないように注意します。ちょっとしたおやつなども許されませんし、サプリメントなども与えてはいけません。そしてその後、完全に症状が消えたら、少しづつ(一週間あるいは二週間に一種類づつ。猫の体が反応を見せるまで数日かかる場合もあるので。)食べさせる食物の種類を増やしながら、猫の様子を観察し、原因となっている食べ物を発見していきます。そしてもし数種のタンパク質に問題が出ないことがわかれば、その後は3〜4ヶ月周期のローテーションでそれらの食材を切り替えていきます。食物アレルギーが主たる原因であるケースならAの食事に切り替えてから数日で下痢は改善するはずといわれています。 

新奇な蛋白質でも稀にアレルギーが発現することがあります。(既存のアレルゲンとの構造上の類似性による=交差反応)

市販のフードに対してこのようなホームメイド食は、着色料、防腐剤などの添加物が全く存在しないという点が有利であると考えられています。食物有害反応への診断的治療としてのこのようなホームメード食はアレルギーと同時に猫の栄養に詳しい獣医の指導に基づいて行われるべきですが、同時に家族の努力に期待されるところは極めて大きいといえます。そこで患猫の家族の協力が得られやすいという点から、CやBの既成の処方食のほうをによりメリットを感じると述べている獣医もいます。

●B的食物アレルギー対策を謳った処方食を集めてみました。

アレルギーを起こしにくく調整してある、という意味は特別な処方のように感じます。しかし、そうではありません。実際は、従来キャットフードに配合されて来たことの多い材料を避けている、たんぱく質や炭水化物を色々混ぜて作らずにわかりやすいよう夫々単一の(あるいは限定した)材料を使用している、そういうものです。しかし、例えば「ラム&ライス」が好きでそればかり食べてきた猫には、まさにそれがアレルギーを引き起こしている食材かもしれません。まま誤解されていますが、別に、ラム&ライスやベニソン&グリーンピースといった食材がアレルギーに対する特別な治療効果や予防効果を持つことはありません。今までにその猫が食べたことがないものであること、あるいは感作(抗原に反応してしまうようになること)されていない’だろう’食材であること、がポイントです。

市販のいわゆるプレミアム・フードと呼ばれているフードでアレルギーの猫向けとしてある製品もこのグループBと共通のコンセプトで作られているのでしょう。

もっとも、せっかくの新奇の食材に対して新たにアレルギーを生じてしまう可能性はあります。そのためかえって食べて不都合のない食材が余計に狭められ、治療の混乱を招く可能性があり、自己判断での「市販の低アレルギー食」給与は薦められないという獣医もいます。

 B的アレルギー処方食を、Aの手作り食のかわりに既製の除去試験食として用いることもできます

hills_dd.jpg Waltham_select.jpg Eukaniba_LB.jpg IVD.jpg IVD_dry.jpg purinaLA.jpg

↑ヒルズd/d 食物アレルギー用。缶のみ。アレルギーの原因となっていることが多い牛肉や乳製品、魚肉を含まない。高消化性で単一のタンパク源と炭水化物源使用。(具体的には、子羊副産物、子羊レバー、米、)

↑ウォルサム セレクトプロテイン パウチ @チキン&ライス  Aダック&ライス  鶏肉類も使用。

 ウォルサム セレクトプロテイン ドライ @ 鴨肉、米、 A カペリン(樺太シシャモ)&タピオカ

↑ロイヤルカナンベテリナリーダイエット センシィティビティーRD30(ドライ)は米と鴨 、 センシィティビティーVR(缶)は鹿と米  いずれも日本未発売

↑ユーカヌバ 皮膚アシストLB 缶 ( 旧名称 レスポンスフォーミュラLB) IBD明記、ラム肉大麦、ビートパルプ (大麦にはグルテンが含有されていますので注意してください)

以下は日本未発売療法食

↑IVD Limited Ingredient Diets IVD(Innovative Veterinary Diets)の素材限定シリーズには鴨&グリーンピース、ラム&グリーンピース、鹿&グリーンピース、ウサギ&グリーンピースの4種があり、夫々缶詰とドライがあります。

