第7回タイピングサミット:レポート(2015.10.10-10.12)


●コンテンツ

[ 結果一覧 ]
[ プロローグ ]

[ 2015.10.10(Sat) ] [ 2015.10.11(Sun) ] [ 2015.10.12(Mon) ]
[ 自己紹介タイム ]
[ DC版TOD:ローマ字対戦 ]
[ 1日目のゲリライベント ]
[ DC版TOD:かり〜戦1 ]
[ DC版TOD:ローマ字対戦2 ]
[ DC版TOD:ローマ字対戦3 ]
[ WeatherTyping団体戦 ]
[ 2日目のゲリライベント ]
[ DC版TOD:かり〜戦2 ]

[ DC版TOD:ローマ字対戦4 ]
[ WeatherTyping対戦 ]
[ TOL(月姫打ONLINE)団体戦 ]
[ 総括と課題 ]


●結果一覧

【AC/DC版TOD対戦結果】

対戦相手結果勝率内容
kurimansさん0勝3敗0.0%4〜6章で敗北
ぷんださん1勝2敗33.3%1・2章敗北、3章勝利
かり〜さん8勝4敗66.7%総じて1章で敗北、5・6章で勝利
たけぽんさん9勝3敗75.0%2日目は互角、3日目は全勝
eighさん4勝1敗80.0%3章完敗、2章除く他は勝利
レトルネアさん1勝0敗100.0%1章で勝利
游騎さん2勝0敗100.0%5・6章で勝利
れえるさん2勝0敗100.0%1・4章で勝利
たのんさん3勝0敗100.0%4〜6章で勝利
いおんさん3勝0敗100.0%1・5・6章で勝利
ジュニアさん6勝0敗100.0%全章勝利

【合計】……39勝13敗 勝率75.0%

※かり〜さんのみかな入力、他の人はローマ字入力。
※1章につき1戦とカウントする。
※獲得したポイントにかかわらず、先にCONTINUEした方を負けとする。
 (今回は、先にCONTINUEした方が例外なくポイントでも負けていた)
※両者CONTINUEしなかった場合、獲得ポイントの高い方を勝ちとする。

この3日間で、11人と計52章対戦した。エンペラーは10回撃破。かり〜さんとのガチバトルは計12章にとどまったが、内容は濃かった。また、ローマ字入力でも十二分に闘った。1日目も2日目も飲酒タイピングサミットには参加せず、TODが空いたタイミングで打ちまくった。本来、参加人数とイベントが増加して野良対戦の時間が絶対的に減る状況下で、筆者がTODを占有する事態はなるべく避けたかった。だが、結果的にTODが空いている時間が多かったため、手の空いている人を見つけ次第対戦に誘った。

【その他の結果】

WeatherTyping団体戦4チーム中2位(個人としてはエキシビション含め2敗)
TOL団体戦4チーム中4位(個人としては1勝1敗)
TypeRacer大会準優勝
バトタイ大会準優勝
TypeShoot大会1回戦敗退
TOD2003グッジョブバージョン大会準優勝

※TypingWar大会、e-typing大会、WT東西戦には参戦せず。
※WT個人戦はレベル6以下限定で実施されたため、条件を満たせず。


◆プロローグ

今年も、かつて父・信仁さんが主催した「タイピングサミット」の名前を冠して開催することとなった。筆者は過去6回のタイピングサミットにいずれも参加しており、今回も並々ならぬ意欲があった。なお、一昨年の
第5回タイピングサミット、昨年の第6回タイピングサミットの時と同様、幹事組に名を連ねることとなった。

……

第7回タイピングサミットで一番やりたかったことは、かり〜さんとのガチバトルだ。今年も、この基軸だけは最後まで揺らぐことが無かった。但し、Interstenoオフライン大会@Budapestの際にフルマラソン走破という目標が新たにできたため、タイピングに割ける時間は減少すると見込まれた。結果的に、ランニングは休日早朝を中心とすることで、タイピングの時間を確保できた。

一方で、第6回タイピングサミットの反省として、かな入力に特化するあまりローマ字入力や英文入力が疎かになったという点が挙げられる。その結果、かり〜さん以外との対戦で思うように指が動かないという事態が発生した。また、昨年と同様にかな入力だけを集中的に鍛えても、かり〜さんに勝つことは難しいと考えた。そこで、8月中にはローマ字入力と英文入力で様々なソフトを試し、打鍵速度の限界突破を狙った。その結果、タイプウェル憲法Eの全文打ち切りの記録を9年ぶりに更新するとともに、e-typingの記録を軒並み更新した。

さらに、かり〜さん以外とのTOD野良対戦(ローマ字入力による対戦)はサミット期間中に思う存分できないと予測していた。時間的制約もあるし、幹事組として筆者がTODを占有する事態は避けたいという思いもあった。このため、ローマ字入力での対戦はサミット以外で機会を見つけて事前に実施することにした。8月後半以降は秋葉原や渋谷に週1〜2回出撃し、AC版TODの練習や対戦を繰り返すとともに、タイピングオフに積極的に参戦した。特にTKさんには毎回のようにシゴキを受けた。

9月に入り、いよいよかな入力のリハビリに着手した。その結果、AC版TODの1P側ノータッチクリアを達成した。また、ドリルモードではコインキーパーで3分43秒50(2秒19更新)を叩き出すなど、一定の力を取り戻した。その後も概ね「かな入力:ローマ字入力=7:3」という割合でリハビリを継続した。

なお、WeatherTyping3とTOLは練習メニューからバッサリ削った。筆者にとってはTOD対戦の優先順位が高かったためだ。それに、今年は公式イベントがWT団体戦とTOL団体戦だけであり、WT個人戦は実施されるとしてもゲリライベントとなることが予想された。加えて、サミット当日に少しだけリハビリを実施すれば、一部のトップレベルの人には勝てないとしても、大抵の人には勝てると見切った。この見通しは甘かったかもしれないが。

また、サミット期間中の戦略として、1日目・2日目とも会場に宿泊することとした。生活リズムを朝型に保ち、午前・午後ともタイピングの調子を高めるためだ。また、新たな試みとして個人的に朝ランを企画した。夜のカード&ボードゲームは削らざるを得なかったが、これまた朝の時間帯に楽しむことがてぎた。


●2015.10.10(Sat)

午前中は家族イベントと重複したため、毎年参加していた設営には無念にも参加できなかった。心は既にサミット会場に飛んでいるのに、打鍵できない! 何たる虚しさよ!

◆自己紹介タイム

12:35、自己紹介開始直前に会場に到着した。この日の参加者の大半が集まったところでサミットの概要説明を行い、その直後に自己紹介タイムを設定した。最初のゲリライベントであるe-typing大会直前のこのタイミングが、最適であろう。以下のフォーマットに基づいて簡潔に。

1. ハンドルネーム
2. 普段の生息域
3. サミットに来た目的

筆者の所属は当然、全日本タイピスト連合のタイパー登山部だ。タイピングでの貢献は、AC版TODで1P側ノータッチクリアという新たな分野を開拓したことと、Interstenoオンライン大会で(かり〜配列のお陰で)世界6位に滑り込んだこと、そしてBudapest大会に人柱として参加し、実情を探ってきたことくらいか。一方、登山部では既にハンガリー最高峰と日本最高峰に登った。今年もちょうどトムラウシ山のTシャツを着用していたため、宣伝しておいた。また、タイパーランニング部の見習いとして、2日目の朝ランに参戦する旨も宣言した。そして、サミットに来た目的は当然「かり〜さんとのガチガチな対戦」だ。また、ローマ字入力はここ1カ月でだいぶ退化したため、俺を倒すチャンスですよ、と最後の一言で述べておいた。

最後に、今回の新たな試みの一つとして、団体戦のチームは3日間同じとする旨を発表した。過去の団体戦で「チームとしての一体感が無い」という声があったため、その対策である。チーム分けは、基本的にWeatherTypingのレベルとTOLの強さを参考に決定した。また、女性や初参加者は均等に分散させるようにした。加えて、WeatherTyping団体戦(2日目)やTOL団体戦(3日目)への参加可否という要素に関しても考慮が必要だった。

【チーム分け】

チームリーダーメンバー
Amelanie ひろりんご、やだ、eigh、華麗なお姉様、しゅんぽっぽ、かわず、fantom、
さくらん、れーる、TK、かじ、まあ、まったりと、みねそた
Bむなすぃ tanigon、Tak、cocoa、かり〜、レトルネア、たけぽん、さとみん、
たのん、き〜や、まっど、天音梨園、ニルゥ
Cdqmaniac ぷんだ、オリプス、のん、れんれん、游騎、ジュニア、kameo、KeNo、
モルタルコ、いおん、おはよう、omo、パルキー、permil、りのん
Dparaphrohn リアフィ、炎舞玖寺、Pocari、ぁゅ姫、mayo、Chacha、ウェル、
yasm、おびらん、ヨッシー、珠、Den、samin、kurimans

◆DC版TOD:ローマ字対戦

かり〜さんとのガチバトルは飲酒タイピングサミットの裏で実施することとした。このため、それまでの時間は基本的にフリーとなった。このため、ゲリライベントに積極的に参戦しつつ、空いた時間でTOD対戦をやることにした。ペンとメモ用紙を常備し、対戦相手、章、スコア、正確性、ワード数をメモするのはいつも通りだ。

