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PHILIPPINE ST. FRANCIS OF ASSISI DEAF CENTER, INCORPORATED

ようこそ、
フィリピン・アシシジの聖フランシスコ 
・デフ・センターへ!



  フランシスカン・デフ・センター第7号                          

 

2004年12月17日                                                 

      

お知らせ:新しい情報については、次のアドレスをコピーしホームページアドレスに貼り付けてください。 http://www.hpmix.com/home/psfadcmanila/

メリークリスマス!

         新年おめでとう!

 

     新年にあたり、皆様が新たな心で新年を平和のうちに迎えられますよう

   私ども一同心からお祈り申し上げます。

  フランシスカン・デフ・センターは多くの困難にぶつかりながらも、少し

ずつ成長しています。これも一重に皆様の物心両面にわたる支援の賜物と考

えております。今後も誠心誠意ろう者と共に生き、人材の育成に努めて参り

ますので、2005年も皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

ささやかではございますが、私どもの祈りの花束をお受け取りください。

    


  略式ではありますが、以下簡単に2004年を振り返り、年次報告とします。

       

         2004年年次報告書        

 

          総   括               

2004年はいろんな意味で、試練の年であったように思う。会員の人数

を思ったように増やすことができず、むしろ1年目に入ってきた若い人たちを

どうのように成長させていくかということに多くの時間を割いた。貧しさの

中で、力になりうるものは、互いの献身と励まし合いであるというのが当会

の確信である。

また佐藤個人においても、今年は、「失う」ことを要求された年である。

ジプニーの中で2度盗難に会い、バスで移動中2度事故に会った。

そして最後は火事で自分の所有物を焼かれた。                   

しかしそれらのことは、ろう者のために働く私の決心を一層強固なものにさ

せるばかりであった。

それらによって神と人に不信を抱くことはなかった。

神は人間が失った以上に与えてくださる方であるということを実体験した。


           報    告              

 1月:

 *ろう学生たちはオーラス神学校での第二学期の勉強に勤しむ。彼らのパフ ォーマンスは皆から愛され、彼らの進路に大きな希望を抱く。

     


 *新志願者の到着:アラン(聴)、ブランディ(ろう)。

 

 *アラン(レベル1)、マベルとイメルダ(レベル3)の3名がCSB大学で手話コ ースを受講。

 

 *15名のろう児が通学のためカルバヨグ寄宿舎に引き続き居住。 

 

 2月:

 

 *佐藤ミンダナオ島へ。ダバオ市、ジェネラル・サントス市、ディゴス市でろ 
 う者のための黙想会開催。ドゥマゲーテ市にて会員募集。 

 


 3月:

 *
通訳者のための黙想会をクリストファー師(フランシスコ会)の指導によ

 りオーラス神学校にて開催。

 *マニラ市の各ろう学校で黙想会、ミサ、赦しの秘跡を担当。  

      

 4-5月:

 

 *ろう学生はクライスト・ザ・キング・カレッジ(CKC)で夏期講習を受講。

 *しかし彼らの1年間の成績が平均点85点に達しなかったために、オーラス 
 
  神学校で勉強を続けることを許可されず、カルバヨグ市にある同法人の
CKC 
 
  大学を勧められた。
3人がCKC入学を果たし、そこにイメルダが加わった。

          


  レナートは家族があるためマニラに残り通信教育で勉強を続けている。

  プライムとジェラルディンはダバオ市に戻った。また「損失」!

  カルメラは、マニラでの訓練のあと
fdc会員としてカルバヨグ寄宿舎の舎監と 
 
  して派遣された。
(11)

        

  以上が、ろう者
7名の動向。

 

 *アラン、マベル、イメルダが手話コースを優秀な成績で終了。

 

 *ビサヤ・ミンダナオ地域から将来手話通訳者を希望する2名、新志願者4名

 (リチャード、デリシア(以上ろう者)、ガーネット、アンナ・メイ(以
上聴

 者)とアランが加わり、4月から5月にかけて約2ヶ月間の手話コースを開催。

 