↑ピュリナ CNM LA-FORMULA (Clinical Nutrition Managemenet Limited Antigen Diet 制限食の意)

処方食ではない一般の製品 (必ず獣医に相談してから)

アニモンダ インテグラ センシティブ アレルギー猫用  七面鳥 大麦 (大麦にはグルテンが含有されていますので注意してください)

ナチュラルバランス ベニゾン&グリーンピース  鹿 グリーンピース  この製品の紹介には枕詞のように「一般的に食物アレルギー症は遺伝性による原因が大半を占めております」と必ず書いてありますが、何がいいたいのかよくわかりません。 カリフォルニア本社のHPにはそのような記載はありません

A腸の消化吸収能力を考慮した食事

上記アレルギーを考慮した食事というのは一部でも原因にせまろうとする療法食といえるのかもしれませんが、一方、こちらはとにかく腸が弱っているのだから、その機能面に目を向け負担を軽減し、またそれをサポートするような設計努力がなされている療法食です。

腸が弱っている猫には、低脂肪な食餌のほうがお腹にやさしく受け入れられやすいです。(全カロリーのうちで脂肪のわり合いが30%をオーバーしないような食事が中〜低脂肪とされます。) ヒトの場合、脂肪は、炎症がすでに起こっている腸の粘膜に直接作用することによって白血球活性化物質などの産生を引き起こし炎症の増悪因子として作用しているものと考えられています。

また、一度にたくさん食べると負担になるので、少量づつ、できるだけ回数を多く食べさせてあげたほうが胃腸に負担が少なく済みます。

小腸の炎症が重度である場合には、ビタミンやミネラルの吸収が効果的には行われなくなってしまい、それらの欠乏症が引き起こされている場合があります。このことは、さらにIBDを悪化に導きます。というのは、例えば葉酸(ビタミンBの合体のひとつ)やコバラミン(ビタミンB12)は正常なDNA合成や細胞分裂に重要な栄養素であって、新陳代謝がことに盛んな組織である小腸の粘膜にあっては自己修復に寄与しているからです。 参考 ですから、そのようなケースで経口投与が適当と判断されれば、ビタミンの添加を検討する必要があります。

また、脂溶性ビタミンに関しても充分な量が含まれていることが大切です。

繊維質については、その猫の抱えている問題が小腸にあるのか、大腸にあるのかで違いがあります。

 

AのA 小腸に問題がある猫には、高消化性の低繊維質で低残渣(英語でlow residue、ローレジデューとは、"残余≒カス"が少ない意、便になる消化できない成分が少なくなるように設計されている)食餌が向いています。

       低残渣であることのメリット

              IBD猫は消化吸収の能力が低下していることが多いのでそれを代償する (高繊維食は栄養の吸収を阻害する)

              大便の容積が小さいので、物理的に腸を刺激することが少ない

              細菌の過剰増殖の原因になりにくい

              

ユーカヌバLRF缶Eukanuba_LRF.jpg fel_Cs_id_150_en.gifhills_id.jpg FDW150GD.jpg shoukakisupport.jpg purina_EN.gif

↑ユーカヌバ 腸管アシスト( 旧名称ローレジデューフォーミュラ)

(ユーカヌバの商品説明には以下のような事が書かれています。@高消化、低脂肪で腸への負担を軽減。消化率の高い食事は、腸管を通る食物の残りかすの量を最小限にし、腸への負担を軽減します。 A腸内環境を整えるFOSフルクトオリゴサッカライドとMOSマンナンオリゴサッカライドを使用。腸管内の善玉菌・悪玉菌に有益に働きかける。B腸の健康を保つビートパルプ。繊維質源としてビートパルプを使用。適度な発酵性を持ち、腸の中で腸粘膜の成長と修復に必要な短鎖脂肪酸を生み出す。腸管の直接的栄養となり腸の健康を保つ。C最適な脂肪酸比率が腸管の炎症をコントロール。オメガー6脂肪酸とオメガー3脂肪酸の比率を5:1に調整することで腸疾患に伴う炎症を栄養学的に管理。)

ビート;砂糖大根のこと、別名、甜菜。根の部分から砂糖を採った後のカスがビートパルプ。

↑ヒルズi/d (胃・腸疾患専用ヒルズ。主としてドライは鶏副産物使用、缶は七面鳥と鶏レバーなど)

