コラージュ

20世紀の初頭、ピカソやブラックは、コラージュパピエ・コレの方法を駆使して自由な画面を構成するようになりますが、絵画は、もはや、描かれるものというよりは作られるもの(つまり、タブロー=オブジェ)となりました。

コラージュとは、現代絵画の技法の一つで「糊付け」を意味する言葉です。
絵の具の他に、様々な素材を画面に貼り付けます。
パピエ・コレとは、コラージュの原型となるものです。


フラワーデザインの一つのカテゴリーとしてのフローラル・コラージュは、植物素材を用いることが第一条件となりますが、あとは、自由な発想を思いのままに表現できます。また、一つの作品でもコラージュの向きを変えることで、作品の印象が変わって見えたりするので魅力に尽きないとも言えます。




作品を紹介いたします・・・(2005/2/13)

面白いものを自由な発想で作って頂くために、コラージュで表現したいことをまず思い浮かべて頂いた後、どんどんイメージをふくらませて頂きました。

今回は、ペイント(絵の具)を施していませんが、もちろん、このコラージュにペイントをすることも可能です。アートの世界が広がります。

コラージュの世界に浸り夢中になり、楽しく制作して頂けたのではないかと・・・思います。

(額縁のサイズは、31cm×26cmです)   



Yさんの作品





●冬山が徐々に暖かくなり、春の風景に様子を変えていく様を表現しています。



とても叙情的でアートを感じます。異素材を上手に組み合わせています。



●クローズアップして見ると・・

白樺の木肌や透けた葉っぱ、和紙や凸凹の段ボール、色のついた葉っぱ、カラフルなスパイスも見えます。



●向きを変えると、ニューズペーパーがモダンをかもし出します。

また、趣きが随分変わるので、色んな向きで楽しむことができます。


Fさんの作品



●いつもナチュラル志向のFさんです。


グリーンの葉っぱと細いラフィアが何とも軽やかです。この作品は、爽やかな風までもイメージします。




●クローズアップして見ると・・

目の粗い麻の四角い布にスパイスや小さな葉っぱが添えられていたり、薄い貝(カピス)に銀色の小枝をあしらったり、ディーテルにもこりました。






●向きを変えると、Fさんのこだわった所として・・・

横切った枝や白樺の皮がくるっとカールしている様が楽しくみえます。


Sさんの作品



●システマティックがテーマです。

同素材が、一定のリズムをとり、四角や丸といった幾何学的な形にもさり気ない緊張感を計算して配置しています。


●クローズアップして見ると、黄緑の葉っぱや唐辛子を小さく四角にカットしたり、茶色の葉っぱや濃い緑の葉っぱも細くカットして貼ってます。

また、カラフルなスパイスもグリーンの葉っぱを際立たせています。





●向きを変えると、縦のラインに配列された素材がクッキリ見えて、和モダンに見えるのは私だけでしょうか?


和室にも洋間にマッチしそうです。




私の作品

●和モダンを色々な表現で作り、タブローの中にもう一つのタブローを作ってみました。



金銀の破片が散った和紙の上に黒い紙を貼っています。

6つの小さなコラージュは、さり気なく幾何学的にしてみました。また、上・下に関連をもたせています。

一つ一つゆっくり楽しめたら、よいなぁと思いました。




●オレンジのラフィアでリボン結びをつけて可愛らしくしてみました。
リボンの下の格子模様は、麻です。




●円の和紙の上に、紫色の和紙で円を貼り、ゴールドの透ける葉っぱと、円を際立たせるための黄緑の葉っぱで半円を描きました。





●抹茶色と黄色のリバーシブルの和紙の縁から2種類の葉っぱをのぞかせ、その上に白樺の皮と茶色のユーカリの葉とスパイスを貼りました。

構図にはちょっと計算を入れました。




●上のデザインがリボンで可愛い感じになっているので、小さな葉っぱ達を集めて、ナチュラルな可愛さを表現してみました。



●上が正円なので、下は正方形にしました。

オレンジと茶色の葉っぱを幾何学的にカットして貼りました。




●上の緊張した構図をほぐす為に、長方形の格子(麻)の上に色鮮やかな羽をのせ、正方形の小さな葉っぱを貼ってみました。


トップページへ

ホームページ上の写真、文章の無断転載や複製は禁止されております。
Copyright (C) 2003-2011 Floral Design Palette. All Rights Reserved