まずは今回初対面のたのんさんと対戦。父・信仁さんランキングに登録しており、全力疾走35秒台、コインキーパー3分37秒台、百人斬り3分22秒台と反射神経系の種目を中心にハイレベルな記録を持っている。従って、サミット開始前から是非とも対戦してみたかった。全章対戦している時間は無さそうだったため、4章から打つ。全体的に、特定のワードであり得ない加速が決まっており、TODをやり込んでワードが指に染み込んでいるという印象がピッタリ当てはまる。だが、TOD対戦となると筆者に一日の長がある。マジシャン前半でCONTINUEに追い込みつつ、3連勝。

 dqmaniacたのん
4章4388(95%, 41words)2895(84%, 26words)
5章5842(96%, 41words)4047(92%, 19words)
6章7499(--%, --words)5367(--%, --words)
評価正B特C他A正D特状C他A
年俸7億0945万円1億2402万円

 1P側2P側
1章dqmaniac2963(94%, 20words)3480(96%, 32words)ぷんだ
2章4877(97%, 40words)5303(99%, 43words)
3章4494(99%, 22words)4382(96%, 24words)
4章2828(95%, 18words)4479(87%, 44words)kurimans
5章4118(94%, 16words)5738(92%, 44words)
6章4976(--%, --words)7361(--%, --words)
評価正B特C他A正特C他A
年俸4億9852万円4億3067万円

続いてぷんだと対戦。ここ1年ほどタイピングの練習は一切していない(職場で普通に打つのみ)とのことだが、実力は健在だ。正確性・反射神経・打鍵速度を高いレベルで兼ね備えているため、2章までは隙を見出せず完敗。3章では落穂拾い戦術を駆使して正確性を上げることに専念する。100%狙いは早々に崩れたが、98%以上をキープし、僅差で勝ちを拾った。

4章以降はkurimansと対戦。これに先立つTKさんとの対戦では散々にやられたらしい。だが、上記の結果が示す通りkurimansの強さは別次元だ。短文でも長文でもマジシャン前半でも土星語でもクイズでも徹底的に叩きのめされ、全く隙を見出せないまま3連敗。即ち、TKさんがここ1年でさらにパワーアップしたということか。

◆1日目のゲリライベント

TOD対戦中に、早くも複数のゲリライベントへのエントリーが始まっていた。TypingWar大会とe-typing大会はあっという間に定員に到達したらしく、エントリーし損なった。TypeRacer大会とバトタイ大会には後からエントリーに成功した。

他にはWT個人戦が開催されたが、参加条件(レベル6以下限定)を満たさなかったため、参戦できず。この条件を満たすだけなら、Dvorakや片手タイピング等での参戦が考えられる。だが、いずれも習熟が甘く、レベル6には遠く及ばない。来年はこの辺を密かに鍛えておくのもアリかもしれない。だが、鍛えすぎるとレベル7になるかもしれず、調整は難しい。それに、そもそも来年以降もレベル6が閾値になるとは限らない

【TypeRacer大会】

16名で締め切り。準々決勝は4名で対戦し、上位2名が準決勝に進む。但し、一戦して1位と2位の人が抜けるのではなく、第一試合で1位となった人がまず抜ける。次に第一試合の勝者を除く3名で対戦し、1位となった人が抜ける。第一試合では無理に勝たなくて良いので正確性重視で臨み、120wpmを叩き出す。車の位置を見て勝ったと思ったが、オリプスさんが122wpmを出して1位抜け。第二試合ではやや打ち辛い文章だったが、やはり正確性を重視して111wpmにまとめ、今度こそ1位抜け。

準決勝も同様に4名で対戦し、上位2名が決勝に進む。今度は最初の試合で130wpmを叩き出して1位抜け。ノーミスこそ逃したが、それ以外はそこそこかみ合った。

決勝開始までに時間があったため、サミットPCにインストール済みの美佳テキストで「オズの魔法使い」を打って指を温めておく。3分12秒94で打ち抜けて628.5文字/分(ミス36、自己6位)とそこそこのスコアにまとめた。隣では豆大福がさくっと660台を叩き出していたが!

決勝は4名で対戦し、最下位になった人が1人ずつ脱落していくルールで実施された。ここでも無理に速度を出さず、正確性と安定性を最重視して臨む。第一試合では114wpmにまとめて3位。第二試合も手堅く111wpmにまとめて2位。いずれもギリギリの通過だ。大崩れしない代わりにトップスピードも伸びないといういつものパターンだ。

最後は優勝候補として順当に勝ち上がってきた豆大福と対戦。今度は安定性重視では勝てないと考え、速度も重視する。だが、結局これが裏目に出た。1行につき2回以上は詰まって止まる状況で、100wpmすら上回れない。対照的に豆大福は淀みなく打ち抜けていき、そのままゴール。この時点で筆者は打鍵を停止して投了した。

賞品はクリアファイルだった。狙っていた賞品の一つであり、実力+運で獲得できたのは嬉しい。

【バトタイ大会】

8名で締め切り。募集が始まった時はTOD対戦中であり、対戦が終了する頃には枠が埋まっているだろうと予測していた。だが、意外なことに参加者の集まりが悪く、滑り込みで参加できた。バトタイは2004年に少し打っただけであり、実に11年ぶりの打鍵となる。当然、ルールはとっくに忘れている。スペースを打たなくて良いという仕様は直前に思い出した

準々決勝は2名で対戦し、勝者が準決勝に進む。以下同様。この試合ではmayo相手に10-9で勝利。ソフト慣れの差はいかんともしがたく、面白いようにワードを取られていく。スコアを見る余裕は全く無かった。だが、不利な状況のまま5-9くらいで余裕を持ってリーチをかけられたことは何となく分かった。以後は開き直り、JISかなの威力でえげつなく巻き返す。mayoにも焦りがあったようで、僅差で逆転勝利を拾った。このソフトへの思い入れが恐らく参加者中一番強く、かつやり込み度も高いmayoを、11年間全く打っていない筆者が初戦で撃破してしまったのは何だか罪悪感がある。

準決勝はparaphrohnさんと幹事組同士でバチバチと。mayo戦とほぼ同様の経過をたどり、10-8で勝利。終盤にかな入力で打ちやすいワードが多く来るなど、悪運に恵まれた。

決勝ではオリプスさんに4-10で完敗。今度は巻き返すタイミングを見出せず、手も足も出なかった。ま、悪運なんてものはそう続かないということだ。

準優勝ということでなんと「ゲリライベント 準優勝」のプレートが入った楯を頂いた。さらに! バトタイ管理人のかじさんより上位2名にTシャツを頂けるというサプライズ。粋ですね。というか罪悪感再び。今後はバトタイにも少しは参戦しないとなぁ。

◆DC版TOD:かり〜戦1

この辺で既に夕方になっていた。筆者にとっては、飲酒タイピングサミット参加者が出撃していった後が本番だ。いよいよサミット参戦の主目的であるかり〜さんとのガチバトルを開始した。

 dqかなかり〜
1章2788(89%, 22words)3068(92%, 29words)
2章3863(89%, 41words)4530(91%, 45words)
3章3715(93%, 24words)3357(89%, 22words)
4章3924(90%, 39words)3559(89%, 36words)
5章4900(94%, 38words)3801(91%, 20words)
6章5561(--%, --words)5230(--%, --words)
評価正特C他A正特C他A
年俸3億7597万円2億9804万円

この対戦の前は、DC版TODがプロジェクターに接続され、スクリーンに投影されていた。だが、この対戦はDC版TODをTVに接続して実施した。これは、打鍵から表示までのラグを気にしたのと、AC版ではやり込み度に違いがある(関西には既にAC版が無い一方、東京には少なくとも4台ある)ことを考慮したためだ。個人的にはAC版でも対戦し、6章MISSION1の事前ノーダメ突破に挑戦してみたかったが。

Normal設定で、特に条件を付加せずに全章対戦。1章ではかり〜さんの初速が相変わらず鬼だ。とはいえ、筆者も8日にコインキーパーで3分43秒台を出しており、必死に喰らいついていく。雑魚戦で取られた分をボス戦で追い上げたが、290点差で届かず。昨年は最初の試合の1章で315点差で敗北した。25点しか縮まっていない! 原因は、正確性が伸びないことだ。初速最重視だとどうしてもこうなる。とはいえ、90%を割り込んだのはひどすぎる。2章もほぼ同様の展開に。MISSIONでは落穂拾い戦術で逃げ回るもあまり取れず。そこで、父親救助後の部屋の8体では敢えて初速勝負を挑む。ボス戦で追い上げたが、まだまだ届かず。

3章では当然ながら正確性100%を狙う。だが、いつもの通り序盤速攻でミス。よって以後は初速勝負に切り替え、攻めていく。MISSIONでも強気で押しまくり、互角の闘いに持ち込む。後半では初速勝負に勝ち、むしろ押し気味に進めた。4章では土星語の勝負を楽しみにしていたが、珍しくカテゴリーの辞書が出現した。「きみだれ?」シリーズで、ほぼ互角の闘いを繰り広げる。雑魚戦全体でもほぼ互角だった。ボス戦で微妙に差を広げて勝利。

5章では長文万歳! というよりも、AC版スコアアタックで指に染み込んだワードが多いため、正確性をあまり落とさずにワードを取れる。その割に章全体で94%というのは、やはり焦りがあったのだと思う。マジシャン戦が心配だったが、事前にライフ5個ずつ残したため余裕があった。筆者1ダメ、かり〜さん2ダメで終了。6章では長文が多い章だが、短文も意外と多い。MISSION2以降では疲労が出てきて、かり〜さんの追い上げを喰らう。もともと5〜6章はかり〜さんが得意としていたため、少しでも緩むと持っていかれる。エンペラー第二形態が特に危ない。ここで差を詰められたが、第三形態のクイズを初速ゼロで打ち始めて奪取し、僅差で制した。

