●業務副部長・金澤繁彦も認めた不法行為

     (甲5「金澤繁彦証人尋問調書」より抜粋。)

弁護士 : 柳川博昭
金澤 : 永和信用金庫業務副部長
被告人 : 吉川真二

      (前略) 谷口弁護士と村上博志との和解について
弁護士: 裁判以降に二つの新しい事実が判明したと。

金  澤: はい。
弁護士: 谷口弁護士と村上と金庫の結託ということに関しては、和解ができたという
      ことも材料にしてたんですかね。

金  澤: まあ、何回となしにその言葉は私は聞いております。
弁護士: 谷口弁護士と村上から、各和解金三百万ずつもらったと。
金  澤: はい。
弁護士: もらったいうことは、つまり、そういう和解ができたということは、こういうこと
      だという意味も説明しておられましたか。

金  澤: そういうふうに取っておられます。常識で考えて、弁護士が依頼人に金払う
      ことなんてあるんかと。ですから、何か寒いことがないとそういうことがないで
      あろうと。寒いと言うか何か悪いことですね。弁護士のほうがしてないと、こんな
      ことはないであろうと。

弁護士: 心にやましいということですか。
金  澤: そうですね、やましいことをしていないと、そういうことはないであろうと。だから、
      これが動かぬ証拠であるというふうにおっしゃってました。

弁護士: 結局、被告人の主張を認めた形になると。
金  澤: ということですかね。ただ私も、和解するのに弁護士のほうがお金払いはると
      いうのは、いまだに分からんのですけどね、なんでか。

弁護士: なんで。
金  澤: なぜ弁護士のほうがお金を払いはったか、ちょっといまだに納得せんとこなん
      ですけどね、私自身は。

弁護士: あなた自身は納得しなくていいんですけれども被告人は、弁護士がお金を
      払ったということは、金庫との結託を認めて、やましいことがあったと認めている
      証拠であるというふうに説明してましたな。

金  澤: そうです。
      (中略)  証拠書類の改竄について
弁護士: 金庫にもミスはあったと。

金  澤: あったと
弁護士: そういうことが、裁判の記録とかにも書いてある。

金  澤: 書いてあると。代筆したとか、その他全部書いてますよね。それは裁判に対し
      てどうこうすべきものではないからということで、一応。何も、全然うちがないと
      いうことは一切書いてないんです。うちのミスも一部認めざるを得んところも
      書いてあるわけです。それも含めた上での判決であるというのは、私は吉川
      さんにも申し上げました。吉川さんの主張は、今弁護士さんがおっしゃったとお
      り、社会的正義うんぬんということを終始おっしゃってます。

      (中略) 代筆と欠けた印影について
弁護士: 事務処理のミス、それは、今あなたも言われましたけれども、代筆があったと。
      それはどういうことですか。もうちょっと具体的に言うと、だれがどういう書類を
      代筆したんですか。

金  澤: 私はちょっと記憶しておりません。いちいち、一枚一枚、これがどうやこれが
      どうやというてご説明受けまして、その当時、その筆跡が違うとか、その事実を
      突きつけられましたら、私としたら、それはおかしいですなと、そんなことありま
      せんなというふうな答えをしましたけど。ただ、私としたら、全然、だれの字とか、
      それは一切分かりませんから。ただ、事実として、字が違うとかいうのを見てみ
      とおっしゃったら、違うということはもちろん申し上げましたよ。
弁護士: 書類上見せられる筆跡が、確かに違うと。
金  澤: はい、違う。要するに、字の、真二の字が違うとか、そんなんも現在ありますから。
弁護士: 字が間違ってる。
金  澤: 間違ってると。
弁護士: 先ほど、印鑑の話を検事さんからも聞かれましたが、古いほうの書類に、一部
      明らかに欠けた印影がある。
金  澤: そうです。
弁護士: 新しいほうの書類は、完全に。
金  澤: まともなんであると。
弁護士: まとまった判こがある。
金  澤: (うなずく)
弁護士: これ、時間的に考えたら、確かに逆ですから、おかしい。
金  澤: だから、私は非常に、何も全部知りませんから、ただ物理的なことを理詰めで
      言われるから、そうですなと言わざるを得ないわけです。あり得ない話が起こって
      おるわけです、現実に。ですから、こういうこともあったん違います。そうですなと、
      事実突きつけられてますから、そういうふうに申し上げました。
弁護士: それ、事実を突きつけられて、あなたのほうとしてきちんと何か説明されてるん
      でしょう。推測というか。
金  澤: 推測いうんか、そうしか考えられんの違いますかいうことは言いましたけど。
弁護士: それ、どういうふうにおっしゃったか、覚えておられますか。
金  澤: 代筆に関してですか。
弁護士: 両方です。代筆と、今の印影に関して。
金  澤: 結局、伝票が入りくりということは、判を押して、そのとき、冗談ですよ、あの時は
      親しかったから言うたんですけども、社長みたいな、結局、がみがみと言いはった
      ら、具体的にいうたらそういうふうな言い方したと思います、がみがみとおっしゃる
      んやったら、すぐ来られてすぐ出せとおっしゃることがあったん違いますかと。その
      当時ですよ、二五年前に。ですから、私、それを突きつけられたから、ひょっとした
      ら判を押さしてもらったこともあるん違いますかというふうには答えました。
 
