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豆 本 を 作 る

− 我褸芥流豆本製作法 −



 ネット上には、自作イラストや写真を豆本に作るサイトは沢山ありますが、ここでは名作文学や名画を中心とした本格的な豆本作りに挑戦しようという訳です。自分の好きな作品を、世界に一冊しかない、トランプよりも小さい本に仕立てて綺麗な和紙などで装丁し、拡大鏡片手に読むなどは如何でしょう。読まなくても、並べておくだけでも楽しくはありませんか。

 名作の豆本については、「高瀬舟」「夢十夜」「杜子春・蜘蛛の糸」「野菊の墓」「風の又三郎」「にごりえ」「あひびき」「海潮音」「悲しき玩具」「尾崎放哉句抄」の10作品の豆本製作材料セットが、製本工房リーブルにより販売されております。
 文学愛好家や細工好きの人はそれなりに楽しめますが、しかしこの10の作品に限定されておりますし、装丁やB9版(64×45ミリ)というサイズもきまっていますから、上掲写真のように、大小いろいろな豆本は作れません。そういうことをやるには既成によらず、自分で中身の、文字通りの「本体」の原版を作る必要があります。
 ネット上の「豆本製作」では、本に仕立てる「製本」の解説はいろいろあるようですが、それ以前の「本体作成」の解説はほとんど見当たらないので、その解説を主としました。かなり煩雑な作業ではありますが、ぜひ挑戦してみてください。

 自作の豆本は、内容も造本もよほど優れた作品でない限り、図書館などに置かれるような高い評価を得るということは困難でしょうが、名作文芸の場合には製本などがある程度しっかりしたものならそれなりに評価してもらえます。(私の場合、樋口一葉の「たけくらべ・にごりえ・十三夜・大つごもり・わかれ道」の5作品が東京の一葉記念館に置いていただいてあり、また平成20年の2月には、一葉の「恋の歌」で豆本を作るという講習会をやらせていただきました。文学館・記念館で、その作家の作品を豆本に仕立てるという講座は、おそらくこれが初めてではないでしょうか。この他伊藤左千夫・太宰治・宮澤賢治・泉鏡花・高浜虚子の各記念館で収納・展示など活用していただけることになっています。[別ページ「豆本」及び下掲写真])  

 パソコンも製本も自学独習の素人の製作する豆本なので、修正・改善すべきところが多々あると思います。特に「編集・製版」の作業はいいソフトを使ってもっと簡単に出来るでしょう。しかし逆に言えば、高価なソフトや高度な専門技術を使っていない証拠でもあり、どなたにでも作れるはずということでもありましょう。ここでは手の内を公開するというより、製作手順を経過報告的に述べて大方の参考に供し、不都合な点や不備な点のご指摘をしていただければと思います。
 


一葉記念館での展示                 伊藤左千夫記念館の展示



 


編集について


印刷について


製本について



げ菫主体の豆本について


ゲ菫の横長豆本の作り方

  別ページの『豆本』

豆本三昧我褸芥ノート(個々の作品内容解説)

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