竹垣

ここでは竹を使用した垣根や何かを造る際に必要な、基本的取り扱いを紹介します。


下の画像のように、竹には芽があります。

本来植わっていた状態で考えますと、上の画像は下が細く上が太いですよね?
つまり地面に近い方を「元」そして上部を「末」と言います。
全てにおいて、縦に使用する場合は元をしたにし、逆さは不可です!

   
竹を割る時に
左の画像は反芽割                    右の画像は芽割と言います


自然な竹に従って、反芽割だとこのようになってしまいます。
つまり使用目的別に使い分けて、目線からをポイントに考えます。
すると上の画像の反芽割は、割った竹の側面を見せてはいけません。


四つ目の画像ですが、この場合も人の目線に必ず芽を見せています。
これは竹が真っ直ぐに見えるように配慮しているからです。

立っている竹を「タテコ」と言います。
横になっている竹を「ドウブチ」と言います。

人の目線から考えて、正面と裏があります。
正面から見て一番上のドウブチは、左が元(太い)ではじまり・・・
二段目は逆に・・・そして3段目は逆に・・・の順番になります。(画像は一番上が映っていませんので!)


この画像のように、丸太の中心から裏側にあたる(画像左)はドウブチ。
タテコ、クミコを押さえるフチを「オシブチ」と言います。
正面から見てオシブチが基本になりますから、ドウブチは竹の元・末使用方法は逆になります。


画像を見るとわかるように、上の段のオシブチは左側が元で下の段のオシブチは末になり・・・
見えないドウブチは逆向きにして、一番上にかぶさっている「タマブチ」は左元としています。

一般的に考えて・・・末は厚みが薄く弱くてもろいので節芽の際で切り落とします。
これを「末節止め」と言います。
また丸太も「親柱」と「間柱」があり、初めと終わりや途中の曲がり角は親柱です。
通常はドウブチは釘で打ち込み、オシブチは釘を使用しません。
しかし画像の場合(公共の場所で強度が必要)は釘を打ち込みました。


柱とのあわせも大事で、隙間をなくすように勤めます・・・

  
このように自然の材料ですから、曲がりや反りは通常で計算通りにはいきません。
いかに自然の材料を上手く利用するか?腕前にかかっているでしょうね?


せっかく竹の使用方法を覚えても・・・丸太も大事です!
天辺を切り落とす場合も水平に、慎重に丁寧に・・・ですよね!

 
丸太とドウブチとのあわせがこんなに広がっている・・・本来なら邪道ですが?

縦に入る竹の寸法を考えて、丸太の中心からワザと外して・・・

左がドウブチで開いていますが、右のオシブチがしっかり収まっています。

丸太の上部からの画像です。


長さが足りなくって途中で付けたしする場合は、本来なら柱の近くがベストです。
釘で止められるので強度が良いからです・・・
しかしドウブチ・オシブチ・タマブチと同じ場所で3本ジョイントしたら目立ちます!
そこでワザと場所を変えて目立たなくします。
また今回の場合は強度が必要だったので、節止めにしました。


18間の竜安寺

寸法がおかしいと思うでしょうが、材料、現場との兼ね合いで・・・このような寸法になりました。

  
続いて両面の建仁時です。


よく見ればわかるでしょうが、左からスタートしてはじめの3本は下が元で上が末の、竹本来の向きです。
全てが本来の向きにすると・・・結果的に上部に隙間が多くなってしまいます。
そこで途中に何本か逆向きにタテコを立てます。

また両隣のタテコ同士の節目が合わないようにします。

 
左が裏で右が表になります。
 
建仁時はねじれ結びにしました。

竜安寺はねじっていません・・・


只今、扉を製作中です・・・

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