ついに来た!?おしるし

9月24日(金) 今日は一日ずっとお腹が痛かった・・・が、ただ今予定日超過6日目の私はもうだまされない。今日までちょっとしたお腹の痛みに何度だまされ続けた事か。ここ2〜3日便秘ぎみだったから、たぶんその痛みだ。これで病院に行ったら恥ずかしい思いをするだけにきまってる。うーん、でもなんだかシクシクいたむなあ。

そんな一日を過ごして夜。ダンナ帰宅直後、なんか便秘気味でお腹痛いのよねー、などといいつつトイレに入ると・・・・どわっ。これは。やっときたか、噂のおしるし!ダンナが帰ってくるのを見計らったようなあっぱれなタイミング。ちゅうことは、このお腹の痛みは陣痛!?しばらくすると定期的に痛みがやってくるようになった。うわーこりゃマジで陣痛だよ。ホントに来るんだなあ。と当たり前の事に感心。

10分おきの陣痛になって(痛み的にはまだまだ余裕。ピークを10として1くらい)まだ自宅待機だろうなーと思いつつ病院に電話すると、意外にもすぐ来てくださいとの返事。いやー、ついにですか。うーん。準備を整えつつも、今度この家に帰るときは1人増えてるんだなあと思うとなかなかに感慨深い。なんだか遠足前のようなソワソワ、ワクワク入り混じった気持ち。この家を一歩出たらもう、あとは非日常の世界に突入だ。名残惜しくもあるけれど、意を決し、ダンナと
「では参りますか!」
と家を出る。外は冷たくて澄んだ真夜中の空気。ソラには一面にもう冬の星座が見えていた。すばるにぎょしゃ座にふたご座に・・・。こえびを産んだ夜は星がキレイだったのよーって後から話してきかせるのかなあ。



友人からいただいたプレゼント。赤子用品ってカワイイなあ。
羊の湯たんぽの中身はさくらんぼの種。じんわりあったまりそう。

私の子宮口は貝の口

9月25日(土) 次の日の朝を迎えたのは病院のベッド。夜中に到着して一通りの検査を受けた後、個室に通されてだんだんと強まる陣痛に耐えながら一晩を過ごしたのだ(さすがに眠れはしなかった)。ちなみにこの間、浣腸に剃毛といった辱しめ(とはいえ、こんなもんこの時点では屁でもない)にもあった事を告白いたしましょう・・・。

しかし最近の個人産院って豪華ですなー。この個室だってちょっとしたホテルっぽい。いつも旅先で泊まってるゲストハウスよりよっぽどいいぞ。これだと一泊朝食つきで30ドルはするよねー、等と夫と話しながら陣痛の合間に出された朝食をたいらげるくらいの余裕はまだこの時はあったのだった。


朝食のホットケーキ。
まだ写真を撮ってる余裕がある。

ほどなく先生の診察を受ける。しかし、臨月に入っても全く開く気配のなかった我が子宮口、陣痛が順調についているこの期に及んでも、まだしーっかりと閉じているというではないか。何と言うかたくなな子宮口であろう。
「バルーン入れて子宮口あけましょう」
と先生に言われ、ふんふん、風船みたいなもので子宮口をこじあけるのね〜とお気楽に考えていたら・・・。ちょと!痛い!痛いじゃんよぅ!痛いなら最初に予告してくれよう!心の準備ってもんが!思わず身をよじり、
「うみゅ〜・・・」
と謎のうめきと共に脂汗が出てくる。バルーン、
悶絶指数5。

体内に風船を入れてふくらませる・・・などと言うトムとジェリーちっくな絵面が浮かぶ処置をされ、ひたすら貝の口(我が子宮口)が開くのをじっと待つ。その間も陣痛はきっちりやって来る。子宮口開かないのに陣痛だけあるなんて、なんという痛み損。お産の進行が目に見えない分、痛みをこらえるのも中々に辛い。頼みの夫もこの時はなぜか別の部屋に待機していて、一人孤独に陣痛に耐えなければならなかった。どんどん強くなっていく陣痛。
「だいぶ顔つきが真剣になってきたね」
とニヤッと笑う先生に心の中であたりまえたい、ボケ!と毒づきながら弱々しく微笑んでみせる。ま、反応できるだけまだまだだったんだよな、この頃も。そんな中、時々助産師さんがやってきては、指をずっぽし入れて子宮口の開き具合を確認していく。

