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『こんなマリみてはいやだ 燃えよペン編
“第1話 新聞部死闘熱涙編”』

「ここは東京にあるリリアン女学園。
 ここで、1人の学生が城をきずき、命がけで部活動にとり組んでいた!!
 今回は、その一部をつまんでご紹介させてもらうことによって、  君も新聞部の熱い血潮を感じて欲しい!!
 全てのリリアン生が、こうだと思ってもらいたい!」

「ここに、1人の女の子がいる。
 名前は山口真美。
 この部室に今日入ったばかりの新聞記者の卵である」
三奈子「真美さん」
真美「はあい」
三奈子「仕事だ……」

「新聞部部長(予定)築山三奈子!
 リリアンかわら版副編集長!
 どこにでもいる、ごくありふれた新聞部員に1人である」

三奈子「この写真のバックに集中線を入れてくれたまえ」
真美「はあい!
 まかしといてっ三奈子さま!!」

ザッザッザッ

真美「でっきましたーっ!!」
三奈子「おお、早いね!」
 ……!?
 放課後に後輩からロザリオを返されてしまう場面なんだが」
真美「感じでてないかなあ……」
三奈子「………………!」
 真美さん……君の今持っているもので、一番大切にしている物は……」
真美「ニルヴァーナのテレカでえす!」
三奈子「ちょっと借りていいかな……!」

パチパチパチ

ドガッドカドカ

真美「!!」
三奈子「それだよ!!
 今、キミの後ろに出た集中線だあっ!!
 そいつが、一番大事な物を失った物の背負う集中線だ!!
 その集中線がほしい!!」
真美「そ……それだけの為に! あたしの……あたしのテレカ……!!」
森林「よすんだ、真美ちゃんっ」
真美「でっでも……チーフの森林さん!」
森林「新聞の世界ってのはこういうもんなんだよ!」
真美「ひどいわひどいわ」
森林「いいかい……。
 昔、三奈子がまだ新人だった頃の話だ……」

三奈子「このバックはこうじゃない……。
 この集中線じゃ弱すぎるッ!!」
「先生は、キミと同じことで悩みまくっていた……。
 そして……。」
三奈子「これじゃあ熱い血潮が……激情が伝わってこないっ!!」
森林「三奈子!!」
三奈子「たのむ……やってくれ森林っ!」
森林「わかりました……」
 やらせていただきます三奈子!!」
 先生の大好きなおニャン子クラブの限定CDボックスいきますっ」
三奈子「……い、いけっ」

パグシャアッ ドグワシャッ

三奈子「!」
 ま、まだだっ、この効果線でもちがうっ!!」
森林「じゃあ、三奈子の大切なビデオデッキもいきますっ!!」

ばがしあん

三奈子「うわあっ!
 !!」
 ちがう……、これでも、まだ迫力が足りん……」
森林「先生だめだ、もう俺は、これ以上はっ」
三奈子「やれっ、やるんだ森林っ!
 熱い記事を書くためだっ!
 やれっ、やらんかあーっ」
森林「三奈子のγ50いきますっ!!」

ゴゴォオオウオ

三奈子「うわあああああーっ」
 !!!!」
森林「三奈子、それだっ。
 その効果だっ!
 すげえ迫力だっ
 三奈子!!」
三奈子「バカ野郎ーっ!!
 なにしやがるっこんちきしょーっ!!」

グワシャアッ

森林「──てなことがあってね……。
 このキズはその時のものさ……」
真美「効果線の修行は犠牲が付き物なのね……」

しくしくしく ぐすん

真美「……」

プルルルル……ッ

ちゃっ

三奈子「はいっ新聞部です……。
 はいできてます……!
 わかりました、今、行きます!!」

はー……っ

チャッ

三奈子「ちょいと行ってくるぜ」
部員A「行きますかっ三奈子さん!」
部員B「三奈子さん」
三奈子「はあ!!」

ぱあん!

パンパパンパパパン

三奈子「ウオオオリヤァァァ」
部員A・B「イヤアァァァ!」
三奈子「ばっか野郎ぅおおおっ!!
 私が法律だーーっっ、文句があったら行ってみやがれーーっ!!」

バアン

真美「どこへ行ったんですか、三奈子さまはっ!?」
森林「打ち合わせだ!」
真美「でっでも、まるで戦いにでも出るみたいに……」
森林「打ち合わせは戦だっ!!
 山百合会との、血で血を洗う合戦なんだよ!!」

リリアンひと口メモ

「薔薇さまに負けて書かれた新聞は、ほとんどが駄作になる!!
 打ち合わせに敗北し、落武者のようになった新聞記者が書くものが、おもしろいわけがない!!」

真美「新聞記者は、強くなくちゃいけないのね……」
森林「そうだ……とにかく薔薇さま(やつら)は頭が良く手ごわい……!」
三奈子「奴らを倒せるのは、熱いハート以外にはない!
 このアイテムが、新聞記者最後の武器だ。
 それを持たずに打ち合わせに行くのは、自殺行為!!」
真美・森林「うむ!!」
森林「さあ、私達は急いでこっちの仕事を仕上げるぞっ!」
真美「はい!」

ギギィ

真美「三奈子さま!
 どうでした?」

三奈子「……
   _、_
 ( ,_ノ` )    n
 ̄     \( E)
 フ /ヽヽ_//
……」

ウアアアァ

森林「いやったあ!!」
三奈子「喜んでいるヒマはない!
 すぐに仕事にとりかかるぞっ……。
 真美さんは、この資料を元に記事を一本書いてくれっ!」
真美「はいっ!
 (資料の写真にしては枚数が多いわね……?)
 ………………!!」

「新聞部の部室には、どこから入手したからわけのわからない資料がけっこうある」

真美「それにしても、さすが三奈子さまの記事は説得力が違うわぁ。
 どうやって書くのかしら、こーゆーの……。
 黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)ね、きっとこれは……。
 三奈子さま!!
 これ黄薔薇のつぼみが……」
三奈子「ふんっ、はあっ!!」
真美「こっ、これは!?」

「そこには新聞部の三奈子はいなかった!!
 ただ、黄薔薇のつぼみが一人!
 血を流しながら原稿に向かっていた」

真美「なりきってる!!」
三奈子「いま誰が呼んだかあい?
 私のこと……!」
真美「(ロ……黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)以外のなに者でもないわ!!)
 な……何でもありませんっ。
 紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)かしらこれは……まさか……。
 ああっ……!
 紅薔薇のつぼみが大刷りゲラの紙面内容を確かめている!!
 いやああああああああっ」