ギャラリー12

私の尖(とん)がりギャラリー

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松原 貴代司



私は登山を先に始め、本格的な山岳写真にはずうっーと後から入りました。
その登山がどちらかと言うと先鋭的な方面だったせいか、
私の作品にはどうしても「尖(とん)がりピーク」が入ったものが多く、
本人の感動具合もゴツゴツした物に偏りがちです。
今回はその一端をご紹介致します。
何分のご講評を戴けましたら、幸甚です。

若年期の無理が祟ってか、既に両膝が痛く、年齢も嵩んでいますので、
何時まで「とんがり」坊やを維持できるか、
そろそろ不安が始まっています。




作品
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作品番号
(画像サイズ)
タイトル
時期、撮影地
作品説明
残照の槍ヶ岳 Photo 1
(142kb)

残照の槍ヶ岳

10月下旬
北穂高岳にて
私は、槍ヶ岳の撮影に
北穂高岳へよく通います。
この作品は、10月の最終週に
何度目かの新雪の後、
登った時のものです。
日が沈んだ後、上空が焼け、
心躍らせる素晴らしい光景が
現れました。
その夜、北穂高小屋の
宿泊者は、私を含め
3名だけでした。
影絵 Photo 2
(67kb)

影絵

8月上旬
笠ヶ岳にて
笠ヶ岳からの槍も、
子槍を従え、聳え立つ姿が
凛々しい。
その日は、期待していた夕景が
ガスで不作でしたが、翌朝、
蒲田川沿いの谷々が
いまだ目覚めぬ時、
槍ヶ岳が影絵となり、
清々しい気分に
させてくれました。
ただし、その後に笠新道の急で
長〜い下りが待っていました。
雲流れるキレット Photo 3
(117kb)

雲流れる
キレット


5月上旬
北穂高岳にて
北穂からのキレットは、季節々
行く度に違う姿を見せてくれ、
魅力的です。
北穂からの私のショット数では、
多分キレットの物が一番多いと
思います。
中でも、日没寸前のキレットが
良いです。しかも、ガスが
流れれば最高です。
この作品は春の物で、
日差しがやや弱く、
迫力がもう一つでした。

レンズ雲流れる山稜 Photo 4
(103kb)

レンズ雲
流れる山稜


8月中旬
北穂高岳にて
8月の中旬、槍ヶ岳方面に
珍しくレンズ雲が流れ、
雄大な景観を
見せてくれました。
清々しい気持ちにしてくれた
光景で、直後の生ビールが
とても美味しかったですよ。
夕照の槍ヶ岳 Photo 5
(80kb)

夕照の槍ヶ岳

10月中旬
北穂高岳にて
涸沢の紅葉が盛りの時、
それには目もくれず、
一目散に北穂に登りました。
日が沈む白山方面が
晴れ渡り、約束された
夕照でした。
雲が湧き、そして流れ、
キレットが見事に焼け、
二度と見られないだろうと
思われるこの光景に、
ファインダーを覗く気持ちが
高鳴った一枚です。
惜照(せきしょう) Photo 6
(197kb)

惜照(せきしょう)

10月中旬
北穂高岳にて
北穂南峰頂上での日没の時、
前穂高岳の頭が残照に焼け、
同時に北穂南稜の岩の
一部も照りかえる。
皆が槍ヶ岳に顔を向けて
居る時の一瞬の事で、
温かい日差しを惜しむ
気持ちになります。
逆光の雪面 Photo 7
(182kb)

逆光の雪面

3月上旬
八方池付近にて
私は、八方尾根へも
冬の間良く通います。
同地で散った友の弔いと、
雪面の変化を求めてですが、
この作品は暖かい日の後で
シュカブラも殆ど無い状況
でしたが、逆光に輝く
八方池を埋め尽くした雪面を
撮ったものです。
早春の岳樺 Photo 8
(179kb)

早春の岳樺

3月上旬
八方尾根
下の樺にて
春の八方尾根行きの楽しみの
一つは、下の樺の岳樺達に
会う事です。
烈風と極寒の風雪に
耐え抜いた彼等の、
春の日を一杯に浴び
のびのびとした姿を見られる
からです。
私は、何時もこの作品の
一本の木に、
春の穏やかな日の朝、
先ずは挨拶に行きます。
光る稜線 Photo 9
(126kb)

光る稜線

2月上旬
八方山付近にて
一昼夜続いた地響きの様な
風雪が収まり、天候が急激に
回復して来ました。
尾根はつるつるに
アイスバーン化し、
折りしも照り出した逆光に
光輝きました。

尚、今回の八方尾根作品は、
全て逆光の作品を選びました。
煌く雪面 Photo 10
(138kb)

煌く雪面

3月上旬
赤岩ノ頭にて
厳冬期の八ヶ岳 赤岩の頭は、
シュカブラを求めて
山岳写真家が良く集まります。
私は、早春に再び同地を
訪ねてみました。
そこには、冬の名残りの
シュカブラが僅かに残り、
雪面が逆光に煌いて居ました。
北アルプス全体が見渡せる
好天で、遠景は御岳です。
たゆたう峰 Photo 11
(63kb)

たゆたう峰

5月下上旬
硫黄岳頂上にて
5月末の一日、硫黄岳頂上で
日没を迎えました。
日没時に、北・南八ヶ岳共に
雲が湧き、忙しい撮影時間を
過ごしましたが、夏沢峠の
雲が染まり、たゆたう
北八ヶ岳の峰々には、
心鎮まる刻を与えられました。
ガス流れる横岳西壁 Photo 12
(128kb)

ガス流れる
横岳西壁


5月下旬
硫黄岳頂上にて
5月末の、他には誰も居ない
硫黄岳頂上。
午後一面の雲に覆われていた
横岳西壁が、日没時に現れ、
流れるガスの中、
斜光に染まりました。
霧氷の岩峰 Photo 13
(165kb)

霧氷の岩峰

11月下旬
八ヶ岳北沢にて
美濃戸で車中泊した翌朝、
見上げると、山は真っ白に
霧氷で覆われて居ました。
北沢で、霧氷が融け落ちぬ様
祈りながら、横岳西壁に
日が廻るのを待ち、
撮影した作品です。
心なごむ刻 Photo 14
(96kb)

心なごむ刻

8月中旬
尾瀬至仏山
中腹にて
私は、基本的には
ピークの入った山岳写真を
好みますが、時には
癒し系の作品も撮ります。
この作品は、至仏山中腹から
尾瀬ヶ原の黎明を俯瞰して
撮ったものですが、
自分自身でも
心がなごみます。

作者

まつばら きよし
松原 貴代司

まつばらきよし
******** プロフィル ********

1941年生れ。
2000年山岳写真同人四季入会。

撮影フィールドは、
北穂高岳、八方尾根、八ヶ岳で、
カラー、モノクロ共
ピークが入った作品が主体。

現在使用中のカメラは、
Mamiya 645Pro、TL。
近年"アオリ効果"に
強い興味を示している。



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