「おっ、バルーンはずれたね!」
という夢のような言葉をいただくもすぐに気分は暗転。こんなマンガちっくな処置をした割に、開いたのはたったの3センチ。臨月に入ったら陣痛こなくても2センチくらい開いてる人も普通に存在する妊婦界において、半日以上陣痛に耐えた結果としてはあまりにもちゃちい数字ではないか。赤ちゃんもさっぱり降りてきていないらしい。先生の顔が曇る。そして、夫が別室に呼ばれたのであった。




友人からいただいた赤子用品第2弾。
マヌケな顔がなんともかわいいウサギ。こえびもおソロでまぬけ顔。

妊婦救急車に乗る

戻ってきた夫からの説明はこうだった。 子宮口が開いておらず、お産が停止状態である事。そして、何よりこういうなかなか赤ちゃんが降りてこない状態の時は、何か普通でない理由があって出てこない時が多い事。帝王切開が良いと思われるが、大きな病院で様子を見たほうがいいのではないかと思われる事。

ふ、普通じゃないって!?例えばへその緒が首にまきついちゃってるとかそういう事ですか!?と先生に聞くとそういう可能性も考えられるらしい。わーん、もういいから今すぐ切って!切っちゃってください!帝王切開、上等です!と泣きつくも、やはり搬送して様子を見た方がいいと言われる。

そしてバタバタと救急車が手配され、あっという間に担架の上の人に。この時、陣痛は3分間隔。もうどんなに呼吸法で逃しても呻き声が出てしまう痛さだった。しかも搬送先を聞いてブルーな気分は絶好調に。何と高速を使っても軽く30分はかかる久留米にまで運ばれてしまうらしい。冗談じゃねえ!福岡方面とかさ、もっと近くにいろいろあるでしょうもん!なんでまた、わざわざ陣痛でのたうちまわる妊婦をそんな遠くに連れて行く!?がああああ!!!!・・・・と喚きたい衝動に駆られたが、陣痛中とは言えいい大人なのでやめておく事にする。というかそんな元気なかったんだけど。まあしかし、えびの凶暴な眼差しにより周囲の人に意図は十分伝わった事と思われる。

担架に乗せられ、病院の受付を通り、待合室の全患者の視線を感じつつ(えびの姿は臨月の妊婦を恐怖のどん底に落し入れただろうな・・・)救急車に。かなりウソーって感じの展開だ。昨日陣痛が始まった時点では、まさかこんな事になるなんて思いもしなかった。一緒についてくる夫も同じだろう。

実は救急車体験2度目のえびだが、前回は意識がない状態で乗ったため、せっかくの貴重な機会を楽しめなかった。今回は・・・楽しめるわけなかろうもん!いやー、救急車って思いのほか揺れるのよ。これにはびびった。周囲の人が支えていないと患者が担架からずり落ちそうになるくらい揺れるんだもん。急病人をこんな振動にさらしてもOKなわけ?

陣痛が来て苦しんでいると、救急隊員が
「はい、深呼吸してー。赤ちゃんにたーくさん新鮮な酸素を送ってあげましょうねー。お母さんがんばって!」
と勇気付けてくれる。しかもまるで歯磨き粉の宣伝のようなさわやかな笑顔で。うおー、ドラマみたいだよ。救急隊員さん、若いのにしっかりしてるねえ。そして私はもうお母さんって呼ばれるったい。と妙な事に感心してる間にも、ガタガタ揺られながらの陣痛・
悶絶指数7がやってくる。夫は腰をさすってくれながら一緒になって「フー、フー」と呼吸法をやってくれている。ううう、病院はまだだろうか。早く、早く到着してくれー。


帝王切開のはずが!?

