チェーン・スプロケットの交換


走っていてチェーンのシャカシャカ音が大きくなってきたので交換すること にしました。
RKのゴールドチェーン(シールチェーン)ではあるので、もう少しもつかな?っとも思ったものの
走り出すと結構な距離を走る事も多くなり、1300ccのビックバイクのトルクが故に
高速走行中辺りに何かあっても大変な事になるとの判断で、安全はお金に変えられないです。
前回いつ交換したかも定かではなく、自分が乗り出してからも既に30000キロを越えて
来ているので交換時期でしょう。
スプロケットはまだいけそうな感じでしたが、セオリー通りにチェーンとスプロケットはセットで
交換!!っということで、今回は一緒に交換することにしました。


*今回使用するパーツです。 エンジン側のスプロケはAFAMの鉄製、リアホイル側のスプロケは
STEILTHというアルミ合金の本体に鉄製のギアを組み合わせた物、チェーンは定番のRKゴールド
チェーン、ついでにリアホイルに仕込まれているダンパー(チェーンからのトルクがホイルに
ダイレクトに伝わりすぎるのを干渉するパーツ)、リアブレーキのパッドも交換します。

ポイントはドリブン・スプロケは今までSUNSTARの合金でしたが、ギアチェンジの下手糞な自分だと
折ってしまいそうな気がして・・・(苦笑)、あと見た目ミーハー受けする2トーン(黒金)のカラーに
「なんか、かっこいいかも・・・(^_^)」なんて思った事が理由っす!!(爆)
テクの無いライダーなりの精一杯の見栄って事でご了承下さい!!(V)o¥o(V)


*今まではこんな感じでした!GOLDチェーンにアルマイト?のスプロケです。
これは前オーナーのチョイスですね。 チェーンのシールも抜け始めて、何箇所かキンク(チェーンが
固着してスムーズに曲がらない)してもいます。


*まずはドライブ・スプロケットを外すために、チェンジレバーを外します。
(CBはこれを外さないとカバーやクラッチ部がばらせない。)


*チェンジレバーとカバー(黒プラステイック)を外すとこんな風になっています。
(私感ですが、こういう機械の構図って機能的にとっても綺麗だと思います。ひとつひとつばらして
行く都度に姿を変え、機能を果たす為に考え抜かれた美しさを持っています、見たときに何か
違和感やバランスの悪いものはやはりそれなり!っと言うことが多いのが自分の経験と意見ですね。)


*さらにチェーンカバーとクラッチシリンダを外すと、いよいよ今回の主役のスプロケ様が
姿を現します!! 減り具合はそれなり!っと言った所でしょうか? この部分はチェーングリスが
砂や埃を巻き込んでタール状のこびりつきになっている事が多く、見えている部分のチェーンを
幾ら綺麗にしても直ぐ汚くなる人はチェックをしてみてください。 ハンコの朱肉のように綺麗になった
チェーンに汚れをわざわざつけていることになりますよ。


*次はリアタイヤを外してチェーンをフリーにします。(切ってしまえば良いことでもあるのですが、
今回はスプロケやダンパーも交換するので外します。)
まずはリアブレーキのキャリパーを外します。


*ここはリアタイヤのシャフトを固定して、左右の位置バランスを調整する部分のボルトを緩めます。
(かなりの勢い(5mm)位緩めましょう。(@_@;)大抵、最後にチェーンの張り調整の際に緩める事に)


*リアタイヤのドライブシャフトを抜いてタイヤを外します。
おっと!忘れていました(苦笑) タイヤを抜く前には写真にも写っているようにバイクをキチンと
固定して浮かせておいて下さい。 タイミングはリア・ドライブシャフトのボルトを緩めて、シャフトを
抜く前辺りにして下さい。 (そうしないと宙に浮いている状態では、シャフトを緩める力が入りませんし、
無茶をするとバイクが倒れたりして、危ない事になります。)


