上毛電気鉄道 創立80周年記念イベント

上毛電気鉄道の創立80周年を記念して、2006年5月27、28日にイベントが開催されました。
二日間にわたって行われたイベントの模様を、自分の行動と合わせてお伝えします。

2006年5月27日

 初日となる土曜日は、あいにくの雨。
中央前橋で800円の一日乗車券(二日間の限定販売)を購入し、定期列車で大胡へ。
イベントは10時からでしたが、9時頃には既に十数人のファンが会場に集まっていて、
上電側の配慮によりデハ101と700系の連結作業が始まるまで「ミニ撮影会」が実施されました。


↑イベントが始まるまで、しばし休憩するデハ101。

9:30頃には日頃からHPにお越しいただいていたURBANさんとお会いし、テンションも急上昇。
いよいよ連結作業が始まり、上電の歴史上初となるデハ101+700系の3両編成が完成すると、
10時04分。数十人のファンを乗せた(自分とURBANさん含む)臨時列車は、定刻通り中央前橋へ向け出発します。
ちなみに、上電を3両編成の列車が走るのは昭和40年代以来、約40年ぶり。
そのためホームの長さが足りず、大胡以外の駅ではデハ101がはみ出してしまいました。


↑世代差を超えて、がっちりと手を繋いだデハ101と700系。


↑3本の列車が中央前橋に集結。圧巻なターミナル駅の風景です。

デハ101と700系の双方に運転士が乗り込み、警笛と無線で合図を送りながらお互いが運転するという神業も披露され、
普段見ることのない光景に見入っていると、あっという間に中央前橋に到着してしまいました。
3番線に入線しましたが、その後に一旦乗客を降ろし普段は使わない1番線へ移動。
40分ほどの折り返し時間、乗客は写真を撮ったりおしゃべりしたり、まったりとした時間を過ごしました。

臨時列車はさらに乗客を増やすと、11:00に中央前橋を出発し来た線路を大胡へと引き返していきます。
この時はURBANさんと一緒に700系に乗車し、デハ101の併結風景をのんびりと鑑賞しました。
大胡に到着するとデハ101は展示会場へ移動し、ひどくなる雨にも負けず車両撮影会がスタート。
この日は左からデハ101、700系(フェニックスレッド)、デハ104という配置です。


↑大胡の展示会場に集った上電の歴代の主役たち。

デハ104は既に廃車となっていて走ることはできませんが、この日のために昔の黄色い塗装に戻されました。
「懐かしいね、昔はこの色だったんだよ」という声が会場の至る所から聞こえてきます。


↑黄色にリバイバル塗装されたデハ104。上電の黄金時代の象徴でした。

デハ101、104のヘッドマークと700系の方向幕は何種類も用意され、交換される度にシャッター音が響き渡ります。
同時に車両区の工場や車庫も公開され、全般検査中の700系もお披露目。
この編成は、検査終了後は正面の塗装がオレンジに近い黄色になるそうです。
現在、上電は700系レインボー化計画(勝手に命名)を進行中で、完成すると全部で8色になります。
工場内のグッズ即売会では全駅入場券や車両竣工図(設計図)、記念キーホルダーなどの他、
ギャラリートレインや風鈴電車のヘッドマークもオークションで販売されました(売れたかどうかは不明)。


↑大胡車両区の内部。機械や施設は県の近代化遺産にも指定されています。

一通り楽しんだ後はURBANさんと定期列車に乗り、富士山下駅前のレストラン「ていしゃば」で昼食に。
店の奥さんには、今日自分が来ることは完全に筒抜けだったみたいです。
桐生タイムスに上電のイベントが掲載されていたので、今日のことは知っていらしたんでしょう。

定期列車で粕川まで戻り、今度は単行のデハ101を待つことに。
27、28日の二日間は粕川と新里にも駅員さんがいて、一日乗車券や記念入場券を販売していました。


↑粕川に到着するデハ101。単行運転にはまた違う魅力があります。

釣り掛け駆動のサウンドを録音する人、静かに車窓の風景を楽しむ人、仲間と会話を弾ませる人、
ビデオカメラの撮影に夢中な人、はしゃぐ子供と見守る両親、懐かしさに浸る初老のご夫婦。
乗客全員が自分なりの楽しみを見つけ、尚且つ車内はまったりとした雰囲気。
大手私鉄やJRが開く大規模なイベントとは違う、地方私鉄の魅力がこの空間に凝縮されているような気がしました。


上毛電気鉄道 創立80周年記念イベント 2006年5月28日版」に続く

※多くの方にわかりやすいよう文章を書いたつもりですが、鉄道関係のイベントである以上
わかりにくい部分も多々あるかと思います。ご了承ください。

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