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喜多尾浩代/Hiroyo Kitao
11月18日、雨が降りそうな寒い夜だった。薄い黄色の衣装を着た喜多尾浩代は、上手から現れた。インスタレーションの中を歩くと枯れ葉がガサガサと音をたてた。その仕草は昆虫のようでもある。中央で映像に溶け込み、両手を広げ動いている。その動きは間接の一つ一つを動かしているようにも見える。一瞬だったが風が強く吹いた。白い光を放しインスタレーションが風になびいた。ピュシスが公演によって感じられることを確認した。インスタレーションが独立して存在し、その空間に身体が関与し新たな創造空間を感じさせる(Higuma)
そっと置かれた発光の、葦の葉そよぐ贈り物。
サクサクと私は抜き足、鷺の足。
木立に寄せる白雲に、体は囁き、沈黙する。
鎖骨に宿る、赤い毛虫は数を増やし、白く瞬時に砕け散る。
突然、とぼけた音色でゴトン ゴトン、闇に消える鉄塊の歩み。
乾燥した指はさまよい、さらに冷気を求め水源をめざす。
こんな勝手な思いをした 喜多尾浩代さんの
野外パフォーマンス 2006.11.18 "かわさき現代彫刻展"
ヒグマ春夫氏との コラボレーションでした。
沈黙の奥に清楚なメロディーを奏で、極限の向こうに
未踏の住処を発見する。勇気あるダンサーなのです。
草壁よう
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