
ここでは、自分が作ったものの中で、ハードウェアの製作を伴うものを置いてあります。
![[製作例]](./image/oyayusby.png)
●これはなに? 富士通製のPS/2親指シフトキーボードを、USB HIDキーボードとして まともに使えるようにするための変換器ファームウェアです。 実際に使用するためには、別途ハードウェアを製作する必要があります。 製作方法については、同封のREADME.TXTを参照して下さい。 一般的な「ブートプロトコル対応 PS/2→USB HID変換アダプタ」との違いは、 ・起動時に、キーボード側での親指シフト変換動作を止める制御を行う ・あわせて、全てのキーに固有のキーコードを出力させるようにする ・親指シフトキーボード固有のキーコードを、一般的に認識されるものの 未使用になっているUsage IDに変換する ・テンキー上部に拡張キーが存在しないキーボードでは、「カナロック」LEDの 点灯制御を行うことで、キーボード側での同時打鍵判定機能の有効/無効を制御 というところです。 富士通のPS/2親指シフトキーボードでは、接続するだけで親指シフト入力ができるように キーボード側で親指シフト→JISかな入力への変換を行えるようになっています。 しかし、 ・マルチタスク環境下ではキーボードの関知しないタイミングで入力モードが変化する。 ・入力モード遷移がOAK準拠の操作で行われるため、OAK慣れしていないと 不思議なタイミングで入力モードが遷移することになる。 ・JISかなに無い文字を入力しようとするとき(フルキーの数字部分など)、 一瞬だけ英字入力に切り換えるようなコードを出力してくるが、これもOAK時代の 操作方法を元にしているため上手く働かない・中途半端に対応すると問題を引き起こす。 ・テンキー上部に拡張キーがあるキーボードでは、ここのキーが使えない。 ・同時打鍵検出のタイミングがFM-OASYS等と異なる(好み/慣れの問題)。 といった問題があるため、通常この方法は使用されません。 このため、所謂専用ドライバでは、システム側の入力モード遷移を検出してキーボードへ通知したり、 或いはキーボード側での親指シフト変換機能を止めて(全てのキーコードをキーボードに 出力させるように設定して)ソフト的に親指シフト動作を実現したりということを行っています。 しかし、これらのキーボードを市販のPS/2→USB HID変換アダプタ経由で使用した場合、 キーボードとの通信手順が全く別物となってしまいますので、既存のドライバを利用することができません。 また、親指シフトキーボードの制御方法は特殊であるため、市販の変換アダプタから 行うことは絶望的です(そもそもキーコードの変換すらできないはずですし)。 そこで、USBデバイス機能を持つ1チップマイコンを使って、親指シフトキーボード専用の 変換アダプタを起こすことを思いつきました。また、上手い具合に死蔵していた トラ技2008年8月号の付録基板が発掘されたので、これを使って製作してみることにしました。 ●他に必要なもの ・トランジスタ技術 2008年 8月号付録 78K0基板(マルツで単体販売有り) ・ミニDIN6ピン中継ジャック ・配線材料(芯線がAWG-24程度の太さのビニル被服付の縒り線) ・工具類(半田ごて・ニッパ・ラジオペンチ・刃物)・半田など ・Windowsマシンと適当なターミナルソフト ※詳しくは、同封のREADME.TXTを参照して下さい。