↑スペシフィックFDW  高消化性、低繊維、脂溶性ビタミン及びミネラル強化、アレルギーに配慮(子羊&米使用)

↑ウォルサム 消化器サポートドライ(ダック&ライス、カペリン&タピオカ) 消化器疾患の猫に給与することを目的として、消化性が高い原材料を用い、繊維質源としてマメとビートパルプを配合し不溶性繊維のみでなく大腸粘膜細胞の栄養源となる可溶性食物繊維を増量してある。少量で必要なカロリーを摂取できるので腸管の負担を軽減。下痢、炎症性腸疾患、消化不良、吸収不良、大腸炎、回復期、小腸細菌過増殖

↑ピュリナ CNM EN(Clinical Nutrition Management, Gastroenterilc) ←モイストタイプ 日本未発売

 

IBDの場合、嘔吐しやすい猫というのは、胃や小腸上部に問題がある場合が多いのであり、前述のとおり低繊維質な食事が向いています。しかし、ここでありがちな間違いは、家族が嘔吐物に時として含まれる毛に注目するあまり、逆に繊維質を強化した毛玉対応製品を与えてしまうことでしょう。もっとも、除外診断の一部として初期のトライアル使用を否定するという意味ではありません。

毛球症 trichobezoars である猫の傾向として、「長毛、ノミアレルギー性皮膚炎、炎症性腸疾患、非消化性植物素材の摂取」があったという報告がなされています。つまりIBD猫が腹痛のため腹部を舐めるとか、栄養不良のため脱毛が異常に多いこともありますので、家族による被毛の管理や観察は大切です。


AのB 大腸に問題がある猫には、高繊維質の食餌が向いています。 しかし、繊維質の扱いに関しては、繊維の性質とその量に関して実は議論のあるところでもあります。この項、書きかけ。

   確かにある猫は従来の高繊維質のフードに良い反応を見せるのですが、別の猫には全く逆に低残渣食のほうに良い結果を出すことがあります

   これはその猫の呈している大腸の症状が下痢であるのか、逆に便秘であるのかといったことからは一概に予想できないようです。

   また、大腸の問題においても食物有害反応が疑われており、除去食・低アレルギー食が効果を上げることは忘れてならないでしょう。参考

高繊維食を食べさる場合には、それがかえって腸に負担がかかっていないか、食事の変更にあたっては逆に便秘など望ましくない変化が起きないかを注意深く観察していて下さい。繊維質そのものに大腸の炎症を癒す効果はありません。実際、試してみなければ低残渣か高繊維か、いずれかが良い結果を出すかはわからないことですが、便秘が問題になることのある猫では安全ということを考えるなら、まずは低残渣食への反応の様子を見たほうがいいと言う獣医がいます。下痢が問題であるならばやはり高繊維食から試されることが多いでしょう。 

人のIBD治療を参考にすると、猫の場合も腸閉塞(イレウス)の危険について予め知っておいたほうが良いと思われます。   不用意に腸全体のコンディションを無視して闇雲に高繊維食を与えた場合、それはマイナスに働いても不思議ではありません。  とくに腸の一部に狭窄が起きている場合には、繊維質によって量の増えた便はそこにつまりやすい訳です。また、繊維質が腸管に過大な負担となって、すでに炎症と低栄養状態のため低下していた蠕動運動がさらに悪化し麻痺(全く腸が動かなくなり、お腹の音は聴診器でも聞こえなくなる、無腸雑音)発現のきっかけとなったと疑われることさえあり、高繊維食を与えたことが実に悔やまれる事になったということすらあります。 

食物繊維について 参考                                                                                               猫の食事における繊維質の役割 ペットエデュケーション ユーカヌバ

ひとくちに食物繊維といっても可溶性(水溶性)と不溶性の2種類があります。

      可溶性繊維  ペクチンやイヌリン  (ビート、菊芋、ゴボウなどに多く含有されています)

      不溶性繊維  セルロース、ヘミセルロース、リグニン (大豆や小麦ふすま、ごぼう、たけのこ、セロリ、玄米など全粒穀物に多く含有されています)