……勝ち越しこそしたが僅差の章も多く、勝敗は簡単に逆転する。明日からも気を抜けない闘いになりそうだ。

◆DC版TOD:ローマ字対戦2

夕食は飲みグループ・天下一品グループ・サイゼリヤグループに分かれた。筆者はサイゼリヤ組。飲みグループはゲリライベントが一通り終了した18時過ぎに出撃していった。設営に参加していたメンバーは昼に行けなかった天下一品へ。残ったメンバーはガチ対戦を1時間くらい楽しんだ後、サイゼリヤへ。ガチガチな対戦よりも飲みの方が需要が大きかったということかな。ま、タイピングメインの人にとって飲み会はマイナス面も多いと思うので、飲み会以外の選択肢も用意したのは良かったと思う。当然ながらアルコールは控える。この後の対戦に備えて、いつものことだ。

食事後は速攻で会場に戻る。飲酒組はまだ戻っていなかったが、別の店に行ったメンバーが数名戻っていた。ここでさくっと風呂へ。次に、明日予定しているTOD2003グッジョブバージョン大会に備えて、持参したTOD2003とグッジョブバージョンをさくっとインストールしておいた。この作業中に、TKさんがDC版TODの全力疾走で29秒95を記録! やるなら飲酒タイピングサミットで人が減り、DCが空いた今がチャンス! と焚きつけておいたら本当に叩き出した!

タイパースイーツ部としては、ぽかたんのお土産の千成もなかを堪能した。しかもカップに餡を自分で詰めるタイプの商品であり、通販では買えず、店頭でしか販売していない逸品とのこと! これは超スーパーウルトラ激烈ヤバうまい! 温かい緑茶に大変よく合います。癒される!

……

飲酒タイピングサミット参加者が戻ってきたため、風呂上がりのタイピングを試す。昨年よりも1時間早く、22時に会議室が閉まるため、時間がかかる2章をカットして対戦した。今回はAC版TODをプロジェクターに接続して打った。

 eighdqmaniac
1章3095(97%, 25words)3252(96%, 27words)
3章4573(100%, 28words)3977(96%, 29words)
4章3617(96%, 29words)4325(97%, 47words)
5章4412(95%, 31words)4840(96%, 34words)
6章4769(--%, --words)5904(--%, --words)
評価正B他A正B他A
年俸10億0010万円10億5686万円

TOD2004のVS Expertモードでエセdqmaniac相手に勝利を収めるまでに成長したeighさんとの対戦。ビールを持ち込んで飲みながらの打鍵であり、余裕たっぷりである。これをやられたのは第1回タイピングサミットのたにごん以来かな。

実際、1章では正確性を保ったままかなりのワードをむしり取られる。MISSIONの立ち回りも前回対戦時(第4回タイピングサミット)より格段に向上している。ボス戦でも思うように差を広げられないまま終了した。2ワード差と、Base Pointの僅差を積み重ねて辛勝。一つ歯車が狂ったら負けていた。そして3章では序盤にミスした時点で勝負あり。しかもeighさんが会心の一撃。ガチ100%に加えてクイズも強く、隙を見出せないまま敗北した。なお、クイズでは「冬山でやっちゃいけないこと」で「水着になる」を奪取された挙句、「登山部として取るべきワードなのでは?」と煽られる。ムキーッ!

4章では土星語とストレングスを武器に、順調にワードを取りまくって勝利。5章ではeighさんがスコアアタックの影響でワードに慣れているため、差がつかない。だが、前の章から地味に1P側にダメージを蓄積させていき、マジシャン前にライフ3個+4個に。1P側ノータッチクリアの調査結果を踏まえてずる賢く立ち回った。対戦技を使う隙こそ無かったが、1P側を攻撃するゾンビに手を出さずに喰らわせたことはあったと思う。マジシャン前半で1P側のeighさんが1発喰らってライフ2個に。それでも打鍵速度は落ちず、ワード数も正確性も僅差となった。

6章ではMISSION1手前でイカサマアタック、続いてMISSION1失敗でeighさんがCONTINUE。さらにエンペラー第二形態でCONTINUE2回目。そういえば難易度VERY HARD設定とのことだった。

……

この時点で21:50となり、会場ロックアウトが迫っていた。筆者も速やかに寝部屋に移動し、明日の朝ランに備えて早めに消灯した。

なお、チームとしての得点状況は「A、C、Dチームがほぼ横並び、Bチーム圧倒的最下位」とのことだった。我らがCチームは豆大福がTypeRacer大会優勝、オリプスさんがバトタイ大会優勝、筆者が両方とも準優勝ということで、計16ポイントを稼ぎ出した。個人技による得点を積み重ねたのは良いが、TOLの布教には手が回らなかった。


●2015.10.11(Sun)

5:00に起床。質・量ともに充分な睡眠を確保し、体力・気力とも満ち満ちている。だが、外はあいにくの雨! まだ暗い中、廊下の端で筋トレをやりつつ天候回復を待つ。他に適切な場所が無いとはいえ、不審人物だな。これで身体は覚醒したが、肝心の天候が優れない。結局6:30になっても雨が止む気配は無いため、明日に延期することとした。無理に走って参加者に風邪を引かせては申し訳ない。そして、せっかく早く起きたので、さくさくっと朝風呂へ。非常に気持ちいい! 今タイピングをやったら凄まじく良い結果が出そうな気がする! 朝食は朝ランメンバー(ウェル、たのん、筆者)とかり〜さんでモスへ。実はこれが人生初モスかもしれない。

会議室が開くまでにやや時間があったため、引き続きこの4名でボードゲームに興じる。昨年のサミットで大人気だったブロックスを1年ぶりにプレイした。せっかくなのでいろいろ試す。自陣に縮こまってみたり、盤上を所狭しと暴れ回ってみたり。基本的には面積5のブロックを早めに処理する。だが、それだけで勝てるほど甘くはない。たのんさんが自陣を突破させないようにブロックを置く技を駆使していたのが印象的だった。

9:00少し前に会議室へ。予想に反して、PC14台のうち13台がTOLの対戦や練習に使われていた。これは昨年にも無かった異常な状況だ。筆者も血が騒ぎ、指慣らしもそこそこにTOD対戦を開始した。

◆DC版TOD:ローマ字対戦3

 たけぽんdqmaniac
1章3207(96%, 27words)3262(98%, 23words)
2章5330(98%, 46words)4879(96%, 50words)
3章3961(96%, 26words)3691(97%, 21words)
4章3959(98%, 26words)3702(97%, 30words)
5章4647(98%, 27words)5170(99%, 37words)
6章5294(--%, --words)6171(--%, --words)
評価全A正B他A
年俸14億3624万円11億1426万円

 1P側2P側
1章レトルネア2152(78%, 19words)4143(100%, 32words)dqmaniac
2章3634(83%, 40words)5072(93%, 55words)かり〜

ミスミス・ショットをやり込んで正確性を上げてきたというたけぽんさんと、先週の前哨戦以来の対戦。但し全章対戦は2013.12.21の秋葉原ガチTOD対戦会以来だ。1章では正確性98%をキープし、ワード数の不利を補って勝利。実力と運が噛み合った。だが、2〜4章ではたけぽんさんの勢いを止められず。2・4章はワード数こそ上回ったが、正確性98%を叩き出されて敗北。いや、仮に筆者が98%を叩き出しても勝敗は変わらない。3章で正確性100%狙いが早々に崩れた挙句、98%すら逃して連敗。

5章では正確性99%を保ちつつワードをむしり取って勝利。マジシャン前にライフ4個+2個だった。このため、正確性最重視で打つ。するとたけぽんさんが2発喰らってくれた。6章ではMISSION1直前にイカサマアタックを筆者が喰らう。これでワードは10文字相当に低下したが、8体目「君の瞳に乾杯」(20打鍵)の冒頭で詰まって無念にも失敗。その後はお互いに粘り、CONTINUEせずに持ちこたえたと思う。そして最大の敗北感は終了後に待っていた。何とたけぽんさんが全A評価を叩き出し、年俸14億円台! 筆者も正確性B評価で11億円台と、このサミットでの自己ベストを叩き出したが、全A評価を出されると届かない。この要因として、たけぽんさんの長文の速度と正確性が格段に強化されている。次回の対策次第では後半の章の勝敗が逆転するかもしれない。再戦が楽しみだ。

次にレトルネアさんと対戦。1章を単独で打ち始めていたため、声を掛けて乱入してみる。8月のタイパーボウリングオフでは対戦できなかったため、今回が初手合わせとなる。既に取られた約10ワードはハンディということで良いだろう。正確性を重視し、ガチで40コンボ以上繋いで勝利。2章ではかり〜さんがローマ字入力で対戦し、勝利していた。かり〜さんはTW国語Rでは総合XCとのことだが、TODの経験値は非常に高い。ワードやアイテムの位置を完璧に把握しているため、初速で優位に立てるのが実に大きい。

 游騎dqmaniac
5章3823(88%, 26words)5243(99%, 38words)
6章4396(--%, --words)6117(--%, --words)
評価正D状E他A状B他A
年俸1億4541万円11億1474万円

 dqmaniacれえる
1章3635(96%, 34words)2066(79%, 18words)
4章4998(99%, 39words)2506(84%, 18words)
評価全A正D特B他A
年俸6億0254万円9364万円

続いて今回初対面の游騎さんと対戦。長文が比較的得意とのことで、5章から対戦する。純粋な打鍵速度では明らかに游騎さんが上だ。実際、全力で打っても長文後半の伸びで及ばずワードを取られたことが幾度となくあった。だが、速度でかなわない分をワード慣れと正確性で補って勝利。

れえるはTW国語R基本常用語ZIを出しており、もともと筆者よりも遥かに速い。だが、長い間タイピングをやっていないとのことで、短文の多い1章と長文も出てくる4章で。こちらも正確性重視で圧勝。それにしても懐かしい対戦だ。7年前のフジヤルヴォルケイノオフ以来だ。

昼食はれえる行きつけのトレドという昔ながらの店で昔ながらのオムライス900円。うまかった!

