ギャラリー21

立山賛歌

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黒澤利雄



立山の素晴らしさを知ったのはもう十何年か前になります。
扇沢経由で室堂に行きました。広場に上がるとそこは一面青空と、青空を
巡る立山の山並みでした。眩しいほどの光を浴びてポンと雲の絨毯に
投げ出された様な感覚でした。音も聞こえず、暑さ寒さの感覚も有りませんでした。
あるのは青い大気の中に青く光る雄大な山並みだけでした。
それから何回となく立山に山行させて頂いております。
行く度に私の五感に感じる何かがあります。
自然の中にある生き物の営みを体験した事で、私の価値観に大きな影響がありました。
立山との出会いは、一期一会の大切さを知った事と
諸行無常の価値観の世界を体験したことです。
今は、山登りと人生の歩みは相通じるものと思っております。
写真を撮りながら、その様な山々に出会えるのがとても楽しいです。



作品 (クリックで拡大します) 作品番号
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タイトル
作品説明
朝の立山 Photo 1
(164kb)

朝の立山
 

秋晴れの爽やかな高原に
スカイブルーに輝く湖面が山稜を映し、
今日一日が始まろうとしている。



ミドリガ池  10月下旬

黎明の剣岳 Photo 2
(167kb)

黎明の剣岳
夜明けの空にはちぎれ雲が湧きあがり、
剣の峰は朝を迎えた。
朝の荘厳の中に
憧れの剣岳がそびえている。
偉大なる立山の朝だ。


剣御前  5月上旬
大日岳輝く Photo 3
(135kb)

大日岳輝く
立山は色々な朝を迎える。
青く輝く朝・赤く染まる朝・
そして銀色に輝く朝。
大日岳に日が射す頃、雲が切れ始めた。
立山に色々な朝があることを教えられた。



雷鳥平  4月下旬
静寂の高原 Photo 4
(273kb)

静寂の高原
草原を歩いている。
歩く度に体を風が通り過ぎて行く。
草原の新緑が朝露に映る。
山々に包まれた充実の時を過ごす。



弥陀ヶ原  7月中旬
明ける剣岳
Photo 5
(281kb)

明ける剣岳
剣御前の稜線で朝を迎えた。
秋晴れの朝は清清しく気持ちが良い。
振り返って見ると剣岳が赤く燃えていた。
情熱の赤布を身に纏った、
勇ましい剣岳がそこにあった。



剣御前 10月下旬
花咲く頃 Photo 6
(159kb)

花咲く頃
花を観るため五色が原まで足を伸ばす。
時期が遅いと思っていたが、
そこはぐるりとお花畑だ。
残雪の中、
凛と咲くか弱い花の強さと逞しさを知る。




五色が原  8月上旬
朝の色 Photo 7
(122kb)

朝の色
弥陀ヶ原の朝は何時も清清しい。
空気は青く草木は緑色に光っている。
見渡すと立山の山々が、
慈愛に満ちた母の両腕のように
温かく包んでくれている・・・
そんな錯覚に私は何時も陥る。



弥陀ヶ原  7月下旬
高原の盛夏 Photo 8
(256kb)

高原の盛夏
草原の小さな池に
ミズスマシが泳いでいる。
底からは絶えず清水が湧き上がる。
透明な湖面は尚青い空を映しこみ、
湖面全体が地球みたいだった。




弥陀ヶ原  7月下旬
コバイケイソウ Photo 9
(209kb)

コバイケイソウ
ガレた坂道を下り、
斜面が穏やかになった頃、
コバイケイソウが白い花を
風に揺らしていた。
谷から吹き上げる風が、
コバイケイソウを通り抜け
私の顔に当たった。



雷鳥沢  7月中旬
雲海の剣岳 Photo 10
(301kb)

雲海の剣岳
雲海は雲の海、海の波には漣・小波・
大波・荒波がある。
今日の剣岳に懸かる波は
大海原の奥から寄せる漣に感じた。
剣岳を優しく包んでいた。



別山  10月中旬
雲の海 Photo 11
(144kb)

雲の海
日本海に夕日が沈む。
今日一日を、無事に終えた
感謝の気持ちを託して見送った。
明日を思う今日の夕日だった。
一期一会の感動に感謝!!



剣御前  10月中旬
夕暮れの高原 Photo 12
(294kb)

夕暮れの高原
誰しも心に持っている原風景は?
白い雪・白い雲・浮かぶ青い山脈・
広々とした平原に日の射す丘。
私の原風景は・・・・・




弥陀ヶ原  5月上旬
山稜地帯 Photo 13
(247kb)

山稜地帯
振り返ると、沢山の山に登った。
苦しかった山も、楽しかった山も、
綺麗な山も、何も見えずに登った山も・・・
今日は一望に見渡せる。
私の人生の足跡が、この高みに登って・・



一の越  5月上旬
雄山夕慕 Photo 14
(272kb)

雄山夕慕
信仰の山・立山。
人々が、信仰の場所として思い巡らした
理由を知りたくて、山に触れた。
山は語ることは無かったけれど
登ってみて
色々な事を山から教えてもらった。
そんな事を思い出させた
雄山の夕景だった。


別山付近 10月下旬
里の輝き Photo 15
(200kb)

里の輝き
山に来て里を思い、里に居て山を思う。
今まさに里は活気に満ちた田植えの季節。
そしてこの残雪の山も、
やがて登山の季節を迎えようとしている。
田んぼの水面に夕日が跳ねる稜線の空。


雷鳥沢 5月上旬
サンピラー Photo 16
(156kb)

サンピラー
時として、
自然のメッセージを感じる時がある。
雲海の彼方に沈んでしまった太陽から、
突然、陽の柱が立ち上がって来た。
こんな事は初めての経験である。
そっと聞き耳を立てた。


剣御前 10月下旬

作者

くろさわ としお
黒澤 利雄

くろさわ としお
******** プロフィル ********

中学生の頃、叔父のカメラで白黒写真を始める。
社会人になり中断したが、10年前から撮影を復活した。
2003年、山岳写真同人四季入会。

ナチュラリスト田淵行男氏の山岳写真に憧れて、
心に響く山々を撮影している。
撮影テーマ:「両神山と里人」に取り組んでいる。
愛用のカメラ:マミヤRB67・ペンタックス645


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