繊維質源はいも類(じゃがいも、山芋、さつまいもなど)、野菜では、かぼちゃ、ブロッコリー、キャベツ、白菜などがあげられますが、 野菜など一般食物には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていて、どちらか一方だけが含まれていると言うことはありません。含有割合の違いということです。

食物繊維が大腸の腸内細菌により代謝されると(発酵といいます)短鎖脂肪酸が生じます。 なかでもブチラート(酪酸)は大腸細胞の基本的なエネルギー源になるものです。また、短鎖脂肪酸は大腸の内容物のPHを下げるので悪玉菌の増殖を妨げます。 発酵しやすさは繊維の種類によって違いがあり、可溶性繊維(ペクチン・グアガム)の発酵性は高く、逆に不溶性繊維(セルロース)の発酵性は低いのです。中等度の発酵性を持つのがビートパルプ・米ブラン・アラビアゴムです。

繊維質源として、ベビーフードやペースト状の缶詰は便利ですが必ずラベルを見てネギ・玉ねぎ(猫には毒!)が混入していない製品を選ぶようにします。

可溶性繊維サプリメントを利用する場合には必ず予めドロドロに溶いてから獣医からの指示量を食事に混ぜます。

       ファイバーウイズダム(イヌリン粉末)、パインファインバー(松谷化学)アメリカのメタムチル Metamucil(オオバコ・サイリウム psyllium、別名イサゴール)という商品や グアガムイージーファイバー

     高消化性の食餌にメタムチルを加えたものが 犬においてよい結果をだしたという報告は注目されていますPMID: 10668813

    とろみを増す効果のある食品添加物として使用されるカラギーナン(別名アガー)は水溶性繊維ではありますが、炎症を引き起こす作用が知られており、IBD猫には避けたい物質です

    セルロースを原料に生産されているメチルセルロースは水溶性でありながら発酵性がほとんどありません。

最近注目されている不溶性食物繊維の一種に 難消化性デンプン (レジスタントスターチ)というものがあります。 PMID: 15287680  大腸の粘膜の修復を助けるのに役立つ可能性が研究されています。 

健康な猫を対象とした研究ではありますが、フルクトオリゴ糖を食事に添加すると大腸の細菌叢に良い変化が出たという研究もあります。 PMID: 9563627

shoukakisupport.jpg

↑ウォルサム 消化器サポートドライ(ダック&ライス、カペリン&タピオカ) 消化器疾患の猫に給与することを目的として、消化性が高い原材料を用い、繊維質源としてマメとビートパルプを配合し不溶性繊維のみでなく大腸粘膜細胞の栄養源となる可溶性食物繊維を増量してある。少量で必要なカロリーを摂取できるので腸管の負担を軽減。下痢、炎症性腸疾患、消化不良、吸収不良、大腸炎、回復期、小腸細菌過増殖

以下の繊維質強化処方食はそもそもIBDの為ではなく減量目的で調合されており、純粋セルロース粉末を添加したものが多く、IBD猫に試しに与える際は、家族はその事実を知っていたほうが良いと思われます。高セルロース食は便秘をおこしやすい猫にも不適当だとされることがあります。

繊維質を強化したフードとしては、毛玉排出効果を謳った製品も挙げられます。この場合も繊維質として何が添加されているのか、よく調べる必要があります。

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↑ヒルズr/d  本来は減量用。脂肪分が少なく繊維質が多い。ドライは鶏副産物、真ん中の缶は豚とその副産物、右は豚レバー、豚副産物、米、鶏など使用。

↑ヒルズw/d  本来は軽度肥満猫のための体重管理用。脂肪分が少なく繊維質が多い。鶏副産物使用。缶入り及び粗挽き缶もあり。

↑スペシフィックFRW (アルミ容器) 低脂肪、高繊維、ミネラル及び脂溶性ビタミンやや強化。豚、魚、とうもろこし等。

↑スペシフィックFRD (ドライ) 低脂肪、高繊維、ミネラル及び脂溶性ビタミンやや強化。とうもろこし蛋白、米、小麦、じゃがいも蛋白、卵、燕麦、魚、大豆蛋白等。

↑ロイヤルカナン (旧IVD) Hifactor   繊維質が水溶性および不容性繊維のコンビネーションとして増量されている

  上記スペシフィック製品は慢性下痢と大腸炎、 ロイヤルカナン製品は大腸疾患にもその対象として言及している。


経腸栄養食   猫の経腸栄養法について詳しくはこちら    チューブ給餌について説明のあるサイト          

              猫の体重・活動レベル・使用する経腸栄養具体的製品名を選ぶだけ(黄色い欄のみでOK)で 一日の給与量がわかるサイト (コロラド州立大獣医学部)

