ギャラリー22

我が回想の山々

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関根捷洋



私は谷川岳で数々のドラマを見、聞いてきました。
そこで山の恐ろしさ、厳しさ、そして素晴らしさを教わりました。
時代とともに谷川岳にも観光の波が押し寄せ、
気軽に岩壁景観を堪能できる行楽の山に変わってきました。
でも、厳冬の幽ノ沢、一ノ倉沢の魅力が尽きることはありません。
これからも生涯見続けたい山の一つです。

山岳写真も、この谷川岳を始めとして、昔登った感動が忘れられず、
その感動を残したいと、私なりの写真を撮っています。



作品 (クリックで拡大) 作品番号(サイズ)
作品タイトル
撮影地
作品説明
岩壁寸光 Photo 1
(148kb)

岩壁寸光

谷川岳
一ノ倉沢出合
 

西高東低、冬型の季節になりますと、
谷川通いが始まります。
この日も厚いガスの切れ間に覗いた
衝立、コップ状岩壁に陽光が射し、
神秘的です。
この世界も一瞬で変わっていきます。

10月中旬

冠雪の谷 Photo 2
(91kb)

冠雪の谷

谷川岳
一ノ倉沢出合
 

紅葉の真っ只中で、
早くも雪が訪れました。
一晩中降り続いた雪も、
明け方には
雲ひとつない晴天となって、
国境稜線より刻々と
日が降りてきました。

10月下旬

滝沢の滝 Photo 3
(167kb)

滝沢の滝

谷川岳
一ノ倉沢出合
 

秋の長雨で、滝沢と本谷に
Y滝が出現します。
雪崩と雨に磨かれたスラブに
落下する姿は見事です。

10月上旬

雪煙の頂 Photo 4
(83kb)

雪煙の頂

谷川岳
天神尾根
 

ラッセルに苦しめられ、
登頂を諦めて天神尾根を下山中、
雪煙が舞い上がりました。
力強い自然の雄大さに感動し、
カメラを向けました。

3月上旬

秋色の東壁 Photo 5
(188kb)

秋色の東壁

穂高岳
横尾
 

徳沢と横尾の間から見る奥又白谷。
その奥に続く己、
Dフェース右岩稜と
前穂東壁群が一望でき、
眺めているだけで、
心ときめく懐かしさを覚えます。
夢を追っていた青春の山です。

10月上旬

瞬光の涸沢カール Photo 6
(277kb)

瞬光の
涸沢カール


穂高岳
涸沢
 

7年ぶりの紅葉の当たり年とか。
薄暗い中、撮影地に向かいましたが、
ガスで何も見えません。
ダメで元々と、夜明けを待ちました。
獅子岩下部からガスが開け、
朝の光線が紅葉のカールを
照らしました。

10月上旬

滝谷残照 Photo 7
(104kb)

滝谷残照

北穂高岳
滝谷
 

クラック尾根とキレットの分岐に
三脚を立てました。
キレット・槍ヶ岳方面は
ガスに閉ざされていますが、
ドーム、P2フランケの頭は
姿を見せています。
夕日が沈み始め、
岩峰が夕照に輝きました。

8月下旬

朝焼け雲 Photo 8
(97kb)

朝焼け雲

乗鞍高原

 

夜明けに向けて待機します。
空を見ると
雲間の下に隙間があります。
朝焼けの条件がそろいました。
焼けた雲が
穂高連峰上空に回りました。
この読みが的中すると、
万馬券を取ったように
気分がいいのです。

8月中旬

明けゆく吊尾根 Photo 9
(254kb)

明けゆく
吊尾根


穂高岳
西穂独標
 

大晦日。満天の星空に、
きしむアイゼンの音が響きます。
独標に立つと冷え込みが厳しいです。
照り返された陽がピラミッドピーク
から奥穂へと回ります。
バッテリードロップを
気遣いながらの撮影でした。

12月下旬

雲稜 Photo 10
(188kb)

雲稜

剱岳
剱御前
 

不要な荷をデポし、融雪の剱御前の
末端に向かいました。
頂を外し、早月尾根、雲海、
融雪の山稜で構成。
春到来の感じを出しました。

4月下旬

残照 Photo 11
(220kb)

残照

剱岳
剱御前
 

悪天候の前触れでしょうか。
風雪が舞って孤独を覚えます。
風紋に向けカメラを構え、
夕日を待ちました。
闇が迫る頃、弱い残照に、
最後のクライマックスまで
シャッターを押し続けました。

4月下旬

剱・三峰を映す Photo 12
(97kb)

剱・三峰
を映す


剱岳
剱沢
 

剱沢小屋の下に小さな池があります。
前日ロケハンしていたので、
迷うことなく三脚を立てました。
日の出も去り、山稜のハイマツの
緑が輝きだしました。

8月上旬

瞬光の三ノ窓 Photo 13
(303kb)

瞬光の
三ノ窓


剱岳
仙人峠
 

連日の悪天で好天が望めず、
雨の中の下山です。
仙人峠途中まで来ると、
突然ガスが飛び、
紅葉の三ノ窓に光線が...。
焦る気持ちを抑えて撮影しました。

10月上旬

秋渓 Photo 14
(74kb)

秋渓

桐生川

 

9月下旬より紅葉を追って行くと
最後に辿り着くのがこの渓谷での
紅葉の映り込みです。
紅葉、青空、水量も適宜。
こうなるだろうと予測して
シャッターを切りました。

12月上旬


作者

せきね かつひろ
関根 捷洋

せきね かつひろ
******** プロフィル ********

1942年生まれ。
2002年、
山岳写真同人四季入会。

撮影フィールドは、谷川岳、
穂高岳、剱岳が主体でしたが、
現在は山にこだわりなく、
自然美を探求して
何でも撮ります。

現在使用中のカメラは、
操作性・速写性に優れた
Pentax 67II、Nikon FM3A。


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