カリャワヤ コンサート・レポ

7月12日 なかのZERO大ホール
主催:日本ラテンアメルカ文化交流協会、タリェール・セラーノ
後援:ボリヴィア共和国大使館
協力:グルーポ・カンタティ、アンデス文明研究会
協賛:ラテンアメリカ情報誌「オーラ!アミーゴス」

開演:午後7時
 中野駅についたのが10分前だったので、駅から走って会場に行った。指定の席に行ったらすでに人が座っていた。ミュージック・アミーゴスとチケット・ぴあの間で座席の分配の手違いがあり、一列まるごとダブって発券してしまったとのこと。俺は5月のうちにチケットを申し込んでS席を取ったの言うのに、変えてもらった座席はそこより2列後ろの席になってしまった。
 会場は集客数は7割といったところ、かなり空席が目立っていた。

第一部
1、土着の伝統音楽(Autoctonos de la Musica Rural)
 (1)スーリス(スリ・シクーリ)Suris(Suri Sikuri)
 (2)トヨス Toyos
 (3)ケナケナ Kenakena
 (4)ピンキジャーダ Pinkillada
 昨年と同じオープニングで懐かしかった。スーリス〜トヨスと後半のケナケナ〜ピンキジャーダでかぶりものを変えていた。前半が大きなダチョウの羽でできたもので、後半は門松のような植木鉢のようなものだった。どちらも、以前アンデス文明研究会の講演会で実物をかぶらせてもらったが、なかなかバランスをとるのが難しかった。そんなことを思いながら聞いていた。

2、Homenaje a Alfredo Dominguez(Solo de Guitarra)  2曲目はJuan Carlos Corderoのギター・ソロ。プログラムにはコルティ・ポンチョ(Korti Poncho)となっていたのが変更になった。

3、チャランゴの伝説(Leyenda del Charango)
 カリャワヤのメンバーの中で私のイチオシのサウル・カジェーハスのソロ。

4、ポンチョ・ポンチート(Poncho Ponchito/Trilogia Estudio para 3 Charangos)
 Mauro N~unesの作曲。3台の大きさの違うチャランゴをつかった協奏曲。バホをフアン・カルロスが、アルトをエドガルが演奏。息の合ったとても楽しい演奏だった。

5、枯れ葉 (Hojaraska)
 ついに来ました。カリャワヤの真骨頂。エドガルの美声とそれを強力なバックが支える。視線はエドガルに釘付け。カラティーニャに右足を乗せて歌う姿は本当に格好良い。「オハラスーーカーーー」というところで、のけ反るように歌うのがとてもいいんですよね。

6、何ときれいな君(Eres Tan Linda)
 ゆっくりのクエッカ。スークレ調なのでしょうか? ムシカ・デ・マエストロスの時もゆっくりのクエッカを演奏してたけど、ボリビアではこういうのが流行っているのかな?

7、はかなげな星 (Estrellita Fugas/Sicuriada tradicional)
 この曲は聞き覚えがある。たしかHORIZONTESが演奏していると思う。歌入りのラパスのシクリアーダ。カリャワヤでは始めて聞く。

8、魂の故郷チュマ (Chuma del Alma)
 CDにも収録されているFernando Jimenezの曲。今回はヒメネスの代わりにゼイナルド・ベガが吹いているが、全く違和感なく聞けた。よく考えると、5人のうち3人がJach'a Mallku、他2人がRumillajtaというメンバー構成。改めて凄いと思う。アドリアンは相変わらず消防車をもって舞台を横断していた。

圧倒されて聴いているうちにあっという間に1部が終わってしまった。舞台から遠くの席で、眼をこらして見ていたので眼が疲れてしまった。受け付けに行くと、前の方であいている席があるというから取り替えてもらった。前から6列目で、ゼイナルドの目の前の席だった。できれば反対側の席が良かったのだが、これでもラッキーだった。

第二部
1、カリャワヤのお祭り(Fiesta Kallawaya)
 CDにも収録されているアドリアンの曲。途中のチャランゴのパートなどがパワーアップしていた。サウル・カジェハスは一体何歳なのだろうか。メンバーでは1番若いかもしれない。去年よりもさらに腕をあげていた。1曲で良いからあんな演奏をしてみたいと思う。

2、グアテマラの少女(Nin~a de Guatemala)
 これもCDに収録されているレパートリー。CDと全く同じ演奏がライブで見られるなんてこれまた感動だった。

3、アルフォンシーナと海 (Alfonsina y el Mar/Solo de Zampon~a)
 ゼイナルドのサンポーニャ・ソロ。それにしては弦の2人の演奏がとても目立っていた。

4、パルメラス (Palmeras/Solo de Quena)
 アドリアンのケーナ・ソロ。前回と同じく、今回もアドリアンはあまり目立つ演奏ではなかったが、全体を通してゼイナルドやエドガルとのケーナのハモりでとても良い味をだしていた。

5、マルバの泉 (Aguita de Malva)
 エクアドルのアルバーソの曲。個人的にアルバーソのリズムは好きで、今度自分で演奏することもあり、ギターのストロークなど参考になった。エドガルの歌もとても良いが、今回の公演では他の4人も含めたコーラスがとても良かった。

6、コウノトリ (Ciguen~as)
 前曲と同様、これも新しいレパートリー。カルーヨの曲。

7、心よ羽ばたけ (Vuela Corazon)
 カリャワヤのヒット曲と紹介されていた。私も好きな曲で、すぐに手拍子で参加した。途中でカポラルになるのだが、思わず後ろを見てしまった。

8、コンドルは飛んで行く (El condor Pasa)
 最初はなんで今さら?と思ったが、とてもカリャワヤらしさが出ていた演奏だった。始めて聴く歌詞だったがオリジナルだろうか?

 花束が贈られ、オトラはカポラルの曲。また思わず後ろを見てしまった。

 終わって入り口にメンバーが出てきていたが、エドガルやゼイナルドが女性に囲まれて、すごい人気だった。
 自分も彼等の参加したアルバムを持って行ってサインしてもらうつもりだったが、出かけるときに時間がなくて持って行かなかった。きっかけがなくて話すこともできなかった。あと個人的にはESPERO Y DESEPEROが聴けなかったのが残念。もう一度生で聴いてみたかった。またチャンスがあることを祈るばかりである。
 とにかく、このグループはそれぞれがトップ・プレーヤーで、その技術たるや凄すぎてCDを聴いているだけではわからない。実際に見るとその凄さが改めてわかる。このコンサートはフォルクローレの音楽性のすばらしさや可能性を教えてくれました。


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