
なぜだかよくわからんのですが、自分の手元に5インチFDDがいっぱいあります。 しかも、我が家で最速の98であるFAは5インチモデル(外付けも5インチ)なので、 他のマシンで5インチFDDが使えると結構便利です。特にAT互換機では、我がPC-9801FAにデータを送り 込んだりするので特に重要です。 そこで、我が家の色々な5インチFDDをAT互換機に付けてみる実験をしてみました。
試したドライブの情報をまとめてみました。
名称 | メーカ | もともとの場所 | 備考 |
|---|---|---|---|
FD-1158C | 日本電気 | 日本電気 PC-9801FX | 通常のドライブの半分の厚さ。ヘッドロード機構が無い。 極端に設定項目が無い。壊れやすそう?(長持ちしなさそう?) |
FD-1155D | 日本電気 | 外付けFDユニット 日本電気 PC-FD512 | 多くの98に搭載されている。ヘッドカバー脱落経験済み。 個人的には一番好きな音がする。 AT機につけると、ヘッドロード/アンロードが減るので結構静か。 |
YD-380B | Y-E DATA | 外付けFDユニット 富士通 FMFD-521 | FMRにも多く搭載されている。 かなり軽い動作音。動作中にバネっぽい音がするのが気になる。 |
JU-595H | 松下通信工業 | 富士通 FMR-50FD | FMRに搭載されていると思われる。 スピンドルモータ始動時に重くうなる。ヘッドロード音も大きめ。 設定可能な項目が非常に多い。 |
FD-55GFR | ティアック | 新品 | 唯一今でも新品が売られているドライブ(だと思う)。 ヘッドロード機構が無い。しかも、現在売られている物は、 かつて売られていたものに搭載されているヘッドロード機構を移植できない。 アクセスランプが緑。エジェクト機構も無いが、こちらは移植可能。 |
ちなみに、これらのドライブは2番目のドライブとして(つまり、Bドライブ)に付け、 BIOSで「5.25inch 1.2MB」のドライブとして設定してWin2000でテストしました。 装着したAT互換機は壱号機の方です。
試したドライブの結果を載せます。
ダメでした。他の機械では応用が利かないようになっているのか、 ジャンパやスイッチなどが殆ど見当たらず、上手くいきませんでした。 DRIVR SELECT信号とMOTOR ON信号のANDをFDDの4ピンに入力して、34ピンの出力にNOT回路をかませば、 とりあえず使えるのではないかと思いますが、ディスクの交換検出は出来ないでしょう。 ちなみにVCのジャンパを変えると、ヘッドが暴走して他の媒体を読めなくなってしまいます。 そうなると多分、数十μメートル単位の微調整を行わないと直らないと思います。
上手くいきました。完璧です。他に成功された方々も多いようです。 FD1157DやFD1157CやFD1155Cなどでも成功例があるようです。 上手くいったジャンパの設定を載せますので、挑戦しようという方はどうぞ。(他所から転載…ぉ)
| ジャンパ | 設定 |
|---|---|
| DEN | 1 |
| HDE | 1 |
| RD | 2 |
| USE | 2 |
| MON | 1 |
| DX | 1 |
| VC | ON |
| DCG | 2 |
詳しい情報が欲しい場合は他所を見てみる事をお勧めします。FD1155Dで検索するとたくさん出てきます。 (うちでは98に繋いで現役の為、あんまり細かく試していませんので…)
基板のバージョンによって、基板自体の形、ジャンパの名称や設定が大きく違うようです。 他に成功された方もおられるようですが、自分の環境では駄目でした。 挙動から原因は多分34ピンだと思うので、ディスクチェンジ信号を無視してディスクアクセスする場合は 何ら問題ないと思われます(但しWindows NT系の標準ドライバではアクセス不能)。 34ピンの出力にNOT回路をかませば、ディスクチェンジを見る物でも一応アクセスできるようになる と思います(但し、回転止める度にディスク交換と認識するので注意)。 検索すると、成功された方の情報が見れると思いますので、そちらを参照して下さい。
ジャンパの設定次第ではかなり遊べるドライブです。が、うちのドライブではディスクの挿入検出機構が 省略されているようで、ディスクチェンジ信号を使うことができません(FMRだとReady信号しか使わないので不要)。 やっとジャンパのおおよその意味がわかってきました。AT互換機で使うときの設定を載せます。