経腸栄養剤は栄養成分が殆ど消化された形になっているので、速やかに上部消化管から吸収され、また窒素源がアミノ酸分解されていて、食事性抗原が除去されており、食物繊維や脂肪も少ないので、腸管の安静と炎症の改善が期待できると考えられています。

経腸栄養剤は、3つに分類されており、小腸病変がある場合には成分栄養剤が好ましく、大腸病変だけなら半消化態で良いとされています。

        成分栄養剤     蛋白質を一個一個のアミノ酸にまで完全にバラバラにしてある ED elemental diet

        消化態栄養剤    蛋白質はアミノ酸が2〜3個くっついた形までに分解してある、

        半消化態栄養剤   ペプチド蛋白水解物

経腸栄養食はシリンジで口から給与することもできますが、経鼻胃カテーテルあるいは経皮的胃造瘻チューブ(PEGチューブ)などを介して流し込むことが出来るものです。家庭での療養のアシストフィードの項も参照してください。勿論、嗜好が合えば自分でなめてくれる猫もいますが、人間の場合、患者さんたちは風味の点でもかなりご苦労があるようです。

     CliniCare.jpg ClinicCarRF.jpg 

成分栄養剤

Vivonex エレンタール

現在(2004 2月)、猫用(小動物用)の成分栄養剤の販売はありません。嗜好性、価格、ニーズが問題のようです。アメリカでは人間用として販売されているVivonex を猫・犬用に調合して用いています。日本のエレンタールも一袋300キロカロリーで同じですので猫用に使えると思います。

エレンタールは医薬品扱いなので、入手には処方箋が必要です。が、稀にネットオークションに出品があることも。

 Vivonex 一袋 + 水 350ml +注射用結晶アミノ酸溶液(8.5%) 250ml

    風味付けとして  ペットチニック  3 ml

                                     Texas A&M大学のフォーミュラです (VIVONEX HNにはVIVONEX T.E.N.とPlusがあります)

                                                                                  動物が自分で飲むことも期待できるようですが猫は無理でしょう。

                                                                                             

1包当たり

 

熱量 kcal

蛋白質 g

糖質 g

脂質 g

タウリンmg

VIVONEX® T.E.N.

 80.5

 300

 11.5

 61.7

 0.8

 18

VIVONEX® PLUS

 79.4

 300

 13.5  57.0  2.0  20

エレンタール

  80

 300

   14.1g

  63.4

  0.51

  _

         成分栄養剤は消化酵素を必要とせずに上部消化管で速やかに吸収されます。

    アミノ酸溶液を足すのはそのままではネコ用としてはタンパク質不足のため

    もともと人間用の製品ですので、猫に使うときにはことにタウリンとアルギニンの不足に注意します。

         浸透圧が高いと下痢や腹痛の原因となるので低濃度に。

          ただし、・水分が大変多いのでそれも一因。

        長期に使用するのなら、必須脂肪酸不足予防として脂肪乳剤の点滴が必要になるでしょう。

  

  

半消化態栄養剤 

    1 チューブダイエット〈ライト〉高カロリー経腸栄養食510Kcal  

    2 チューブダイエット〈カケシア〉ウルトラ高カロリー経腸栄養食651Kcal

         ともに森永サンワールド社。粉末ですので微温湯で溶かしてシリンジやスポイドなどで与えます。特に大腸性のIBD患猫向け。

         消化態ミルクカゼイン使用。乳由来製品)炭水化物原料にはデキストリンを使用し、乳糖不耐性による下痢も起こりづらく配慮してあります。

         カケシアは特に脂肪含有率が高いです。中鎖脂肪酸トリグリセライド MCT という比較的吸収されやすい形で配合されていますが、MCTも経口摂取の場合には注意が必要でしょう。

