
思考の果てに…
3月9日
暖かく,でも少し強い春の風にふらふらと呼ばれるように、
昨年より一週早いが、メバル本格始動と思い立ち某港に向った。
メバル、、、今年は誰に聞いても「不調」の二文字が帰ってくる。
実際、一部の達人を除いて、大型は殆ど釣れた話を聞かないし、
これまで数回のリサーチでも反応は悪い。
しかも県中部に限ったことではなく、県内全般に
共通して同傾向みたいだ…。
おそらくは、昨年からの黒潮大蛇行によるものだろう。
しかし、まったく釣れてないわけではない。
もともと静岡では数少ないメバルだが少なくても
チャンスはどこかにある。
ここ数日大型を狙うには、何処をどのように
狙うべきかをずっと考えていた。
正直、数には興味はない。欲しいのはランカーサイズだ。
新規開拓も考えたが、今日向ったのは、月初の偵察で
九寸弱をミノーで出した障害物の入り組む港の片隅。
ここはなんでもない港の一角なのだが、
昨年の尺上を釣ったポイントとの共通項が多く、根掛り多発
となるせいか、黒鯛釣師の姿を見ることも少ない。
しかしスイミンングさせるルアーなら狙えなくもない。
それなりのキャスティング精度は求められるが、まぁ
狙った角度にまっすぐ投げられて、且つ一定水深のトレースが
できれば充分に釣りになる。はっきり言って渓流と比べれば
楽勝だ。…あとは魚が居るのかどうか??
最初は先月メバル専用に作成した65mmの
シンキングミノーで根掛りの危険の少ない範囲を数度ずつ
なぞるように丁寧に探るが、反応はない。
次に、同じくシンキングの蝦夷65Sで、もう少し思い切って
ストラクチャー際ギリギリをやはり数度丁寧に通す。
今度は、障害物から少し離した部分を自作ミノーに戻して
水深50cmずつを刻むイメージで上中下と細かく刻んでみる。
メバルはシビアな時には僅かなレンジ差でも口を使わない…
とは言え、これだけ探って全く反応が無いとなると…
そう思いながら最下層をスローに探っていると、
モソッ
何かが触った気がした。
気のせいか??しかし??
判断して自作ミノーをジグヘッド&ワームに交換する。
そして再び同じラインをイメージしながら通して行くが、反応はない。
やはり気のせいか?ダメかな〜
ワームに切替えたので、乱立する障害物のど真中を
よりアグレッシブに狙う。ここは一見キャスト=即根掛りに思える
複雑な底形状のポイントだが、ほんの50cm〜1m程の幅だけが
10m近くの細い水路状のスリットが複雑な地形?の中に隠されている。
そこを狙う
1投目、、、1.5mライン、それより深くは根がかりする。
ぎりぎりをイメージしながら、ゆっくりとトレース
5mほどリトリーブしたところで、フワリと巻手に違和感があった。
反射的にグリップを緩めて送り込む。
そして直後にソーーーッっと聞き合わせると、ジワッっと
竿先が曲がり丁度ゴミでも引っ掛けたようにゆっくりと動く。
魚だ!
ひらめいた瞬間、体を90度横に曲げるようにして合せた!
ギュンッ、と竿先が引き込まれ限界点を突破したドラグがウィーーーっと
甲高い音を立てる、ロッドを走る方向に合せ同時にリフトさせるようにして
魚を浮かせようとするが、デカイ!浮かない…ヤバイッそっちは…根…
根に入られた。
しかし、これは予想の範疇、
だから、ミノーを使わずワンフック太軸のジグヘッドにしたんだ。
だから、リーダーはオーバースペックの16lbにしたんだ。
そう、この日の為にロッドはBE742Mにしたんだ。
バットが少し曲がる位にラインを張ってドラグを締め込む。
手応えからいいところに掛ってと思うんだが…?
1秒
2秒
ズルッ…
…
ズルズル…
カモン!
抜けたっ!
一気にリフトして
ストラクチャーから引き離す。
足元まで来て1度突っ込みをかわし、
浮いてきたそのままの勢いで抜きあげた。
バタンッ、バタンッ
いつものメバルの音じゃない。
にひひ…
今年も出ました尺メバル!
スケールを当てると33.5cm!(口閉じ33cm)!
自己記録〜(-_☆)
うおぉ〜〜〜〜よぉ〜〜っしゃ〜!
声に出さずに叫ぶ(^^;
口の中を見ると上顎の骨にガッチリ太軸のジグヘッドが突き刺さっている。
完璧なフッキング。
もういい
もういいね、今日は完璧だ。
もう1投したい。そう言う想いがほんの少し片隅にあるけど…
やっぱり、それはこの素晴らしく老成した大メバルに失礼だ。
ルアーを外し竿をたたんで車に向った。
(嬉しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!