テーブルワインに酔う

旅先の居酒屋でカジュアルにテーブルワインを楽しもう  世の中はワインブームとやらで騒がしい。聞くところによると“ソムリエ”の数は日本がフランスを抜いたそうである。しかし、日本のワインブームは高級ワイン偏重で、どこかヨソ行きの匂いがつきまとう。海外を旅するときまで、ワインを堅苦しく考えたら、とても楽しむといった余裕は持てないだろう。だからこそ、旅先では、地元客が日常にワインを楽しむ居酒屋でハウスワインやテーブルワインを味わうことをすすめたい。
 とは言っても、異国の旅人がすんなりと良い居酒屋を見つけ、雰囲気に溶け込んで楽しむのは容易なことではない。そこで、今回は、私流のワインの穴場発見法と少々図々しいエンジョイ法を紹介させていただこう。

 まずは、安くて料理酒ともに美味しく、地元客で賑わう居酒屋の見つけ方だ。若い頃に、ハイデルベルクの学生に「この街には、美味しいワインを地元客に安く飲ませる店と、不味いワインを観光客に高く飲ませる店の2種類しかない」と教わったが、この原則はすべての街で当てはまるような気がする。では、良い店はどうやって見つけるか。
 私のやり方は、ワインの品揃えの充実した小さな酒屋に行って、オーナーとおぼしき人に品揃えをほめながら、「ところで、この街で美味しいワインを地元の人と一緒に楽しめるところを教えてもらえませんか」と切り出すのだ。少々主観や偏見、やっかみも割り引いて聞かなければならないが、この手で後悔するような店を教えられたことは一度もない。酒屋の中には、一杯飲みのカウンターを設けているところもあるので、そこで試飲しながら、周囲の客に聞いてみるのもよいだろう。酒屋が見つからなければ、本屋でもよい。ワインの本を手に取りながら、「近くに気軽にワインを飲める店はありませんか」と聞けばよいのだ。本屋の主人は、たいてい物知りで、インテリが多いので英語の通じる確率も高い。もうひとつよく使う手は、ホテルや観光案内所のインフォメーション・スタッフに、「あなたが休みの日に家族や友人と行く居酒屋を教えてください」と尋ねる方法だ。
 人にものを尋ねるのが苦手という方は、ミシュランの赤本のような各国のレストラン・ガイドを立ち読みして、「ワインの品揃えよし」と記載された店で、「居心地がよく快適」とランクされたエコノミーな店を選んでみてもよいだろう。大都会ならTime Outのようなタウン誌や英字新聞の紹介記事などでも探せる。

 お目当ての店にたどりついたら、そこでワインを味わいつくす工夫も必要となる。私は、言葉の全く通じない居酒屋に入り、「よそ者がきたな」という冷ややかな視線を感じたら、ジェスチャーで透明な酒を小さなグラスで飲んでいる男と同じものを一杯くれと伝えることにしている。たいてい、強くて安い地酒が出てくるので、それを、視線を意識しながらも一気に飲み干してしまう。少々むせんで見せるのもご愛敬でよろしい。こうすると、周りの雰囲気が一気に和らぎ、「一杯おごるよ」とか「これをつまめ」、「どこから来た」などという声がかかり始め、アルコールの魔力もあって言葉の障害も吹き飛んでいってしまう。
 異国でのワイン選びも戸惑うことが多いだろう。そのようなときは、ハウスワインという単語を覚えておき、それを注文するのが無難だ。たいてい、地元の酒で安く、出される料理ともよく合う。せっかく来たのだから、ワンランク上のワインをという人は、周囲を観察して同じワインを飲んでいるテーブルがいくつかあったら、「あそこで美味しそうに飲んでいる人のワインを」と頼むのも手だ。
 グラス・ワインにするかハーフボトルにするか、それともフルボトルにするかと迷ったときのために、我が家の家訓をご紹介しておこう。「小さなボトルを頼んで後悔するよりも、大きなボトルを頼んで後悔しろ」というものだ。