*リアホイルの中に仕込まれているダンパーです。 もう少し使えそうな感じです(;一_一)
交換の目安はホイル+ダンパ+スプロケットを組み込んだ状態で、スプロケットを引っ張って外した時に
スポン!っと抜けるようでは交換です。 ある程度組み込み抵抗がある位が適正です。
 距離や年数が経つとゴムが故に劣化します。 これがヘタって来るとギアチェンジ等でクラッチの
ON/OFF時等の衝撃が出たりもしますし、チェーンやスプロケット、ひいてはエンジンのギアにも良くありません。
数年に一回!50000キロに一回位はチェックをしても、損はないでしょう。
部品代も2000円(CB)位なものですよ\(^o^)/


*じゃ〜ん!!リアのドリブンスプロケットです。
まだ減りもそこそこで使えそうな状態です、重量的にはSTILTHよりもこちらの方が軽いですね。
バネ下荷重を考えるとこちらの方が良いのかも・・・(苦笑)・・・頑張って腕をあげないと!(爆)


*今度はエンジン側のスプロケットを外します。
こちらはかなりキッチリネジが締まっていて、車体を宙に上げてしまった事もあり、力が入らず困りました。
手順としては こちらのボルトを外してからリアタイヤの脱着やジャッキアップをするべきでした(T_T)
・・・まあ・・・何事も経験って事で・・( ..)φメモメモ (独り言・・こうやって何回作業をやり直した事か・・(爆))
今回は奥の手でエアーのインパクトレンチで一挙に外しました!!(^_-)-☆


*はい!これが長年、私のような物をぞんざいに扱うライダーの下手糞運転に酷使された、ドライブ
スプロケットの雄姿でございます!!
やはり自分が乗って30000キロ以前のオーナーが乗った分を合わせた位は減っています。


*いよいよチェーンです。 まずは付いているチェーンを切断します、これを切断しないとスイングアームを
巻いているのでチェーンを取り去る事が出来ません。
 ここら辺のチェーン切断・取り付けはショップでも5000円位からやってくれるので、写真のような
カット&カシメの工具(3〜7000円位?)を買う事を考えると、頼む事と自分でやる事は対費用効果を
考えると悩み所です。 自分は自分でやってみたかったので購入しましたが、そんなに頻繁に
使用する工具ではない事は確かですね。 
 チェーンをカットする!っと言っても実際の作業は、画像のようにチェーンを繋いでいるピンを
片側から押してピンを抜く事でチェーンを分解してばらします。


*ピンが押し出されてコマ(チェーンを構成する部品単位)がバラバラになったところです。
ゴールドチェーンのようにシールされている(写真左側のゴムパッキンに密閉されて、写真上部の
ピンの周りにグリスが一個一個封入されたコマがつながれている)チェーンは、耐久性も静粛性も
パワーロスや乗り心地の点でもバッチリです。
 ただ、見て分かるように写真上部のピン(特に下のピン)はグリスの封入が抜けてしまい、摩擦で
磨かれて光っています、やはり寿命だったように考えます。


*これは決定的な写真です(@_@;)
本来、チェーンをこのようなもち方すれば真っ直ぐにダラっと下がりますが、コマのグリスが抜けてしまい
固着しています。 完全にしぶくなっては居ませんでしたが、時間の問題だった事でしょう。
 このような状態で長く走ると、摩擦・過熱・破断・焼きつき・・・とても危険なトラブルが発生します。
日頃の御手入れやチェックは是非やる事をお勧めいたします。(って自分がこんなん乗っとって、
あかんがな!!(爆))


*御約束の(?)CBのセミヌード写真です!(きゃ〜(#^.^#))
因果なオーナーに買われたばかりに、何回こういう姿にされた事か・・・はあ〜〜〜・・(爆)


*リアホイルやタイヤもクリーニングして、ダンパーの新品を組み込みます。
新しいゴムなのでキチキチなので若干押し込むように入れました。

*ドリブンスプロケットも交換してホイルに組み込みます。
ダンパーもキッチリなので、このままスプロケットを持ち上げてもホイルは落ちません。バッチリです。
 色具合もミ〜ハ〜的に満足!!なんか気持ちだけは早く走れそうな雰囲気です!(爆)


*きゃ〜!CBのセミヌ〜ド第二弾!・・・え?しつこい?いい加減にしろ!?・・すんまへん!m(__)m
いよいよ組み込みに入ります。 話が前後しますが、画像で分かるようにホースがついているパーツ
(リアブレーキ、クラッチシリンダ)はタイラップや紐等で仮固定して、ホースでぶら下げないように
しておきましょう。 OILホースや接続部は不用意な力がかかると以外に簡単に緩んだり、切れたり
折れたりしますからね。 安全の為に予防処置はしておきましょう。


