エチオピアの神話


それは、紀元前900年のことです。
その時代エチオピアには宗教がなく、1匹の大きな蛇を神様だと、誰もが信じていました。そして毎年一人の若い娘が、生贄として差し出さていたそうです。
ある日のこと、一人の兵隊が「もしも蛇を殺せたならば,俺を王様にしてくれ」と言い出しました。皆は神様が死ぬわけがないと思い、承諾しました。彼はみごとに蛇を討ちとめたのです。





みごと王様になった兵隊も、いつの日にか死んでしまい、娘のシバが変わって女王になりました。






ある時、イスラエルに住んでいるソロモン王が近隣諸国に貢物を要求しました。
それを差し出し届けた家来は、それはそれは頭が良い王様だったという報告を聞き、シバはお供とたくさんのお土産と共に、はるばる海をこえて会いに行きました。



ソロモン王は、一目見るなり美しいシバに惚れてしまい、結婚を申し込みました。しかし800人も奥さんがいる、プレーイボーイのソロモンに心を許すことができずに、側近を変わり差し出して断りました。




諦めきれないソロモンは、ある日の夕食時に「わかった僕は君に触れない、その代わり君も僕に指1本も触ってはいけない」と、香辛料たっぷりの料理を食べながら、誓い合いました。




その日の夜中、シバは喉の乾きに目を覚まして、水を探し求めてお城中捜し周りました。しかし水は見当たりません。喉の乾きは増す一方で、もう目の前が見えないほどです。やっと見つけて、夢中で手を指し延ばした時にはもうすでに遅し、そこはソロモンの部屋で、彼の体にぶつかってしまったのです。


「約束をやぶったなーへへへ」そこで二人は深い関係になってしまいました。
そしてなんと女王も、側近も、子供をやどしてしまったのです。

シバも側近もエチオピアに帰り男の子を出産、シバは子供にミニリックと名づけました。








年頃になったミニリックは「僕のパパはいったい誰なの?」とたびたび聞くようになりました。
シバはとうとう「イスラエルという遠い国にいる、王様のソロモンよ」と教えてしまいました。



ミニリックはパパに会いにお供をつれて旅立ちます。
さて、イスラエルに無事着き、お城にどうやって入ろうかと思案していると、門番がいとも簡単に門を開けてくれて、使いのものも親切に案内してくれました。

王様の部屋には入ってさあびっくり!そこにはまるで鏡でも見ているかのように、瓜二つの人が立っていました。そうなのです、門番や案内人はミニリックを、王様と間違えていたのです。王様は息子を可愛がり、3年間帝王学を学ばせました。


帰る時、ソロモンは多くの司祭を付き添いにさせます。が、その中の一人がアーク(モーゼが神様から授かった十戒が書かれている石板の入った箱)を盗んでしまったのです。

国に帰ってお土産を見たシバはもうビックリ!







今この国の、55〜60%の人々が信仰している、オーソドックスクリスチャンの元となり、そのアークは今でもアクスムの聖マリア教会にあり、この国の1番偉い司祭しか見られないのです。

この話にはいろいろな説がありますが、今回は政府系のお土産屋(ETC)の物語りにそってお伝えしました。











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