 異国でワインを堪能しようとしても、宿が遠いと帰路を心配してどうしても控えめになってしまう。その悩みを一挙に解決する方法もある。ヨーロッパに多い街道沿いの料理とワイン自慢の宿であるオーベルジュと呼ばれるところに泊まったり、カリフォルニアやオーストラリアのワイン地帯によくある宿付きのワイナリーに泊まればよいのだ。都市にも、1階が居酒屋で2階以上がホテルという西部劇でおなじみのスタイルの宿も少なくない。ミシュランの赤本ならワインの品揃えのよいレストランとして紹介してありながら、「部屋有り」と記されたものを選べばよいだろう。

 旅先でワインを楽しむのにはインターネットが役立つことも付け加えておこう。Wine & Tourで複合検索してみると世界中の1000近い現地発ワインツアーや試飲コースが見つかった。ワイン&海外旅行といった日本語検索をすると夥しい数の「ワイン紀行文」や「ワイン愛好者のページ」が出てくる。
 ディスカウント食品店“ハナマサ”で1995年産キャンティ・リゼルヴァFerante(DOCG)というワインを見つけた。「スミレの香りがするワイン」と添え書きされているのに惹かれて半信半疑ながら買ってみたら、確かにスミレの香りが立ちのぼる美酒だった。早速、インターネットで検索すると同社のホームページhttp://www.hana-mail.com/index2.htmlで通信販売も行っていたのでひとケース注文しておいた。もちろん継続的に店に置かれている保証はないが、こういった安価で美味しいトスカーナ・ワインを探し出すのも「旅するように暮らす」楽しみのひとつだ。最新の「おすすめトスカーナ・ワイン」に興味のある方は筆者のホームページの「日記」を覗いていただきたい。



ワインに関するインターネット・ホームページ
□ワイン・サークルなど
  • サントリーのサイト
  • メルシャンのワインジャーナル
  • ワイン雑誌Wine Spectatorのホームページ
  • ワイン関連ホームページ
  • Enology Database
  • ワインの丘
  • テーブルワイン愛好家サイト
  • WinoNet
  • WINE ON THE WEB
  • Wine & Dine
  • marksquires E-Zine on Wine
  • Travel-Finder: Wine
  • ワイン検索エンジン
  • Maureen and Bernie's Wine Travel Guides
  • 「わいわい」とワインを楽しむページ
  • Virtual Tours
  • WORLD LIQUOR LINK
  • ヴァーチャルぶどう園へようこそ
  • YAHOO!JAPANのワイン
     
  • YAHOO!アメリカのワイン
  • チーズとワインの相性を検索できるチーズ・ミーツ・ワイン
  • ワインと料理の相性
  • World Menu
  • Anthony Hawakinsヴィンテージ・チャート
  • Parker's Vintage Chart
     

    □フランス・ワイン
  • 仏のワインショップNICOLAS
  • France In Your Glass
  • ボルドー・ワイン委員会日本語サイト
  • 仏ワイン・ファンのサイトclass30


    □イタリア・ワイン
  • Rotonda Club Italiana
  • トスカナ旅行記
  • Parker's Vintage Chart
  • イタリアワイン倶楽部
  • Castello di Bossi
  • Mocali
  • トスカーナのワイナリー巡りGrapeadventures社
  • ワイナリー巡りを主催するTuscany Sightseeing社
  • Siena On Line Agriturismo
  • Firenze On Line のワインのページ
  • Farm Holidays in Tuscany
  • Montepulciano
  • Montalcinoのワインについて
     
  • Montalcino観光局
  • Vernaccia di San Gimignano
  • レストラン・ガイドGambero Rosso
  • キャンティ地区のDOCに関するホームページ
  • Frescobaldi社のPomino


    □その他の国のワイン
  • House of Hungarian Wine
     
  • 趣味のドイツワイン
  • 「スペインワインに乾杯」
  • 「ヴィノテーク・オーストリア」


    □ワイン・ショップ
  • イズミ・トレーディング
  • モンテ物産
  • ハナマサ
  • 酒のやまいち

  • このホームページのホストは GeoCitiesです無料ホームページをどうぞ