それは1編のドキュメンタリーからはじまりました
ドキュメンタリー「ヤカオランの春 あるアフガン家族の肖像」(2004)は、川崎けい子・中津義人両監督が、「9・11」以前から現地入りし、5年の歳月をかけて編み上げたものです。2004年11月、せんだい上映委員会によってこのドキュメンタリーが仙台で上映され、好評のうちに終了。その後も仙台の地で何かできないかと考えた結果、上映会にボランティア・スタッフとして参加したせんだい・みやぎの学生たちを主体として、ひとつのプロジェクトを始動させることにしました。
ポストカードプロジェクト
「ワタン=ヤカオラン・ポストカードプロジェクト」は、日本とアフガニスタンを結ぶ掛け橋です。パキスタンにあるアフガン難民のための孤児院「ワタン孤児院」(運営:RAWAアフガニスタン女性革命協会)の子どもたちが描いた絵に、せんだいに住む子どもたちが書いた詩をそえた3種類のカード。収益金は、購入くださったあなたの気持ちといっしょに海をこえ、現地の孤児院へと贈られます。うまくいけば、第二弾、第三弾へとつなげていけることでしょう。
ワタン? ヤカオラン?
プロジェクト名に使われている「ワタン」も「ヤカオラン」も、アフガニスタンの言葉のひとつであるダリ語です。「ワタン」は孤児院の名前であるとともに「祖国」を、「ヤカオラン」はドキュメンタリーの取材場所であるとともに「美しき大地」を意味します。「祖国」をいつくしみ、それが「美しき大地」たることを願うこと。そこからこの言葉を選びました。
学生たちの活動について
ポストカードプロジェクトのほか、学生たち独自の企画も進んでいきます。情報はこのサイトやメンバーもちまわりで進めているブログ(こちら)のほか、ご希望の方には直接お知らせいたします。右の問合せ先までメール等でご連絡ください。いっしょに活動してくださるメンバーや、連携できる団体、後援・協賛くださる方も随時募集しております。
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