TIPS&TRICKS
 

”Blender Texture CD”を活用する

   
 

「Blender Texture CD」は三次元CGソフト〜「Blender」のためのテクスチャ、テンプレート類などを収録したCD-ROMです。以前は販売されていましたが、このほどパブリックドメインとなり、フリーで利用出来るようになりました。
「Blender」ユーザーにとって非常に有用で便利なリソースですが、実はGSUユーザーにとっても役立つリソースになります。
ここでは、これの入手方法と活用のヒントを紹介したいと思います。

1) 「Blender Texture CD」の入手と基本的な操作方法

まず以下のサイトにアクセスします。

 >> http://www.tellim.com/texture_cd/

すると下のような画面が表示されますので、左下部にある「ZIP」(黄色矢印)をクリックして保存先を指定すればダウンロードが開始されます。解凍ツールがあるのなら、隣のtar.gzでも内容は全く同じものですので、どちらでもかまいません。
ファイルサイズは約220MBでやや大きめです。

なお、Blenderの日本語による情報サイトである”blender.jp”フォーラムにおいてもダウンロードリンクが貼られています。こちらからでもダウンロード可能ですが、こちらは期間限定と明記されていますのでご注意下さい。

ダウンロードしたファイルはZIP形式で圧縮されていますので適当なツールで解凍して下さい。
解凍すると300MB近くになります。

ファイルはCD-ROMに焼いても、そのままハードディスク上に置いていてもどちらでも良いと思います。
「Index.htm」を実行するとメニュー画面が開きます。
( CD-ROMに焼いている場合はディスクをドライブに挿入すると自動的にフォルダが開きます)

メニュー画面は上のダウンロード画面と全く同じものです。
左側のメニューボタンで操作しますが、GSUユーザーに用があるのは一番上の「Textures」です。

「Textures」をクリックすると下のようなサブメニュー(ジャンル選択)画面が表示されますので、
見たいジャンルを選択します。

すると、さらに細かいジャンルを選択するメニュー画面に変わりますので選択を続けます。
これは中央右の大きなメニューボタンで操作してもかまいませんし、左の折畳み式メニューボタンで行なってかまいません。
この折畳み式メニューボタンは大分類を意味するフォルダ型のアイコンをクリックすると、それに含まれる小分類(斜め右下矢印のアイコン)が拡がって表示されるものです。こちらの方がクイックに反応しますので便利かも知れません。

見たいジャンルが確定すると下のように個々のテクスチャ画像のサムネイルが表示されます。
画像の上に マウスカーソルを乗せると拡大画像が表示され、画像をクリックすると原寸サイズのテクスチャ画像が表示されます。

これらのテクスチャをGSUで利用する場合は、画像の上で、右クリック>[名前を付けて画像を保存]で保存したものを使うか、この「Blender Texture CD」のCD-ROM内のフォルダ(あるいはハードディスク上のフォルダ)にある\textureフォルダ下の各サブフォルダ(メニューでの表記名とほぼ同じ名称)にある個々の画像を直にインポートしてもかまいません。

2) GSUでの応用

それぞれのテクスチャが本来用途に使えることはもちろんですが、特に「Pattern」にある「dot」、
「line」、「structure」あたりのモノクロパターンは様々な用途が思い浮かびます。
下は「dot」に収録されているテクスチャの例ですが、一般的なテクスチャライブラリや標準搭載のテクスチャではあまり見かけない風合いのものが多数含まれています。

まず最初に思い付くのは、コミックの背景画や細密画(ミニアチュール)風の建築パース、スケッチなどに用いることです。
これらのテクスチャを眺めていると何となくスクリーントーンを思い出すからです。

GSUには「Sketchy Material」というジャンルで手書き風テクスチャがいくつか標準搭載されていますが、圧倒的に種類が不足しています。この種の手書き風素材は自作することがかなり面倒ですので重宝すると思います。

下はGSUに標準搭載のコンポーネントにある建物に「dot」のパターンを何種類か適用したものですが、どこかしら、某コミック制作ソフトの別売データを彷彿とさせます。
こちらは、正真正銘の3Dデータなので、一旦作成したモデルは色々な視点でいくらでも使い回せます。

画面解像度以上の画像の取り出しは「”SketchUp Viewer”で画像出力の限界を超える」の項を、背景画像を合成するためのマスク生成などは「手書きパース風の仕上げテクニック
(Dennis Method)を試す」
の項を参照されると良いでしょう。

また、テクスチャの白い部分はGSU上で好きな色に着色することが出来ますので、着彩画っぽい表現も可能です。
着色は、テクスチャを適用後、マテリアルブラウザの[In Model]に表示されている当該テクスチャをWクリックして編集画面を開き、カラーホイールなどから適当な色を選択すれば即座に変更が反映されます。

ただし、この方法では、ひとつのテクスチャに対してひとつの変更しか行えませんので、同じパターンで色々な色の素材を作りたい場合は新規作成する必要があります。
まず、元にするテクスチャをWクリックして編集状態にした上で、右下の[Make New]ボタンを押します。

カラーホイールなど、色々な方法で適当な色を選択したら、[Add]ボタンを押します。するとマテリアルブラウザに新しいテクスチャが追加されます。
なお、[Colorize]のチェックは本来このような場合に使用するもののようですが、実際は入れても入れなくても変化はないようです。
また、選択した色を元の状態に戻したい時は[Reset Color]を押します。ただ、変更済みのテクスチャを元にしている場合は元の元に戻りますのでご注意下さい。

それと、これはGSUそのものでの活用方法ではありませんが、「手書きパース風の仕上げテクニック(Dennis Method)を試す」の項で紹介した技法でのブラシパターンや合成用のテクスチャとして利用することも可能です。
下記はいずれも、このテクスチャ画像で塗りつぶしたレイヤを1枚追加したものですが、ウッドカット風やエッチング風の雰囲気が出せます。

 

 

 

 
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