ことわざ魚


<アカエイ>
・ 赤鱆は逃げても、とげを残していく
       (ポリネシア・ミクロネシア)

<アサリ>
・ 浅蜊蛤が糊売りをする

<イワシ>
・ 鰯網で鯨を捕る 
・ 鰯で精進落ち
・ 鰯煮た鍋
・ 鰯の頭も信心から
・ 鰯のたとえに鯨
・ 鰯の頭をせんより鯛の尾につけ
・ 女とイワシは小さいほど珍重される
              (ポルトガル)

<ウナギ>
・ 火事の話に逃げ鰻
・ 山の芋が鰻となる
・ 蕪は鶉となり山芋は鰻となる
・ 山の芋鰻とならず
・ 岩の下にうなぎがいる(フランス)
・ 長い鰻に長い鍋(カンボジア)

<エビ>
・ 海老食うたる報い
・ 海老で鯛を釣る
・ エビは背中が曲がっていることを知らない
                   (マレーシア)

<カエル(カワズ)>
・ 井の中の蛙大海を知らず
・ 蛙の子は蛙
・ 蛙の面に水
・ 蛇に見込まれた蛙のよう
・ 蛇の穴へ蛙を投げ込む
・ 竜と心得た蛙子
・ 蛇も老ゆれば、蛙が背に乗る
      (イラン・アフガニスタン)
・ 魚のいない池では、カエルは大将だ
 果物のない所では、テンサイは果物の
 王である(イラン・アフガニスタン)
・ 蛙の好きな人は魚が嫌い(アフリカ)
・ 蛙が風邪をひく(インド)
・ 井戸の蛙は海の大きいことを知らない
 海の亀は井戸の小さいことを知らない
                    (中国)

<カツオ>
・ 猫に鰹の番
・ 猫に鰹節
・ 帯で鰹を食う
・ 鰹は刺し身、刺し身は鰹

<カッパ>
・ 陸へあがった河童
・ 河童に水練
・ 河童の川流れ
・ 河童の寒稽古
・ 河童も一度は川流れ

<カメ>
・ 亀の年を鶴が羨む
・ 亀の甲より年の功
・ 雁が飛べば石亀も地団駄
・ 鶴は千年、亀は万年
・ 軽蔑は亀の甲羅も突き通す(イギリス)
・ 大亀は、己の卵に土かぶす(タイ)
・ 亀が千の卵を生んでも人はそれを知る
 ことさえないが、鶏は一個の卵を生むと、
 国中の人がそれを知る(マレーシア)
・ 亀が木に登りたがる(マレーシア)

<カニ>
・ 慌てる蟹は穴へ這入れぬ
・ 蟹の横ばい
・ 蟹は甲に似せて穴を掘る
・ カニがカニの子に言った。
 「なんて歩き方をするの」(イタリア)
・ 蟹を捕らえて血をしぼりとる(タイ)

<クジラ>
・ 一匹の鯨に七浦賑わう
・ 鯨も魚、白魚も魚
・ 丸一本、伽羅と鯨は買いにくい

<コイ>
・ 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
・ 及ばぬ鯉の滝登り
・ 鯉が踊れば泥鰌も踊る
・ 鯉の滝登り
・ 鯉の一跳ね
・ 爼の鯉

<ゴマメ>
・ ごまめでも尾頭つき
・ ごまめの歯軋り
・ ごまめの魚交じり

<ザコ>
・ 雑魚も魚鰭
・ 網に掛かるは雑魚ばかり
・ 雑魚の魚交じり
・ 雑魚で鯛釣る


<サカナ(ウオ)>
・ 猿が魚釣る
・ 籠の中の鳥、網代の魚
・ 網、呑舟の魚を漏らす
・ 魚心あれば水心
・ 魚の水を得たるよう
・ 魚木に登るが如し
・ 木に縁って魚を求む
・ 高い舟借りて安い小魚釣る
・ 天を指して魚を射る
・ 湖上に魚を鬻がず
・ 呑舟の魚、枝流に遊がず
・ 釜中、魚を生ず
・ 水清ければ魚住まず
・ 水広ければ魚大なり
・ 四句節の魚のようにやってくる(フランス)
・ 魚と客は三日で臭気(イギリス)
・ 魚は口で死んでいく(ポルトガル)
・ 魚は三度泳ぎたがる
 水の中と、油の中と、酒の中で(ドイツ)
・ 魚は銀の釣針に一番よくかかる(北欧)
・ 魚は池の底を知り、神は海の底を知る
                     (北欧)
・ サカナは陸では泳げない(北欧)
・ サカナを食べるには気をつけて(アフリカ)
・ 魚とりは、おぼれて死ぬ(アフリカ)
・ 魚がほしけりゃ魚市場へ行け(マルタ)
・ 新米と、脂ののった獲れたての魚(タイ)
・ 焼き魚、猫にまかせる見張り番(タイ)
・ 小魚は大魚の餌食になるさだめ(タイ)
・ 水至らば、魚が蟻くい、
 水ひけば、蟻が魚くう(タイ)
・ 一篭の魚は、一尾腐れば全てが腐る
                 (カンボジア)
・ 魚は海の七番目の深さに住んでいた
 としても、いずれは網に引っかかって
 しまう(マレーシア)
・ 餌は無くなり、魚は釣れない(マレーシア)
・ 池をさらって魚を求める(シンガポール)
・ 魚も食い馴れた奴がよく食う(朝鮮)

<サバ>
・ 鯖の生き腐れ
・ 盆過ぎて鯖商い

<サンマ>
・ 秋刀魚がでると按摩が引っ込む

<シイラ>
・ ヒバリがわたればシイラもわたる(マルタ)

<タイ>
・ 内の鯛より隣の鰯
・ 鯛の尾より鰯の頭
・ 腐っても鯛
・ 鯛なくば狗母魚
・ 鯛も一人はうまからず
・ 鯛も鮃も食うた者が知る

<ドジョウ>
・ 泥鰌の地団駄
・ いつも柳の下に泥鰌はおらぬ
・ 澄んだ井戸も一匹のどじょうで濁る(朝鮮)

<ナマコ>
・ なまこを信じるな(ポリネシア・ミクロネシア)

<ニシン>
・ ニシンは、朝─金、昼─銀、夕─銅
                  (マルタ)

<ハマグリ>
・ 畑に蛤
・ 蛤よく気を吐いて楼台をなす

<フグ>
・ 炬燵で河豚汁
・ 河豚食う無分別、河豚食わぬ無分別
・ 河豚と間男は食い初むと堪忍ならぬもの
・ 河豚にも当たれば鯛にも当たる
・ 河豚は悪女で蛸の味
・ 河豚は食いたし命は惜しし
・ フグのような膨らんだお腹でも、中は空っぽ
                  (マレーシア)

<マキガイ>
・ 巻き貝に近づいていく石があるだろうか
                (フィリピン)

<ヤドカリ>
・ やどかりが岩登りすると、殻が傷つく
        (ポリネシア・ミクロネシア)

<ワニ>
・ ワニをわらうまえに、まず川をわたれ
                  (アフリカ)
・ 水中に住みながら鰐を敵とする(インド)
・ 鰐を相手に泳ぎの手ほどき(タイ)
・ 虎から逃れて、鰐に遭う(タイ)
・ 川に入れば鰐が、陸に上がれば
 虎が待ち伏せ(カンボジア)
・ 沼を忘れた鰐(カンボジア)
・ 水面が静かだからといって、ワニが
 いないとは思うな(マレーシア)



参考資料
丹野顯『ことわざ便利辞典』日本実業出版社
『世界の故事・名言・ことわざ』自由国民社


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