雑記帳 ’12年02月(Simil R フォーカス編 その1)

 

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 2012/02/06

 次回作はコレ!

 CLK-GTRも完成したので、次に取り掛かるのはコレ、フランスの新興メーカーSimil Rのフォードフォーカス!

 

 最近日本のメーカーはラリー車出さないので、キット化が嬉しい機種ではありますが、果たしてその出来や如何に???

 で、早速箱を開け部品を引っ張り出してみると・・・

 

 う〜むむ・・・、スライド金型を使わずにボディがバラバラになっているのは、海外キットではよく見る状態ですが、全体的にモールドがダルいし、新しいキットの割にはバリも多くて、なんだかかなりアブない予感。

 

 ルーフ上や内装の機器、シャシ裏の部品などを見ると再現したいものの志は高いし、形状のリサーチなどもちゃんとしている感じなのだが、いかんせん成型技術が追いついてない感じがしますね。

 まあ、ビビッていても始まらないので、兎にも角にも製作開始です。

 

 先ずはバラバラのボディを組んで全体を拝むべく、ボディの主要部品を切り出します。

 ドアなんかも開閉選択式になっているので、別パーツになっているけど、果たしてちゃんと合うのだろうか?

 組み上げてみた状態がコチラなんですが、ここまでは思いのほかスンナリと組みあがりました。

 

 ちなみに組む際はランナーのゲートの処理はキッチリ行っていますが、バリ取りに関しては、必要最低限にしています。

 と言うのもこのキット。バリも確かに多いんですが成形不良で型に樹脂が流れ込んでいない部分もあったりして、一見してバリなのか成形不良なのか、見分けがつかない部分があり、相手部品との合わせを見ながら、どちらなのか慎重に判断する必要があるのですよ。

 その成形不良の代表例がコチラ。 車両右側(写真で言うと左側)のライト周りです。

 

 ライトの周囲は裏側からライト部品を接着するための位置決めとして、一段肉厚が薄くなっているのですが、左側はその薄くなっている部分の一部(赤矢印)に樹脂が流れておらず、裏側から見ると、その薄い部分がバリにしか見えません。

で、ライトカバーの部品と合わせてみると、その部分に大きな隙間が出来るので、それは足りない部分だと判断できる。と言った具合。

 こんな具合じゃ、ドアもざぞかし・・・と思ったけれと、ここはドア周囲を多少削り込んであげれば、ここは割とピッタリ行きそうな感じ。

 

 こうなってくると、俄然ドア開閉に挑みたくなってくる訳ですよ・・・って言うか、実はこのキット、S.E.Mの北澤カイチョーが、既にお仕事でドア開閉にした作例を作られているので、やっぱり負けたくはない訳ですよ。

 ドア開閉に挑むとなると、追加するヒンジと内装部品の干渉に気をつけないといけなくなるので、ロールケージとインパネもこの時点で組んでおきます。

 

 「組んでおく」とか、軽く書いちゃいましたが、このロールケージもダボ穴が開いてなかったり、ダボ自体が無かったりして、組むのはけっこう大変だったり・・・

 因みにロールケージ自体は全てしっかりと接着しちゃってますが、インパネは仮止め、シャシへも固定はしていません。

 

 でもロールケージ自体を組む際はシャシの上に乗せた(シャシへの固定穴位置を合わせた)状態で組んでいかないと、後でシャシの固定穴と合わないなんて事態にもなりかねないので、要注意です。

 で、ボディと合わせてみるとこんな感じ。

 

 なんだか、部品単体の精度の悪さがウソのようにしっくりハマってます。ボディのフォルムもイイ感じだし・・・・

 

 なんだろ、なんて言うか、「細かい部分は駄目なんだけど、全体的にはイイ感じ。」みたいな?