◆WeatherTyping団体戦

午後になり、この日の公式イベントであるWeatherTyping団体戦が行われた。これはタイピングサミットでは三年連続三度目の試みである。昨年のデータをベースとして最新情報(TKさんのLevel10到達等)を加味した最高レベルに基づいて4チームに編成し、記録の低い順に4人対戦を実施していく。最後は大将戦で締めくくるというものだ。即ち、なるべく実力の近い人どうしの対戦を多く組むという意図だった。また、昨年からさらに多様性を増したオリジナルワード(TOD2004の7〜9文字相当、e-typing、TW国語の慣用句・ことわざ、TWオリジナルののみ・混在・数字、毎パソ英文、オランダ語、インドネシア語、エスペラント語)を用いた。これは、特定のタイピングソフトをやり込んだ人が一方的に有利になる事態を避け、幅広い人に楽しんでもらうという意図だった。一部ではクソワードと呼ばれていたが、最高の褒め言葉と受け取っておく。

チームリーダーメンバー
Aひろりんご しゅんぽっぽ、華麗なお姉様、やだ、eigh、れえる、かわず、melanie、fantom、さくらん
Bたにごん Tak、cocoa、かり〜、レトルネア、たのん、たけぽん、むなすぃ、さとみん、き〜や
Cdqmaniac ぷんだ、オリプス、いおん、れんれん、游騎、kameo、ジュニア、KeNo、モルタルコ
Dparaphrohn リアフィ、のん、Pocari、炎舞玖寺、mayo、Chacha、おびらん、ウェル

筆者はCチームの大将として参加した。昨年うっかりWeatherTyping2でLevel11を出してしまったため、リアフィ、ぷんだ、Takといった強豪たちよりも上になったためだ。我らがCチームは、8回戦終了時点では2位のBチームに14ワード差をつけてトップを独走していた。KeNoさんとかめおさんが勝ち、ジュニアさんと游騎さんも敗れはしたが18ワード以上を獲得し、他のメンバーも確実にワード数を積み上げた。となると、副将と大将の責任は重大だ。結果はこうなった。

【8回戦:副将戦】

チームプレイヤーレベルワード数速度正確性得点
AしゅんぽっぽJIS90320780
BTakQWE10206078936044
CぷんだQWE1094779113033
DリアフィJIS11124497720750

事前の目論見では、Level11で頭一つ抜けているリアフィさんが勝ち、Bチームのたくりんを潰してくれるはずだった。Cチームとしてはぷんだが粘って15ワードくらい取ってくれれば御の字だ。ところが、蓋を開けてみるとたくりんがTOD2004やランダムワードで予想外の強さを発揮し、圧勝となった。例年では大将を務めるその強さはさすがである。そして、Bチームとの差が3ワードにまで縮まった状態で大将戦を迎えた。Dチームも12ワード差にまで迫っており、大将戦の結果次第では3位に転落する可能性すら出てきた。

【9回戦:大将戦】

チームプレイヤーレベルワード数速度正確性得点
AひろりんごQWE12146398525373
BたにごんJIS12205618849377
CdqかなJIS11105419224888
DparaphrohnQWE11146288324355
AやだQWE80491850

大将戦の結果。名前にはチーム名が記載されている

やださんを除いて全員がレベル11以上というハイレベルな対戦だ。だが、ワード1を離れるとどうなるか。昨年との違いは、たにごんの存在だ。英文における圧倒的な強さに加えて、JISかなやランダムでも筆者を上回る。なお、WeatherTyping3の5人対戦機能を試すため、そして最下位チームへの救済措置として、やださんが特別枠で参戦した。Aチームの意図は、数字が出た時に確実に取ることにあったと思う。

この面子で10ワード取れたのは奇跡に近い。一つの要因は、たにごんの使用したキーボードが英語レイアウト(?)になっており、ハイフンが打てなかったことだ。むしろ、その不利な条件を覆して勝ちきったたにごんが凄すぎる。また、TW数字で当社比1.5倍超の速度を誇るやださん相手に筆者が数字ワードを取れたのはまぐれか。

この10ワードを積み上げたお陰で、Bチームに次ぐ準優勝を成し遂げた。賞品としてe-typingバッジを獲得した。……と言えば聞こえは良いのだが、実際には大将戦で敗れたためCチームとしても優勝を逃した。無念である。

……

また、個人賞は以下の通り。JISかなの速度は日本語ワードの比率を考慮し、「大将戦1.24倍、その他1.3倍」として補正している。たにごんは今大会最強のオールラウンダーとして、KeNoさんは元祖正確性の鬼として、その実力を遺憾なく発揮した。なお、全参加者の平均値は、速度が469.6打/分、正確性が83.2%だった。全体的に、速度が激減し、正確性が微増した。これは明らかに、英文やランダムを混ぜたためだろう。

【速度賞】
順位プレイヤー速度
1たにごん695.6
2dqmaniac670.8
3ひろりんご639.0
4paraphrohn628.0
5Tak604.0

【正確性賞】
順位プレイヤー正確性
1KeNo96%
2dqmaniac92%
3ぷんだ91%
むなすぃ
5Tak89%

……

続いて、WeatherTyping2のワード1を使用したエキシビションマッチが勃発した。

【エキシビションマッチ】

チームプレイヤーレベルワード数速度正確性得点
AひろりんごQWE12309467974742
BたにごんJIS12132458939
CdqかなJIS11175718541310
DparaphrohnQWE11138267928277

エキシビの結果。たにごんのグラフが不自然に突出!

ひろりんご・たにごんの壁は越え難く、完敗を覚悟していた。しかも30本先取であり、後半のガス欠も懸念された。ところが、開始直後にたにごんが脱落した。後で確認したところ、「いばらきときたらしか」で速度3800、レベル57相当を叩き出し、WeatherTyping3がぶっ飛んだとのこと! 観戦していた開発者のモルタルコさんが苦笑いする中、全盛期のたにごん伝説がまた一つ誕生した。

試合はその後も続行された。お陰で、JISかなが有利なワードをことごとく奪取し、しれっと2位に収まった。QWERTYが有利なワードはひろりんごがほぼ奪取し、フレン・シーフォを潰してくれたのも大きかった。仮にたにごんが正常に打てていたら、筆者が圧倒的最下位に沈んだことだろう。

筆者の速度・正確性は、昨年と比較して改善された。昨年の反省として、「対戦を繰り返して実力を磨き上げる必要がある」と記述したのにもかかわらず、実行に移せなかった。但し、Level11を目指す過程で各ワードが指に染み込んだのが大きい。WeatherTypingの対戦における実力とは、初速を重視して多くのワードを奪い取ることと、苦手なワードをある程度克服すること、そして長期戦を闘い抜くための持久力を身につけることと定義した。このうち一番目と二番目はある程度身につけたと思う。

◆2日目のゲリライベント

ゲリライベントへのエントリーは、午前中から始まっていた。というよりも、グッジョブバージョン大会の裏の担当である筆者がホワイトボードに記入して募集を開始していた。また、TypeShoot大会のエントリーも、開始早々済ませておいた。

なお、公式イベントであるWT団体戦が開催されたため、ゲリライベントの開催は結局この2つだけだった。他には飲酒勢限定のタイピョエル大会も企画されたが、3日目に延期となった挙句、開催されなかった。

【TypeShoot大会】

16名で締め切り。当初は2名でチームを組んでトーナメントという予定だった。筆者は正確性の高いぷんだと同じ組になったため、かなり有利に闘えると内心ほくそ笑んでいた。というよりも、ぷんだの足を引っ張らないようにしなければと考えていた。

ところが! いつの間にかルールが変更されて個人トーナメントに。しかも、先程同じチームだったぷんだが1回戦の相手かよ! 正確に打ち続けてコンボを繋げば良いという初歩的な攻略法は知っていた。だが、ソフトへの慣れという要素が決定的に不足していた。スペースを打つべきところでEnterを打ったり、そもそもJISかなをリアフォで打つとかすりミスが激増したりで、結果的にミス連打。これではぷんだに対抗し得るはずがなく、開始早々に猛攻を浴びてKO負け

【TOD2003グッジョブバージョン大会】

2002年12月のTOD2003の発売に前後して、TBS系「タモリのグッジョブ! 胸張ってこの仕事」という番組で「タイピング早打ち特集」が放映された。TOD達人たちも出演してタイピング対決を毎週のように実施していた。今回の参加者の中ではぽかたん、むな、KeNo、筆者の4名が出演している。ここで使われたのが、TOD2003の一部を改変した「グッジョブバージョン」と呼ばれるソフトだ。仕様は以下の通り。画面に出現するのは1章ボスのクァール&ズィールだ。だが、ワードが長く数も多い。ついでに、次のワードが出現するまでの時間も短い。特に後者の仕様を把握していないとワードの出るタイミングを掴めず不利になるため、必要に応じて練習ラウンドを設けた。