救急車に乗って悶える事30分、ようやく久留米の聖マリア病院に着いたのは、もう夕方になる頃だった。これでやっと安全に切って出してもらえるのね!!!と診察を受けたのだが、意外や先生の結論は
「赤ちゃんは非常に元気なので、最終的にどうしようもなければ切りますが、まだもうちょっとがんばってみましょう」

この言葉を聞いたえびの落胆振り、どうお伝えしてよいものだろうか。もうすっかり帝王切開モードに切り替えは完了していて、この痛みから逃げられるなら、そして安全に赤ちゃんを出せるなら、一刻も早く切ってもらおうと思っていたのに。赤ちゃん大丈夫なの!?
「赤ちゃんは、すこぶる元気ですよ。それに子宮口、6センチまで進んでます」
なんと地獄の救急車の揺れが思わぬ方向に効いて、我が貝の口(=子宮口)が少し開いたというのだ。うううう。これはまたひょうたんからコマっちゅうか万事塞翁が馬っちゅうか。嬉しいやら悲しいやら。
まだ私は鍛えられるのねー!!

さて、無知なえびは運ばれた時点ではこの聖マリア病院の事を全然知らなかったのだが、実は新生児医療でとても有名な病院らしい。全国一のベッド数を誇るNICU(新生児集中治療室)やGCU(継続保育室)もあって、医療体制はもうバッチリ。そして何と言ってもスタッフが素晴らしい。助産師さんの対応によって陣痛の苦しみもこんなに違うんだ、って事もよくわかった。担当になってくれた助産師さん、まだ若いのに常にニッコリ笑顔で、今が一番苦しいんですよ、がんばって、呼吸法上手ですよ、と勇気づけてくれる。助産師さんの中には痛いって言っても皆同じ思いをして産むのよという方向で叱咤激励するタイプもいるが、そういうのって全然何の助けにもならない。そんな事言われたって痛いモンは 痛い!と思うだけだ。

しかもこの助産師さんの腰マッサージったらツボをついている。これは陣痛の時は超重要事項。思わず腰をさすってくれる夫の手をはねのけて
「手どけて!助産師さんにやってもらう!!」
と暴言を吐いたくらいだ。しかもその後、マッサージのやり方を助産師さんに指導してもらえとまで言ったような・・・。いやー、陣痛時って人間性がでますわ。

そんな素晴らしい助産師さんに対して、えびはプチ懺悔させていただきます。出産前の体重を聞かれた時、増えすぎを怒られるのをおそれ、2キロほど多めに申告してしまったのだ。いやー、本当は14キロも増えちゃったんですけどねー、ははは。って、2キロ多めに言っても12キロ増加で十分怒られそうな範疇なのだが。この非常時にこんなみみっちいウソをつくあたり、我ながらとても情けない・・・。

ところで陣痛ってどんな痛みかと言うと、えび的には強烈な下痢もしくは便秘の時、探し回ってようやく入ったトイレでさあやるぞ!と意気込んでのうん○出しチャレンジ直前に突如尻の穴にフタをされた状態×100倍という感じで、痛いというより不快と言った方が近かった。 お腹もまあ痛いのだが、それよりもお尻の方に石のようにズーンッ!メリメリッ!とかかってくる重みが耐え難い。そして陣痛と陣痛の合間に痛みがない休憩時間があるのは良いのだが(無いととても耐えられないと思う)、なまじ休憩が入ると次の陣痛が来るのが恐怖でドキドキする始末。

陣痛の合間にも髪を振り乱しつつ何とかトイレに行ったりもするのだが、便器の上に座ってる時にこの波が襲ってきた時ったら、もう!いきみやすい体制の分だけつらさ倍増。便器の上で身をよじって「もほっ」とか言いながら耐えるその姿はほとんどマンガだ。
悶絶指数8。息をフーフーゆっくりと吐く呼吸法に集中して何とかかんとかやり過ごす。ちなみにこの呼吸法がないと陣痛はもっともっと苦しかったように思う。これによって痛みが緩和されたかどうかは定かではないが、痛み以外の何かに集中する事で、少しは気がそがれたし。


こえびがやって来た

9月26日(日)金曜の夜に始まった陣痛からすでに1日以上たち、ついに3日目の日曜日に突入。その間寝ずに痛みと戦っているえびはかなり疲れていた。それは夫も同じで、陣痛の合間に2人でウトウトする。でもヤツがやってくるととたんに飛び起きて夫の手を強引に腰に持っていってさすらせる鬼の妻。しかし、この頃になるとそれまで順調にきていた陣痛の感覚が少しずつ遠のいてきだしていた。何でも陣痛というのはつまり子宮の収縮で、子宮も筋肉で出来ているから、あまり長時間収縮すると疲れてしまうんだそうだ。というわけで、今度は陣痛促進剤まで点滴される。バルーン、促進剤と来てこの上最終的に帝王切開になんぞなったらお産フルコースで目も当てられないぞっ!