| ジャンパ | 設定 ON=Short OFF=Open | ショート時の意味 |
|---|---|---|
| DS MX | DS | DS:ドライブセレクトに従う。 MX:全てのドライブセレクトを自身の選択と見なす。 |
| DS | 2 | ドライブセレクトの番号。AT互換機では無条件に2。 |
| AT AX | AT側 | 2HD/2DD切り替えタイミングの設定。AT側だと常時設定変更を受け付ける。 AXだとドライブセレクトの立ち下がり時に設定変更を受け付ける。 |
| BX CX | BX側 | 回転数切り替え設定。BXだと2DD/2HD変更時に回転数を切り替える。 CX側では、何がなんでも(1Mがショートされていても)常に360rpmの模様。 |
| IRD | OFF | ??? FMR-50FDではショートさせているが、 外人さんの情報ではオープン設定ばかりである。 |
| DO | OFF | 34ピンの挙動設定。DOOR OPEN(DISK OUT?)と読めるので、 ディスク未挿入時にLoレベルと思われる。 |
| DC | OFF | 34ピンの挙動設定。34ピンにDISK CHANGE信号を出力。 挿入検出が省略されている個体では34ピンを常にLoレベル。 |
| LR | ON | 34ピンの挙動設定。名前からしてREADY信号の変形版(ラッチ付き?)だろうか…。 34ピンを常にHiレベル? DISK CHANGE信号が出力されない場合はこちらで代用。 |
| RD | OFF | 34ピンの挙動設定。34ピンにREADY信号を出力。 |
| HM | OFF | モータオン条件 + MOTOR ON信号 でヘッドロード。 |
| HS | ON | モータオン条件 + DRIVE SELECT信号 でヘッドロード。 |
| HL | OFF | モータオン条件 + HEAD LOAD信号(4ピン) でヘッドロード。 |
| MS | OFF | DRIVE SELECT信号 でモータオン。 |
| MM | ON | MOTOR ON信号 でモータオン。 |
| HA | OFF | モータオン条件 + ドライブセレクト + ヘッドロード条件 でランプ点灯。 |
| OA | OFF | モータオン条件 + 自分以外へのドライブセレクト でランプ点灯。 |
| DA | ON | モータオン条件 + ドライブセレクト でランプ点灯。 |
| UA | OFF | IN USE信号(4ピン)の状態(下記)に応じて ランプ点灯。 |
| DD | OFF | 34ピンリセット条件。ドライブセレクトの変化で遷移。 |
| IX | ON | 34ピンリセット条件。INDEX信号の変化で遷移。READY信号使用時設定推奨。 |
| SP | OFF | 34ピンリセット条件。STEP信号の変化で遷移。DISK CHANGE信号使用時設定推奨。 |
ショート時の意味は、詳しい説明を見つけられなかったので、自分で実験した結果と元々の設定、 DELLのサポートページで見つかったJU-475-3の設定から推測して記載してあります。 ちなみに、パターンだけになっている「1M」のところをショートすると、1MB(2DD)専用になるみたいです。 ・IN USE信号の使い方 FMRシリーズの解析本を読んでいたら使い方を見つけてしまったので、ここに掲載しておきます。 IN USE信号は、Drive Select信号の立ち下がりエッジで読み込まれます(FDDのインタフェースはアクティブローなので)。 このときIN USE信号がLoだとランプが点灯し、Hiだと消灯します。この設定はドライブセレクトを解除しても維持されます。 つまり、アクセスランプを、実際のドライブ使用状況と無関係に点灯させることができます。 これを利用して、FMRのFM-OASYSでは、編集中に文書側とシステム側の両方のドライブのアクセスランプを 付けっぱなしにして、「今抜かないで欲しい」という意思表示を行っています。
新品を購入した場合は何ひとつ設定変えることなく使う事ができます(当たり前か)。 メーカ直販をはじめ、各種販売店で買うことも出来ます。(2007/02/18当時)。 今はもう新品で買えないかもしれません(2010/01/27現在)。 PC-8801系などから抜き出したドライブは当然ながら設定変更が必要と思われます。 もしジャンパを変える必要があるなら、メーカのデータシートを参照して下さい。 現在はメーカページから削除されてしまっていますが、キャッシュが残っているのでこちらからどうぞ。