ボス名ワード数文字数(R)文字数(K)
クァール911〜12文字相当13文字以上相当
ズィール310文字相当11〜12文字相当

筆者は1分03秒75というサミット会場での自己ベストを叩き出して天命を待つ。結果は後に打ったparaphrohnさんがさくっと1分02秒68を叩き出して優勝。強い。ちなみに3位はいおんさんの1分05秒28だった。

参考までに、過去の自己ベストはかな入力で2003.1.31に出した1分02秒02だ。ローマ字入力では2003.1.11に1分03秒23を出している。TVに出演した時はワードがやや短かったため、59秒台まで出している。

◆DC版TOD:かり〜戦2

ゲリライベントが終了した後、ほぼ全員がタイピングに関してはお腹いっぱいという表情で、飲酒タイピングサミットに出撃していった。だが、筆者にとって本番はここからだ。かり〜さんと、昨日に続き全章ガチバトルに臨む。今回もDC版で打つ。昨日とは1P側と2P側を入れ替え、ホーム&アウェー形式で実施した

 かり〜dqかな
1章3160(89%, 30words)2643(91%, 20words)
2章4403(92%, 41words)4476(91%, 50words)
3章4271(93%, 28words)3161(90%, 18words)
4章3826(91%, 37words)3832(92%, 29words)
5章3813(93%, 21words)5193(97%, 39words)
6章5155(--%, --words)6110(--%, --words)
評価正特C他A正特C他A
年俸3億3000万円3億6988万円

1章ではかり〜さんの初速が爆発し、10ワード差をつけられての完敗。正確性ボーナスで100ポイント上回ったくらいでは到底挽回できない。2章では一転して初速勝負に出る。MISSIONや子供の父親救出後の室内の8体など、苦手な場所で奮闘し、雑魚戦をほぼ互角の展開で終えた。そしてハイエロ前半でワードを奪い、正確性と1P側プレミアムの不利を補って僅差で勝利。1ワードでも少なかったら負けていた。これは非常に大きい!

3章では2章勝利の安心感のためか逆に腑抜けてしまい、速度も正確性も中途半端になった。落穂拾い戦術も徹底できず、2体出た時に両方とも取られることが多かった。タワー戦でもこの不利を覆すことができず、結果は予想外の大差に。4章では再び攻勢に出る。待望の土星語勝負も実現した。それなりに粘ったものの、かり〜さんの優位を崩すには至らない。その後もワード数の差を補いきれないまま終了。ところが! 敗色濃厚だったはずなのになぜか6点差で勝利。正確性ボーナスで100点多く稼いだが、8ワード差を詰めるには至らない。となると、夢中でワードを取り合う間にはみ出し回復を決めたのだろうか。

5章ではAC版スコアアタックで鍛え抜いた長文ワードをガンガン取って勝利。4章まで92%止まりだった正確性を一気に97%にまで引き上げた。かり〜さん相手にこの正確性があれば、マジシャン前半も恐れるに足りない。6章でもこの流れを継続し、MISSION2以降も集中力を保って勝利。かり〜さんに疲労が蓄積してきたのかもしれない。

……

夕食は過去のサミットでもまだ行ったことがなかった日高屋で。レバニラ炒め定食650円。サミットは3日間にわたる長期戦なので、価格や見た目よりも栄養のバランスを重視した。一方、き〜やはラーメン2杯を高速で平らげていたような!

速攻で会議室に戻り、タイピング開始。TOLは今一つやる気になれず、DC版TODでドリルモードを打つ。昨日と違って風呂後という好条件は無かったが、指の動きは悪くない。百人斬りでは3分22秒61(95%、36位)→3分22秒93(93%、39位)→3分19秒90(95%、5位)。何と、今年初の3分20秒切りを達成した。ついでに、自己TOP100から3分30秒台を駆逐した。画面で3rdとなっているのは、上にTKさんが異次元の記録を叩き込んだためだ。なお、不純物除去は70体前後で終了した。自宅のDCで188体も倒しているのはDCの読み込みが遅くなったのが原因という疑いを持っている。このため、是非とも違う環境で3桁撃破したかったのだが、来年に持ち越しとなった。

自宅以外の環境で記録を出すのは重要です

続いてDC版TODでスコアアタック。5章ではクァール戦でコンボを切断して意気消沈。だが、その後は繋いでコンボ59、ゲージ9割とそこそこいい感じに仕込みを完了した。

6章では序盤の斧雑魚に斧4+1個投げさせて、はみ出し回復3回。だが、MISSION1手前でイカサマアタックを喰らう。ゲージ回復でライフ5個に戻したが、MISSION1のアイテムは鎮静剤青だった。研究室ではみ出しライフを獲得するも、直後「らぶらぶふぁいやー」で痛恨のミス。その後は適当に流した。タワー後に5回目のはみ出し回復を決めたが、MISSION2でミスを連発して総崩れとなった。ここでミスすると撃破数を数えることができず、スコア計算が狂う。13〜14体、アイテムはダイヤだった。エンペラー第一形態ではスカシを2回決め、剣モードを2回撃破。第二形態では相討ちを2回決めた。

スコア9785、特状B他Aで年俸13億5040万円と全然ダメだった。コンボを切ったら何をやってもダメだ。

……

この辺で、飲酒タイピングサミット勢が戻ってきた。ここから会議室封鎖(22:00)までは、TOL対戦もしくはレクチャーをやっていた。しかも、チーム戦のことを考えるとCチームのメンバーに戦術を叩き込むべきなのに、他チームのメンバーに教えていた気がする。とはいえ、いろいろな人に教えて全体を底上げした方が、中長期的にはプラスになると思う。また、参加者のレベルも明らかに上がってきている。HANDICAPを2に下げるとなかなかダメージが通らず、KO勝ちに届かないことが多かった。

なお、Cチーム全体では16点を積み上げ、暫定1位に浮上した。WeatherTyping団体戦での2位に加えて、グッジョブバージョン大会で筆者2位、いおんさん3位。TypeShoot大会でもぷんだとオリプスさんが3位に入った。

そして、明日こそは朝ランを決行すべく、23:05には就寝した。寝部屋最高!


●2015.10.12(Mon)

5:00のアラームをうっかりセットし忘れていて、気付いたら5:28だった。5:30のアラームは別途鳴るので、結果的に問題無かったが。

そして6:00に集合したメンバー(ウェル、たのん、筆者)で朝ランを決行した。たけぽんさんも参加を希望していたが、5分差ですれ違ってしまったのは残念だ。コースは飯田橋→九段下→竹橋→皇居1周(半時計周り)→竹橋→九段下→飯田橋で、計8.6km。これを約56分と、LSD気味に走行した。筆者にとっては抑え気味のペースだが、ここで焦ってペースを上げる意思は毛頭無し。朝ランの爽快さを満喫し、サミット3日目のタイピングに良い影響を及ぼすことが目的だからだ。幸いなことに天候にも恵まれ、超気持ちいい! 終わった後の風呂も最高! 飯もうまい! ちなみに、朝食はき〜やに教えてもらって19階の食堂(ビュッフェ形式)で。これまた初の利用となる。高級ホテルではないため質は価格相応だが、ランニング後は何を食べてもうまい。そして量はいくらでもある。素晴らしい。そして、筆者の午前中のタイピングにも好影響が出た。

朝ラン爽快すぎ! 午前中のタイピングにも好影響

朝食後、昨日と同じメンバーでブロックスに興じる。1回戦はかり〜さんを除く3名で、2回戦はかり〜さんを入れて4名でプレイした。2回目の結果は以下の通り。緑:たのん、黄:かり〜、赤:dq、青:ウェル。さて勝ったのは誰でしょう?

ブロックス詰め上がり図

◆DC版TOD対戦4

9時に近付いたため、寝部屋からさくっと撤収して会議室へ。この日もTOLに励む人でノートPCが埋め尽くされていた。一方、AC版TODが空いていたため、ここ3年ほど対戦していなかったジュニアさんに声を掛けて対戦。

 ジュニアdqmaniac
1章2859(92%, 26words)2911(92%, 26words)
2章4021(88%, 42words)4958(97%, 52words)
3章3634(92%, 22words)4041(98%, 24words)
4章2878(89%, 21words)4056(96%, 36words)
5章3487(90%, 20words)5530(98%, 43words)
6章4286(--%, --words)6218(--%, --words)
評価正C他A正B他A
年俸5億7859万円11億5048万円

 いおんdqmaniac
1章2521(92%, 18words)3322(95%, 34words)
5章3653(86%, 26words)5217(98%, 38words)
6章4682(--%, --words)5989(--%, --words)
評価正D他A正B他A
年俸4億9336万円10億9865万円

ジュニアさんの長所は鋭い反射神経であるため、前半の章のみで闘うつもりだった。特に1章では前回対戦(2012.2.25の関東大規模タイパーオフ)で敗れているため、全力で取りにいく。その結果、かり〜戦並みに正確性を無視した壮絶な打ち合いとなった。どちらが勝ったか最後まで分からなかった。結果を見ると正確性もワード数も同じで、僅かなBase Pointの差が勝敗を分けていた。序盤のペンダントを取得したのと、ボス戦の長文をそこそこ取ったのが効いたか。2章以降は正確性を上げていく。MISSIONや父親救出後の室内、そして3章前半で落穂拾い戦術が機能した。3章まで終了した時点で他にやりたそうな人がいなかったこともあり、結局全章打つ。AC版ではDC版と違ってPauseが効かないためでもある。