    3 クリニケア (猫用)

         人用の半消化態栄養食エンシュアを作っている米Abbot社の製品です。缶から出してそのまま与えられる製品です。

         クリニケアRFは たんぱく質控えめなのので腎不全も患っている猫に向いています。

         安いものではありませんが、製氷皿で凍らして保存がきき、少量づつ使えるので無駄にはなりません。

      4 JIN-SP   ペットキャビンが販売している緊急経腸栄養食  慢性腎不全が対象であるが IBD等のデリケートな猫にも利用可能との記載がある。

流動食

 1. ヒルズ a/d缶       高カロリー・高脂肪の管理栄養食

 2. ウォルサム〈猫用〉    高栄養・免疫サポート

 3. デビフ カロリーエース  流動タイプの総合栄養食、処方食ではなく一般市販されている品

 4. 猫用ミルク

   5. リバウンド  リキッドダイエット(猫用)      一部の獣医院で取り扱いが始まりました リンク先に a/d 、クリニケアとの比較あり

  


カロリー補給用の栄養補助食で脂肪の配合率が高いもの(例えば、ニュートリカルとかフェロバイトとか)は、、愛猫が食欲不振でカロリー不足だからといって与えると、腸管に負担がかかりさらに事態に拍車をかけてしまう結果、下痢を悪化させたり、新たに引き起こしてしまうことさえありますのでIBDの疑いのある猫に使用する際には慎重に。 同じようなチューブ状のものでは、エレンダイト猫用(協和発酵)もあります。

 脂肪酸

脂肪が腸の炎症に悪影響をおよぼす可能性について上記でふれましたが、脂肪の質もまた影響します。オメガ-3脂肪酸(αリノレン酸、DHA、EPAの総称、n-3系脂肪酸ともいう)は炎症をおこす作用が弱い、あるいは胃腸管の炎症を鎮めるのに効果があるという研究結果があります。シソ油(エゴマ油、αリノレン酸に富む)や、魚油から得られるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)、さらには緑イ貝から抽出される海洋性脂質抽出物、リプリノール Lyprinolなどが注目されており、ヒトのIBD患者さんでは良い結果を得ている方もおられるようです。猫の場合、主に皮膚の健康のため、としてフードに配合されていたり、サプリメントとして販売されていています。保存状態や保存期間、加熱によって大変酸化(変質劣化)しやすい油ですのでその点は注意が必要です。

脂肪酸といえば、よくオメガ3とオメガ6とか耳にしますが、これは不飽和脂肪酸を指し、それぞれの不飽和結合の位置の違いにより呼び分けているものです。

オメガ3(αリノレン酸・エイコサペンタエン酸・ドコサヘキサエン酸) と オメガ6(リノール酸・アラキドン酸、ガンマリノレン酸)

オメガ6のうち、リノール酸とアラキドン酸を猫は体内合成することはできません。 体内で作れず、食事から摂取することが絶対に必要な脂肪酸を必須脂肪酸といいます。動物の種類によって必須脂肪酸は異なるのですが、これがネコの場合はリノール酸とアラキドン酸というわけです。ただし、必須脂肪酸をたくさんとれば健康になるということではありません。ことに必要以上のアラキドン酸は炎症を悪化させる可能性があります。

オメガ3に関しては、猫はこれを体内で作り出すことができます。 しかし、オメガ3は 免疫機能の不全、アレルギー、痛みと炎症などに関わっているので重要であるにもかかわらず生合成分のみでは不足しがちになっている可能性があります。

結局、どちらも経口摂取する必要があるということになりますが、大切なのはそのバランスだといわれています。

                    処方される場合は ダーマキャップスなど。 (副作用としてはまれに膵炎)