 すり合わせをしっかりするためには、内装部品も位置をしっかり決めておいた方が都合が良いので、ドアと内装もこの時点で接着してしまいます。

 

 そうすると、間に挟んで組むウインドウが入れられなくなってしまいますが、ウインドウ固定穴の下側(矢印部分)にミゾを切っておけば、後で嵌め込むことが出来るようになります。

 で、いよいよヒンジを作っていきます。

 

 先ず、ボディ側はドアの前端部分にある接着しろを削り落として、ドアが開いた時に前端部分がボディの中へ入り込んでいくためのスペースを確保します。

 

 何処をどう削ったのかは、写真を見れば分かるかと・・

 ドア側に付くヒンジの本体は0.5mm径の真鍮線をコの字に曲げたものと、その真鍮線を押さえるためのミゾを切った、1.2mm厚のプラ板の細切り。

 

 このミゾの部分が回転軸になる訳です。

 上記部品をドア前端に接着したところがこんな感じ。

 

 前方に伸びる部分に刺さっているプラ棒の塊がボディのフロントフェンダー裏に接着される部分。何度もすり合せを行い、フェンダー裏にある程度馴染むように削って形を整えています。

 で、この状態のままボディに接着して固定位置を決めます。、キッチリ固定されて(接着剤が乾いて)から、真鍮線を引っこ抜けば、組んだりバラしたりも自在です。

 

 これで、ドアが開閉可能になりました。

 でも、ヒンジの位置が少し内側過ぎたため、上の写真の角度まで、ドアを開けるためにはフロントフェンダー側のドアとの干渉部分を少し削ってやる必要がありました。

 

 このままじゃ、流石に隙間があり過ぎてカッコ悪いので、後でドア前端部を延長して隙間を埋めておくことにします。

 で、反対側のドアも同様に加工して、両方とも可動式になったところで、今回の更新は以上でっす。

 

 とりあえず、一番やりたかったことの目処はついたけど、完成させるため乗り越えるべき壁は、まだ沢山ありそうな感じのキットだし、コレは当分楽しめそうな感じですね。

 

 あ、それから、日産のエンジンミュージアムにて先日開催された、「オートモデラーの集いin横浜」についても後日レポートしたいと思ってますので、こちらの方もお楽しみに!

 

ではまた次回!

 

  2012/02/19 (日)

 今更な感もあるけど・・・・

 前回更新から2週間経っちゃって、今更な感もありますが、先ずは2月4日に、日産エンジンミュージアムにて開催された、「オートモデラーの集いin横浜」の様子から御紹介。

 

 本イベントは展示会ではなく、モデラーが自分の作った作品を持ち寄って、模型談義で盛り上がろう!というイベントで、今回が初開催。日産社内のモデルカークラブが主催され、S.E.Mは協賛という形での参加です。

 大々的な告知はしなかったので、人が集まるか多少心配してたんですが、蓋を開けてみればご覧のとおりの大盛況。展示会などでは見られない、個人で活動されている方のスゴイ作品が多数集まりました。

 そんなスゴイ作品の中から先ず御紹介したいのがコレ。フル開閉のキューブです。

 

 開閉ヒンジの作り方も手馴れた感じでスゴイんですが開いたその中にあるエンジンなどの臓物の雰囲気が物凄く良かった。

 実車にあるものを全て再現する方向ではなく、適度に省略され、まるでキット部品として最初からあったかのような自然さがありました。

 

 このあたりはセンスに由るところが大きいので、真似するのは難しいですが、是非とも見習いたいところですね。

 こちらは上と同じ方が作ったビート。ボンネット裏の造形とかタマリマセンな。

 

 この車昔乗ってたんで、「あー、そうそう。」とか思い出しながら、じっくり鑑賞させて頂きました。

 

 ホンモノがまた欲しくなっちゃった。  

 こちらはアオシマの新作、NSR。

 

 非常に美しく仕上げられた作品ですが、その美しさ以上に魅せられた部分がー・・・

 コチラ。

 

 タンデムシートやフューエルリッドの色味のリアルなこと!。ベルトあたりの黒ずんだ感じとか、物凄い説得力がありました。

 

 綺麗であって、なおかつリアル。

 私はついつい「綺麗」の方を選んでしまい、リアルを捨ててしまうところがありますが、この作品は見事両立してました。

 ランティスにユーノス500にアクセラ。

 

 しれっと綺麗に出来上がってて、見過ごしそうになりますが、全てフルスクラッチです!!