弁護士: ちょっとよく分かりにくいですけども、がみがみと社長みたいにおっしゃられたら、
      慌てて書類を作ったんか、出すんか。それをもうちょっと詳しく言うてもらえます
      か。
金  澤: ですから、そんなケース、がみがみおっしゃられたら、私ところのほうとしても、
      早くお金を出さないかんので、ひょっとしたらですよ、判を押した書類を持って
      やったかもしれませんねということなんです。先に押したものをうちが持ってて
      ですよ。それを使って出すということもしたかも分かりませんねということは申し
      上げたと思います。

弁護士: 先日付の書類を前もって作っていた。
金  澤: はっきり言うたら、出金伝票の判でも押しといて持ってた可能性はあるなという
      ことは言いました。
弁護士: それは、被告人の印鑑を、ある特定の場合にこの書類にだけ押すという趣旨で
      判こを預けるとしますね。そのときに、担当の方が、当面の必要書類だけと違って、
      他の書類にも押したということがあると。
金  澤: あるかどうか知りませんよ。推測できるということ。そうでないとそういうことが起こ
      らないんと違うかないうことで申し上げたんですよ。前後して、その判が。
弁護士: あなたの、飽くまで推測で言ったんですね。。
金  澤: はい、あくまでも推測です。
弁護士: そういうこともあり得ると。
金  澤: あり得るということですね。
弁護士: そういう事務処理というのは、実際上もあるんですか。
金  澤: いや、今はもう、非常にあれです。当時、しかし、現物、特に吉川さんの説明によれば、
      かなりずさんであったことも、私は認めざるを得ないと思います。当時の事務処理
      は。
弁護士: 事務処理がずさんであったということは。
金  澤: 
吉川さんの書類上から、ご説明上で見るならばですね。
弁護士: ずさんであったということは認める。
金  澤: 
認めざるを得んと思います。
弁護士: 被告人としたら、あなたが印鑑の処理なりに書類の上で不備とか杜撰とおっしゃる
      のは、違法な事務処理をしたんだということを認めてたんだと、そういうふうに認識
      してるんですけれども。あなたとしたら、そういう趣旨ではないということ。
金  澤: 
はい。まあ、事実とすれば、違法というのは、言葉、はっきり言いまして、ルール違反
      ですね。それを違法とおっしゃるならば、今から言うたらルール違反ですね、完全に。
      それは、現実に認めざるを得んし。それが事実かどうか知りませんよ。ただ、書類上
      見る限りですよ、今言うてる。

      (後略)

●金澤自身が言うように、谷口弁護士と村上博志が和解金を支払ったことは普通では理解できない
  ことだろう。
   谷口弁護士を手伝っていた村上が私の知らないうちに金庫を調べ、杉山の詐欺横領、それに加担
  した金庫職員の私文書偽造を知り、谷支店長を脅迫したので、谷口弁護士も含めて裏取引をし、報酬
  を得たことは容易に推測できる。だからこそ、私にそれぞれが300万円の和解金を支払ったといえる。
●金澤は筆跡の間違いも判この印影の疑惑についても認めているが、「社長みたいにがみがみ言われ
  たら、当時の職員も早くお金をださないかんので…」と言っていたが、私が知らないうちに出金された
  出金伝票の件なので、見当違いもはなはだしい。
   最後の言葉で分かるように、永和信用金庫職員のルール違反=違法行為をしておきながら、未だに
  謝罪も、社会的道義的責任を果たさないのは、正義に著しく反する行為だ。