4章ではもちろん土星語を狙ったが、カテゴリーの辞書だった。しかも「〜ずむ」という、ローマ字では打ちづらいワード群に。従って土星語ほどの差はつかなかったが、互角以上に闘ってしのぎきる。雑魚戦でじりじりと差を拡大し、ボス戦の長文もそこそこ奪って勝利。5章以降は長文一本勝負が多く、マジシャン前半という稼ぎどころもあるため、さらに差が拡大した

続いていおんさんと対戦。短文と長文のどちらが得意かは何とも言えないとのことだったため、1→5→6章で対戦した。もちろんベース速度は常用ZI、総合ZJを達成済みのいおんさんの方が遥かに上だ。実際、一般的によく使われる表現を含むワードはほぼ取られた。だが、少しひねったワードは筆者が取れることが多かった。また、多少先行されても正確性を崩さず持ちこたえた。5章マジシャン前半では正確性の差が顕著に現れ、いおんさんがCONTINUE2回。但し、次第にワードが短くなるに従い筆者も乱打気味になってきて、2発喰らったのは要反省だ。ここで一時的にライフ2個まで減ったが、5章勝利で3個に戻し、6章でもCONTINUEすることなく耐えきった。

 たけぽんdqmaniac
1章2875(97%, 21words)3494(96%, 31words)
2章4576(99%, 37words)5627(98%, 60words)
3章3899(97%, 22words)4214(96%, 25words)
4章3253(97%, 22words)4244(98%, 34words)
5章3726(91%, 25words)4982(97%, 37words)
6章4334(--%, --words)6802(--%, --words)
評価正B他A正B他A
年俸8億9374万円11億6622万円

さらに、たけぽんさんと対戦。昨日は3勝3敗といい勝負だった。今日もたけぽんさんの正確性が高いが、昨日よりはワードを取れる。朝ランの効果だろう。毎回負けていた2章も取り、いい感じで後半の章へ。5章ではWeatherTyping東西戦にたけぽんさんが召喚されたため、ズィールまでかわずさんが代わりに打った。この区間だけはかなりのワードを取られたと思う。だが、戻ってきたたけぽんさんからワードを奪い返し、マジシャン前半と6章研究室入口でCONTINUEに追い込んで圧勝。なお、筆者も東西戦にエントリーしていたが、ちょうどマジシャン中だったため、WeatherTypingの方をTKさんに代打ちしてもらった。

◆WeatherTyping対戦

ここでWeatherTypingのワード1を用いて本日の頂上決戦が勃発した。

プレイヤーレベルワード数速度正確性得点
dqかなJIS11305899079515
TKQWE10148368834331
paraphrohnQWE11127777824242
かり〜JIS8115178123031

昨年11月にLevel11を出した時の感触を少しだけ思い出した。というよりも、指が一部のワードを覚えていた。JISかなに有利なワードを中心に、快調にワードを取っていく。途中経過を見る余裕は相変わらず無かった。このため、昨日の団体戦とエキシビションで連敗した鬱憤を晴らすべく、阿修羅の如く打ちまくった。

続いてしゅんぽっぽさんとJISかなで連戦。

プレイヤーワード数速度正確性得点
dqかな305858776342
しゅんぽっぽ184836829559

プレイヤーワード数速度正確性得点
dqかな306309387885
しゅんぽっぽ115127019711

プレイヤーワード数速度正確性得点
dqかな306419187496
しゅんぽっぽ104806515600

しゅんぽっぽさんによると、筆者のような安定型が一番苦手なタイプとのこと。筆者にとってはしゅんぽっぽさんのような瞬発加速型(初速に加えて、素早くトップスピードに乗せる)が一番苦手なタイプだった。だが、昨年と比較すると、筆者は速度・正確性とも向上した。JISかなの対戦で速度600、正確性90%を同時に超えたことは、昨年は無かった。

……

昼食はサイゼリヤへ。今回のサミットでは2回目だ。ほうれん草とベーコンのクリームスパを食しておく。戻ってからかり〜さんを入れてさらに打つ。

プレイヤーワード数速度正確性得点
dqかな305958878540
かり〜295798369682
しゅんぽっぽ215156233526

かり〜さんもパワーアップしていた。これはLevel8の力ではない。少なくとも9、噛み合えば10は出せる力があると思う。そして、筆者が詰まるとほぼ確実にかり〜さんかしゅんぽっぽさんに取られるため、なかなか決着がつかない。終盤に入ると疲労してきたため、少しでも詰まったら打つのをやめて体力回復に専念する。これにより打鍵速度が低下するのは承知の上だ。また、1回休みの時にワード数を見る余裕も出てきた。というよりも、その結果かり〜さんにリードされていることが分かったため、ラストスパートをかけてギリギリ勝利。この試合の反省として、詰まっても簡単に諦めてはいけない。諦めずに打ち続けていたら取れたであろうワードも幾つかあった。すると決着も早まり、疲労も少なかったと思う。

……

なお、eighさんによると、TKさんが百人斬り2分56秒23を叩き出したらしい! 2012年のあきうめ君の記録(2分57秒40)をついに更新だ。一昨日の全力疾走30秒切りといい、凄まじい。

◆TOL(月姫打ONLINE)団体戦

主にぽかたんによる、3年前からのTOL布教大作戦が、ついに実を結ぶ時が来た。TOL団体戦への参加者は35名に達した! 昨年より7名増え、過去最高を記録した。もはやWeatherTyping団体戦に迫る数字だ。

チーム分けは初日に発表された4チームをそのまま使う。但し、3日目に参加できない人がいるため、トータルの人数は減っている。また、バランスを取るため、一部のメンバーはチームを替わっている。

チームリーダーメンバー
Aやだ ひろりんご、TK、eigh、melanie、かわず、しゅんぽっぽ、fantom、さくらん、かじ
Bむなすぃ き〜や、Tak、たのん、cocoa、レトルネア、かり〜、たけぽん、ニルゥ
Cdqmaniac ぷんだ、ジュニア、kameo、おはよう、いおん、游騎、珠、れんれん
DPocari ひろりんご、paraphrohn、ウェル、炎舞玖寺、Chacha、ヨッシー、Den

4チームあるため、まず準決勝としてBチーム対Cチーム、Aチーム対Dチームの対戦(各9戦)を行い、次に勝者どうしによる決勝戦と敗者どうしによる3位決定戦を実施した。時間短縮のため、総当たり戦にはしなかった。また、各試合の勝利条件は1ROUND(180秒)先取とした。但し、各チームの上位2試合に限り、2ROUND先取とした。また、大将戦に限り、選択キャラは事前に進行役に教えておく方式を採用した。

さらに、今回新たに加わったのがHANDICAPの使用権である。各チーム14ポイントを割り当てられ、各戦で自由に使用できる。例えば、1回戦で両チームがHANDICAPを2ずつ使うと相殺され、HANDICAPを3と3に設定してバトルを開始する。また、Bチームが1、Cチームが2使った場合は、Cチームが自分に有利なようにHANDICAPを操作できる。この場合、BチームのHANDICAPを2に下げても良いし、CチームのHANDICAPを4に上げても良い。HANDICAPが1違うだけでも、相当頑張らないとダメージが通らなくなるため、使いどころが難しい。

我らがCチームはまずBチームと対戦した。事前の打ち合わせで、ジュニアさんとかめおさんにはHANDICAPを使わず、他7名に2ポイントずつ使うこととしていた。だが、勘違いしておはようさんのHANDICAPまで0にするというミスがあり、前半で早々に敗退決定。余ったHANDICAPはぷんだVSき〜や戦で無駄に消費することとなった。この組み合わせならHANDICAPを使わなくても勝利が見込めるのに、き〜や1:ぷんだ4という完全な空振りに。

結果的に、おはようさんに2ポイント使うのみならず、他の人にも1ポイントずつ振り分けるべきだった。この戦略面での失敗があまりにも痛すぎた。大将戦ではむなとガチ勝負(3年連続で反転秋葉VSシエル)して昨年のリベンジを果たした。だが、戦術面の勝利で戦略面の敗北を覆すことは不可能だ。それに、既にチームとして勝負が決まっており、緊張感も何もあったものではない。

……

続いて、Dチームを相手に3位決定戦。今度はおはようさんへのHANDICAPを間違えず、前半で着々と勝利を積み重ねる。だが、最後のぷんだVSひろりんご、筆者VSぽかたんにHANDICAPを充分に残せなかったことが敗因となった。両方ともHANDICAPで最低1差、できれば2差は欲しいところだ。それなのに結局ガチ勝負になってしまっては、勝ち目ゼロだ。

実際、大将戦では甘んじて公開処刑を受ける。魔王ぽかたんに何もさせてもらえず圧倒的惨敗。赤ブロックは全く取れないし、結果として常にこちらの攻撃を上回る攻撃が降ってくるし。終盤では完全に戦意喪失した挙句、指の動きも止まって日本語8文字で抱え落ち2回。そもそも、迷った挙句にシエルを選択したのも間違いだった。何もできないのではつまらないことこの上ない。せめて反転秋葉やアルクェイドを選択し、少しでもダメージを奪う方針で行くべきではなかったか。