 

 面の綺麗さとか、左右の対称度とか、あまりに正確過ぎて、CADで設計されたプラキットみたいでした。

 

私も愛車のボンゴ号フルスクラッチとかに挑戦してみようかな?(←多分無理!)

 コチラはホビーショーでもお馴染み、muttiさんの作品群。いつ見ても美しい仕上がりで惚れ惚れしちゃいますね。

 

 muttiさんの他にも、遠くから駆けつけてくれた方が多数いらっしゃいました。

 

 と言った感じで、近くの方も遠くの方も、お馴染みさんも初めて会う方も、入り混じりつつの楽しいイベントでありました。

 来年の開催はまだ決まっていないようですが、開催する方向で検討していくとの事でしたので、開催決定を楽しみに待つとしましょう・・・・・。

と、あまりに簡単ではありますが、イベントレポートはこのあたりで切り上げてー・・・・

 で、こっからはいつもどおり。SimilRのフォーカス製作記。 前回ドア開閉の目処が立ったので、ウインドウ周りの仮組みを進めます。

 

 先ずはフロントウインドウ。ピッタリ合わさってますが、これはピッタリ合わさるように改修したから(笑)。

 クリアー部品はビニール系っぽい感触の柔らかいプラスチックで成形されていて、曲げたりしても白くならないのは良いんですが、そうやって積極的に曲げてボディに押し付けておかないと、ボディに馴染みません。

 そこで、Aピラーのフロントウインドウが入る側の縁に 1mm径のプラ棒をチョットだけウインドウ側にはみ出すように接着し(赤矢印)、ウインドウがボディにパチンと嵌るようにしました。

 

 接着したプラ棒はそのままではロールケージに干渉してしまうので、接着後、厚みが半分くらいになるよう削っています。

 お次はリアウインドウ。

 

 こっちは左下がチョコット浮くくらいで、この程度なら曲げクセを付けるだけで解消できそうな感じ。それよりも気になるのは両サイドのテールランプ。

 

 リフレクターもまっ平らだし、クリアーパーツにはレンズカット再現も何も無く、素っ気な〜いカンジ。

 そのまま色でも塗ってしまえば、結構それらしく見えるモンなのかもしれないけど、なんだか納得出来なかったので、実車の資料を参考に裏側からデザインナイフでケガいて、レンズカットを再現してみました。

 

 実車はもっと複雑な感じがするけど。これ以上は自分の力量ではチョット無理。

 まあ、何もしないよりは良くなった・・・・・と思いたい。

 リフレクター側もリューターで彫り込んで窪みを付けておきます。

 コレはもう全くの想像で作ってますので、間違いに気付いたとしても、ツッコミは無しでお願いしますね。

 

 因みにこの部分はプラの肉厚が薄いので、裏側にプラ板を貼って、厚みを増してから、削る必要があります。

 サイドウインドウは部品を切り出したままボディに合わせてみると、長さが全然足りなくて愕然としますが、これは合わせの悪さにも原因があるようで、ボディ側の赤線を引いた部分を少し削ってやると、左写真の状態くらいには改善されます。

 

 この程度ならボディ側をチョコットパテ埋めしてやれば問題なく行けそうな感じ。

 ウインドウ関連は以上なんですが、クリアパーツ絡みで、前回紹介したコイツもこの時点で処置しておくことにします。

 

 前回はボディパーツのみで紹介しましたが、ライトカバーも合わせてみると、何処が足りないのか、一目瞭然です。

 まあ、何かで埋める訳ですが、裏側から組むライトハウジングを先に組んでしまえば、パテを盛る台座は確保できそうなので、パテ埋めで行きます。 

 で、パテ埋めしたところがコチラ。

 

 因みに使ったパテは、瞬着を流し込んだ所にベビーパウダーを盛付けて固める瞬着パテもどきです。

 