促進剤で再度やってくるピークの陣痛に耐えること2時間くらいたった頃だろうか。どのくらい進んだか内診してみる事となった。えび的に、出産の過程で何と言っても一番イヤだったのはこの「陣痛時の内診」だった。陣痛が来ていない時は何ともない内診も、痛みの最中に手を入れられるとこれがもう
悶絶指数10=マックスのすごさ。しかし陣痛の最中に見て見ないことにはどの位開いたか判断できないとあっては身をよじって、脂汗たらして、うめきながら、それでも耐えるしかないのだ。何と言っても自分が産まない事には終わらないのだから。くそう。今度産む時は何としても無痛分娩を選んでやる!とこの時は心に誓っていたえびだった。そういえばこの間、赤ちゃんが出てきやすいように導尿もやったなあ。浣腸に剃毛に導尿、お産ってほんと、シモのオンパレード。

しかししかし、そんなえびにお医者さんから救いの一言が!
「あ、8センチ以上開いてる。いきんだ方がいいならいきんでいいですよ。分娩代のりましょうか?」
俺たちひょうきん族の懺悔のコーナーで、神様が○を出した時に後ろに流れるファ〜という音楽と清らかな光。この時のえびの脳裏に浮かんだ風景はそれだった。いきんだ方がいいかですって?もちろんじゃないですか!いきみます、いくらでもいきんじゃいます!助産師さんが急激にやる気になったえびを見て驚く中、勇んで分娩台にのりこむ。出産ってビジュアル的には最終ラウンドのいきんでる所が一番痛そうに見えるかもしれないが、それまでの出すに出せないもどかしさに比べればそれほどの事はない。いきみ始めたら痛いのは痛いけど、何かスカッとした爽快感のある痛み。ぶっちゃけでっかいウン○するのとおんなじだもん。

後から聞いた話では、普通は全開(10センチ)になるまでいきみ始めたりしないらしが、えびの場合進行が遅かったので早めにいきみ始めた方がお産が進むと判断されたらしい。はじめのうちは言わば「ならし」いきみで、何度かいきみのやり方を指導される。そのうち自分もコツをつかむし、もういきまないとしょうがないような強い陣痛も手助けしてくれるしで、気がつけば「お産の準備しますね!」とバタバタといろんな人が入ってきた。いきみ始めてから少し眠っていた夫も分娩室に入ってくる。髪の毛が見えてきた。助産師さんが指で赤子の頭をよしよしとなでてあげると喜んでくるくる動いてるよ!元気だねー、と言われた。こんな時にのん気なやつめ・・・。一方のえびはと言えば3時間もいきんでるのでもう汗にまみれ、疲労困憊。ボーッとする頭の中で、お医者さん(女医さんだった)が「もっとおこしをさげてー。おこしを!」と言ってる「おこし」っていういい方がヘンだよなあとか、いきむ時にいつも3回通り抜けるのが大変な壁があるんだけど、この最後の大壁が頭が恥骨を通ってるところかなあとか、ヘンに冷静にどうでもいい事を考えたりしていた。

そのうちどんどん赤子が下がってきているのがいきみながらも感じられるようになってきた。もうすぐ、もうすぐ。自分にいいきかせるえび。
「あーこりゃ裂けるね。切りますよ」
バチン。ええ、切られましたとも。もう痛くも何ともありませんってば、この期に及んでは。(傍らで見てた夫によれば、あいたっ!て叫んだそうだが・・・)

「頭が出ましたよ〜!!」
よしっ。次のいきみで一気に勝負、とがんばった会心のいきみ(?)とともにズルズル〜ッという感触が。9月26日の朝、こえびがやって来たのだった。


