莫越山神社
なこしやまじんじゃ 所在地 社名















   【延喜式神名帳】莫越山神社 安房国 朝夷郡鎮座

   【現社名】莫越山神社
   【住所】千葉県南房総市沓見 253
       北緯35度1分0秒,東経139度57分14秒
   【祭神】手置帆負命 彦狹知命
       (配祀)彦火火出見尊 鵜鵜草葺不合尊 豊玉姫命
       (合祀)天照皇大御神 誉田別尊

   【例祭】7月9日 例祭
   【社格】旧郷社
   【由緒】神武天皇元年創立
       治承年間源頼朝寄進
       明治6年8月郷社

   【関係氏族】
   【鎮座地】移転の記録はない

   【祭祀対象】
   【祭祀】
   【社殿】本殿神明造
       拝殿

   【境内社】若宮神社

古くから祭典に神代酒として、濁酒を醸造して神前に供える風習があった。現在は鶴谷八幡宮の放生会出祭の時だけ使用し、清酒になっている。


由緒

神社の創立は、社記によれば神武天皇元年、天富命(安房神社の御祭神は天太玉命、天富命ですが、天富命が忌部の祖神である天太玉命を現在の地に奉斎したのです。)が忌部の諸氏を率いて、安房の国に来臨し、東方の開拓をされたときに、随神として来られた、天小民命が祖神である忌部の神、手置帆負命、彦狭知命を当社莫越山におまつりして、祖先崇敬の範を示したとしるされております。
手置帆負命、彦狭知命の二柱は、皇国工匠の祖神で氏上天太玉命に従って其職を奉じ、宮殿家屋器具機械の類をつくりはじめた神です。その神業はうけつがれて今日に至り、上は宮殿から下は人家に至まで、その建築の功績は風雨寒暑をしのぎ、器具機械の効能は種々多彩につかわれ、我々人類に幸をもたらしております。この二神の御神徳によって、私どもは日々幸福な生活ができるといえましょう。従って、その業を職とする工匠は勿論のこと、一般に崇敬され、地鎮祭、起工祭、釿始、柱立祭、上棟祭、葺合祭の主神として奉斎し、小屋安大神、また家宅守護祖神として崇敬されて居ります。相殿に彦火々出見尊、豊玉姫命、鵜鵜草葺不合命を奉斎してあります。この諸神は日本敷物の祖神で畳業家の崇敬あつく、又安産育児の道を守り、海幸の御神徳、海猟海上安全の事も守られ、その道に於いて信仰されて居ります。
古来よりの崇敬
延喜の制に於ては式内小社に列せられ、大化の制に於ては国司の祭祀にあずかって居ります。治承年間に源頼朝の祈願の事があり、神田二十町を寄付されて居ります。里見氏の時代になり三石の寄進あり、徳川氏の時代に於ても三石の寄進がありました。代々領主の祈願所でありました。明治25年12月、小松大将宮彰仁親王殿下より社号額字の御真筆を賜わりました。現在拝殿正面の額字が奉掲されたものです。
講社の起源沿革
祖神講の起源年号はあきらかではありませんが、明和8年、本社の修築の際、その修築費を江戸講中により募集したとありますので、明和以前より存立していたと思われます。明治8年11月4日、祖神教会講社を浅草西鳥越町二番地に建設し、後にこの教会所は本社に移され、明治39年、本所大工職業組合に管理崇敬共に依頼されました。当時の組合長は白鳥豊次郎氏でありました。明治15年、本社の本殿、幣殿、拝殿を講員の寄付金をもって改築されて居ります。昭和になり東京横浜の各区の職工組合により、講社が結成され年々本社に参拝されて居りました。

全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年




莫越山神社

延喜式内小社。明治6年8月郷社列格(旧社格)
祭神 本殿 手置帆負命 小屋安の大神と称す
彦狹知命 工匠祖神、家宅守護の神
相殿 彦火々出見尊 敷物の祖神
豊玉姫命 安産育児の神
□草葺不合尊 海猟海上安全の神
例祭日 7月9日
由緒抜粋
 創立は神武天皇元年。天富命忌部の諸氏を率いて東方の開拓に安房の国に来臨し、東方の開拓をなされた時、随神として来られ工匠の職に奉仕した、天小民命、御道命が、忌部の神手置帆負命 彦狹知命を当社莫越山におまつりして祖先崇敬の範を示された。手置帆負命彦狹知命は工匠の祖神で氏上天太玉命に従って宮殿家屋機械器具の類をつくりはじめた神で、工匠の祖神であり家の守護神でもあります。参拝する事により工匠にかかわる人は勿論家屋に住む者すべて御神徳が授けられます。
相殿に彦火々出見尊・豊玉姫命・□草葺不合尊がまつられておりますが、日本敷物の祖神、安産育児の神、海猟海上安全の御神徳が授けられます。

社頭掲示板



お神酒醸造の神事 莫越山神社

南房総市沓見の莫越山神社(斎東進宮司)で13日、神社で醸造したお神酒ができ上がり、東京国税局や税務署の鑑定官らが立ち会い瓶に詰めた。
 神社に奉納されたヒカリ新世紀の玄米60キロと神社の地下水を原料に、今年は7月28日から仕込みに当たる?(げん)立ての神事を始め、米と麹(こうじ)を追加する掛(かけ)を8月4日に行った。約1カ月醸造した酒を9月12日の朝から1日以上かけて搾り出し、館山税務署、千葉東税務署、東京国税局の鑑定官らの到着を待って瓶詰めした。
 14日から館山市の鶴谷八幡宮で行われる祭礼「やわたんまち」に出祭するみこしの担ぎ手に振る舞うお神酒で、醸造は約1300年前から伝わる神事。かつてはどこの神社でも醸造していたが、明治19年の酒税法改正で禁じられた。神社でのお神酒造りは、伊勢神宮、出雲大社、岡崎八幡宮と同神社の全国でも4カ所のみで極めて珍しい。

千葉日報2013年09月14日



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