 乾燥早いので、細かい造形は出来ませんが、盛ったり削ったりが即座に出来るし、後のヒケも殆ど無いので、大雑把な隙間埋め作業には重宝します。

 クリアーパーツ廻りががキッチリ組めそうな算段がついたら、サッサと先へ移りたいところですが、リアのナンバープレートを取付けるための窪みが、型の抜き方向の都合でやけに浅くなっているのが、どーにも気になります。

 

 かと言って、リュータで掘り込んだとしても、掘り込んだ部分を平らに仕上げるのは、かな〜り困難な気がしたので、凹ましたい部分を一旦切り抜いてしまいー・・・

 一段凹ました位置に再接着し、奥の面との段差部分をパテ埋めして奥の面と滑らかに繋がるようにします。

 

 加工前より大分雰囲気は良くなった気はしますが、実車写真をよく見たら、奥まった面は下に行くほど浅くなるのが正解のようです。

 私は何も考えずに奥へ引っ込めただけですが、再度くり抜くほどの根性は無いので、もうこのまんま行っちゃいます。

 他にもルーフのベンチレーターや、サイドミラーなどの合わせも確認したけど、コチラの方は特に問題ありませんでした。

 

 と言ったところで、前回更新の最後から、見た目的には殆ど進んでないように見えるけど、今回の更新はここまででっす。

 

 本当はこの先タイヤが付くまで仮組みした方が良いんでしょうが、そろそろ色塗りもやりたいので、お次はボディの下地処理の方に行こうかと思います。

 

 それでは、また次回!

 

 2012/03/17(土)

 下地処理が終わらねー!!

 さて、前回予告したとおり、今回は下地処理編なんですが、その前に気付いちゃったことがあるので、チョットだけ追加工。

 

 実車ではドア前のAピラー付け根部分に三角形のパネルがはめ込まれているようですので、スジ彫りを追加しておきます。(赤矢印)

 塗り分けだけで再現してしまうのも、勿論アリですが、こうしておいた方が後のマスキング作業もラクになりますし、何と言っても「ここは別の部品である」という説得力が違います!

 

また、サイドウインドウ下縁には0.5mm径のプラ棒を接着して、ゴムシールを再現しておきます。簡単ですがこういう部分の情報を増やしてあげると、密度感が違って見えるもんです。

 

 あとは定番ではありますが、ボンネット周囲のスジ彫りをケガキ針の先など(私は小さい千枚通しの先を砥いで使ってます)で彫って深くしておきます。

 

 写真のボンネット周囲はそんなに酷くはなかったんですが、リアゲート周囲などは非常に浅くて下地処理の過程で消えて無くなっちゃいそうな程でしたので、しっかりと彫っておきます。

 ここまで来たら、ようやくサフ吹きに掛かれます。

 

 なんか、随分と久々にサフを吹くような気がしたのだが、そういえば、前の2作は途中からのスタートだったからー・・・あれ?、もしかして半年ぶりくらいになるのかな?

 で、吹いてみると案の定、改修箇所やパテ埋めした箇所はまだガッタガタです。

 

 こういった部分は丁寧に整えたつもりでも、サフを吹いて確認すると、傷やら凹みやらを発見するので、何か改修を伴うような製作をする場合は、必ず吹くようにしています。

 他にもこんなとこやらー・・・

 こんなところも、とにかく傷だらけ。

 

 

 ・・・まあ、地道に整えていきましょうかね。

 あと、ドア開閉加工の影響なのかが、ドアを閉じた状態でも、ドアとボディがツライチになってくれなかったので、ボディ側に薄くパテを盛って整えます。

 

 平滑な面を1回のパテ盛りで出すのは難しいので、盛って削って、また盛ってー・・・を地道に繰り返して整えて生きます。

 という訳で、更新期間が開いてしまった割には内容が少ないですが、下地処理とは「書くまでの無いような、地味〜な作業が続くもの。」というご理解で、ひとつヨロシク。(←意味不明。)

 

 納得の行く下地を得るまではまだもう少し掛かりそうだけど、頑張るぞー!

 

 ではまた次回!!。

 

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