  レナート氏が手話入門、ラフィ氏がフィリピン手話の基礎コースIを担当、

  佐藤は教会における手話通訳者ついて話した。
 

 6月:

 

 *ろう者のための高校校舎の建築がCKC構内で始まった。12名の高校生の授
 
 業は
 CKCの教室を借りて新学期を向かえた。マイラ・フェが主任教師となり 

 、マベル、林大地氏、佐藤が補助教員となる。

 

 *12名の高校生のうち10名が当会の奨学金を受けている。

 

 *15名の小学校奨学生は優秀な成績で進級した。

 

 7:

 

 *フィリピン手話基礎コースIIを開催。6名が受講。

 

 *神の愛の宣教会の経営している孤児院に入所しているフェルディ(ろう児、

 7歳)にろう志願者が手話を教始め、来年の就学の備える。

 

 *タクローバンでミサと黙想会開催。以降月に一回ミサをすることになった。

   
       
    タクロバンのろう者に教えるジョゼフ、アンジェラ、ジョゼフィン及び小・高のろう学校の先生たち

 8:   

 

 *アランCSB大学手話コースレベルIII卒業。

 

 *林大地と佐藤はザンボアンガ市ジェネラル・サントス市でろう者の黙想会を

  開催。
またキダパワン市、ミドサヤプ市の特殊教育センター(ろう児のクラ

  ス)を訪問。
  

              
     
   上から、ザンボアンガろう者グループ、ミドサヤプとキダパワン特殊教育センター

 9:

 

 *当会員になるための実地訓練の一環として毎年ろう学校がまだ設置されて
 
 いない地域へ会員志願者を派遣してきた。今年は3つのグループに分
けて

 派遣。第一グループ(サンタ・テレシタ,カガヤン):アナ・メイ(聴)とデリ

 シア(ろう)
; 第二グループ(ビリラン島、レイテ):カルメラ(ろ),ガーネッ 
 
 ト
() とアラン(聴)。第三グループ(カタルマン・特殊教育センター):リチ 
 
 ャード(ろう)。
派遣の目的はろう教育を受けていない彼らとのコミュニケー 
 
 ション方法を学び、フィリピン手話の普及を図ることで
ある。

 サンタ・テレシタのろう者は2005年からツギガラオ市のセイント・ルイス大

 学付属に受け入れてもらえるよう交渉中。彼らのために小さな
寄宿舎を探さ

 ねばならない。

 ビリラン島のろう者は首都ナヴァルに最近ろう学校が併設されているので今

 後そこに進むと良いと考える。11月に担当の先生を招待し話を伺ったが、
 
 それは並大抵な仕事ではない。学校で皆がそろって授業をするのは週に2度、

 あと3日は5キロから10キロ離れたところに住んでいるろう児の家庭を訪問して 
 
 教える。2005年にろう者を派遣することを約束した。
  
 公立の学校では有志の先生に一年に一ヶ月間の手話訓
練を2年間実施し、即

 ろう者担当教師になる。そこで私たちは、カタルマン市、ボロンガン市、ナ

 バル市の特殊教育センター(ろう教室)を訪問し、そこで教える教師全員が

 手話言語獲得の不足を訴え、それゆえにろう児とのコミュニケーションの困

 難さを訴えるのを聞き
当会員ろう者を学校に派遣することにした。

 最初の派遣は、申し出を快諾してくれたカタルマン市特殊教育センターであ

 る。今後この事業をサマール・レイテ地域で実施していくことになろう。

10月:

*2005年からの新プロジェクトを作成、関係団体に確認を取り付けた。名称は

「ろう者のカテキスタコース」
で、マニラ市グワダルッペにあるサン・カル

ロス・神学校付属カテキスタ養成所にて2年間受講する予定。10人程度の受講

者が見込まれ、1月より事前学習を始め6月入学となる。本コースは彼らが将

来仕事を見つけることを容易にするためのものでもあるが、同時にFDC会員に

なるための初期養成コースをも兼ねる。本コース自体は毎週土曜日丸一日の

授業であるが、週に3日はカトリック・ミニストリー・デフ・ピープル(CMDP)の

指導の下、マニラ市の各ろう学校で授業を参観し、やがては教えていく訓練を

することになる。

11月:

*13日カルバヨグ市にて、レイテ・サマール地域初めての「耳の日」(こちら

では"DEAF AWARENESS WEEK")が開催され300名以上が一同に集まり、「ろう者

とは?」の講演(デニス修道士:ミッション・フォア・ザデフ)を始め、各ろ

う学校からの好演技に盛大な拍手が送られた。またこれに対し、シーネン・

カルバヨグ市長及びパイロットカルバヨグ市小学校校長も自ら壇上に立ち、

深い理解と力強い同意を表明してくれた。

続いて新校舎(ろう学校高等部)でのテープカットと祝別式が行われた。

昼食の準備は「ろう者をもつ親の会」がすべて担当してくださった。


  国歌斉唱

 
  「七つの島の誕生物語」を演じ終えたFDCメンバーたち
   

  カルバヨグ市長メル・シネン氏による新校舎のテープカット。右となりは寄宿舎の土地のを貸し
  てくださるMs.フルジェンシオさん。
  
 寄宿舎の2段ベッドに横たわるデニス修道士と左、ブランディ、右林大地氏

12月
:

*6日、SEC登録を終了。

*23日から29日までゲネラル・サントス市、ノートルダム大学でろう者のため

の黙想会とミサ及び聴者サポーターのため手話講座を開設する。デリシア、

リチャード、ジョゼフの3人のろう者及び佐藤が出向する。

その後、佐藤は同市及びザンボアンガ市からカテキスタコースに参加する候

補者を船でマニラまで引
率する。

 参   照
              http://sangkay.san.deaf.fdc.tripod.com

                http://www.geocities.jp/fdcphsato




                 2005年行動計画


   1. ろう者カテキスタコース 2005:

  本コースは1年目が基礎コース、2年目がライセンス取得コースになる。
  
  これを通し受講生が地方のろう児に手話と信仰について教えろう共同体
  
  のリーダーとなることが望まれる。コースの詳細は英語のホームぺージ
  
  を参照のこと。

   2: カルバヨグ寄宿舎の建設

  26名が通常の借家に共住するには多くの困難がある。また近い将来更に他市

  から高校に入学するろう者を受け入れるためにも、またスタッフが住むため  
  
  にも適当な広さの寄宿舎建設が必要である。幸い農業も可能なほどの広い土  
  
  地を借りることができた。場所は、カライマン・バランガイの入り口で、国  
  
  道を隔てて海までは、ほんの数十秒という絶好の環境である。建物は
3階建    
   
   てにする予定であるが、資金が調達出来次第、順次建設していきたい。  

   3:夏季手話コースの開設

   地方の要求にこたえるためにも本コースを地方で一箇所開催し、同時にマ   
  
  ニラでも開催する。本会員も参加し、フィリピン手話の獲得向上にと努める。

   4: 会員の夏季体験学習

   人間は体験を通して成長していく。ろう者にとってその割合は非常に大き   
   
   い。また共同体を作り上げていく過程の中で何かひとつのことに一緒に取   
   
   り組んでいくことから
学ぶことは多くある。それは個人的な机上の学習と   
   
   は
全く異なる。私たちを待っていてくれる地方のろう者を訪問したい。

   5: 修士号課程の履修

   将来を見据えて、何が必要かを考える時、ろう者により高度な知識を正確   
   
   に伝え
られる人材、すなわち、優れた手話と高学歴を兼ね備えた教育者を   
   
   育成すること
こそ肝心である。それは単に特殊教育の修士課程を卒業し、   
   
   ろう者に様々な教科
を教えることできると考えるのとは異なっている。

   ろ
う者を特殊教育という枠組みの中に閉じ込めておくのではなく、そこか   
   
   らの開放
を準備することが肝心。当会員の聴者が先ずチャレンジする。    
   
   近い将来は当然ろう者
たちの番である。

   6: 奨学制度の継続

    小学部、高等部、大学レベルの奨学金制度、及び手話通訳者養成及び手話   
   
    インストラクター養成(ろう者) 対象者に対する奨学金制度を継続する。

 
 






 
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