上記のドライブの内、FD-1158C/D以外のドライブはピンコネクタではなく、 カードエッジ型のコネクタを使って接続します。しかし、今ではこのコネクタを搭載した 新品はなくなってしまったようです。どうしても5インチフロッピィを使いたいということであれば、 ジャンク屋のケーブルコーナー等を漁るか、カードエッジ型コネクタを自分で圧着するか、 ドライブにピンコネクタの接続口を付けるしか無いでしょう。
実は、これで終わりではありません。見事上手くいったドライブでも、そのままでは 2HC(512バイト,80トラック,15セクタ/トラック)のFDは読めても、98やTOWNSで主流の2HD (1024バイト,77トラック, 8セクタ/トラック)は全く読めないという状況になります。 OSASKの起動ディスクは2HDフォーマットなので、これが読めなければ非常に不便です。
自分の持っている3.5インチFDDはミツミのもの(TOMCATと同等品)なので、 当然フロッピィドライバもTOMCATのものを使っているわけですが、このドライバを使うことで、 無事に5インチも2HDの読み書きができるようになりました。フォーマットもOKです。 ただし、Win2000用ドライバではダメです。WinNT用ドライバを無理矢理使います。 とりあえず、WINNT\SYSTEM32\DRIVERSにあるFDC.SYSをTOMCATのNT用ドライバ(FLOPPY.SYS)と置き換えて Windows標準ドライバをインストールすればいいのですが、勝手にもとのファイルに戻されてしまうかもしれません。 その時はDOS等のほかのシステムからコピーしてください。 ちなみに、NT用ドライバを入れた状態では休止状態やスタンバイなどが一切使えなくなります。
上の方法では、もし3.5インチドライブの3モードを扱う場合、3.5インチドライブが TOMCATの制御方法に対応している必要があります。しかし、TOMCATのドライブは高価な為、 2ピンの制御による回転数切替ドライブを利用されている方も多いと思います。又、上の方法では 2DDのフロッピィを扱うことは出来ません。 そこで、DDKと回転数切替方法(うちのMBに載っているW83977EF)が入手出来たので、 Win2k用のドライバをベースに作ってみました。 しかし、どうも3.5インチフロッピィ側の挙動が不審で完成までいけずにいます。 ドライブもガタがきているので、ソフト側の原因かハード側の原因かもよく分からず悩ましい所です。 結局、回転数切替処理のバグが原因でした。その後色々弄ってみた結果、 ・回転数変更方法はW83977EFとTOMCAT方式に対応。 ・5インチ2DD/2HD、3.5インチ 3モード対応。 ・ステッピングレードを自由に設定可能。 ・Ready信号しか出力できないドライブも使用可能。 ・PC-9801のように、極力ヘッドロードさせない設定が可能(但し、シーク時はヘッドロード) …といったような、ドライバになりました。 正直、説明書を書けば公開できるのですが、面倒なのでやっていません(ぉ それでも、「ソース中のコメント程度の説明でも使ってみせる!」という人柱な方で、 もしどうしても欲しいという方がいらっしゃったら、私宛にメールを下さい。 「ファイル置き場(OSASK以外)」にて公開中です。
TOMCATのWin9x用ドライバを使えば読み書きできます。付属のフォーマッタでフォーマットもOKです。 ちなみに、Win9xではディスクの挿入検出を完全に無視しているようです。 これが幸いして、Ready信号しか出せないドライブでもまともに扱うことができます。
これを組み込む事によって読み書きが可能になります。ドライブレターが増えますが。 フォーマットなどに、自分はこれを使っています。 ちなみに、ディスクイメージ吸出しに、DITTを使ったりする場合は、フロッピィドライバを組み込まなくてもOKです。
結構ゴチャゴチャになってしまいましたが、わからない所や質問などはメールか掲示板にお願いします。 わかる範囲でお答えさせていただきます。 また、この情報を利用して行動に移そうという人は、自己責任でお願いします。 どんな損害が発生しても、責任はとれません。