江戸時代の道はそれぞれ江戸日本橋を起点にして、東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道の五街道が主要な街道とされ、五街道から派生する道、或いはそれ以外の主な道は脇往還と呼ばれた。例えて言えば、木の幹が五街道で枝が脇往還という具合だ。木の枝が枝分かれするように脇往還も数え切れないほどの道が存在する。ただし、田圃の中の畦道や地元の者だけが知っている裏道や抜け道などは脇往還とは呼ばない(笑)
従って五街道に加えて脇往還まで歩くとなるとキリがないのだが、たまたま2006年の8月に体調を崩して病院に担ぎ込まれたら、なんと糖尿病という診断が出たうえに、以前にやった十二指腸の潰瘍痕のそばに胃潰瘍が見つかり、胃の2/3を切除するというハメに陥った。普通なら街道ウォーキングの間隔が少しくらい開いたところで、歩き出せばそれがそのままトレーニングだとばかりひたすら本番コースを歩き続けていたのだが、さすがに胃の手術後で8ヶ月近いブランクとなると体力的に不安が残るというわけで、慣らし運転を兼ねてどこか歩いてみようということになったわけだ。かといってただ家の近所を歩き回っても全然面白くない。どうせ歩くなら多少なりとも歴史や街道風情を感じられる道を、ということで目をつけたのが脇往還なのである。
脇往還といえども街道には違いないわけで、五街道とは違った魅力を見つけられればそれに越したことはないのだが、トレーニング代わりであるからして原則的には、その日の出発点・到着点まで公共交通機関を利用してそれぞれ1時間程度で到着できること、万が一途中で切り上げることになっても公共交通機関の路線が比較的近くを通っていることなどを条件とすると、数多い脇往還といえども千葉県船橋市に住んでいる者にとっては数は限られてくる。現在途中で中断している東海道に復帰するまで果たしていくつ脇往還を歩けるかな・・・などと能書きタレてるヒマがあったらまずは歩け歩け(笑)
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