……

結局、チームとしても個人としても圧倒的惨敗となった。S級戦犯として土下座するしかない。戦略面の真の敗因は、TOLの練習と布教を完全に捨てていたことに尽きるだろう。というよりも、TOD対戦を重視するあまり、TOLを手抜きしすぎた。来年もTOLをTODよりも重視する気は全く無いため、TOL団体戦でリーダーを務める資格など無い。勝手なお願いだが、TOLの布教および団体戦のリーダーは他の人に一任したい。

…… …… ……

大会終了時点で、15:45頃になっていた。ここで、幹事組(ぽかたん、むな、melanie、paraphrohn、き〜や、ウェル、筆者)でさくさくっと反省会。幹事組での反省会はSkypeで別途実施するが、顔を合わせての場はここしかない。

そして16:00過ぎから撤収開始。17:00までに会議室を空ける必要があるため、素早く撤収を開始した。今年はぽかたんが全体を仕切り、皆ができることを確実にこなしてくれたお蔭で、極めて効率的に作業が完了した。

さらにサミット打ち上げが各所で開催されたらしい。筆者はeighさん、かり〜さん、ウェルさんと同じ電車で移動したため、このまま秋葉原でTOD対戦という考えも一瞬浮かんだ。だが、ここで現実に引き戻される。自宅には2歳の誕生日を迎えた我が子が待っているし、そもそも明日からは普通に出勤だ。サミットの事後処理(アンケート集計、レポート執筆)もある。


◆総括と課題

【会場/設備】

会場は相変わらず神。30〜35人規模のオフを実施するなら、ここを上回る場所は思いつかない。安価だし便利だし必要十分な設備が揃っているし。会議室内のTVをそのままDC版TOD対戦に使用できる点も、大変助かる。これがないとレンタルなり持ち込みなり、手間やコストが大きい。さらに、宿泊場所が同じフロアにある点も魅力だ。

問題点は、参加者の増加(今年は1日あたり40人)に伴い手狭になってきたことだ。また、根本的な問題として、来年の3連休にはこの会場を確保できていない。このため、幹事組で新たな会場を検討中である。

また、関西など別の場所での開催に際しては、良い会場の確保に加えて、地元の幹事の育成も欠かせない。また、東京開催時ほどの需要は今のところ見込めないため、必然的に財政状況も厳しくなる。従って、まずは東京で実績を重ねつつ、将来に向けて種をまいておきたい。

【持ち込みPC】

サミットPCとして、XP機10台、Windows7機5台、計15台を準備した。また、試験的にXP→Windows7のアップグレードを1台のみ実施した。だが、うち2台は故障し、実質13台となっていた。昨年との違いは、TOLの練習でほぼ埋まっている時間が多かったことだ。TOL人口の増加に伴い、PC台数が不足と感じられる場面もあった。

また、ゲリライベントの大半は、限定された数台のPCのみ使用して実施した。例えばグッジョブバージョン大会は、入口から見て手前の2台のみに必要なソフトをインストールして実施した。事前にどのPCを大会に使用するか明確にしておくことで、PCの確保に悩む必要が無くなった。

反省点としては、Windows7機でTODラリアットの動作検証をやる暇が無かったことだ。これはサミットとは別に機会を確保して実施するしか無いだろう。

【持ち込みAC/DC】

AC版TODをeighさんに持ち込んで頂いた。しかも難易度VERY HARD設定で! このAC版TODが昨年のDC版TODと同じ役割を最後まで果たした。即ち、対戦に用いられている時間が多かった。但し、ゲリライベントでスコアアタック大会をやることはありそうで無かった。

DCは2台あるはずだったが、1台の配線がうまくいかず、結局AC版TODで代替した。来年は接続ケーブルとキーボードのみ筆者が持参すべきか。今年は初日の会場到着が12:30頃と見込まれたため、サミット開始に間に合わないと判断してかり〜さんに遠方から持参頂いた。来年は郵送という手段も検討すべきか。

【イベント】

昨年は公式イベントが盛りだくさんとなり、WeatherTypingやTOLの練習に時間を取られて他のソフトを打てなかったという反省があった。このため、今年は幹事組で用意する公式イベント(原則全員参加)を「WeatherTyping団体戦」「TOL団体戦」の2つに絞り込んだ。他はすべて参加者の企画による「ゲリライベント」とし、基本的に小規模で実施した。具体的には以下の通り。その結果、1日あたりの開催数は前回と比較して増加したものの、1人あたりの参加イベント数は低下した。

実施日大会第7回備考:第6回
1日目TypingWar大会ゲリラ
e-typing大会ゲリラ(種目変更)公式(1日目)
WeatherTyping個人戦ゲリラ(規模縮小)公式(1日目)
TypeRacer大会ゲリラ(規模縮小)公式(3日目)
バトタイ大会ゲリラ
2日目WeatherTyping団体戦公式公式(2日目)
TypeShoot大会ゲリラ
グッジョブバージョン大会ゲリラ
3日目WeatherTyping東西戦ゲリラ
TOL団体戦公式公式(3日目)
廃止DC版TOD団体戦公式(2日目)
タイピョエル大会事実上ゲリラ
常設タイプウェル常設
常設TODドリル常設
AC版TODスコアアタック稼動せず

WeatherTypingとTOLの団体戦については、昨年実施したアンケートで集まった意見を踏まえて幹事組でルール設定や大会実施体制を改善した。その結果、一つ一つのイベントに対する満足度は上がったと考える。ゲリライベントは、基本的に参加者が発案し、幹事組(主にmelanie/paraphrohn)がルール設定や司会進行等をサポートする形式で実施した。

以上により、各ソフトに思い入れのある参加者が今までにないルールを考案し、斬新な大会が多数実施された。タイピングをやりたい人はゲリライベントにどんどん参加してポイントを稼ぐことができるというシステムも良かったと思う。一方、他のことをやりたい人は自由時間を確保してカードゲーム・ボードゲーム・ワインパーティー等に充てることができた。

さらに、今年も嶌貫様のご厚意により、賞品を充実させることができ、参加者からも好評を得た。

以下、各イベントの状況と反省を記す。

●TypingWar大会(発案:0次会参加者)

サミットに先立ち、一部参加者が0次会と称して、東工大で実施されたタイピング大会に参戦してきた。そこで用いられたソフトをサミット会場に持ち帰り、最初のゲリライベントが勃発した。幹事組としても想定していなかったパターンであり、これぞまさしくゲリライベントにふさわしい。筆者はTOD対戦に熱中していて参加しそびれたが、後で話を聞いた限りではゲリライベントの意図は充分に達成されたと思う。

●e-typing大会(発案:melanie)

e-typing代表取締役の嶌貫様から大量のノベルティを頂いた関係で、今年も実施した。但し、普段滅多に打つことのない「方言ワード」を用い、しかもどこの方言を打つかはくじ引きで決定するという新たな趣向を採用した。さらに! このくじの中には当たりくじが1枚あり、タイピングをしなくても賞品をもらえるという試みもあった。但し、TypingWar大会と同様、エントリーが速攻で締め切られ、参戦できなかったのは残念だった。

●WeatherTyping個人戦(発案:melanie)

例年と違い、レベル6以下限定で実施された。その結果、ガチ度の高い大会で上位進出が難しい人や、メイン以外の配列が成長過程にある人など、新たなニーズを呼び起こした

なお、WeatherTypingの上位陣どうしの対決は2日目の団体戦の直後にエキシビションマッチとして実施した。また、3日目にもしゅんぽっぽさんの発案で個人的に実施された。昨年までの個人戦と違って全体の順位は出なかったが、実力が似通った人どうしの対戦はむしろ充実していたと思う。

●TypeRacer大会(発案:豆大福)

決勝戦での負け抜けルールは斬新だった。また、昨年のように10戦して平均wpmを競う方式ではなく、基本的に一発勝負で試合を進めた。参加者を昨年よりやや少ない16名に絞ったこともあり、スピーディーに終了した。なお、ゲリライベントにありがちなことだが発案者が司会進行とプレイヤーを兼ねていたため、途中でparaさんや筆者が司会進行を適宜代行した。

●バトタイ大会(発案:mayo)

開発者のかじさんも参戦した。8名限定で小ぢんまりと行われたこともあり、スピーディーに終了した。来年は参加者をもっと募っても良いと思う。また、WeatherTypingと同様、かじさんを囲む会を実施しても良いだろう。問題点として、回線がやや遅いと感じた。また、個人的には事前の対策を何もしていなかったのが悔やまれる。せめて直前数日間だけでもネット対戦をこなしておけば、もう少しマシなパフォーマンスを発揮できたと思う。

●WeatherTyping団体戦(公式)

昨年に続き、公式イベントとして実施した。結果的に、白熱した展開の試合が多く、当初の意図はほぼ達成されたと思う。ワードに関しては、昨年の反省も踏まえてバリエーションを増やした。ごく稀に出現する数字ワードでやださんが脚光を浴びており、このワードを仕込んだ甲斐があった。なお、すべキーは未経験者には凶悪すぎると判断して導入を見送った。だが、来年は要望があれば検討する。

●TypeShoot大会(発案:KeNo)

開発者自ら発案し、参戦もするという珍しいパターンだ。途中でルールが変更になったり、ネット回線が遅くてサーバになかなか接続できなかったりとトラブルも発生した。だが、これもまたゲリライベントだ。個人的な反省点はバトタイと同様、事前の対策に尽きる。