産まれた直後、バスタオルにくるまれたこえびは
自分で自然にお祈りするような形に手を組んでおりました。

ようやく終わった

出てきた時は紫がかっていたこえびの体もすぐにきれいな色になり、泣き声をあげる。ヘソの緒を切られて、えびのお腹の上に持ってこられたこえび。元気だ。へー、これかあ今まで入ってたのは。かわいいなあと眺めてたら「触っていいですよー」のお言葉が。こえびの体がヌルヌルだったのでこれ触ったら手が汚れちゃうなあと思って触れないでいたのだった(←鬼)。感動で涙にむせぶお母さんがひしっと我が子を抱きしめ・・・なんて光景とは程遠い。実際、産後はもう疲労困憊で、感動と言うよりは安堵。涙よりは笑顔。冷静なもんだ。予想はしていたが、やっぱりえびは生まれた瞬間から愛情ホルモン爆発!!というタイプではないらしい。 夫は夫でこえびが産まれたらもう妻の事などすっかり忘れ、「こえびちゃーん、こえびちゃーん」と赤子につきっきり。いや、あの、普通ね、そこで妻に「がんばったね」とか「ありがとう」とか労いの言葉があるのでは・・・。ガクッ。ま、いいけど。

しかしこえびったら、大きい。産まれたばかりの赤ちゃんってもっと宇宙人っぽいくしゃくしゃの顔してるもんなのに、ぜんぜん普通でしかも髪が異常にフサフサ。取り上げた先生も新生児には見えないと驚いている。体重をはかると3730グラム。でかい。きつかったはずだよ。後から聞いた話ではこえびのヤツってば、普通は頭蓋骨を折りたたんで小さくなって産道を出てくるところを(だから生まれたての赤ちゃんの頭は布袋様のようになってるらしい)、そのまんまの大きさの頭で出てきたとの事。まるで他人事のような顔でキョトンとしてるもん、こえび。おーい、今産まれたのはあなたですよー。ちょっと前まで合体していたのが分離して、今傍らに寝ている。こんなデッカイのどうやって出したのか、今やった事なのににわかには信じられない気持ち。あー、生まれる瞬間を自分でも間近で見たかった。
「あ、お口をパクパクしてる。おっぱい飲むかもよ」
えっ、えーと、おっぱいってどうやってあげるんでしょうか?分娩台の上で戸惑うえびの胸のところに持って来られたこえびは上手におっぱいを口に含んでスウスウ吸い始めた。ひゃー。母親がなーんもわからなくてもちゃーんと吸えるもんなんだなあ。

助産師さんたちが次々にこえびを見に来ては「かわいい」「かわいい」と言ってくれる。きっとみんなに言ってる言葉だろうけど、嬉しいもんだ。こうやって母親に「あなたの子供はかわいいんですよ」というすり込みをしてるんだろう。この瞬間からいきなり母親になれってったって難しい人だっていっぱいいるだろうから。

出産の間、こえびはずーっと元気だった。普通こんなに大きくてしかも長い出産になると一度や二度心拍が下がってもおかしくないらしい。でもこえびが元気だったおかげで帝王切開を免れたわけなのだ。そして後で助産師さんに褒められたのはダンナ様が強かったですね、という事。
「あんなに長い時間奥さんが苦しんでるのを見たら切ってくださいって言ってくる人もいます。それなのにダンナさんは動揺を見せず、いつものペースで始終変わりませんでしたね。場がなごみましたもんね。いいご夫婦ですね」
とのお言葉。ちょっと、うっかりウルウルしちゃったんですが。この泣かせ上手!いや、待て。冷静に考えると、うちの夫、たいして心配してなかっただけでは・・・?そう思って聞いてみると
「ん?だって誰でもちゃんと産んでるんだから、少し苦しくても産めるだろうと思って」
だってよっ。ウルウルして損したっ。そののほほん顔が美しい誤解を生んだだけね・・・。

最後に先生に「人に語れる立派な難産でした」とのお言葉をいただく。というわけでこうして語ってみたのでした。こえび誕生を待っていてくださったたくさんの皆様、ありがとうございましたー。こえび、幸せモノでございます。


世間では赤ちゃんを産んだお母さんは美しいとか何とか
言われてるようですが、えびはもうボロボロの雑巾でした・・・。

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