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天宮学美の徹底抗戦演説

 というわけで、諸君、私は学園を愛している。
 その愛する学園は、浅薄にもほどがある経営判断によって、経営統合という事態を免れざるを得ない状況と成り果てた。
 少子化の加速、思想の変遷、社会情勢の変化等、本校を取り巻く環境が悪化した事も加味されてしかるべきだが、懐古主義という我々の未来を阻む保守的な教育現場の自堕落な思想が産んだ自己崩壊である事を、合併校が現しているではないか。
 体制は、我々にその責任の一端を課そうとしている。
 己の怠惰な思想と所業を棚に上げ、既得権益を学校の存続という美辞麗句に徒し、我々を欺く事で学園祭中止にしようと企んでいる。
 我々の望むものは何だ?
 謝罪ではない。
 妥協ではない。
 学園祭。そう、学園祭だ!
 かつての偉い人はこう言いました。
 書を捨て、町に出よう。
 またある人は言いました。
 ホラホラ、これが僕の骨だ。
 そして、ある少年は激しい戦いの後こう言いました。
 僕には、まだ帰れる場所が有るんだ、と。
 我々の望むものは、美味しい食事でも、成金達が出す小銭商売の服でもない。
 学園祭なのだ。
 最高にキラキラワクワクする学園祭を渇望しているのだ!
 学園祭を! 21世紀最大の学園祭、大学園祭を!
 一秒前では想像も出来ない、創造性とイノベーションに富んだ大学園祭を!
 聖桜学園高校生徒全員の一大全学園祭共闘集団連合となり、あらゆる妨害、謀略に対峙しようではないか!
 我々生徒会は学園祭中止という、体制側の一方的かつ横暴な要求に対し、断固として、確固として、徹底的に対抗する事をここに宣言する!