                    参考サイト

マクトンオイル 

(中鎖脂肪酸、MCTオイル、Medium Chain Triglyceride oil )は時に人間のIBD患者さんが食事に使用されています(経腸栄養剤にも入っています)。飽和脂肪酸なので酸化しにくい油です。胆汁酸やリパーゼといった消化酵素がなくても小腸上部で吸収されます。主にココナツが原料となっていて、完全な精製・脱色・脱臭がなされていない製品ではややクセがあります。膵・肝・小腸にトラブルがある動物の場合も熱量源として利用することがありますが、肝臓にダイレクトに入っていくため、脂肪肝のリスクのある猫の場合、摂らせることは危険という意見があります。また、このオイルを構成する脂肪酸はカプロン酸(鎖の長さ6)カプリル酸(同8)カプリン酸(同10)ですが、その中のカプリル酸を猫は嫌悪するようで、食事を拒絶し体重が減少したという実験報告があります。MCTオイルには必須脂肪酸が含まれていないので、必ず他の食物からそれを摂取する必要があります。

 

消化酵素

IBDの猫は膵臓にも問題をおこしていることがよくあります。膵臓は消化に必要な大切な酵素を分泌している臓器ですので、猫の食事に消化酵素を混ぜることもぜひ検討すべきでしょう。(単独投与はダメ)


ヒント

お腹が空っぽになってしまうと胃液がたまってしまい嘔吐しやすい状況になるので、寝る直前や早朝など何か少量でも食べられるようにしてあげたいものです。

猫が自分で食べることができる場合、嘔吐を少しでも予防すべく、器の高さを床より少し高く安定した、食べやすい状態に設置してあげましょう。食べやすい位置というのも猫によって異なるとは思いますが、高さ18センチ程(猫の大きさにより調整)の高めの食事台であれば、猫はお座りの姿勢で食べられます。床の材質が滑りやすいものならば、適当な敷物を敷いてあげてください。(注;犬の場合には、食器を高い位置において食べさせていると空気を呑み込みやすく、重大な問題が起こることがあります)

水はヒゲの当たらないなるべく大きな平らな容器を好む猫が多いようです。水面の高さは調整してください。常に清潔な水を用意するのようにしますが、冬場がお湯を好む猫も多いので試してください。

食器からは食べずとも、家族の手のひらからなら食べることがあります。

冷蔵庫から出したばかりの冷たい食事は胃を刺激してしまいますのでよくありません。

自分で美味しく食べることは生きている上でとても大切ですので、アシストフィードが必要な猫にもあきらめず折にふれて猫の好物を差し出して自分で食べる意欲を引き出してみて下さい。


このように、胃小腸大腸のいったいどこに主たる病変が存在しているかによって、あるいは病気のステージによって、また、食事の材料の別によって、良い食餌というのは個々の猫により異なってきますので、何を食べさせたらその時々で良い結果が得られるのかを把握するまでには、人間家族の忍耐強い努力が必要です。ただ、努力とはいっても実際に猫に試してもらい結果を見、記録していくと朧げながらも自ずと見えてくるものがあるだろう、と家族は敢えて鷹揚に構えるようにしたほうが本猫の為にも良いのではないかと思われます。


食餌療法は、IBDが正に急性期にある場合に、これだけによって緩解を得られるというものではないということです。薬物療法が必ず併用されるべきでしょう。人間のIBD患者さんの場合には急性期における治療の主体は絶食しての経腸栄養法や完全静脈栄養療法ですが、猫の場合、現状においては可能な獣医療機関は限られています。しかし、日本でもこれらを在宅で実施した経験を持つ猫の家族も少しづつですが増えてきています。


獣医が猫の家族に自宅での食事調整(手作り食)を指示する場合もありますが、除去食の調製など特別な場合を除けば、「えてして栄養のバランスに欠け、長期に渡って猫に与えるものとしては高品質のキャットフードのほうがよい」と考えている獣医が多いようです。しかし、日本において獣医学科内に栄養学研究室があるのは、わが国では一校だけであり2004年現在、ましてや猫独自の栄養学に精通した獣医は実際のところどれだけ存在しているのでしょうか。栄養バランスという言葉がどこまで個々の獣医にとってメーカーからの受け売りではなく知識と経験に裏づけられたものであるかということに疑問が呈されても不思議ではないかも知れません。処方食も含めて従来のフードを否定し、かつそれ自体がIBDの発病、そして治療に決定的な意味を持つと考える人達がいるのです。

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