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ビンラディン会談 要旨

聖職者
「あなたは我々に武器を与えた、希望を与えた。アラーに感謝します。だれもがあなたの行ったことをたたえています。アラーのお導きによるものです」
ビンラディン
「アラーに感謝します。そちら(サウジアラビア)では、モスクの立場はどうですか」
聖職者
「正直申し上げて、みんな肯定的です。アル・バーラニ師は日没のお祈りでよい説教をしました。ビデオテープに撮ってあるので、お持ちするはずだったのですが、残念ながらすぐに出発しなければならなかったものですから」
ビンラディン
「事件の日にですか」
聖職者
「ちょうど米国への攻撃の時です。すばらしい説教でした」
ビンラディン
「アラーに感謝します」
聖職者
「彼(バーラニ)は若者に言いました。『あなた方は殉教を求めており、どこに行ったらよいか迷っている』。アラーは彼らに行けと促しているのです」
ビンラディン
「アラーに感謝します」
聖職者
「彼の立場にはほんとうに励まされます。最初、1年半前に訪問したときに、『ビンラディン師はいかがですか』と尋ねられた。あなたによろしくお伝えするようにとのことでした」
ビンラディン
「アル(ラヤン)師はいかがですか」
聖職者
「お会いしませんでした。私の行動はほんとうに限られているものですから」
ビンラディン
「アラーの祝福がありますように。歓迎いたします」
聖職者
「(面会に来るまでの旅を説明して)こっそりと私を連れだしてくれたのですが、てっきり山間部の違う洞穴に行くのかな、と思ったら、清潔で居心地の良いゲストハウスで驚きました」
ビンラディン
「(音声不明)強い馬と弱い馬を見たら、人は強い馬を選ぶものです。目標は一つ。人々に主を尊敬してもらいたいと思う人は、ムハンマドの教義に従うだろう。彼に平和のあらんことを」
(ビンラディンはムハンマドの言行に関する伝承を集めた『ハディース』から次のように引用する)
「私はアラー以外に神がいなくなるまで戦えと命じられた」
「こう尋ねる者もいるだろう、なぜ我々と戦うのかと」
「唯一の神と、神の預言者であるムハンマドを信じると言う者の間には、ひとつの結びつきがある。信じない者には(音声不明)」
「真のフィクフ(イスラム法学)に従わない者。ムハンマドの、本当のフィクフに従わない者、彼らは言われていることをその額面通りに受け取っている」
ビンラディン
「作戦を行った若者たちは、通常のいかなるフィクフも受け入れなかった。彼らは預言者ムハンマドがもたらしたフィクフを受け入れた。彼らは、ニューヨークとワシントンで、彼らの行動を通じて語った。それは、これまで世界で語られたすべての言葉を凌ぐものだ。彼らの話はアラブ人だけでなく、アラブ人以外にも、中国人にさえ理解された。メディアの語ることを上回るものだ。オランダのイスラムセンターのひとつでは、作戦の後にイスラムに改宗した人間の数は、それ以前の11年間より多かった。イスラムのラジオで、米国で学校を持っている人がこんなことを言っていた。『イスラムを学びたいとイスラムの本を求めてくる人の需要に応じる時間がないほどだ』。この事件は、人々を(真のイスラムについて)考えさせ、そのことがイスラムにたいへんな恩恵をもたらしている」
聖職者
「アラーをたたえよ」
ビンラディン
「事件が起きたときに我々は(音声不明)にいた。我々はその前の木曜日に、事件がその日に起こるという通告を受けていた。その日の仕事をすませ、ラジオをつけた。ここの時間で午後5時30分だった。私は、アーマド・アブアル(カイール)博士と一緒だった。すぐに1機の飛行機が世界貿易センターにぶつかったというニュースが入った。ワシントンからのニュースの入る局に切り替えた。ニュース番組が続いたが、最後まで攻撃の話はなかった。ニュースの最後に、飛行機が1機、世界貿易センターにぶつかったと報じた」
聖職者
「アラーをたたえよ」
ビンラディン
「しばらくしてからもう1機が世界貿易センターにぶつかったとアナウンスがあった。ニュースを聞いた同志たちは大喜びした」
「アブダラ・アザム、アラーが彼の魂を祝福せんことを、彼は私に何も記録しないように言った。(音声不明)だから、私はそれは良い前兆だと思った。アラーが我々を祝福するだろう。(音声不明)アブ・アル・ハッサン・アル(マスリ)は、数日前にアルジャジーラ放送に出て、米国人にこう言った。『ほんとうの人間ならば、ここにやってきて、我々と向き合え』。(音声不明)彼は1年前に私に『夢の中で、米国人を相手にサッカーをしていた。我々のチームが競技場に現れると、みんなパイロットだった』と語った。彼は『これはサッカーの試合なのか、パイロットの試合なのか』と言った。彼(アブ・アル・ハッサン・アル)は、ラジオで聞くまで、作戦のことはなにも知らなかった。彼が言うには、試合は続き、我々のチームが相手を負かした。それはよい前兆だった」
聖職者
「テレビが大きな出来事を放映していた。それはエジプトの家族が、居間で喜びを爆発させていた。サッカーの試合で自分のチームが勝った喜びと同じだ。字幕には『オサマ・ビンラディンが米国への作戦を決行した』とあった」
ビンラディン
「彼は作戦のことを知らなかった。みんなが(音声不明)知っていたわけではない。エジプトのモハメド(アタ)がグループを統括していた」
聖職者
「ビルに飛行機が突っ込むとは、だれも想像が及ばなかった。すばらしい仕事だ。かれは我々の組織の中でも敬謙な男だ。彼は殉教者となった。アラーが彼の魂を祝福されんことを」
「(音声不明)そして、彼は言った。訓練を受けた連中は、他の連中を知らなかった。違うグループの人間はお互いを知らなかった」
(夢の話をして)
「我々はカンダハルにある同志の護衛のキャンプにいた。この同志は、グループの多数派に属していた。彼が近づいてきて、私にこう語った。夢の中で米国の高いビルが見えた。そして、村長が彼らに空手を教えていた。その時点で、私は心配になった。もしみんなが夢に見るようになったら、秘密がばれてしまうのではないか。だから、私は話題を取りやめた。私は彼に、もし夢を見てもだれにも語ってはならない。みんなが彼に腹を立てるだろうから」
(別の人が、2機の飛行機が大きなビルにぶつかる夢を語り始めた)
ビンラディン
「最初の飛行機がビルにぶつかったとき、大喜びした。そこで私は彼らに言った。まだ、待っていなさい」
「最初の飛行機と2番目の飛行機がタワーにぶつかったのは、20分の差があった。最初の飛行機とペンタゴン(国防総省)にぶつかった飛行機の時間差は1時間だ」
聖職者
「米国人はクーデターが起こったと思って縮み上がった」
ビンラディン
(詩を朗唱する)
「我は見る、彼ら(イスラム教徒)が鋭いやいばに立ち向かい、困難に直面し、団結するのを。暗やみが我らに襲いかかり、鋭い歯でかむとき、我は告げる。『我らの家に血の洪水が押し寄せ、暴君が思うがままにさまよう』。戦場からは剣の輝きと馬が消える。泣き叫ぶ声の向こうから、太鼓の響きとリズムが聞こえてくる。彼らは暴君のとりでを襲い、叫ぶ。『おまえが我らの土地を解き放つまで、我らは攻撃をやめない』と」