ギャラリー6

輝く秋のブナ林

(白神山地ほか)

口絵1 口絵2 口絵3 口絵4

井川 修



ブナは全国的に分布するが、
その場所(太平洋側、日本海側、山地、積雪地等)
そして季節により大きく変化する。
ブナの幹は白味を帯びた灰色であり、
雪国に生きるブナほど白くなる。
その樹肌は滑らかで、地衣類が着生して
芸術的とも言える紋様を描いている。
ブナを撮影して飽きることがない。
気に入ったブナに巡り合うと、
その懐にいだかれているような気がする。

今回、秋に掲載する機会を得たので、
輝く秋のブナを選んでみた。
ここでの掲載作品は、全て
ホースマンVHで撮影したものであるが、
このような光景に巡り合えば、
その重さも、全く苦にならない。
私の写真で、少しでもブナの生命力と、
美しさを皆様に伝えることが出来れば、幸いである。



作品 (クリックで拡大します) 作品番号
(画像サイズ)
タイトル
撮影場所
作品説明
錦秋の山 Photo 1
(695×474pix .255kb)


錦秋の山

秋田県 森吉山
東北のこの地域は、
夏の天候に
それ程左右されず、
毎年10月中旬には
全山素晴らしい
色付きを見せてくれる。
これは、
曇天の淡い光に
映えるブナと、
落葉広葉樹。
彩りの森 Photo 2
(695×471pix .266kb)


彩りの森

青森県 津軽峠
山々を埋め尽くす
ブナ、ミズナラ、
トチノキ、カツラ、
イタヤカエデ等の
落葉広葉樹が
一斉に輝き、
一年で最も華やかな、
彩りの森に変身する。
岳岱秋景 Photo 3
(695×468pix .230kb)


岳岱秋景

白神山地
岳岱(だけたい)
自然観察林
広大な
世界遺産・白神山地は、
誰も立ち入ることが
出来ない。
岳岱自然観察林は、
世界遺産区域に隣接し、
唯一、訪れる事の出来る
エリアとして
開放されており、
ここは、手付かずの
自然のままの原生林を
体感できる場所である。
紅葉ブナ林 Photo 4
(695×468pix .230kb)


紅葉ブナ林

白神山地
岳岱自然観察林
雪、水の多い地域の
ブナは、葉も大きく
樹肌も美しい。
ブナは「橅」とも書く。
水分が多く、
建築資材や家財として
利用出来ないため、
木偏に「無」という字が
当てられたと聞く。
然し、今では後世に伝え
たい貴重な自然である。
巨樹 Photo 5
(695×477pix .232kb)


巨樹

白神山地
岳岱自然観察林
一本の根が石を抱き、
何代も、何代にも渡り
生え変わり生き続ける。
モノ言わぬ樹にあって、
悠久の時を経て
なお持続する
強い意思と旺盛な
生命力は、訪れる者の
心に、畏敬の念を
抱かせる。
秋の色 Photo 6
(695×476pix .203kb)


秋の色

白神山地
岳岱自然観察林
根に生えた苔が
ビロードのように美しく、
そこに絡む
若葉や落ち葉の
絶妙な対比に、
迷う事なくカメラを
セットした。
岳岱自然観察林は、
石を抱くブナが多い。
天水美人 Photo 7
(695×476pix .188kb)


天水(あまみず)美人

新潟県 関田山塊
天水山
雪の重さと戦い、
大きく根曲がりした
ブナの巨木。
数え切れないほどの
冬を経て、
でき上がった
樹形と、その模様が、
美しい。
深山紅葉 Photo 8
(695×479pix .243kb)


深山紅葉

新潟県 関田山塊
天水山
天水山のブナ林は、
人の手などが加わった
二次林で、若木が多い。
斜面に生育するブナは、
雪の重みで根曲がり
しているものが見られ、
その形は実に様々で
写欲をかきたてる。
紅葉飛泉 Photo 9
(695×477pix .229kb)


紅葉飛泉

秋田県 八幡平山域
森吉山
マタギの里、
森吉山の懐深く、
絢爛たる紅葉を
従え、
堂々と流れる落ちる
「安の滝」。
その豪華さの
一端を、感じ取って
頂ければ幸いである。
樹影 Photo 10
(695×474pix .296kb)


樹影

秋田県 十二湖
青ノ池
ブナの森の中に
点在する
十二湖湖沼群は、
それぞれ個性的で
観る人を飽きさせない。
中でも、最も
訪れる人の多いのは
「青ノ池」。
透明度が高く、
青い湖面に映える
樹影は
神秘的でさえある。

いかわおさむ 作者

いかわ おさむ
井川  修

***プロフィル***

1997年山岳写真同人四季入会。
愛用のカメラは、トプコンホースマンVH、
ペンタックス645、ニコンF801。
四季のこれまでの出版物
(写真集・ガイドブック・カレンダー)や、
四季・作品展「我が心に映る山」シリーズに、
精力的に出展を重ねる。


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