ガンベラ


2013年2月現在


どんなところ?
エチオピア最西部に位置し、スーダンとの国境近くにあるガンベラ州の州都。


ガンベラへのアクセス
アディスアベバからのアクセス
[航路] エチオピア航空が週3便運航。所要約1時間、片道約60USドル。
ガンベラ空港からガンベラ市内へはミニバスで30分、片道50ブル。
[陸路] パブリックバスで所要2日。利用していないので料金等の詳細は不明。


ホテル
高級そうなホテルはない。
ガンベラ市内には安宿が結構あり、料金は1泊40ブル程度から。トイレ・シャワー共同、天井に送風ファンの着いている部屋もある。南京虫多し!!!


食事
ガンベラでも食堂で出てくるのはインジェラ。ガンベラならではと言える食事はあまり期待できない。
ガンベラ市内の魚料理店では大きなティラピアの丸揚げが食べられオススメ。


危険情報
ガンベラ州については、日本の外務省より下記の危険情報が出されている。
●国境附近(国境から20km程度までの範囲):「渡航の是非を検討してください。」 
●国境附近を除く:「十分注意してください。」(首都と同じレベル)
[参考リンク] 外務省 海外安全ホームページへ

放浪記 ~焼畑農業を求めて~
 1日目 - 暑っ! -

首都アディスアベバから約1時間のフライトで辿り着いたガンベラ、まずはその暑さに圧倒された。
おんぼろミニバスの車内では、乗客が額から汗を滴らせながら発車の時を待つ。
そして私もその中の一人であった。
焼畑に興味があったもののエチオピア中心部の高原地域では焼畑を見ることはできず、
「せっかくアフリカに来たのだから焼畑農業の一端を見ておきたい。」 と思いたち、
首都からガンベラまでの往復航空券を衝動的に購入してしまったのだ。

やがて客席が埋まったミニバスは未舗装の道を走り出す。車窓から見える乾ききったサバンナ疎林では、ヒヒの家族が食べ物を探していた。
やって来たガンベラ市内の街並みは、他のエチオピアの街とあまり変わらない印象だったが、歩いている人たちの様子が首都と違う。
歩いている人たちはもともと住んでいた民族(ヌエル、アニュア、他)と高地人(アムハラ、オロモ、他)が半々くらいといったところで、それぞれは見た目が全然違う。
ヌエルやアニュアの人はとにかく長身で、2m近くある男の人がゴロゴロ歩いている。メイン通り沿いに宿を決めてから軽く街を散策し、ガンベラ1日目は終了した。夕食時にはビールをがぶ飲みする。とにかく暑いのだ。


 2日目 - Itang村 -

2日目。Itang村をめざしてバスに乗り込んだ。
田舎に行けば焼畑を見ることができるかも知れないと期待して向かった。
ガンベラは土地が平坦なためか道がとても良い。まっすぐな道をバスはひた走り、1時間ほどで目的地に到着した。
ところが目的地に到着したものの、地図はなく歩くあてがない状態。 仕方がないのでとりあえず商店を冷やかしつつ村の中心に向かった。
売られている物に目新しい物は無い。またここはガンベラ市内とは異なり、高地人の姿が無い。
村の中心をうろうろしていると不意に声をかけられたが、周囲を3、4人の2m男子に囲まれ、少したじろいでしまった。
ここに来た目的を聞かれたり、こちらからも以前ガンベラに住んでいた日本人のことを尋ねてみたりと少し話を交わしたが、
とりあえず村役場に行った方がよいとのこと。 役場の位置が分からないので連れていってもらう。
到着した役場は掘っ立て小屋が2棟、部屋数約5。エチオピアの田舎ならこんなもんだろう。
役人との軽い世間話のあと、政府の許可証を持っているか質問を受けた。そんなものもちろん持っていない。
すると、
「許可証が無ければ、この地域を見学することはできない。写真も禁止。」
とあっさりそして無情にも行動禁止令が下される。ある程度予想はしていたものの、残念ながら撤退するしかなさそうだ。

ここガンベラは、エチオピアでもキナ臭い地域の一つ。反政府勢力によるとみられる外国人殺害やその報復としてのエチオピア軍による現地住民に対する集団レイプ。 インターネット情報なので真偽はよく分からないが、もともとエチオピアからの独立指向が強かったり、民族対立が激しい地域でもあり、住民が唐突に訪れた外国人に対してピリピリしているしているのは事実だ。

バス停に帰る途中、村の中心で見上げた大きな看板に目を奪われた。
初め看板の大きさもあり何が描かれているのか理解でなかったが、数歩後退してあらためて注視するとそこにはある種見慣れた男性シンボルが。。。
どうやら割礼についての看板らしく、左右にビフォアー・アフターのそれの絵が描かれていた。
ここの人たちには申し訳ないが、老若男女が行き交う場所にふさわしい看板とはとても思えない。。。
写真禁止令が出ていなければ、是が非でもシャッターを切りたいのだが無念。


 3日目 - バロ川 -

3日目。バロ川に沿って歩いてみる。
バロ川は隣国南スーダンでナイル川に合流する大河だ。
訪れた時期は乾季で川の水量も少ないが、雨季には舟で南スーダンまで行くこともできる国際河川らしい。
河原では多くの人が水浴びをしている。繰り返し書くようだが、ここの人たちは手足が長く長身、本当にスタイルが良い。
太っている人もいないが、栄養失調というわけでもなさそう。


子供たちが釣りをしていたので釣果を見せてもらった。えさはパンを練ったもの、コハダのような小魚が釣れていた。


今回ガンベラを訪れたメインテーマ、焼畑が見られないものかと農地をのぞいて歩く。
主にトウモロコシやソルガムを栽培している。またキャッサバやココヤム、オクラなど首都ではあまり見かけない作物も栽培されている。


すると急に茂みが開けて、目の前に灰に被われた畑が見えた。
常畑ではあるが、収穫後の植物残渣や雑草を盛大に燃やして次の雨季作に備えているようだ。
まだ煙がくすぶっている部分もある。とりあえず焼畑の片鱗は見ることができたと納得することにした。



 最終日 - 市場 -

最終日。空港に向かうミニバスの発車時刻まで、市場で時間を潰すことにした。
昨日見たオクラも売られている。サツマイモやサトイモも、首都のエチオピア人が食べているイメージがあまりない地域性のある食材だと思う。


子供が集まってきたので写真を撮らせてもらう。
その時、私の持っていたコロ(大麦の炒ったもの)をホームレス風の男がひったくろうとし、通りすがりのおじさんにモロにしばかれた。
ひったくり男の自業自得だがそれにしても強烈なビンタだった。


市場を歩いているとヒョウタンで作った見慣れない道具を手にした人たちがいた。
近寄ってみると辺りがタバコ臭い。ヒョウタンで作った水タバコを吸っていたのだ。
一応、自分たちで吸っているもの以外は売り物だと言う。お土産に1つ買おうか迷ったが、すぐに壊してしまいそうなのでやめておいた。



行動範囲が限られてしまい、消化不良気味になってしまったガンベラではあったが、当地の現状を考えれば、一旅行者としてそこそこ満足できる旅行だった。
でもいつか再訪したいというのも偽らざる気持ちである。






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