A.Iの行方

Artificial Intelligence A.I.(人工知能)

2017年6月27日

将棋の世界ではもはや敵無しのA.I.
将棋の手数は10の220乗以上とも言われる途方もない数値。
この途方もない数値を瞬時に分析、 過去の何百万通りの対局を学習機能で武装。
勝つ確率の高い手を順次、繰り出すだけ。
顔色も感情も無い。 決断力は人間の100倍以上の速度で、 疲れを知らず永遠とその速度は継続する。
人間など、勝てるはずが無い。

マーケットの世界でもいち早くA.I.が導入されている。
その能力は自動売買とかアルゴリズムトレードとうたい、 マーケットの主導的立場になりつつある。
例えるなら225先物市場でのその発注や変更、取り消しの速度は 1秒間に100回以上ととんでもないモノである。
どんなに反射神経の良い人間がトレードしたところで足元にも及ばない。
ハッキリ言って、発注数の板の数量が実際に目で追いきれない速度である。
人間がひとトレード終えて一喜一憂している間、間髪入れずに次の発注を 仕掛け続けて行く。休み時間も睡眠、食欲、怒りや興奮・・・何も無い。延々とエンドレスで続く。
そしてそのディーリング手法は鉄壁で誤発注など皆無。
我々人間が勝てる訳が無い。
ならばほとんど全ての人間が負けてしまうのか?実際は違う。
未だ未完全なシステムがあったりで、人間完敗の状態では無いようである。
仮にA.I.常勝ならばそれもまた良し。良いところを乗っかればいい。
それにマーケットの手法は無限大。車の自動運転やゲームの対戦とは違う。
全ての選択肢を網羅しなければならないA.I.。マーケットでは出来ない事がある。
それは、自分の売買が価格を動かすという事。買えば買うだけ価格は上がり続け、 それによって選択肢が枝分かれし続ける。延々とループするようなモノ。
ならば特定のところで撤退する訳なのだが、それを決めるのは何か? 今思うに、それを決める事は人間なのだと思っている。
それさえもA.I.が決断し、やって行けるとは思わない。
人間には感情がある。ミスもあるしイレギュラーの宝庫でもある。
たった今、気まぐれで大量の資金で買いを入れる人間が現れるかもしれない。
その買いは売り板を一掃して価格を飛ばす。損切りの逆指が新規買いの逆指値 注文を巻き込んで価格が育って行く。きっかけはたった一人の人間が買った事。
そんな事まで予測、対応してしまうなら、全ての人間が負けてしまう事になる。
また予想が出来なくとも、そんな突発的な価格の上昇が起こった後の対応が 完璧なのかも知れない。買いが入った日時や曜日。ロット数やどこのブローカー を経由したのか・・・。我々はとてつもない大きな買いに驚き、ビビり、一歩 引いてしまう。手が出ない状態がしばらくの間続いてしまう。A.I.はきっと、 ただ単に、自動的に場に入り、価格を追うなり向かうなり行動を取る事だろう。
50%を超える勝率は絶対的大数の法則により、その試行回数が大きくなればなる程、 理論値へと向かって行く。絶対的な勝利へと・・・。

人工知能 A.I. による自動売買。
20年余り積上げた経験はあるが、少し疲れた自分。
歳もとったしアルコールで半分死んでいる知能。
出会ったA.I.は眩しい程に欠点は無い。
受け入れて学んで、共に歩いて行く・・・いや変わって行かなければならない と思う。戦うつもりは無い。

生きるとは?

変わる事。


2017年7月 6日

ジャンケンの確率

ジャンケンで実際に起こる手の確率は三分の一では無い。統計の取り方(年齢や性別等々)のもよるが、概ね下記の通りとなる。

 グー 35.0%  パー 33.3%  チョキ 31.7%

となっている。握っている手の平から一番出し易いのはグーであり握り拳は強そうな予感。次にくるパーも同様に出し易い。ただ単に 手を開けばよいだけの事。反面チョキは少し事情が違ってくる。ほんの小さい確率だが出し難い動作である。
各人、偏ったクセが無いと想定し勝負を続ける。何千回、何万回と試行回数が増えて行くと上の確率に限り無く近付いて来る。これが  ”大数の法則” である。ひと時の連勝や大敗、ツキや不運の連続も数を打てば数字はまとまるという事。一時の感情に流されず、 絶対的確率には勝てない事を理解する事が大切である。人間はこれが難しい。信じられない程、難しい事。信じられないような 確率で敗者に追い込んで行く競馬や競艇の公営ギャンブル。パチンコやスロット、カジノはまだましだが宝くじなどもっての外。勝率や 換金率が50%を切るようなゲームを続けて、勝ち切る可能性はほぼゼロである。唯一大勝ち勝ち逃げという戦法もあるが、人生に 於いて勝ち逃げは即リタイヤを意味する。
 一般の職場でも同じような事。上司や組織は何だかんだ理由や脅し、暗示をかけて「チョキを出しずらく導く」。奴らは勝つ確率が 上がったところでパーを出し続ける。搾取される側に居る弱い者は、負け続ける。時にはチョキを出す頻度を制限させられる職場さえ 実在している。マーケットも同様の事。手数料やスプレッド、取引環境や端末の性能。精神的な状態や邪魔をする存在の有無。全 て出揃って50%を超えなければこの道で食べて行く事は出来ない。そんな決定的な事実を完全に理解した瞬間、人間はどうなる のか?自分の場合、急に気分が悪くなり生きて行く夢や希望が断たれた瞬間だった・・・。