英文タイピングの鍛錬

筆者は実務や各種試験を通じて、英文ライティングにほとんど苦労しませんでした。大学受験時の英語能力をほぼそのままキープしていたことや、必要に応じてフォーマットをある程度覚えたこともありますが、最大の勝因は英文タイピング能力にあります。

英文タイピングに関しては、日本人は言うに及ばず、大抵のネイティヴをも圧倒する能力を持っていると自負しています(もちろん上には上がいるのですが)。標準的な英文なら最低100WPM(100ワード/分、つまり500文字/分)、自己ベストは133WPM(133ワード/分、つまり665文字/分)です。下手するとReading時のWPMよりも速いです。

例えば英語試験の一つであるTOEFL iBTのWriting Independentでは、30分間に300ワードの文章を打つ必要があります。しかし、100WPMの速度をもってすれば高々3分で終了です。もちろん本番では内容を考えながら打たなくてはならないのですが、それでも30分もあれば余裕で300ワードを上回ります。もちろん試験だけでなく、実務における各種資料作成でも時間短縮に大いに役立っています。

英文タイピングができないだけで実務が遅かったり、試験で点が取れないというのは非常にもったいない話です。従って筆者のタイピング訓練法を公開し、日本人の英文タイピング能力の底上げに貢献したいと思います。

英文タイピング鍛錬では、Web上で無料でダウンロードできるソフトを駆使します。無料といえども機能は豊富で、英文タイピング能力の向上に十二分に役立ちます。


(1) 美佳のタイプトレーナ(通称:美佳タイプ)

公式サイトにあるMIKATYPE.LZHをダウンロードします。

タッチタイプができない人、自己流の指使いをしている人は最初に矯正しましょう。1週間ほど我慢するだけで、一生使える技術が身につきます。PC作業中心の仕事をしている場合、作業効率が桁違いに改善されますよ。

で、初心者は何も考えずに美佳タイプの英単語練習を打ちまくりましょう。このソフトで400文字/分を超えるまでは、他のソフトを使う必要はありません。基本単語を打つ時の高速かつ正確な指使いを体に染み込ませるのが目的です。タイピングも英語と同じで、基礎ができていないと応用段階で詰まるのです。

ちなみに、時々大文字が出てきますが、実はShiftを使わずとも打てます。初心者にはとっつきやすいのですが、後々癖になってはいけませんので、Shiftを必ず使うようにするか、慣れたら他のソフトに移行しましょう。


(2) タイプウェル英単語

公式サイトの「概要・ダウンロード」から「タイプウェル英単語」をダウンロードします。

美佳タイプだけだと単語レベルが低いです(約1000語)。ある程度レベルの高い語彙も習得したい場合は、美佳タイプで400文字/分を超えたらタイプウェル英単語に移行します(約6000語)。美佳タイプの400文字/分が、タイプウェル英単語の『総合レベルSS』に相当します。大文字は、Shiftを押さないと入力できません。


(3) 美佳のタイプトレーナー テキスト入力編(通称:美佳テキスト)

公式サイトにあるMIKATEXT.LZHをダウンロードします。

タイプウェル英単語で『総合レベルSS』に到達した時点で、いよいよ英文入力の練習を開始します。これよりも遅い場合、英文入力の練習をしても時間ばかりかかり、疲れるだけです。美佳テキストでは、上2つのソフトと違い、ミスした場合はBSキーで消して打ち直す必要があります。また、本物の英文を打つので、文頭は必ず大文字ですし、ピリオドやコンマ等の記号も頻繁に登場します。この意味で、実用英文入力を想定した仕様であると言えます。ちなみに、打つテキストは6種類用意されていますが、自分で別のテキストを調達してきて入れ替えることも可能です。

美佳タイプで400文字/分打てる人でも、美佳テキストでは300文字/分程度しか打てません。Shift打鍵と、ミスした時のBSによる修正がロスになるからです。しかし、大抵の実務や試験に対しては、これだけ打てれば十分です。

もちろん、400文字/分、500文字/分とステップアップしていけば、それに応じて実務や試験で時間が余るようになります。どこまで伸ばすかは、時間と相談して各自決めて下さい。


(4) 毎日パソコン入力コンクール

公式サイトの「ダウンロード」から練習用課題とソフトをダウンロードできます。練習するのは「第4部英文B」です。大会に参加するには参加費が必要ですが、練習して全国ランキングと比較するだけなら無料です。

英文タイピングの実力を全国レベルで試すことができます。ストイックなタイピング練習に飽きたら、あるいはタイピング練習にハマってしまったら、全国の猛者と切磋琢磨してみるのもいいと思います。筆者は2004年度の第4回大会、2005年度の第5回大会で連続優勝しています。筆者と勝負したいという奇特な方は是非どうぞ。


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