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『こんなマリみてはいやだ ベルセルク編』

江利子「こやつらにしてみれば、さしづめお前は暗闇に投げ込まれた松明。
 さぞや、いとおしく眩しげに映るだろう。
 これが、これがお前が歩まねばならぬ現実だ。
 普通の生徒では目にすることかなわぬ薔薇の館。
 お互い同じ生徒でありながら、触れ合うことのない二つの世界の狭間にお前は立たねばならぬ」
静「どうして……!?」
江利子「それがロザリオを受けた者の運命。お前の肉体も、その血の最後の一滴までも、すべてお姉さまに捧げられた供物なのだ」
静「運命……運命、運命、運命!
 うるせえってんだよオォ!!
 そのしたり顔で御託を並べるのは、私が生徒会役員選挙に落選してからにしてもらおうか黄薔薇のおばさんよ!!
 妹だ!? 供物だ!? 運命だ!? 小むずかしい理屈並べてんじゃねえぞ!!
 要するにこいつは戦だ!! いつもと何も変わっちゃいねえ!!
 戦ってのは、最後に立ってたもん勝ちなんだよ!!
 いいか!! てめえ今、ロザリオ叩き返してやるから。あの顔色の悪い連中に言っとけ!!
 私は殴られたら必ず殴り返す!!
 私を白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)にしなかったのが、貴様らの運のつきだってな!!
 貴様らも、あの腐れバケ物どもも、一人の残らず、私が引きずり降ろす!!
 これが、開戦ののろしだ!!」

江利子「その夢を踏みにじる者があれば、全身全霊を持って立ち向かう……。
 ふ……まさにあがく者よ」

静「山百合会の連中だな、あんた?」
祐巳「う〜〜〜、う〜〜〜」

ダァァンン

祐巳「!」
静「答えて」
祐巳「そ……そうですうぅ……」
静「よーし、それじゃ、あんたらのボスに言伝を頼まれてくれないかな?」
祐巳「な……なんでしょう……?」
静「黒薔薇さま(ロサ・カニーナ)が来た。それだけでいい」
祐巳「ロサ……カニーナ」
生徒A「! 後ろ!!」

バシ

由乃「え……?」

ズドンッ!!

生徒B「うわあああ」

ドカァァン ドサ

「それは、ロザリオと言うにはあまりに大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして、大雑把すぎた。
それは、正に鉄塊だった」

静「じゃ、頼んだぜ」