「浜岡原発とめよう裁判の会」 結成集会  決意表明

原告代表 白鳥良香


今日を出発点にして、私たちが中部電力浜岡原子炉を止め、国と電力会社のエネルギー政策を根本から転換させる闘いが始まります。この出発の日に、大勢の皆様から明るい展望と勇気を得る励ましをいただき、ありがとうございました。 この大事な裁判の原告代表に推薦いただきましたが、本来ならば、中部電力の言葉に尽くせぬ圧力の中で厳しい活動を続けておられる浜岡現地の伊藤実さんか、80歳を超えてなお静岡県内の原発を止める運動の牽引者として頑張っておられる長野栄一さんに、代表になっていただければと思います、しかし一刻でも早く「裁判の会」を出発させる必要から、呼び掛け人の責任として、能力も経験も不足する私が代表を僭称することを、お許しいただきたいと思います。

 私は、今回の私たちが始める裁判は、私たちの長い反原発、脱原発の運動の大きな変化を反映していると思います。私たちは中部電力を相手の、のれんに腕押しのような交渉、県や国に何回要望しても、ろくな答えは返ってこない現実に、いら立つ思いを重ねてきました。

 そんな中で、「こんな大変な事故が起きたのだから、大地震も近づいているのだから、あきらめないで頑張ろうよ」という声を上げて、弁護士の先生たちを引っ張り込み、そして今日の「裁判の会」の立ち上げまで盛り上げてくださった方々の主力は、女性の皆さんたちです。先ほどこの会の事務局長を引き受けてくださった馬場さん、あるいは今日の会の司会をしてくださっている塚本さん、こういった女性の皆さんたちが、「もう私たちも黙っていられない。裁判でも何でもやってみなければ変わっていかない。やってみようよ」と、新しいパワーを持ち込んでいただいたお陰だと思います。 

 私や、今日事務局長代行を引き受けていただいた鈴木卓馬さんなどは古い世代で、理屈から反原発の運動にかかわってきました。それはそれでいいのですが、女性たちの新しい盛り上がりの源は、「子供たちに放射能を浴びせたくない、こんな危険な原発は絶対嫌だ、止めよう」との思いです。この思いこそ裁判の原点であり、裁判に勝つ力だと思います。

 今度の裁判が、こうした思いの女性たちが中心になっているというところに、今までとは違った展望が開けてくるだろうと思える根拠があります。 どうぞ皆さん、頑張り抜いていきましょう。みんなで一緒に、中部電力や国の原子力政策を変えさせていきましょう。その糸口を、浜岡が切り開くという裁判にしていきましょう。
(2002年2月23日 静岡産経会)


大築 準(おおつきじゅん) ningenkz@mail.wbs.ne.jp
 人間家族編集室 スタジオ・リーフ 南伊豆汎自給研究会
 浜岡原発とめよう裁判の会:共同代表 
http://hp16.e-notice.ne.jp/~peace/
 T:0558-62-4533 F:0558-62-4534


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