●TOD2003グッジョブバージョン大会(発案:たけぽん)

一発勝負のタイムアタックであり、1回につき約1分で終了するため、スピーディーに進行した。なお、短時間で終了するタイムアタック系の種目ならば、同じ形式で実施可能である。進行方法は今回で確立できたため、来年は他の種目でやるのも面白いと思う。なお、過去の例では
第1回タイピングサミット10周年オフ等でDC版TODのWORDBOXザ・パーフェクト大会がゲリライベント的に実施されたことがある。

●WeatherTyping東西戦(発案:たのん)

ゲリライベントのネタもそろそろ尽きてきたと思っていた3日目の朝、たのんさんが発案して実現した。過去のサミットではDC版TODの東西対抗戦を実施していた。これをWeatherTyping(ワード1)で実施する点が新しい。しかも1人あたりの担当が5ワードなので、すぐに勝負がつく。

東西対抗戦では、現住所で分けると東軍が多くなるため、横浜や東京(23区以外)も西軍になるのが今までの常だった。だが、今回は出身地(出生地)で分けたため、分岐点が愛知県になったらしい。この意味で、昔と比較してより東西対抗戦らしくなったとの感想もあった。

●TOL団体戦(公式)

昨年に続き、団体戦を企画した。結果的に参加者が昨年よりも増えて過去最高を記録し、盛況だった。ぱら・めらコンビによる進行も的確で、実にスムーズに2組ずつ対戦が進んでいった。また、昨年との違いとして、参加者のレベルが全体的に上がり、好カードが増加したことが挙げられる。副将戦以降は2ROUND先取とし、大将戦ではライブ配信も実施したため、盛り上がった。

●廃止されたイベント

第1回タイピングサミット以来の伝統を誇るDC版TOD団体戦が今回ついに廃止となった。理由は、ニーズの低下に尽きる。それに、団体戦よりも個人的な対戦の需要が多かった(筆者もその一翼を担っていた)。他にもDC版TOD/TOD2004の常設ドリル大会や、AC版TODのスコアアタック大会も実施されず、全体的にTODの優先順位が低下した印象だ。実際、PCはTOLの練習でほぼ埋まっており、TOD2004をプレイする人はほとんどいなかった。TOD2004の対戦確認や、TODラリアットの動作確認など、環境構築が滞っていたのも原因だ。但し、工夫次第でいろいろと遊べるソフトであることは確かなので、次回以降もゲリライベント中心に運用していきたい。

タイプウェルに関しては、各PCにインストールされていたため、打っている人も散見された。だが、全体ランキングは出力されなかった。ランキングシステムを開発したW/Hさんの離脱に伴い、引き継げる人がいなかったためだ。

昨年好評だったタイピョエルに関しては、eighさんにご協力頂き、全PCに最新版をインストールしておいた。実際、これを使用して飲酒勢限定で大会を実施しようという動きもあったほどだ。だが、飲み会の後に大会を実施しようという雰囲気にはならず、結局開催されなかった。

【参加コスト】

参加者の増大により、会場費と設備費はほぼ賄えるようになってきた。また、Tシャツを作成して希望者(幹事組含む)に頒布する等の新たな試みも実施した。一方で、PCの故障や新会場の検討に伴い、来年も引き続き財政面の余裕は無い。なお、スポンサーが現れてくれた場合は、参加費の削減よりも、設備や賞品の増強に使いたいと考えている。

筆者は、1日目・2日目とも宿泊するという選択をした。これは、1日目に寝部屋を指定することで、睡眠時間を確保する目処が立ったためだ。宿泊コストは参加費よりも高額で、2泊3日となると合計費用は13,400円に達する。とはいえ、一時帰宅するよりも体力的に楽で、かつサミットを満喫できるのは確かだ。なお、当初は2日目夜にカードゲーム等を楽しむことを想定していた。だが、朝ランを3日目に延期した関係で、結局2日目夜も早めに就寝した。

また、今年も飲み会には参加せず、その時間を主にかり〜さんとの対戦に充てた。長いようで意外と短い3日間を有効に使うため、ほぼ最適な選択だったと思う。

【新たな試み】

ゲリライベント以外で新規に採用した試みは以下の通り。いずれも賛否両論あると思う。今後もアンケートの結果を参考にしつつ、幹事組で議論を重ねて改善していきたい。

(1) 3日間同じチーム

前回までは団体戦毎にチームを編成していた。だが、一部の団体戦で「チームとしての一体感が無い」との意見があった。この問題を解決するため、今回は3日間通して同じチーム編成とした。その結果、特にTOLの教え合いがうまく機能したチームでは「一体感が高まった」との評価を得られた。副産物として、当日のチーム編成に時間を取られてイベントが進行しないという問題も解決できた。一方で、1日目は団体戦などチームとしての公的な行動が無かったこともあり、一体感というよりも個人的な行動が目立ったとの意見もあった。筆者もゲリライベント参戦でちまちまとポイントを稼ぎに行ったし。

3日間同じチームとする場合、事前にWTとTOLのレベルを確認してチーム編成を行う必要がある。また、直前や当日になってからの出欠変更があったり、受付でWTやTOLのレベルを再確認したところ実は違っていたりということもあり、チームメンバーの微調整が必要となったこともあった。

今後もチーム編成については議論を継続し、よりよい形を模索していきたい。

(2) Live配信

幹事組のき〜やの得意分野とのことで、今回から導入した。筆者はこの配信を見ていない。サミット当日は見る時間的余裕が無いし、終わった配信を見るには有料のプレミアム会員登録が必要だからだ。だが、き〜やがDJ機材を駆使して配信を行い、たのんさんがTOLの解説を実施する様子は見ていた。外部にうまく伝わっていれば、配信は成功だと思う。

また、顔出しNGな人のための配慮もなされていたとのことだが、実際にはカメラの位置に注意していないと何らかの事故で映ってしまうことも考えられる。筆者は気にしなかったが、人によっては気になるかもしれない。今後も「プレイ画面」「手元」「顔が映らない形での会場全体風景」に限って配信を継続する方向で。

(3) 新たな賞品

今回は「Tシャツ」「クリアファイル」「マウスパッド」を新規に導入した。ゲリライベントの新設に伴うものだ。ゲリライベントはその性質上、どの程度の規模の大会がどのくらい実施されるか当日まで分からない(幹事組でもある程度想定はするが、完全ではない)。従って、昨年のようにトロフィーや楯を大会の数だけ用意するのは非現実的だ。そこで、汎用性のある賞品を検討した結果、上記3種類に落ち着いた。

Tシャツは賞品枠の他に販売枠を設定し、初日に希望者に販売した。幹事組は全員が購入し、ある意味一体感が出ていたと思う。但し3日続けて着るわけにもいかず、3日目にはInterstenoのTシャツを着ている人が多かった。また、賞品枠のTシャツは当初は規模の大きいゲリライベントの優勝者向けを想定していたが、実際には徹底しきれなかった。

……

以上の新たな試みは、昨年から今年にかけて新たに幹事組として加わったき〜や、paraphrohn、melanieが発案したり、中心になったりして実施された。今後も若い世代から積極的に幹事を募り、運営に関するノウハウを徐々に移転していく必要がある。今回も期待以上の成功につながったので、この試みは今後も継続していきたい。

筆者は幹事組として、なるべく多くの人と対戦したり話しかけたりするように心掛けたつもりだ。他には幾つかのイベントの手伝いをしたくらいかな。頼もしい仲間に助けられ、負担らしい負担は全く無かった。今後も継続的に改善を検討し、参加者全員が楽しめるサミットにしていきたい。また、サミットに限らず、タイピングで対戦する機会を今後も大切にしていきたい。筆者が幹事組として参加している理由はここにある。

【個人的な課題】

サミット3日間の時間の使い方はそこそこうまくいった。TODは計52戦したし、ボードゲームも朝にプレイしたし、朝ランも実行した。無駄に過ごした時間は全く無かったと言って良い。だが、サミットの規模拡大に伴い、参加したいイベントすべてをフォローするのはもはや不可能だ。来年以降も、選択と集中が必要になるだろう。事前の対策のみならず、サミット当日もだ。

参加者としては、強ければ強いほど楽しめると考えている。このため、タイピングの実力を維持・増強する努力は欠かせない。しかし、平日は仕事、休日は育児という状況下で、タイピングに割くことのできる時間は質・量とも絶対的に足りない。従って、選択と集中で行くしかない。また、サミットの対策だけを1年間継続するのは効率面でもモチベーション保持の面でも非現実的だ。TOD対戦オフやIntersteno、TW殿堂ポイント稼ぎ等、他のイベントも含めて時期ごとに戦略を定め、攻略すべき種目を決定したい。短期的にはポストサミット戦略としてサミット前に策定済みなので、時々軌道修正しつつ継続的に取り組んでいく。

サミットに限れば、来年もTOD対戦を中心としたい。特にかり〜さんとのガチバトルは外せないし、ローマ字入力でも全盛期に近い実力で臨みたい。一つのキーワードは、かな入力における最適化のさらなる研究と習熟であろう。だが、いずれ速度の壁にブチ当たるのは確実だ。その壁を打破するには、ローマ字入力や英文入力における打鍵速度の限界突破が一つのキーワードとなるだろう。WTやTOLの対策はどうしても疎かになるが、そこまで手が回らない以上、今後も優先順位を低下させざるを得ない。他のソフトで総合的なタイピング能力を伸ばし、カバーしていきたい。


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