*リアタイヤの組み込みです。 BIGバイクはこのリアビューのタイヤの太さに惹かれる人は
多いと思いますね! 自分のは190ですが、200位の太さでも良いと思う位です。
 まあ、性能と見た目は必ずしも一致しないでしょうが・・・腕も・・・・(爆)


*斜めからみるとこんな感じですね。\(^o^)/


*いよいよチェーン様の出番です!
箱から出すとビニールのパックになっていて、ご覧のようにグリスでベタベタ漬けです。
 コマの数は必ずしもパッケージと一致しないので、自分のバイクに合った指定コマ数や交換する
スプロケットに対応したコマ数、外したチェーンと同じコマ数・・・これらを確認して作業しましょう。
 一度切ってしまうとつなぎコマで足す事は出来ますが、無駄な作業になります。


*コマ数の確認かたがた装着してみました。 まだ、つなぎコマでつないではいません。
この作業の前に、エンジン側のドライブスプロケットも付けてから、チェーンを取り付けます。
その際はスプロケットボルトに指定トルクをかけられないので、仮装着で締めておきます。
 その後にチェーンの装着です。



*これはチェーンのつなぎコマを取り付けているところです。
作業自体は 「つなぎコマのピンを差し込む → シールゴムをつける → プレートをつける →
工具でピンの頭をかしめる」 っと簡単ですが、ここが今回の作業の中で一番神経を使う所でした。
 このピンのカシメ具合でチェーンの性能に影響がでますので、慎重にやります。
具体的には、チェーンのコマが自由に動く為に必要なカシメ具合を正確に出してやる事で、
工具の説明書にある、位置や設定値を何回も確認しながらやりました。


*カシメの終了した状態です。
ピンの真ん中に穴の開いている部分がつなぎコマの部分で、ここが裂けていたり、指定した大きさに
広がっていないと、ピンが折れたり抜けたりする原因になります。


*全て組み終わりました。
いつもの事ながら作業しながら写真を取っているのですが、つい作業に夢中になる余りに
所々が吹っ飛んでしまい、毎回実に中途半端になっています。 申し訳ないですが、ご容赦頂きたいと
思っています。 次回の同作業時にはもっと写真を一杯取るよう頑張ります。

ちなみに組み込み作業に入ってからの流れは
1、ドライブスプロケット装着(エンジン側)、ボルトは仮固定。
2、リアスプロケット装着
3、リアホイル装着、ドライブシャフト組み込み、ボルトは仮固定
4、チェーン装着(長さの確認
5、つなぎコマ装着(カシメ作業は慎重に)
6、チェーン張り調整、リアホイルアライメント調整(真っ直ぐにする)
7、リアドライブシャフト、トルク締め込み
8、ドライブシャフトトルク締め込み
9、チェーンカバー(エンジン側)装着
10、シフトレバー装着
11、各部締め込み確認
12、試験走行(低速直進、低速ブレーキング、低速スラローム)
13、チェーン張り調整・確認、各部ボルト締め込み確認
14、試験走行(12、より早めで試験)
15、再度確認
16、終了
こんな感じでした。

 今回のメンテで今までシールチェーンのくせに、やたらシャカシャカとう るさかった音もピタッと
止まりました。 ダンパーを一緒に交換したこともあるのか、シフトチェンジやアクセルの
ON/OFFの衝撃も穏やかになった感じです。
 このあと暫くはチェーンの初期伸びもあると思うので、チェーンの張り調整に気を使い
調整して行く事になります。 シールチェーンは値段だけ有って、伸び等には強いので
さほどの調整はいらないのではないかと思っています。

また、今回の作業はブレーキ周りと同じように、走行状態に関わってくる部分なので
十分注意して、初めてやる方は必ず経験者やショップを相談の上、ご考慮下さい。

自分としてはシンプルに、バイクをメンテナンスすることを 「見る」「知る」 っといった部分を
楽しんでもらえると嬉しいです。

(2006,03,18)